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実写リメイク作

鉄人28号


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2004年
冨樫森(監)
 父を亡くし、母陽子とふたり暮らしをしている小学生金田正太郎は、ある日街に巨大ロボットが現れ、破壊の限りを尽くしている光景を目の当たりにする。驚く正太郎の前に綾部という老人が現れ、正太郎の祖父と父が研究していたロボット“鉄人28号"の操縦を任せられる。訓練の暇もなく、再び現れた破壊ロボット“ブラックオックス”に立ち向かうこととなる正太郎と鉄人…
 横山光輝によって創造され、以降度重なる映像化がなされている“鉄人28号”。日本では映像化の大部分はアニメーションによってなされているが、これが日本のアニメーション技術に多大な貢献をもたらしたのは言うに及ばない。
 そんな鉄人が、CG技術を駆使して現代によみがえる。
 と言うことで、鳴り物入りで製作発表された本作だったが、出来上がった作品は
どう観ても…という出来。
 これを簡単に
「金の無駄遣い」とか、「屑」とか、「駄作」とか、「馬鹿作品」とか、「恥さらし」とか言ってしまうのは簡単だけど、それじゃレビューにならないので、何故本作がこんなにダメになってしまったのかを考えてみたい。
 
一つには、本作には歴史的観点が見事なほどに抜けているということ。SFに歴史は不必要だと思っていたら、それは大きな間違い。特に現代を舞台とするSFであるなら、その真実性を増させるためにも、バックボーンをしっかり持たさねばならない。ここでは、“何故鉄人が作られなければならなかったのか”。その事をはっきりさせる必要があった。これがオリジナルだったら、大戦というのがその歴史付けにはぴったりなのだが、本作の場合は舞台を現代に持ってきてしまったため、新たに鉄人の存在の必然性を語らねばならなかったはず。だがそれを抜かしてしまったため、“何故鉄人が必要なのか”が明確にならなかった。鉄人の存在感がとにかく軽い。
 
第二に、CG合成のいい加減さも挙げられる。CGは現実世界とアニメーションをつなぐことに成功したが、その目的は本来現実に近づけようと言う努力が重要なはず。ところが本作の場合はCGがセルアニメーションに毛の生えた程度で構わないという割り切りで作られていて、鉄人やブラックオックスが街から浮き上がりすぎているし、重量感も一切なし。鉄人とブラックオックスの絵を書いた旗を振り合って、それを“戦い”と見立てているようなもんだ。
 
第三にキャラ描写。これは色々工夫の跡がしのばせるのだが、それらが見事に失敗に終わってる。何より現代を舞台としてるのに半ズボンはないよなあ…正太郎に半ズボン穿かせないと怒る人がいるのは分かるけど、この格好じゃいじめられっ子にしか見えない。主人公にこれほど魅力の感じられない作品も珍しい。さらに戦いのフィードバックで鉄人のダメージが与えられるシーンは、ほとんど暗黒舞踏状態。笑わせたいのだろうか?

 総じて言えば、本作はあらゆる意味でオリジナル版を現代に持ってくることに失敗した作品と言うことだ。設定状態で困難なのは分かるけど、それを必然性に持ってこられなかったことが敗因だ。

 

綾部達蔵
【あやべ-たつぞう】
 金田正一郎らとともに鉄人を造っていた技術者。正一郎亡き後、その設計図を元に鉄人を完成させる。 甘崎
大塚雄之助
【おおつか-ゆうのすけ】
 警察署長。役は柄本明。 甘崎
金田正一郎
【かねだ-しょういちろう】
 ロボット工学の第一人者。その父と巨大ロボットを建造中だったが、その途上で死んでしまった。役は阿部寛。 甘崎
金田正太郎
【かねだ-しょうたろう】
 ロボット工学の第一人者金田正一郎の息子で小学6年生。見た物を瞬時に記憶する直感像資質と言う特殊な能力と、ラジコン操作の才能を持っていることから、鉄人の操縦者に選ばれる。役は池松壮亮。 甘崎
金田陽子
【かねだ-ようこ】
 金田正一郎の妻で正太郎の母。正一郎亡き今、正太郎を立派に育てている。役は薬師丸ひろ子。 甘崎
KOK
【けい-おー-けい】
 宅見零児が作り上げた巨大コンピュータ会社。裏で兵器開発を進め、ブラックオックスを完成させた。 甘崎
宅見零児
【たくみ-れいじ】
 コンピュータ会社・KOKの元会長で、最愛の妻と息子を亡くした悲しみから厭世的になり、全てを壊滅させ自分の理想郷を作ろうと企む人物。総力を結集してブラックオックスを作り上げた。役は香川照之。 甘崎
立花真美
【たちばな-まみ】
 マサチューセッツ工科大学に属する日本人エンジニア。鉄人の改良強化を行う。役は蒼井優。 甘崎
直感像資質
【ちょっかん-ぞう-ししつ】
 見た物を瞬時に記憶する特殊な能力で、正太郎はこの持ち主。 甘崎
鉄人28号
【てつじん-にじゅうはち-ごう】
 正太郎の父正一郎が開発していたロボット。遠隔操作によって操作される。 甘崎
ブラックオックス
【ぶらっくおっくす】
 宅見零児が作り上げた巨大ロボット。格闘ロボットとしても高い性能を誇り、自爆装置として核爆弾も搭載している。 甘崎

