読書日誌
2021’4〜6月

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21'06'28 デキる猫は今日も憂鬱5
山田ヒツジ (検索) <amazon> <楽天>
 実家から半ば脅迫されるように年末に家に帰ることになった幸来だが、問題は飼い猫の巨大猫諭吉をどうするかだった。色々考えた結果、シェアカーで帰ることになった。しかしやはり諭吉を両親に紹介するのは恥ずかしく…

 無能飼い主とデキる猫の諭吉のコンビ漫画も5巻目。今巻はほぼ全部実家での出来事ばかり。幸来が何故あんなにハイスペックなのにおどおどしていたのかというと、両親があまりにも偉大すぎたということからだと分かったが、そのコンプレックスと向き合う話になっていた。あと、異常に猫好きという母親が実に良い味出してる。
<A> <楽>
21'06'25 幻日
市川森一 (検索) <amazon> <楽天>
 1637年。キリシタン禁止令が出され、居場所を失ったキリシタン達は島原へと集結していた。彼らによって若干16歳の少年天草四郎を首魁としたキリシタン王国が作られようとしていたが、これは幕府に対する最後の抵抗である事を彼らはよく知っていた。攻め手と守り手の双方の立場から島原の乱を見渡しつつ、その結果を見届ける。

 乱の側と幕府側双方の事情を踏まえて島原の乱を見る歴史小説ではあるが、堅くとらえるのではなく、情をたっぷり乗せたドラマとして仕上げているのが特徴となる。群像劇と言うほどではない偽よ主人公が一定しないため、少々混乱する文体でもあった。
<A> <楽>
21'06'22 僕のヒーローアカデミア8
堀越耕平 (検索) <amazon> <楽天>
 夏休み前の期末試験でオールマイトから逃げ回らねばならなくなった出久と爆豪。絶対に勝ち目のないこの試験に、二人が下した方法とは。そして他のA組の面々もそれぞれ先生と対峙していた。

 期末試験と夏季合宿といった、いかにも学生っぽいイベントだが、その合間には出久とヴィラン連合のリーダー死柄木弔と偶然出会うイベントもあり。
<A> <楽>
21'06'19 異世界食堂1
犬塚惇平 (検索) <amazon> <楽天>
 七日に一度世界各地に不思議な扉が生じる世界。その扉は必ず一つの店へとつながっている。そこは現代日本の地方都市にある小さな洋食屋“ねこや”で、七日に一度、土曜日だけ開くその扉を通ってねこやの料理を食べに来るバラエティ豊かな面々の食事風景を描く。

 前にコミックの方で読んだのだが、実は原作があると言うことを知って読んでみた。料理の描写ってのは絵よりも文字の方が良くて、原作である本作が一番面白かったかも。内容はほぼスカスカだが、食事風景が楽しそうで、それだけあれば充分楽しい作品だ。
<A> <楽>
21'06'14 ようかい居酒屋のんべれケ。2
nonco (検索) <amazon> <楽天>
 深夜居酒屋のんべれケでのバイト生活も慣れてきたひのだが、相変わらず妖怪に好かれる体質は変わらず、色々やっかい事がやってくる。深く考えないポジティブシンキングと仲間達の手助けもあって、妙なテンションで乗り越えていく妖怪居酒屋の騒動を描く。

 新しい従業員の人間の女性が入ったり、何かと主人公のひのに優しい大家さんがやっぱり妖怪だったとか、がやがや騒がしいなか、テンションの高いままオチもなく終わる作品。読んでいて心地よいからそれだけで充分だろう。
<A> <楽>
21'06'10 行ったり来たり 僕の札束
高須克弥 (検索) <amazon> <楽天>
 日本における美容整形の大きな進歩を果たした著者が自らの半生を振り返り、自分自身が医学界にもたらした功績と、どのようにして美容整形を日本に周知させていったのかを中心に語る、自分史。

 美容整形の話と考えれば、随分ぶっちゃけた話が展開してる。業界の裏話をここまでぶちまけて良いのか?というレベル。ここまでやったら潰される可能性もあるんだが、それを乗り越えてきた人だから何も怖いものが無いのかもしれんな。
 面白いところも多いが、基本的に全部自画自賛なので、少々ムカつくところも多い。
<A> <楽>
21'06'08 ルパン三世2
モンキー・パンチ (検索) <amazon> <楽天>
 世界を股に掛け、次々にお宝を頂戴するルパン一家。しかし行く先々で謎の女峰不二子と出会い、時にライバル関係に、時に協力してお宝を取り合っていく。

