13'06'29 | 教えてっ!真夢子おね〜さん (著)田中圭一 <amazon> 著者が4年にわたりサイゾーに連載した、様々な情報に対する試みを語る作品。表紙にあるように「トレンドから下ネタまで」だが、特に下ネタに対する項目に紙面を割き、いかにも著者らしい作品と言える。 著者は昔から読んでいたけど、手塚タッチになった理由とか、漫画に対する真摯な姿勢には頭が下がる。これから又読み始めてみようかね? |
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13'06'27 | 透明怪人 少年探偵7
今回も蓋を開けてみると、いつも通りの二十面相と明智探偵の知恵比べが展開する。二十面相の挑戦に明智が応じて鮮やかに事件を解決していくことになる。二十面相自身が明智に変装することも多く、徐々に誰が誰だか分からなくなっていく。 |
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13'06'23 | ヒーローズ・カムバック <amazon> 3.11の東日本大震災応援の復興支援プロジェクトとしてマンガ家達が結集し、昔懐かしい著作を復活させ、短編を収録する作品。細野不二彦「ギャラリーフェイク」、ゆうきまさみ「究極超人あ〜る」、吉田戦車「伝染るんです。」、島本和彦「サイボーグ009」、藤田和日郎「うしおととら」、高橋留美子「犬夜叉」、荒川弘「銀の匙」、椎名高志「GS美神」に特別掲載のかわぐちかいじ「俺しかいない」を収録する。 異様に豪華な執筆陣で、これは買わないと嘘だろうってことで購入。いやあ、本当に懐かしい顔ぶればかりで眼福ってところ。 でも、強いて言うならほとんどの懐かしい作品はするっと読めてしまう物ばかり。これで本当に「面白かった」と言えるのは「究極超人あ〜る」位か。でも実は一番面白かったのは、今連載している荒川弘の「銀の匙」だったりするあたりがなんとも…やっぱり現役が一番強いのかねえ。 |
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13'06'20 | 陰陽師 夜光杯ノ巻
この作品は何を読んでもパターンは同じで、これと言って書くべき事がある訳ではないが、この雰囲気は好きなので、つい読み続けてしまう。 |
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13'06'18 | 荒川アンダー ザ ブリッジ 6 (著)中村光 <amazon> みんなで洗濯や王様ゲーム、肝試しなど、相変わらずぬる〜く、そして楽しく荒川での生活が続いている。その中でリクとニノの関係も少しずつ変化してきた… 物語としては相変わらずではあるが、その中でニノが見せる哀しげな表情や、リクに対する思慕の情を露わにするシーンや、金星が妙に近づいているとか、なんだかだんだんニノが分かりにくくなってきてる感じもあり。これまでの巻と較べると、しっとりした雰囲気がある。 |
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13'06'15 | コミックマーケット創世記 (著)霜月たかなか <amazon> 今や一回の入場者数が50万人という巨大イベントとなったコミックマーケット。そんなイベントにも初めというものがあった。最初のイベントはどのようにして開催されたのか。試行錯誤の連続で始まったコミケットの創設者の一人で、当時のまんがのとりまく状況をよく知る著者が語る、黎明期のコミケ事情。 手塚プロが作った漫画雑誌COM。私も何度か目にしたことはあるが、これがマンガ界に与えた影響は実はかなり大きいことがここから分かる。ネットが出来る以前のコミュニケーションツールの模索の一つだったんだな。やっぱり手塚治虫が漫画の神様と言われるだけはあると感じる作品だった。 |
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13'06'13 | はじめの一歩103
前回から続き一気に盛り上がりを見せたヴォルグのチャンピオン挑戦劇。久々に盛り上がった感じ。ただ、最後に鷹村が「一歩が弱くなった」と言ってることがちょっと気になるところ。 |
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13'06'11 | 天地無用!GXP9