デビルマン


デビルマン
2004年
那須博之(監) 伊崎央登、伊崎右典、酒井彩名、渋谷飛鳥、冨永愛
 平凡な高校生不動明(伊崎央登)は、親友飛鳥了(伊崎右典)に誘われ、了の父の研究所で恐るべき光景を目撃する。新型エネルギーの開発を行っていた了の父は、地中深くに眠っていた未知の存在に寄生され、不気味な姿に変体していたのだ。しかも了は「俺も寄生された」と言い、明に「殺してくれ」と頼み込んできた。しかも恐れる明にも精子に似たデーモンの種子が取り付いてしまう。だが明の強靭な精神はデーモンの浸蝕を撥ね返し、デーモンの体と人間の精神を持ったデビルマンとして誕生するのだった。
 劇場予告は前から結構かかっており、しかも
『CASSERN』と一緒に予告がかかると、そのできの悪さというものをまざまざと見せつけてくれていた。何せCGパートと実写パートの画面の乖離が無茶苦茶で、予告でありながらも、主人公伊崎の大根ぶりが分かってしまっていたから。
 だから分かってたんだよ。この作品は屑だって事は。でも、あの予告は半年も前のもの。完成版ではエフェクトも変えられているだろうし、なんぼなんでもあんな予告作っておいて、どんな反響があったのか位は考えているだろう。
 ところで、原作「デビルマン」という漫画は日本の漫画界においてエポックメイキングな作品であり、それだけにこの作品の影響は多大だった。現に今現役の漫画家の中でも、この作品にショックを受けた人の数はとんでもない数に上るだろうと思える。原作者の永井豪氏も大変な強い思い入れがあるらしく、これまで何度となくハリウッドのオファーを断り続けてきた
(確かにハリウッドに作らせたらあのラストは無理なのは分かってるし)
 かくいう私自身も、TVアニメは知っていたものの、原作の圧倒的パワーに完全に打ちのめされた人間の一人。小学校の時、
立ち読みで単行本読んで、その夜熱を出したくらい。現にオリジナル版、拡大版、単行本版の3バージョンの漫画本を持っていた。デーモンを介し、人間のエゴと精神のどす黒さ、光と闇との戦い。そして何より、ヒロインが殺され、首だけになってしまうと言う物語中盤の凄まじい描写。現に今、これを書いてる私の腕は鳥肌が立ちっぱなし。
 たとえどんな作品でも構わない。「デビルマン」を劇場で観られるなんて機会を逃してたまるか。かなり悲壮な思いを持って劇場へ。
 あ、あああああ、おおおおお…
 なんじゃあ、こりゃあ!

 
ふっざけんなこの野郎。これがデビルマンか?これが俺が思い焦がれていたデビルマンの姿かよ!
 物語駄目。キャラクター駄目。演出駄目。設定駄目。見事なくらいに全部駄目。泣きたいよ。私は。

