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トビー・フーパー
Tobe Hooper

Tobe Hooper
Wikipediaより
<A> <楽>
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IMDb
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鑑賞本数 合計点 平均点
書籍
_(書籍)
2017 8'26 死去
2008
2006
2005 遺体安置室 -死霊のめざめ- 監督
2004
2003
2002
TAKEN
<A> <楽> 監督
2001 ナイトビジョン<TV> 監督
2000 レプティリア 監督
アメリカン・ナイトメア 出演
1999
1998 トビー・フーパーの 世にも不思議な怪奇アパートメント 監督・製作総指揮
1997 クロニクル 倒錯科学研究所<TV> 監督
1996 ダークスカイ 監督
1995 マングラー 監督・脚本
1994
1993 ボディ・バッグス 監督・出演
トビー・フーパーの ナイトテラー 監督
1992 スリープウォーカーズ 出演
1991 ハリウッド・ナイトメア(4) 監督
1990 ドレス 監督
1989 スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火 監督・脚本
1988 メイキング・オブ・スペースインベーダー 出演
フレディの悪夢(1st〜2nd)
<A> <楽> 監督
wiki(E)
1987
1986 スペースインベーダー 監督
悪魔のいけにえ2 監督・製作・音楽
1985 スペースバンパイア 監督
1984
1983
1982 ポルターガイスト 監督
1981 ファンハウス/惨劇の館 監督
1980
1979 死霊伝説 監督
1978
1977
1976 悪魔の沼 監督・脚本・音楽
1975
1974 悪魔のいけにえ 監督
1943 1'25 テキサス州オースティンで誕生

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タイトル

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物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

遺体安置室 -死霊のめざめ- 2005

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ダン・バード
デニース・クロスビー
アレクサンドラ・アディ
ステファニー・パットン
ロッキー・マークエット
コートニー・ペルドン
バグ・ホール
タラ・ペイジ
マイケル・シェイマス・ワイルズ
アダム・ギーラッシュ
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

トビー・フーパーの 世にも不思議な怪奇アパートメント 1998

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カール・シェイファー(脚)
チャド・ロウ
フェイ・マスターソン
タイラ・バンクス
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 大学で群衆心理学を専攻するスタン(ロウ)は学費稼ぎと当座の塒を得るため、アパートの管理人に応募する。首尾良く管理人として採用されたが、そこの住人は変人ばかり。しかも掃除のためにプールをさらったところ、前の管理人の死体が上がってしまった。殺人事件の容疑者として検挙されたスタンは、住民達の協力を得て無罪を証明しようとするのだが、ことごとく裏目に出てしまい…
 題名からホラーを期待していたが、そう言うことはなく、むしろコントに近いノリ。元々TVムービーだから、さほど金をかけてるわけでもなく、役者の個性だけで見せる作品だが、それはそれで結構楽しい作品に仕上がっている。
 何かこれを見てると、
「めぞん一刻」を思い起こさせるのだが…(いや、そのまんまと言う気もする)
マングラー1995

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トビー・フーパー
スティーヴン・ブルックス(脚)
ロバート・イングランド
テッド・レヴィン
ヴァネッサ・パイク
★★
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スペースインベーダー 1986
1986ゴールデン・ラズベリー最低助演女優賞(フレッチャー)、最低視覚効果賞