 1巻時点ではキャラが確定してなかった次元大介が完全に固定化し、ルパンのパートナーとなった。一方、今度は同じ顔と名前をしながら、一話ごとに性格も設定も違うという峰不二子が登場してる。魔性の女として設定したのかもしれないけど、同じ名前を使った別人と見た方が良い感じだ。
<A> <楽>
21'06'05 蜘蛛ですが、なにか?2
馬場翁 (検索) <amazon> <楽天>
 エルロー大洞窟の中で蜘蛛に転生したものの、命の危機を何度もくぐり抜けてきたお陰でステータスが上がり続けている“私”は蜘蛛にとっての天敵となるマグマ地帯で足止めを食ってしまう。最大の強みである糸が封じられた中、毒を強化して強敵と渡り合っていく。一方、小国の王子として転生した現代人のシュンは、同じく転生した元クラスメイトの数人と共に魔法学校に入学していた。

 生きるだけで精一杯だった主人公が少しずつ強くなっていくというところが読んでいて快感で、読み進めるのが楽しい作品。一方少しずつ他のクラスメイトの話も入ってきたのだが、生まれた瞬間からサバイバル生活を余儀なくされていた主人公に対して15年も人間世界で大切に育てられたということで、だいぶ違いが出ている。ここではっきりわかるのは、本編の物語とクラスメイトの物語の間には15年のタイムギャップがあるということだ。元々主人公が食べようとした卵から生まれた元クラスメイトがいる訳だから。
<A> <楽>
21'06'02 オヤジが美少女になってた話3
赤信号わたる (検索) <amazon> <楽天>
 Vチューバーの両親から無理矢理自身もVチューバーにさせられてしまったたかしは、徐々に精神の均衡を失っていく自分に気づき、なんとかして父親にアバターであるキヅケヤイを辞めさせようと一大決心する。身バレしてしまった友人を巻き込み、父を追い込む作戦を立てる。

 痛々しいコメディ作品として結構面白かったのだが、あっけなく最終刊を迎えてしまった。まだまだ読んでいたかった気はするが、ちょっと不完全燃焼な気分。
<A> <楽>
21'05'29 機龍警察 未亡旅団
月村了衛 (検索) <amazon> <楽天>
 特捜部の一員由起谷志郎は非番の日に半グレ集団に目を付けられていた外国人の少女を助ける。そんな折、ブラックウィドウと呼ばれる女だけの傭兵集団が日本に入ってきて、自爆を厭わぬテロ活動で多くの被害が出始めていた。特捜部もかり出されるが、自爆テロに巻き込まれてしまう。そんな中、由起谷は先日助けた少女の姿をそこに見る。

 ライザ、ユーリときたので、今巻はもう一人の機龍パイロットの姿になるかと思ったが、むしろ捜査班と上層部の面々の個人的な話に踏み込んだ話になっていた。ドライさとウェットさが上手い具合に融合した読み応えのある話。
<A> <楽>
21'05'25 聲の形5
大今良時 (検索) <amazon> <楽天>
 永束の提案で唐突に映画作りが始まった。将也はあまり乗り気では無いものの、永束の強引さに引っ張られる形で参加することになった。硝子も加わり、映画作りが始まるが、様々難航していき、時にぶつかり合いも生じてくる。そんな中でも楽しさを感じていた将也だったが…

 まず映画作りだが、監督をやりたい永束がとにかく勝手ばかり言って周りを振り回す。周囲の人たちが遠巻きに見守っているため、逆にトラブルになってないのだが、雰囲気はギスギスしていて、結果として勝手の矛先が将也に向いてくる。実生活でよくあること。
 その後硝子の家族とともに夏祭りに行くのだが、その最後に唐突に衝撃の展開が待っていた。なんでこうなる?と驚くこと請け合い。
<A> <楽>
21'05'24 大江戸恐龍伝4
夢枕獏 (検索) <amazon> <楽天>
 ニルヤカナヤの場所が特定出来たためゑれき丸を駆って大嵐をついてついに島を発見した。しかし島の探索を始めようとした矢先、そこにいた人々に突然攻撃され、更に巨大な龍と出会った上に大地震にまで巻き込まれてしまう。そんな中で、今にも生け贄にされそうになっていた女性を助けてしまった源内。