 あんまりのショックでしばし茫然自失状態だった。
 ほんと、いっそ
「駄目!」とだけコメントしてそれで終わらせようかと思ったくらいだ。
 それでも、やっぱり時間経ってみると、それなりに書くことが出てきた。
 先ずキャラクター。最早いったい何でこんな奴らに演じさせようと思ったのか分からない。主役の伊崎兄弟は滑舌が悪いのみならず、完全な棒読みで、演じようとする努力すらしてない。央登はデーモンであることがお父さん役の宇崎竜堂にばれたときに「はああ」と気の抜けた台詞しか吐けない。特に酒井彩名とのラブシーンは最早開いた口がふさがらないと言うレベル。
ふざけて選んだんじゃねえのか?これ。了役の右典の髪型と髪の色が出てくるたびに変わってるのも妙。このくらい統一も出来ないのか?デビルマンとなった央登といい、シレーヌ役の冨長愛と言い、メイクがはがれてる。メーキャップさえまともに出来ないとは…客演が宇崎竜堂、KONISHIKI、ボブ・サップ、小林幸子、鳥肌実とか、面白いのを出してるのに、全部見事に外ればかり。特にボブ・サップはなんでニュースキャスター?配役そのものが全部いっそ見事なくらいに駄目。
 そして舞台だけど、舞台は大きく分けて四つに分かれてる。学校とショッピングモールと明の家と海岸…って、それだけか?TV版の
『ドラえもん』か!こいつは。なんつースケールの小せえ物語に仕上げてくれたもんだ。申し訳程度に世界破滅のイメージを出しても、『アルマゲドン』(1998)『ターミネーター2』(1991)の破壊のボードをそのまんま使っただけ(しかも爆風さえも起こらず、その後も夜の待ちにはネオンが瞬き、部屋には煌々と明かりが灯される)。本来の持つ世界レベルの話をご近所恋愛ものにしてしまっていた。その端的な描写はジンメンとの戦いに描かれてるだろう。ショッピングモールでデーモン化した人間がそこにいる人間を次々食ってしまう。友達が食われてしまったことを察知した明は、何を考えたか、先ず海岸に行く。ショッピングモールで事件起こったのに、それが分からないのか?しかも海岸で大声で叫んだ後、全く意味なく海の中に入り込み、顔を海の中につっこんで…だからなんで海なんだ!殺されたことを知ったお前の感覚って一体どうなってるんだ?
 ストーリーに関しては、よく言えば「凝縮」なんだが、要は原作から特徴的なエピソードを抜いて張り付いただけ。しかも全部超適当と来てる。先ほど挙げたジンメンのエピソードだって、
単に一言二言喋って背中ぶち抜くだけ。前半の山場であるはずのシレーヌとの戦いさえ、CGと実写の合成が乖離してる上に、ちょっとどつきあって、申し訳程度に明が寝転がって終わり…ちょっと待って。このエピソードだけで映画一本作れるだけの内容持ってるんだぞ。それをこの程度。しかもシレーヌがどうなったのか、まるで描かれずにおしまい。泣けるよ。ほんと
 そんで、クライマックスが近づくと、今度はデーモン迎撃隊を登場させて人間不信と家族愛に話を持って行くのだが、この陳腐さ!大体デーモンの家だって貼り付けてる紙にはダビデの星が描かれてるんじゃないのか?もしこの作品海外輸出考えてるんだったら、これは絶対やっちゃいけなかったこと。
魔女狩りじゃなくてホロコーストにしてどうするんだ!スタッフの誰一人としてこれってやばいとか思わなかったのか?
 それでラストなのだが、確かに二時間ではデビルマン軍団を作ることは出来ないのは分かる。しかし、それなら何で半デーモンの女の子をわざわざ出して、それで長々とストーリーを引っ張る必要があるんだ?あれは完全に余計。明が「一緒に戦おう」と手をさしのべさせれば、少なくとも、それらしい演出になっただろ。時間がないのに二つの物語を並行して進ませるもんだから、
バランスが無茶苦茶
 しかも、原作で最終戦争となっていたラストエピソードが、単なる明と了のくだらないCG対決で終わり。(あんなでっかい)月が割れてる説明もなし(単に
『EVA』やりたかっただけか?しかも戦いが終わった後、ラストシーンでまだ人柱がうねうね動き回ってる…って、まだ最終戦争が終わってねえじゃん。ここまでひっぱっておいてこれかよ!開いた口がふさがらない。
 那須監督、デビルマンのファンを完全に敵に回したな。少なくとも、
これからこの監督の名前を見ただけで絶対に映画は観ないことにしたい。監督に対し、ここまで怒りを感じた作品は、滅多にない位の怒りを感じさせてくれた
 原作者の永井豪氏自身が役者として登場してるけど、あんな役をやるより、いっそ文句を山ほど垂れ流し、いっそお蔵入りにしてしまえば良かったんだ。
 この作品は、公開してはいけなかった。いっそ
倉庫で眠らせておいて5、6年後に「幻のフィルム」と題してDVDあたりで売るべきだったんだ。その方が絶対儲けが出た

 まだまだ言い足りない。書いてる内にどんどん悪感情が循環してきたので、ここで終わり。
もう絶対に書かない

 

飛鳥了
【あすか-りょう】
 不動明をデビルマンにした張本人。実は彼こそがサタン自身だった。不思議な色の髪の毛を持つが、何故か登場する度毎に色や髪型が変わる。これもサタンのなせる業だろうか?役は伊崎右典。 甘崎
アモン
【あもん】
 魔界最強の誉れの高い戦士。不動明と合体し、デビルマンとなる。 甘崎
サタン
【さたん】
 魔界の王。実は不動明の親友飛鳥了の本性。 甘崎
サタンだからな 飛鳥了
【さたん-だから-な】
 飛鳥が自分の強さを説明する時に語った言葉。説得力も何もない。 甘崎
シレーヌ
【しれーぬ】
 魔界時代のアモンの恋人だったそうだが、本作ではその設定は語られなかった。デビルマンを圧倒し、はいつくばらせる事に成功するが、その後何もせず、以降登場もしない。何のために出てきたのかよく分からないキャラ。役は富永愛。 甘崎
ジンメン
【じんめん】
 デーモンの一体で、食べた人間を自分の甲羅に封印している。不動明の友人を喰ってその顔を甲羅にくっつけるのだが、あっというまにデビルマンに甲羅をぶち抜かれて死亡。 甘崎
デーモン
【でーもん】
 他の種族の体を乗っ取り、進化し続ける邪悪な存在。理性を持った人間と合体すると、希に人間の心を残したデビルマンになることがある。 甘崎
デビルマン
【でびる-まん】
 デーモンと合体した人間の内、人間としての理性を持ち続ける半人半魔の総称だが、狭義には不動明のことを示す。 甘崎
ハッピーバースデーデビルマン
【はっぴー-ばーすでー-でびる-まん】
 明がデビルマンとなったことを受け、了が言った台詞。何かと引用されることが多い。 甘崎
不動明
【ふどう-あきら】
 やや気の弱いところのある普通の高校生だったが、親友の飛鳥に使命を託され、悪魔と合体してデビルマンとなる。役は伊崎央登。 甘崎
ほわーん
【ほわーん】
 不動明が下宿している牧村家の主人啓介に自分が悪魔であることがばれた時に叫んだ言葉。 甘崎
牧村啓介
【まきむら-けいすけ】
 不動明が下宿している牧村家の主人。農業試験場で働いている。逆上した暴徒に殺されてしまう。役は宇崎竜堂。 甘崎
牧村美樹
【まきむら-みき】
 不動明が下宿している牧村家の一人娘(!)。明と恋仲になるが、逆上した暴徒に殺され、首を斬られてしまう。役は酒井彩名。 甘崎
牧村恵美
【まきむら-めぐみ】
 不動明が下宿している牧村家の主婦。得意は料理らしいが、その腕は常に自分の家庭にのみ向けられているらしい。夫のためには普通の食事で重箱を用意するのに、牧村家に助けを求めてきた子供にはバクダンおにぎりしか与えない。 甘崎
ミーコ
【みーこ】
 デーモンと合体してしまった少女。人間としての理性を持ち続けるため、苦悩する。が、はっきり言って出てきた意味がよく分からない。役は渋谷飛鳥。 甘崎