テレビアニメの16話、17話の話だが、アニメで出てきた部分を表とするならば、本作は主にその裏を描いた話となっている。天地が出てきたと言うことは、そのまま第三期の続きでもあり、天地の体に一体何が起きていたのかも語られていく。 それらは一応“裏の表”の話で、実は更に“裏の裏”の話もあったりするが、この設定ばらしが凄い。とりあえずアニメ版には一切登場しない人物が、実は…という事が本当にさらりと書かれていて、一瞬唖然として、その後見事にこれも伏線が張られていたことを知らされる結果となった(具体的には、瀬戸が何故ノイケを養女にしたのかが推測出来るようになってる)。設定マニアには至福の時間を与えてくれるこの作品は貴重だ。 |
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13'06'08 | 月光条例22
前巻から一気に話が面白くなったが、これまで様々に張ってきた伏線が一つ一つ合致していくという、一種の快感を感じ取ることが出来る。伏線回収の名手である著者だけのことはある。本当に面白くなった。 |
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13'06'06 | レッドパージ・ハリウッド (著)上島春彦 <amazon> 50年代のハリウッドを駆け抜けた悪名高い“赤狩り”レッドパージ。これによって職を失った者も多いが、その中心となったのはハリウッド・テンと呼ばれた、特に脚本家の人達だった。彼らにスポットを当て、レッドパージの期間中に彼らが何をしていたのかを探り出す作品。 レッドパージという名は映画好きなら聞いたことがある言葉だが、その実体はなかなか掴みにくいのが現状。なぜならそれは主に脚本家であり、自分の本名を名乗らずに書いているものが多々あるから。それらを突っ込んで調べてみたというなかなかの力作。色々と名前が分かったのは収穫だった。 |
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13'06'02 | 修羅の門 第弐門7 (著)川原正敏 <amazon> 呂家のルゥ・ズミィンに呼び出された陸奥。そんな陸奥の後を追う山田も又、呂家へと入り込んでいった。 一応ここで呂家というのが明かされるとは言え、やっぱり展開はのんびりした感じで、熱くなる部分がほとんど無いのが問題か。一応ほんの僅かだが、不破の一門である山田が実力らしきものを出してるシーンがある。こいつがどう絡むのか位かな? |
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13'05'31 | グイン・サーガ・ワールド4 <amazon> 「星降る草原」グル族が突然の襲撃を受けた。その報はアルゴスへと告げられ、スカールは王の命令で兄と共にグル族の集落へと向かった。 「リアード武侠傳奇・伝」キタイの商人に騙され、“滅びの赤”の場所に案内させられた“私”たちカタリの一座。囚われの身となり、更に“滅びの赤”発掘の強制労働に駆り出されることになった“私”は、それをノスフェラスの外に出さぬよう、どうすべきかを考えるが… 「宿命の宝冠」レンティアに帰還したアウロラを見舞う様々な災禍。これらは全て妹のティエラに端を発していることを突き止めるアウロラだが… とりあえず全ての物語に一通りの結末が与えられた。色々不満を言えばキリはないが、まあ外伝としてはそれなりの出来だったかな? |
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13'05'29 | ファイブスター物語リブート5
実はこの部分、連載と単行本では大きく異なる。オリジナル版では兵士達の描写がとにかく多かったが、単行本ではばっさり切ってしまっていて、実は連載版の方が面白かったりする。後スカが妙に良い司令官になってるのも連載版ならでは。連載版であるこのリブートは久々にそれが読めたな。 |
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13'05'25 | 地底の魔術王 少年探偵6
今回は謎解きのトリックを存分に楽しませようという思いからか、読者に挑戦するような気術がいつに増して多い。対象が子どもなので、これこそがこのシリーズの醍醐味と言えようか。 |
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13'05'21 | ドリフターズ3
次々に歴史上の偉人が出てくるのが楽しい中二病的作品だが、物語の根幹は実は意外に深い。特に織田信長が何故銃の製造にこだわったのかなど、ちゃんと現代の人間としての思考あって分かることがしっかり描かれていたりもする。押井守が「ゾンビ日記」で書いていたことにも通じるが、何故銃が大切なのか。それは「殺す事と殺意と罪悪感の簡便化」。まさにその通り。無茶苦茶面白かった。 細かいコメディ的要素も冴えてる。 |