 一気に話はニルヤカナヤでの冒険譚になる。全く常識が異なる国で、とりあえず危機に陥った女性を助けて…という話はまるで50年代のSFみたいだ。話が強引すぎ。「火星の大統領カーター」か?
<A> <楽>
21'05'20 定額制夫のこづかい万歳2
吉本浩二 (検索) <amazon> <楽天>
 著者が会った小遣い制で生活してる人たちが、どのように限られた小遣いでやりくりしてるのかを描く短編漫画の第2巻。ネットで話題になったステーション・バーの話や、なんと小遣い0円で生活している豪傑など、様々な人々が登場する。

 今巻も充分楽しい一冊。ステーション・バーについては既に読んでいたが、この趣味は未だによく分からない。
 本作は、いかに少ないお金でどれだけ楽しめるのかというのを追求するような物語で、貧乏生活というのとはちょっと違う節約生活を描く事になる。制限があるからこそ楽しめるものがあると言うのは、確かに私自身も共感出来るものでもある。
 新しい楽しみ方として、サブスクにもちょっとだけ触れているが、これは注意深く扱わないと、小遣いの概念がおかしくなる。
<A> <楽>
21'05'17 機動警察パトレイバー シンタックス・エラー
横手美智子 (検索) <amazon> <楽天>
 後藤隊長の姪の真帆子から野明に連絡が入った。内容は後藤に恋人ができたらしいので、その追跡を手伝って欲しいというものだった。なんだかんだで真帆子の我が儘に付き合う形になった野明だが、事態は思わぬ展開を見せる。
 父親に対してどうしても反発してしまう篠原遊馬には、その理由があった。数年前自動車事故で死んでしまった兄が自分に託したもの、そして今も交流が続いている兄の婚約者とのこと。

 最初の話はほんとどうしようもない話だったが、遊馬の方の話はかなり作品に奥行きを持たせた感じの話だった。こう言う過去があるとなると、作品の見方そのものが変わってくる。
<A> <楽>
21'05'16 パタリロ!11
魔夜峰央 (検索) <amazon> <楽天>
 「ゲルマン城の虜」パタリロの友人の妹が借金の形に売られてしまうと言うのでパタリロが助ける話。「プラズマ・パパ」パタリロのライバルを自称するロボット工学博士のスカンキーがパタリロの作ったプラズマの技術を盗もうとして、プラズマの子どもをでっち上げる話。「待ってます」バンコランの浮気を疑うマライヒを、たまたまロンドンに来ていたパタリロが助けようとする。「ニャンコはニャンコ」亡くなったアメリカの大金持ちが遺産を飼い猫に与えたことで起こったトラブルにパタリロが巻き込まれる。「プララ」プラズマの子どもとなったプララというロボットが人気者になってしまい、パタリロが嫉妬して。「その男バンコラン」バンコランが少年の面倒を看ていることが分かったマライヒがバンコランを追う話。

 この話はバンコランの浮気話とプラズマの子どもでだいたい話が終わってしまった。パタリロの存在感が低いためか、著者のミーちゃんが出張って掛け合い漫才がやたら多くなってるのも特徴。
<A> <楽>
21'05'13 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった5
山口悟 (検索) <amazon> <楽天>
 悪役令嬢として転生してしまったカタリナ。そんな彼女によって周囲の人たちも変えられていった。そんな周囲の人々を中心に、カタリナに対する思いを様々な視点で描く掌編集。

 これまでカタリナに関わってきた人々の思いを中心に描く作品だが、内容はほぼ無いに等しい。漫画チックに軽く読めるのが幸いか。
<A> <楽>
21'05'10 犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい1
松本ひで吉 (検索) <amazon> <楽天>
 動物好きで、特に天真爛漫なトイプードルの犬くんと落ち着いて傍若無人な猫さんの二匹の対比を中心に、日々の楽しい発見を描く作品。

 Twitterの方では随分前からフォローしていて毎週読ませてもらっており、作品自体はもう数年前に買っていたのだが、気がついたら積ん読の中に入っていたこともあって、とりあえず今読んでおこうということで読んだが、やっぱり面白い。手元に置いてパラパラめくるのに向いた作品だ。
<A> <楽>
21'05'06 憑物語 化物語13
西尾維新 (検索) <amazon> <楽天>
 いつものように妹にたたき起こされた阿良々木暦が風呂に入っているとき、自分の姿が鏡に映っていないことに気づいてしまう。パニックに陥る暦に、まるで狙ったかのようなタイミングで臥煙伊豆湖からメールが入る。そこには影縫余弦と会えとメッセージが書かれていた。