CASSHERN


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2004年
紀里谷和明(監)
 我々の知る世界とは違った歴史を歩んだ日本。50年続いた大戦により、世界は大亜細亜連邦共和国とヨーロッパ連合という、2つの陣営に分断されていた。戦いはついに大亜細亜連邦共和国の勝利に終わるのだが、残されたのは荒廃した大地と、大戦で家族を失った家族ばかりだった。重い病に苦しむ妻を助けたい一心で東博士は、人間のあらゆる部位を自在に造り出す“新造細胞”理論を提唱する。学会の誰も顧みないその理論を軍閥が利用することで、それは博士の思惑を超えた“新造人間”を作り出してしまう…
 かつてタツノコプロのアニメーション作品としてTV放映され、大きな人気を誇った作品の映画化作品。監督の紀里谷和明は宇多田ヒカルの旦那であり、本作のテーマソングも宇多田ヒカルが歌うと言うことで、事前情報では大変な期待作だった。尤も私は劇場では観ることはなかったが、予告で『デビルマン』(2004)と並んで放映されると、その質的な違いには期待させられたものだ
(余談だが、あの糞のような予告以下の作品を『デビルマン』は作ってしまったわけだが)。予告だけでも、えらいエフェクトのかけかたと、一流キャストが勢揃いは分かったし、並々ならぬ力が入っていることはよく分かる作品だった。
 で、問題はこの出来なのだが、これは
なんとも評するのが難しい。実際悪い面を見ればいくらでも出てくる。物語が平板な上に、とにかく説明口調の台詞が多すぎて、膨大なテキストの中で意味のある単語がきわめて少ないとか、力の入ったエフェクトが間延びしてるとか、演じる人間みんなに抑えた演技を強いたから、物語の盛り上がりが見極めにくいとか…90分の内容を無理矢理140分にまで伸ばしたと言うのが一番のまずい部分だったとは思う。
 しかし、この作品を無碍に
「駄作」とは切り捨てられない自分も確かにいる
 一つには演出面の良さ。予告からしてそうだったが、一画面一画面がCGを用いて某かのエフェクトが必ずかかっており、それがこの映画の演出に一役買っているのは確か。それにここでのキャシャーンのキャラクタ描写は極めてピュア。2004年は
「冬ソナ」ブームのあおりで、ピュアなキャラを描くのが流行になりつつあった。その辺をよく分かってのことだったのだろう。約30年という時代の流れを経て、新しいタイプのヒーローとしてキャシャーンは蘇ったのだ。多分この辺は監督、よく分かっていたんだろうと思う(物語が平板なのはその辺もふまえてのことだと思う)。これは目で見える部分での一般的な良さ
 それで今度は他の魅力というか、私にとって捨てられない部分というものを考えてみると、私自身が持つTV版
「新造人間キャシャーン」に対する思い入れというのが一番。これが放映されたのは私が子供の頃で、えらく暗いアニメだ。と言うイメージしか持たなかったが、後になってみると、この物語の奥深さが分かった。結局あの作品は、人間ならざるものが人間を守って戦うことの意味を、物語を通して問い続けてきた作品だったと言うこと。アニメ版のキャシャーンは、親である東博士が作り出してしまったブライと、ブライ率いるアンドロ軍団を倒すために、半ば無理矢理東博士から改造人間にされてしまうのだが、ここに本人の責任感が加えられたため、たとえ強要されたとはいえ、半分は自分の意志で後戻りの出来ない新造人間になった。彼の口上である「たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体。 鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやらねば誰がやる」とは、強烈な意志を感じさせるのみならず、ともすれば、人間外の存在となってしまい、崩れ落ちてしまいそうな自分自身を叱咤するためにこれを言っていたのでは?と思わせられたものだ。一方、本作も、キャシャーンはやはり自分自身の存在意義を問い続けている。オリジナルとは異なり、それは何故自分は生まれたのか、何故戦わねばならないのか。と言う方向性になっているが、この改変は物語の都合上、それで良いと思う。キャシャーンこと東鉄也の性格をきわめてピュアなものに持って行っている点も重要。監督はさすがに現代の流行に敏感のようで、TV版「キャシャーン」が放映された1970年代の問題性をここに持ってきても駄目だと判断したのだろう。
 ただ、
変えてはいけない部分ってのもあったとは思うのだ。オリジナルのキャシャーンは、アンドロ軍団と戦う際、(フレンダーを除き)決して武器を使用しない。彼にとってアンドロ軍団のロボットは一種の兄弟であり、それ故にロボットを破壊する際、彼は武器を使用しないことを己に課した。だからパンチやキック以外で攻撃はしなかった。それが今回は、ビーム兵器を使ってアンドロ軍団のロボットを一網打尽に倒してしまうシーンがあり、これはさすがに引いた。本質は分かっていたとしても、大切な部分を無くしてしまったようだ。