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13'05'18 | その時、ハリウッドスターに何が起こったのか? 下
上巻と較べると、話はほとんど単なる惚れた晴れたの下世話なものになってしまった感は否めない。これは恐らく著者が変わったことによる視点の変化なのだろう。社会に対して影響のあったスターも何人もいたはずなんだが、その辺も全部小粒ってことなんだろうか? |
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13'05'15 | 修羅の門 第弐門6 (著)川原正敏 <amazon> 台湾の「巨人兵」ルゥ・フォン・シェンとの戦いで、無謀とも言える突入を繰り返しつつ、見事に勝ちを拾った陸奥。だがそんな陸奥に謎の組織が近づいてきた。 この巻もやっぱり話を引っ張る一方で、戦いについてもあんまり盛り上がったようには思えない。面白くなるんじゃないかという期待感で読み続けてはいるものの、流石に一度読んだらもう繰り返し読もうとは思えないのは問題だと思う。一部の方は何度も繰り返し読んだものだが… |
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13'05'10 | その時、ハリウッドスターに何が起こったのか? 上
改めてこう見てみるとハリウッドには色々あるものだ。特に美男美女が集うハリウッドはそれがない方がおかしい位。ただ、この時代はいわゆる赤狩りとヴェトナム戦争という二つの負の歴史を通ってきただけに、スキャンダルというのは恋愛だけでなく映画そのものの社会に対する挑戦や、活動家として働いたセレブも又スキャンダルとして捉えられているのが特徴。 |
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13'05'08 | ファイブスター物語リブート4
この巻は基本的に本編版とほとんど変わらず。直しを入れたバージョンの方が読み応えはあったかな?と言ったところ。書き下ろしの解説部分も今回は控えめ。 |
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13'05'04 | 県庁おもてなし課
役人体質にどっぷり浸かった男が、物事の本質に気付いていくという話で、設定としてはありがちなのだが、何せ本当に「高知」に限定されていることから、リアリティがとにかく高く、読んでる方が、「ああなるほど」と思わせてくれることも多々。著者の力量で物語も面白いので、つい褒めたくなるような作品ではある。 これから映画が公開されることになるが、果たしてどんなのが出来るやら? |
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13'05'01 | 新仮面ライダーSpirits7
スーパー1編が終了。そしていよいよ物語は佳境へと向かって行く。ライダー達の結集と、強大なデルザー軍団との戦いが開始されていくことになる。アマテラスとツクヨミも登場し、いよいよ最終盤かな? ところでオープニングでストロンガーとデッドライオンの会話シーンが突然挿入されているが、これは恐らく昨年亡くなった荒木しげるの追悼の意を込めてのことだろうな。 |
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13'04'28 | 青銅の魔人 少年探偵5
これまでの4冊が戦前に書かれたものだったが、この巻は戦後になって初めて書かれたもの。明智も小林少年も、勿論二十面相も全く歳を食ってないという設定は、開き直った感があるが、これはこれで本作らしいところと言うべきか。物語は軽快で、意外な真相も楽しめる。 |
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13'04'26 | 月とにほんご (著)井上純一 <amazon> 著者の妻である月が日本に来てから入った日本語学校。そこで始まった新しい人間関係をマンガにすると共に、海外から日本に来て学ぶことによって生じる日本語の素朴な疑問を綴った作品。 「中国嫁日記」の延長かと思って読んでみたら、意外にしっかりした日本語に関する本で、ちょっと想像とは違っていたが、これはこれでしっかり勉強にもなる。というか、日本にいると分からなくなってしまう日本語ってのもあるもんだな。 |