 これまで何度も忍の吸血鬼の力を利用してきたつけが回ってしまった話で、ついに阿良々木暦が吸血鬼になってしまった。ただし、血を吸われたからではなく、吸血鬼という存在になり慣れてしまったため、概念が後から付いてきたと言うのが著者っぽさだ。手折正弦という忍野たちのかつての仲間である新キャラも登場したものの、あっけなく死んでしまう。
<A> <楽>
21'05'03 銀河鉄道999 9
松本零士 (検索) <amazon> <楽天>
 「時間城の海賊」銀河系とアンドロメダ星系の中間点にあるヘビーメルダーに到着。そこでメーテルはなすべき事があると出かけ、それを追った鉄郎は時間城と呼ばれる城へとたどり着く。「アンドロメダの雪女」雪女がいるという雪の惑星スノーインカにの話。「ヤーヤボールの小さな世界」無理矢理航路をねじ曲げられた999が引き寄せられたのはヤーヤボールという男が作り上げたミニチュアの世界だった。「フライング・クロ」空を飛ぶ猫がいる惑星クイマの話。

 中間イベントとして重要な時間城の話。ここではキャプテン・ハーロックのコピーロボットで、メーテルと深い因縁があるらしいが、メーテルはその理由を語ってくれなかった。大きなイベントのはずだが謎だらけ。
<A> <楽>
21'04'30 わたしの推しは悪役令嬢1
いのり。 (検索) <amazon> <楽天>
 ブラック企業勤めで心身共にへとへとな“私”にとって乙女ゲーム「Revolution」が心の救いだった。しかし“私”にとってこのゲームでの推しは王子様ではなく主人公のライバルである悪役令嬢のクレアだった。そんな“私”は突然「Revolution」の世界に主人公のレイとして転生する。その世界を受け入れた“私”はレイとしてやるべきことを定める。それは破滅まっしぐらのクレアを救うことだった。

 転生ものにしていわゆる百合作品。コミック感覚で読みやすい作品だが、ゲームの先には革命が待っているというところに重さを感じさせる部分もある。
<A> <楽>
21'04'27 メッシュ1
萩尾望都 (検索) <amazon> <楽天>
 パリで贋作画家をしているミロンはある日腕を折られて街角で倒れていた少年を助けて家に連れ帰る。金髪に所々銀髪が混じるためメッシュと呼ばれていたその少年はミロンのアトリエに住み着き、復讐の牙を研いでいた。

 パリを舞台に複雑な出自を持つ少年を中心した人間関係を描く作品で、一見硬質に見えながら、ほどよいコメディ具合もあり、バランスがとても良い。基本的にここに登場するほとんどのキャラはバイセクシャルであるという前提で読むとすっきりする。
<A> <楽>
21'04'24 なもなきはなやま
岩槻優佑 (検索) <amazon> <楽天>
 身勝手な双子の妹桃香にいつも振り回されている姉の青野は毎日の圧迫感の中で少しでも心穏やかに暮らせる日を夢見ていた。そんな彼女はある日、この世ならぬ場所に入り込んでしまう。そこにいた老婆は、ここには限られた人間だけしか来られないという。

 絵本「花さき山」にインスパイアされたかのような話で、この世界で苦しんでいる人間が異世界に花を咲かせると言った設定は共通してる。内容的には相当きついものがあるのだが、共感出来る部分も多い。
<A> <楽>
21'04'22 フェチップル2
るり原ズラチー (検索) <amazon> <楽天>
 同棲生活も長くなり、正月に柚木家に挨拶に行くことになった。足フェチの妹瑛乃と手フェチの母に囲まれてしまい固まる言花。更に太津の幼なじみで音フェチの水窪真静まで現れ…

 1巻がフェチップルの名前通り二人のフェチっぷりが際立っていたが、更に太津の実家で三人ものフェチが現れて相当カオスな話が展開している。フェチと言っても色々あるもんだ。
<A> <楽>
21'04'19 ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン1 スクワッド・ジャム
時雨沢恵一 (検索) <amazon> <楽天>
 自身の身長の高さがコンプレックスで人間関係も上手くいってない女子高生小比類巻香蓮は友人の薦めでVRゲームを始めてみた。いくつかのゲームを試してみたところ、ガンゲイルオンラインというゲームで理想の身長の低いアバターを手に入れることが出来た。そこは銃で撃ち合う殺伐としたゲームだったが、自身のアバターに惚れ込んだ香蓮はこのゲームにのめり込んでいく。そこで知り合ったピトフーイというプレイヤーに誘われ、第一回の団体戦スクワッド・ジャムに参加することになる。