 

東鉄也
【あずま-てつや】
 東博士と、東ミドリの間の一人息子。自ら志願して兵となり、大戦で戦死したが、「新造細胞」により強化された「バイオノイド」として生まれ変わる。新造細胞は未完成だったため、放っておくと自らの体が崩壊してしまうため、上月博士の作り上げたスーツを常に身にまとう。演じるは伊勢谷友介。 甘崎
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東博士
【あずま-はかせ】
 東鉄也の父で、ミドリの夫。アニメ版では光太郎という名前を持っていた。不治の病に冒された妻のミドリを救うため、新造細胞の研究を続けていたが、実験は失敗。新造人間を誕生させてしまう。その結果、息子鉄也の細胞がキャシャーンとして、そしてブライアンキングとして誕生する。演じるは寺尾聰。 甘崎
東ミドリ
【あずま-みどり】
 東博士の妻。不治の病に冒されており、更に息子の鉄也の戦死を聞き、生きる気力そのものを無くしてしまった。ブライに捕らわれるものの、精神的にキャシャーンを導いていく。役は樋口可南子。 甘崎
上条
【かみじょう】
 大亜細亜連邦共和国陸軍将軍。絶大な権力を持つが、自らの老いと病気に勝てず、東博士の提唱する新造細胞に興味を持ち、資金供与を行う。 甘崎
上条中佐
【かみじょう-ちゅうさ】
 上条将軍の息子。自分たちのことしか頭にない老人達を粛正するためにクーデターを起こす。 甘崎
上月博士
【かみつき-はかせ】
 上月ルナの父。東博士の親友で、電子工学の世界的権威。キャシャーン用のスーツを開発するが、殺されてしまう。 甘崎
上月ルナ
【かみつき-るな】
 上月博士の一人娘。生前の東鉄也の彼女で、キャシャーンとなった鉄也を精神面からサポートする。役は麻生久美子。 甘崎
キャシャーン
【きゃしゃーん】
 新造細胞の研究途上で誕生してしまった新造人間。戦死した東鉄也の細胞から誕生する。 甘崎
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キャシャーンがやらねば誰がやる
【きゃしゃーん-が-やらねば-だれ-が-やる】
 正確には「たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体。 鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやらねば誰がやる」。予告編で用いられた。 甘崎
サグレー
【さぐれー】
 アニメ版では名前の通り、偵察任務を主にするブライの腹心。映画版ではブライをサポートし、彼を愛する女性となっている。 甘崎
新造細胞
【しんぞう-さいぼう】
 東博士が提唱した人間のあらゆる部位を自在に造り出す理論。ただし実験は失敗し、新造人間が誕生してしまう。 甘崎
大亜細亜連邦共和国
【だい-あじあ-れんぽう-きょうわ-こく】
 日本を中心としたアジア連合国家。ヨーロッパ連合と50年にわたり戦い続け、ついに主権を得る。 甘崎
ブライキング・ボス
【ぶらいきんぐ-ぼす】
 略称ブライ。究資料として虐殺された人間の祖先の血を引く純粋な人間とされるが…。役は唐沢寿明。 甘崎
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どろろ


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2007年
塩田明彦(監) 妻夫木聡、柴咲コウ、瑛太、中井貴一、原田美枝子、原田芳雄、中村嘉葎雄
 全国統一の野望を持つ武将醍醐景光(中井貴一)が48匹の魔物と契約したお陰で、肉体のほとんどを魔物に奪われて生まれた子供(妻夫木聡)がいた。異端の医者によって人造の肉体を与えられて成長した少年は、やがて自分の体を取り戻すため48匹の魔物を倒す旅に出る。そんな彼に興味を持ってくっついてくる一人の少女(柴咲コウ)がいた。男として育てられた少女は青年を百鬼丸、自分をどろろと名付けると、百鬼丸の魔物退治に付き合うと宣言する。ここに百鬼丸、どろろの二人の旅が始まる。
 かつて手塚治虫によって創作され、これまで幾度となく映像化の話が出ていたが(観たことはないがアニメにはなってる)、実写では映像化不能と言われていた。
 その難物を実写映画化。原作のファンとしてはこれは結構楽しみだし、実際興業成績もかなり良い。