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メナハム・ゴーラン
ヨーラン・グローバス(製)
ダン・オバノン
ジョン・ジャコビー(脚)
カレン・ブラック
ハンター・カーソン
ルイーズ・フレッチャー
ティモシー・ボトムズ
ラレイン・ニューマン
ジェームズ・カレン
バッド・コート
ジミー・ハント
デイル・ダイ
クリストファー・オールポート
エリック・ピアポイント
ドナルド・ホットン
ウィリアム・バセット
ヴァージニア・キーン
クリス・ヘバート
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 郊外に住む少年デヴィッド(カーソン)は、ある夜裏庭で奇妙な物音がするのに気が付いた。そして空から巨大な宇宙船が近づくのを目撃しする。だが、その事は誰も信じてくれなかったのだが、徐々にデビッドの周囲の大人が変化していく…
 トビー=フーパー監督と『スペースバンパイア』のスタッフらによる、カルト作
『惑星アドベンチャー スペースモンスター襲来』(1953)のリメイク。(いろんな意味で)話題になった『スペースバンパイア』に続く作品として、期待度が高かった割に、いざ公開されてみると、悪評紛々。結局私はテレビで放映された時に観たが、悪評はよくわかる。実際これじゃあなあ。一応元ネタはあるようだが(未見)、どこからどう見ても『ボディ・スナッチャー』そのまんまで、単に主人公が子どもになっただけの作品だった。更に子供を主人公にしたならば、色々撮りようもあったと思うのに、怖くもなければドキドキする活劇がある訳でも無し。中途半端すぎ。
 一応評価すべきなのはSFXなのだが、そこに重点を置きすぎるあまり、肝心の物語はもの凄く単純になり、更に宇宙船内部以外のSFXはチャチのひと言。たとえB級でも演出の良さで知られるフーパー監督らしくもない酷さだった。モンスターデザインも気持ち悪さは満点ながら、出てくるのは一瞬だけ、しかもそこに置かれているだけという、非常に勿体ない使われ方だった。
 一応本作には『カッコーの巣の上で』(1975)でオスカーを得ているルイーズ=フレッチャーが登場してるが、カエル食ってるシーンしか印象に残らなかった。
悪魔のいけにえ2
<A> <楽>
メナハム・ゴーラン
ヨーラン・グローバス
トビー・フーパー(製)
キム・ヘンケル(原案)
L・M・キット・カーソン(脚)
デニス・ホッパー
キャロライン・ウィリアムズ
ビル・ジョンソン
ジム・シードウ
ビル・モーズリイ
ケン・エヴァート
ハーラン・ジョーダン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
スペース・バンパイア 1985

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メナハム・ゴーラン
ヨーラン・グローバス(製)

ダン・オバノン
ドン・ジャコビー(脚)
スティーヴ・レイルズバック
マチルダ・メイ
ピーター・ファース
フランク・フィンレイ
パトリック・スチュワート
マイケル・ゴサード
ニコラス・ボール
オーブリー・モリス
ナンシー・ポール
ジョン・ハラム
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
宇宙ヴァンパイアー <A> <楽>
コリン・ウィルソン (検索) <A> <楽>
特撮事典
  ハレー彗星の接近を観測していた観測班は、ハレー彗星に付随して地球のものではない宇宙船がやってきたことを知る。それを回収したところ、そこには3体の人間らしき存在がミイラ状態で安置されていることを知る。だが研究のため地球に持ち帰ったその生物は突然ポッドの中から起き上がり、手近な人間の精気を吸い取り始める。実はそれは宇宙の吸血鬼だったのだ…
 低予算ながら、極めてショッキングな『悪魔のいけにえ』によってホラー界の新星として華々しくデビュー後、スピルバーグに見いだされて大抜擢され、『ポルターガイスト』というスマッシュヒットをものにしたフーパー監督だが、この作品でスピルバーグと激しくぶつかったらしく
(ちなみにフーパーの方が年上)、メジャー街道を突き進むことがもう出来なくなってしまった。
 で、もうなんだか、
「俺はやりたいことをやるぞー!」という宣言のように本作を作り上げてしまった。丁度同時期にスピルバーグが『E.T.』(1982)作ってたので、それにあてつけるような物語になってるあたり、ここでも二人の確執を観るような気分にさせられる。「感動なんて糞食らえ。これが宇宙人と人類の関係だ」という割り切った考えは、ある意味潔くてよろしい。
 で、出来はどうか?と言われると、大変面白い作品だってことは言える。子どもの頃に見た夢を(というか悪夢を)何でもかんでもぶち込んで、それをアダルティに仕上げてみました、という感じ。全然まとまりはないけど、そこに流れる
「楽しいものを作りたい!」というパッションだけは存分に受け取れる。