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13'04'23 | 談志映画噺 (著)立川談志 <amazon> こどもの頃から映画小僧だったという著者が、これまで観てきた映画を振り返り、自分にとって楽しかった映画の思い出を綴った作品。 著者にとって映画とは、決して啓蒙のものではなく、とにかく観ていて楽しい、夢の国に連れて行ってくれるアイテムのようなものらしい。その観点で一貫していているので、読んでいてとても清々しい。しかも流石噺家。口語調のテンポが良いので、さくさく読んでいける。話の天才に好き放題書かせたらこんなになってしまった。という感じだろう。映画を深めるためには役立たないけど、それが良い。 |
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13'04'20 | ファイブスター物語リブート3
1巻と2巻はそれなりに修正が入っていることが多く、コミック版との違いを楽しむことは出来たが、この辺ほとんど修正が入ってないため、コミックとの違いを観る事は出来ず。まあ、挿入話の解説はある程度ありがたいけど。特に言うべき事のない一冊。 |
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13'04'18 | Another 下 (著)綾辻行人 <amazon> 夜見山中学を覆う恐怖心。それは三年三組からは何人もの死人が出ると言うものだった。しかも今年も又死者は次々と出始めていた。過去、その呪いから脱したクラスがあったと聞き及び、そこで何が起こったのかを探る“ぼく”恒一だが… 読み終わって分かるのは、この作品、やっぱり小説だから出来るものだということ。小説は顔が見えないからこそネタを使えるのだが、これをアニメにしたり映画にしたりというのは難しかろうな。 でも、それで改めて考えると、これをよくアニメに出来たもんだと逆に感心出来る。 |
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13'04'16 | Another 上 (著)綾辻行人 <amazon> 病気療養を兼ね、亡き母の実家の夜見山に短期引っ越しした“ぼく”恒一は夜見山中学三年三組に転入した。しかしクラスの雰囲気はどことなくよそよそしい。しかも“ぼく”には見えているのに、誰もその存在に気がつかない見崎鳴というクラスメイトの存在があった… アニメの方は既に観た上での読書となった。オチも既に分かっている状態ではあったが、この上巻は充分に楽しめるものとなっている。まあ、ホラーと言うよりも推理小説のようになってるのは著者らしさだけど。 |
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13'04'10 | 激マン!6 (著)永井豪 <amazon> 激の「デビルマン」も大詰め。だが終わりは未だ見えておらず、なんとかもう2週分だけ延ばしてもらうことになった。だがまとめようとする激の思いとは裏腹に、物語は予想を超えた広がりを見せていく。 ついに「デビルマン」編が終了。ラストで「本当の終わり方」についても言及されているが、実際、そのラストは描かなくて正解だと思う。この作品を読んでると、実際に「デビルマン」をもう一度読み直してる気分にさせられていたものだが、さて次は何編になるんだろう?「マジンガー」か?それとも「バイオレンス・ジャック」か? |
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13'04'09 | アイ・アム・レジェンド (著)リチャード・マシスン <amazon> 原因不明の奇病により、人類は日の光に耐えられなくなり、知能も減退してしまった。唯一人間として正気を保ち続けている男ロバート・ネヴィル。昼は彼らを見つけ出しては木の杭を使って彼らを仕留め、夜は徘徊者達の襲撃に怯えて暮らす。そんな生活を続けながら、たった一人、生き残った人間として為すべき事を自分に問いかけ続けていた。 既に3回も映画化された有名な作品の原作。全ては最後のオチに持って行くための伏線となっているような話。これがセンス・オブ・ワンダーという奴だな。 |
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13'04'05 | 月光条例21
著者のマンガは大好きだったが、この作品に関してはちょっとパワー不足をずーっと感じ続けていた。いつか化けるだろうと思いつつ、ここまでつきあってきた訳だが、ここに来て、ついに本当に化けた。ひょっとして、今ひとつのまま終わってしまうのでは?と思ってただけに、これは嬉しい誤算。まさかミスリードをきちんと使っていたとは思わなかった。 さて、ここから伏線の回収に入るだろうけど、どこまで回収してくれるか、一気に楽しみになってきた。 |
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