 ただ、観て思う。

 …う〜ん。
微妙な作品だな。
 確かにCGのお蔭で魔物の描写や戦いなど上手く作られている。原作では描き足りなかった百鬼丸の過去もちゃんと描写され、それが主題になってるのは上手い作りだし、どろろの割り切った描写も良し。割とグロテスクな描写も出来てる。
 それで結果として、上手くできた作品…
とは全然思えないのが問題
 パーツパーツは良いのだ。だけど、それが合わさるとすごく印象の薄いものになってしまった。
 原作を特別視するつもりはないものの、本作には原作にあった
緊張感がまるで感じられないのだ。これだけグロテスク描写なり戦いの描写なりあれば、精神的に高揚して然りなのだが、全然それがない。はっきり言ってしまうと、退屈極まりない作品だった。すごい薄味な作品というのが印象。
 しかし、それはなんでだろう?
 ちょっと考えてみると、一つには時代性というものが挙げられるかもしれない。
 そもそも原作が衝撃的な作品になり得たのは、話そのものが徹底して下から見た時代感に彩られていたからではなかっただろうか。侍は一方的に上から重圧を押し付けるだけの存在であり、その下であえぎつつ、それでもたくましくしたたかに生きている庶民のパワーが描かれていたからこそ、パワーを感じられたのだろうと思える。
 しかるに本作はどうだったか?確かに遺棄された子供の霊の話なんかはでてきたけど、そこにリアリティも怒りも感じられなかった。庶民の生活を描いていながら、庶民の力は一切登場してもいない。だから百鬼丸が化け物として追われるシーンに痛切さがないし、それを怒るどろろの台詞にも浮いてしまってる。中途半端にそのような描写を出したのが悪かったとしか思えない。
 さらに庶民の怒りが見えない分、百鬼丸の魅力も減じてしまった。化け物としての百鬼丸の悲しさは、ここでは
自己憐憫にしか思えないのだ。彼が負っているものが軽すぎる。百鬼丸とどろろに話を特化させたのは話の都合上仕方ないとして、百鬼丸はどれほど魔物を倒しても、ますます孤独に陥っていくのが原作では顕著だったが、本作では百鬼丸には、自分を愛してくれた両親と、自分を王として認めてくれる可愛い弟が出来てしまった。百鬼丸が負った悲しみが軽すぎたのみならず、幸せにしてしまったのは釈然としない。このキャラクタは修羅の道をひた走っていて欲しい。
 それと話が魔物毎にぶつ切れになってるのも問題か。CG使った戦闘シーンは見栄えするにしても、物語にさほど関わらないものを多量に出されても、気持ちが離れるだけだよ。結局妻夫木聡と柴咲コウを見る以外に全くの魅力無し。
 こんな作品に2時間半も使う必要があったんだろうか?

 

寿海
【じゅかい】
 呪医。川を流れていた百鬼丸を拾い上げ、体を与えて育てた。 甘崎
醍醐景光
【だいご-かげみつ】
 戦国武将。平和を手に入れるために全国統一に乗り出すが、魔物と契約を結び、生まれくる子供の体を魔物に与えた結果、百鬼丸が生まれた。 甘崎
醍醐多豊丸
【だいご-たほうまる】
 醍醐景光の息子。本来百鬼丸に与えられるべき名前を持って生まれた次男。 甘崎
醍醐百合
【だいご-ゆり】
 醍醐景光の妻。体を失って生まれた長男を捨てたことを今でも悔やみ続けている。 甘崎
どろろ
【どろろ】
 百鬼丸にくっついて回る盗賊。女性だが、幼少時から男として育てられ、オレ言葉で喋る。魔斬り剣“百鬼丸”を奪うことを目的に百鬼丸に近づく。本名は他にあるらしいが、百鬼丸から聞いた「どろろ」という名前が気に入って勝手に名乗っている。 甘崎
百鬼丸
【ひゃっきまる】
 魔物によって体の48の部分が奪われた状態で生まれた子供。自分の体を取り戻すため魔物退治の旅を続けている。ちなみに名前はなく、彼が体に隠し持っている魔斬りの剣“百鬼丸”がネーミングの由来でどろろによって付けられた。役は妻夫木聡。 甘崎
琵琶法師
【びわ-ほうし】
 何故か百鬼丸の行く所に現れ、魔物斬りの剣“百鬼丸”を与えたり、どろろにアドバイスを与えたりする。 甘崎
魔物
【ま-もの】
 百鬼丸の父である醍醐景光が自分の野望を果たすため生まれてくる自分の息子を捧げたという木に彫られた魔物像。百鬼丸の体をもらうことで現実に存在するようになった。倒されると百鬼丸に体のパーツを返すことになる。 甘崎