 実際受け取れるのが
パッションだけしかないという問題がある
 そもそもこの作品、観終わってしばらくすると、マチルダ・メイのヌードと人間の精気を吸い取るエイリアンの描写以外に全く記憶がなくなるという恐ろしい映画で、私自身、最初にテレビ放映で観た時の記憶がすっぱりと抜けていて、何年か後になってもう一度観て「ああ、こんな物語だったんだ」と思った次第。で、いざレビューしようとしたら、やっぱり物語の記憶が抜け落ちてる。一度観たら大概物語を覚えてるものだが、2回観てこれだけ記憶に残らないとは、少なくとも私にとっては相当に貴重な作品でもある。
ポルターガイスト 1982
1982アカデミー作曲賞、視覚効果賞、音響効果編集賞
1982英アカデミー特殊視覚効果賞

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スティーヴン・スピルバーグ
フランク・マーシャル(製)
スティーヴン・スピルバーグ
マイケル・グレイス
マーク・ヴィクター(脚)
クレイグ・T・ネルソン
ジョベス・ウィリアムズ
ヘザー・オルーク
ビアトリス・ストレイト
ドミニク・ダン
オリヴァー・ロビンス
ゼルダ・ルビンスタイン
リチャード・ローソン
ジェームズ・カレン
マイケル・マクマナス
ヴァージニア・カイザー
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 遣り手の住宅セールスマンのスティーブ=フリーリング(ネルソン)は抜群の営業成績により、社長から新興住宅地の一等地をプレゼントされる。だが、この家には“何か”があった。夜な夜な不気味な影に怯える子供たち。そしてスティーブの末娘キャロルアン(オルーク)が見つめるテレビ画面からは、手が伸び…呪われた家に住む家族の恐怖を描く物語。
 この年監督として『E.T.』を大ヒットさせたスピルバーグが製作。『悪魔のいけにえ』のフーパーが監督すると言うことで話題になった作品で
1982年全米興行成績8位
 本作は一応オカルト映画として位置づけられるが、映画そのものより、このシリーズを通して出演者が次々に怪死したと言うことで有名になってしまった。文字通り「オカルト映画」になってしまった映画なのだ。
この作品ではドミニク=ダンが上映後しばらくして絞殺されてしまう。ちなみにこのシリーズを通して死んだ人間を数えてみると、『ポルターガイスト2』(1986)のウィル=サンプソは公開後死亡。同じく『ポルターガイスト2』のジュリアン=ベックも撮影終了後病死。そして唯一のシリーズ通しての出演者へザー=オルークは『ポルターガイスト3』公開後にクローン病で病死…
 さすが
「呪われた映画」と呼ばれるだけのことはある。
 ところで物語の方だが、恐がりの私は公開当時はとても観に行く自信がなかった。しかし後年テレビで放映されたのを観て、こんなもんなのか。と言う感想でしかなかった。実際怖くも何ともないのだから仕方がない。
 これは結局「怖い」映画ではないのだろう。オカルティックな雰囲気に浸るのが好きな人向き。むしろその意味では純粋なホラーと言うよりは、おもちゃ箱をひっくり返した感じの何でもありの作品を観た気分。後味は悪くないし、結構広くお勧め出来る。
 ラスト近くまでは結構緊張した良い展開なのだが、最後の家が壊れるシーンでかなり幻滅。作り物にしか見えない死体とか、小さくしぼんでいくちゃちな家の造形。当時の技術では仕方なかったのかな?