 SAOのスピンオフを別な作家が描く面白い構造の作品。SAOでの物語の後の話となるらしい。既にアニメ版の方を観ているため、どこが端折られたかなど、色々発見がある。
<A> <楽>
21'04'16 俺物語!!5
河原和音 (検索) <amazon> <楽天>
アルコ (検索) <amazon> <楽天>
 体育祭で猛男が特訓した西条は、体育祭以来猛男のことを「師匠」と呼んでいつもついてくるようになった。だが猛男と凛子の相思相愛ぶりを見るに連れて苦しくなってしまい、ついに猛男に好きと告白する。

 話としては三つ。西条が猛男に振られる話と、合コン話、そして猛男の誕生日に二人がキスする話。重要なのは一本目で、これまで「どうせ俺はモテないから安心しろ」と言い続けていたのを、「お前が好きだから」に変わったことで、二人の関係は一歩進んでる。
<A> <楽>
21'04'13 Re:ゼロから始める異世界生活17
長月達平 (検索) <amazon> <楽天>
 突如現れた異形の女性によって広場にいる人々がみんな死んでしまった。居合わせたナツキ・スバルも又死んでしまうのだが、消えたはずの死に戻りの力が再び発動し、又してもループへ巻き込まれてしまう。だが戻った時間はほんの僅かで、そこから全ての人を救うためにはどうすれば良いのか分からず、駆け回る。

 本作の特徴である死に戻りの能力が戻っていつもの展開へ。ただクリア条件がきつすぎるようで、どんどん辛くなってる。
<A> <楽>
21'04'11 風と木の詩2
竹宮惠子 (検索) <amazon> <楽天>
 クリスマス休暇に行くところのないセルジュはクラスメイトのパスカルに招かれてパスカルの実家で過ごすことにした。賑やかなパスカルの妹たちに囲まれつつ、そこでもいくつかの心のすれ違いを経験して再び寮へと戻ってくる。そこには何かに心焦がし、自暴自棄に陥ってるジルベールがいた。

 前半はパスカルの妹たちとの話で、後半はジルベールの話が展開する。著者の描くキャラはエキセントリックさも含めてリアリティがある。特に思春期の心の動きの描写が細やかで、それが本作を名作たらしめてるんだろう。ただ、心の交流がぴりついているのと、耽美が苦手ということもあって、結構読み進めるに気力を使う。この一冊にかけた時間は文庫一冊読み切るくらいあった。
<A> <楽>
21'04'08 宇宙ヴァンパイアー
コリン・ウィルソン (検索) <amazon> <楽天>
 小惑星探査に向かった宇宙船ヘルメス号はアステロイドベルトの中に未知の巨大金属物体を発見する。それが異星の巨大宇宙船である事が分かり、船長のカールセンはクルーと共に宇宙船の内部に入ってみる。そこで彼らが見たのは、人間そっくりな姿をした何体かの死体だった。その内三体を調査のために地球に持ち帰るのだが…

 『スペースバンパイア』(1985)の原作。設定こそ同じだが内容は全く異なって、大変哲学的な内容の話だった。人間の性的衝動と生命エネルギーの関連をSFという形で考察したかなり真面目な話だった。エロ問題の話だが、まるで真言宗の立川流の話みたいだった。メインの話よりそっちの方が面白い。
<A> <楽>
21'04'05 ショートショートショートさん1
タカノンノ (検索) <amazon> <楽天>
 地方在住ショートカットヘアが特徴的なアラサー女子通称“ショートさん”。日々仕事で忙しくしながら、同じくアラサー女子達と交流し、趣味の読書等にいそしむ日々を送っている。そんな彼女たちの、何事もなくちょっと痛々しい日々の生活を描く。

 Twitterで見かけて以来フォローしていて、ほぼ全話眺めていたが、我慢出来なくなって結局単行本購入してしまった。
 内容としては、誰でも覚えがあって、思い出すと転げ回りたくなるような恥ずかしい勘違い行為を描いたような作品で、苦笑いしながらゆっくり読み進めるのにぴったりの作品。
<A> <楽>
21'04'01 パイン・デューンズの顔
ラムジー・キャンベル (検索) <amazon> <楽天>
 世界各地を旅する一家。今はアメリカの片田舎にしばしの居留を定めた。この地が気に入った息子のマイケルはここで仕事を見つけて独り立ちしようと考えていたのだが、両親の態度がおかしいことに気づく。夜な夜などこかに出かけてる両親の後を付けてみることにするのだが…

 人間として生きてきた自分の出自が闇のものだという、ラヴクラフトが得意としたパターンの話で、多くの模倣の一つだが、舞台が現代なので、かなり目先が変わって良い感じ。
<A> <楽>