SPACE BATTLESHIP ヤマト


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 2199年。5年前に始まった正体不明の敵の放つ遊星爆弾によって地球は放射能で汚染された星に変わってしまった。以降何度も地球側からの攻撃が行われてきたが、その度ごとに強くなる敵“ガミラス”によって叩きつぶされ、地球の残存勢力は最早ほとんど残されてなかった。残された地球政府は、かつて沖縄沖海戦で沈没した戦艦大和を、地球に落ちてきた未知のテクノロジーによって復活させられた“宇宙戦艦ヤマト”に全てを賭け、放射能除去装置を受け取りに行く旅に送り出した。その中には兄を艦長に殺されたと思っている古代進(木村拓哉)もいた…
 昨年
『復活篇』なるアニメ作品があって、律儀に劇場に観に行った折、実写版を作ってるという特報が流れていた。まあ『復活篇』の出来が何だったし、何もキムタク観に行くことも無かろう。とか思ってたもんだが、不思議なことに公開時期が近づいてくると、心が妙にわくわくしてきた。これは観ないといけない。という思し召しだろう。ということで拝見してきた。
 それで感想だが(最初は純粋な意味で)…
 本作がいろいろなところで酷評を受けてるのはわかってるし、それらは一々頷けるのだが、“思ったほど悪くなかった”というのが正直な思い。少なくともオリジナルの「ヤマト」にちゃんと敬意を払いつつ、2000年代作品っぽくは作られてるし、この長さにちゃんとまとめてくれてた。
 何より作品をSFっぽくしようとかなり努力してるのも分かったのが大きい…そう。私が何より心配してたのは、本作が
“特撮”としてどれだけ痛々しいものになっているか?と言う一点だったのだから。しかし良くも悪くも本作は“特撮”ではなく“SF”にしようという努力がちゃんと見られたし、CGのお陰で、そこそこちゃんと見られるものにはなっていた。この辺がちょっと私の複雑なところだが、特撮観に行ったつもりで、違うものを見せられたので、寂しいようなほっとしたような気分を味わった(特撮とSFはどう違うのか?と言われると、それこそ論文が書ける位なのでここでは書くつもりはないが)。たぶんそのほっとした気持ちが強いために、本作を素直に観ることが出来たんだろう。推測するに、山崎監督は本物の特撮ファンだからこそ、その辺の機微を分かった上で作っているんだろうと思う。特撮ファンでなければ分からない心の動きまで把握しているとは、侮り難し(嘘)。

 物語はメインストーリーは出来るだけ変えないようにしながら、設定の方を色々変えてなるだけコンパクトにまとめ、後はキムタクを中心としたヒロイックな物語にまとめてるけど、これはこれで正解。オリジナル版にあった群像劇っぽさは映画には不要。焦点を絞って後は切り捨てた方がなんぼかましなものが出来る。あくまで一つの側面だけで見た「ヤマト」なのだから、それで良い。
 配役では結構首を傾げる部分もあったけど、それはまあ呑もう。古代進役はもうちょっと若い役者に演らせた方がよかった気もするんだが、客寄せにはこうするのがベストだったのかな?それに古代や森ユキなんてステレオタイプの役は私にとっては
どうでも良い役に過ぎないから。私にとって重要事項は、かつての理想の大人、真田役にあったから。そしてその真田役やったギバちゃんは見事なくらいにはまってた。ちゃんと『さらば宇宙戦艦ヤマト』にあったやつだが)特攻シーンもやってくれた。これだけで充分だ(不満があるとしたら、出番が少なかったことと、肉体がサイボーグと言う設定を消してしまった事かな?)。後はアナライザーだろうな。大幅に設定が変わってしまったが、あの姿がちゃんと拝めたのは結構すっきり(声がオリジナルの緒形賢一と言うのも泣かせる。緒形直人が出てるよりこっちの方が嬉しい)。
 設定上、監督がファンだからと言う理由がもっとも大きいとは言え、ほぼ「ギャラクティカ」の丸パクリってのはややマイナスとは言え(他にも
『スターウォーズ』「スタートレック」のパクリも多い)、イスカンダルやガミラスをああやってばっさり人外のものにしてしまったのは、物語を単純化させるには一役買った。これもすっきりしていて良いんじゃないかな?ちゃんと伊武雅刀の出番もあったし。

 …ここまで書いて分かった。なんで私がこの作品を肯定的に見られるのか。それは主人公のことを全く考えてなかったからだった。やっぱり観たかったのは、
真田士郎であり、デスラーであり、そして特攻だったのだから。そしてそれらは全てちゃんと出ていたのだから。

 そりゃ、色々アラを言えばいくらでも言える。特にキムタクの悩んだふりの演技の嘘くささはひどいもんで、悩んだ結果やってることが全部特攻になってしまうという、身も蓋もない結論は、
呆れを通して感動を覚えるほどだ結論が最初から分かってるなら悩むな。悩むんだったらほかに選択肢を用意しておけ。他にも宇宙空間が舞台なのに、全部平面的な作戦ばかりとか言うのもある。

 でも、充分楽しめた。結局はただそれだけで良いだろう。

 