 尚、これで一気にフーパー監督はメジャー化を目指していたのかもしれないけど(と思ってるけど)、仕切り屋のスピルバーグと大喧嘩をやらかしたらしく、結果フーパーはB級への道を突き進んでいくことになる。
悪魔のいけにえ 1974
1976アボリアッツ・ファンタスティック映画祭批評家賞
<A> <楽>
トビー・フーパー
ルー・ペレイノ(製)
トビー・フーパー
キム・ヘンケル(脚)
マリリン・バーンズ
ガンナー・ハンセン
エド・ニール
アレン・ダンジガー
ポール・A・パーテイン
ウィリアム・ヴェイル
テリー・マクミン
ジム・シードウ
ジョン・デュガン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第1作
 サリーと足の不自由な弟フランクリンを始めとする5人の若者は、夏休みを利用してドライブを楽しんでいた。彼らがテキサスの片田舎でふと立ち寄った一軒屋で出会った殺人鬼一家。異様な風体の男に次々に殺されていく仲間達。助けを呼ぶために入ったドライブ・インだったが…
 フーパー監督のデビュー作であり、製作・脚本・音楽まで全て本人がこなすという低予算映画ながら、監督の大きな出世作となり、更にホラー映画史に燦然と輝く足跡を残した名作。この作品が後年のホラー映画に与えた影響は大きかった。
 それまでにもいくつかのホラー映画は作られてきたが、基本的にホラーはエンターテインメントの一環であり、見る人間に不快感を極力与えないように作られてきた。しかし本作によって全く逆のベクトル。つまり、見ている人間に生理的嫌悪感を与えることによって逆に映画を際だたせることが出来ると言うことが分かってしまった。そして勿論もう一つ。映画にはキャラクタ性が必要なのだが、殊ホラーに関しては、有名人を使う必要がないことを如実に示してくれた。特に人の顔の皮をかぶり、電動ノコギリをふりかざすレザーフェイスの存在感が映画に与えた影響は決して小さくない。
 低予算、劣悪な撮影環境、素人同然のキャラクターたち。それをちゃんと一本の映画に仕上げ、飽きさせない作品を作れたのは、トビー=フーバー監督がきちんと時間把握をしていたためであり、凝るべき所では手抜きをせずに雰囲気作りをしている
(オカルト映画の始祖と言われるクリステンセンの影響も見られるとされている)だが、ピンポイントで登場するレザーフェイスの存在感やイッちまった家族の描写が上手くタイミングを計っているところにあるだろう。それに、主役のサリーを演じたバーンズの絶叫を忘れてはならない。声も枯れんばかりに長々と叫び続ける彼女の叫び声は、全ての言葉を超越した、怖さの演出だった。(後で相当喉が痛かったんじゃないか?)
 元々この物語は実話を元にしていて、
本当は鄙びたモーテルが舞台。そこでの主人エドワード=ゲイン(実名)は骨を使って細工をするのが趣味で、その趣味が高じて、人間の骨を使って様々な細工物を加工するようになった。最初は墓場から死体をあばいて骨を得ていたらしいが、その材料に困ると、モーテルの泊まり客を殺して、その骨とか皮とかを使ったらしい。これがレザーフェイスの設定の元になっているのは確かだが、この話は、同時にある有名な映画をも想起させるだろう。実は『サイコ』(1960)も、後の『羊たちの沈黙』(1991)も実は同じ話を元ネタにしている(そのオリジナルとして後に『エド・ゲイン』(2000)という映画が作られた)
 言ってしまえば、同じ話を元に、ヒッチコックやデミがサスペンス仕立てにしたのに対し、フーバーはそれをドキュメント・ホラー調のシリアル・キラーにしたと言うことになる。まあ、完成度の違いについては言うまいが、ここではレザーフェイス以外にも殺人鬼の一家という魅力あるキャラクターたちを配し、ストーリーのメリハリをつけている。殺害される者より殺害する方が多いと言う奇妙な組み合わせを配したため、家族の大部分は誰も殺さずに終わってしまったのがちょっと残念かな?
 この作品は近代ホラー映画としては非常に質が高く、後のホラー映画に大きな影響を与えたのだが、残念なことに、パニックを起こし、叫び声を上げるだけなら素人でも充分主役になれることを奇しくも示してしまったため、以降のシリアル・キラー作品は同じような設定と化け物、SQ(スクリーミング・クイーン)を配するだけの劣悪な作品を多数生むことになる
(そう言う作品をこそ、愛する人も多いのも事実だが)

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