相原
【あいはら】
 ヤマト航海班班長。通信索敵のプロフェッショナル。アニメ版では男だったが、ここでは女性となっている。役はマイコ。 甘崎
アナライザー
【あならいざー】
 古代進が持っている疑似人格を入れたサポート用携帯コンピュータ。実はコスモゼロの部品の一部であり、これを付けることによって3メートルを超す鋼鉄の巨人形態を取ることも出来る。進によれば「お前が家族みたいなもん」だそうだ。 甘崎
安藤
【あんどう】
 ヤマト第三艦橋クルー。ガミラスの攻撃により、第三艦橋に取り残された際、古代の判断で雪が第三艦橋毎破壊する。 甘崎
イスカンダル
【いすかんだる】
 地球に波動エンジンの設計図を送り込んだ謎の宇宙人。実はガミラスの一部勢力で、自分達は母星の消滅と共に滅ぶべきだと主張している。 甘崎
イスカンダルシップ
【いすかんだる-しっぷ】
 イスカンダルが地球に送った波動エンジンの構造図を乗せたカプセル。船自体は破損したが、カプセル自体は地上に落下し、偶然近くにいた古代進によって発見された。 甘崎
太田
【おおた】
 ヤマト技術班で航海士。真田のサポートのような役回りだったが、真田亡き後、真田の代わりに艦橋任務に就いている。 甘崎
沖田十三
【おきた-じゅうぞう】
 ヤマト艦長。かつて最後の宇宙艦隊司令官として火星でガミラスと戦ったが、敗退を余儀なくされ、最後の希望ヤマトをイスカンダルへと向けることを進言し、自ら艦長となる。役は山崎努。 甘崎
加藤
【かとう】
 ブラックタイガー隊副長。元チーム古代の一員で、古代に対しては全幅の信頼を置いている。ガミラス星の地上戦で死亡。役は浪岡一喜。 甘崎
ガミラス
【がみらす】
 5年前突如流星爆弾によって地球に攻撃してきた謎の宇宙人。その正体は鉱石型の思念総合体だった。母星の寿命が尽きかけているため、地球を第二の故郷にすべく、同じ環境を作ろうとしている。名称は地球人が付けた仮称。 甘崎
ガミラス戦艦
【がみらす-せんかん】
 ガミラスの主力兵器。オーバーテクノロジーの固まりで、地球の開発した武器の大部分は無効化され、仮に通用してもすぐさま学習してしまう。 甘崎
きりしま
【きりしま】
 火星星域戦で撃沈した地中防衛軍艦。 甘崎
空間騎兵隊
【くうかん-きへいたい】
 ヤマトに乗艦していた白兵戦のプロ。一応3人が確認されるが、この人数だから、むしろ非公式の艦内警察的な役割の方が主任務っぽい。 甘崎
コスモクリーナー
【こすも-くりーなー】
 イスカンダルにあるとされた放射能除去装置。実はこの装置の存在は沖田の想像によるものだったが、イスカンダルの補助的な能力にちゃんとその機能はあった。 甘崎
コスモゼロ
【こすも-ぜろ】
 司令官用戦闘機で、古代進専用機として使用されている。アナライザーのメモリチップを装着することで、アナライザーそのものとなり、更にロボット形態のアナライザーも内蔵している。 甘崎
コスモタイガー
【こすも-たいがー】
 ヤマト艦載機。ブラックタイガー隊および森雪が使用している。 甘崎
古代進
【こだい-すすむ】
 かつて地球防衛隊の戦闘機乗りで、幾たびもガミラスの遊星爆弾から地球を守っていたが、ある事件を境に軍を引退。その後志願してヤマト戦闘班班長に就任する。後に沖田から指名され、ヤマト艦長代理となる。役は木村拓哉。 甘崎
古代守
【こだい-まもる】
 進の兄。宇宙戦艦“ゆきかぜ”艦長。火星での最終決戦に参加していたが、沖田を逃がすためにゆきかぜを盾にして戦死した。役は堤真一。尚、堤は当初デスラー役で出演する予定だったとも言われる。 甘崎
斉藤始
【さいとう-はじめ】
 空間騎兵隊隊長。格闘戦のプロフェッショナルだが、よく真田に従い分析の手伝いをすることも多い。最後は真田を守りながら仁王立ちで殉職。オリジナル版では『さらば』の方に出演したキャラで、死に方も同じ。役は池内博之。 甘崎
佐渡
【さど】
 こよなく酒を愛する軍医。沖田艦長の盟友でもあり、常に沖田の艦にいる。原作と最も大きく変わったのがこの人で、初老の男性から、妙齢の女性へと変わっている。役は高島礼子。 甘崎
真田志郎
【さなだ-しろう】
 ヤマト技術班班長。優秀な科学者でもあり、ガミラスの研究を続けている。古代守とは同期で、進を弟のように思っている。役は柳葉敏郎。 甘崎
島次郎
【しま-じろう】
 島大介の息子。遊星爆弾の宇宙ステーション爆発が元で言葉が不自由になっており、島との通信ではキーボードを用いてコミュニケーションを図っていた。 甘崎
島大介
【しま-だいすけ】
 ヤマト航空班班長でヤマト航海士。コスモゼロ隊時代の古代進とは同期で、身重の妻が遊星爆弾を受けて重傷を受けたことで一度は除隊していたが、ヤマト乗組員として志願する。役は緒形直人。 甘崎
杉山
【すぎやま】
 ブラックタイガー隊の一員。 甘崎
砂岡
【すなおか】
 空間騎兵隊員。 甘崎
瀬川
【せがわ】
 空間騎兵隊員。 甘崎
チーム古代
【ちーむ-こだい】
 かつて古代進が隊長を務めていたコスモゼロ隊の愛称。遊星爆弾の撃墜では多大なる戦果を上げたが、古代の引退と共にチームは解散している。 甘崎
デスラー
【ですらー】
 集合意識体であるガミラスの人格。実際の名称としてはガミラスではなくこちらが正しいらしい。声は伊武雅刀。 甘崎
デスラー艦
【ですらー-かん】
 巨大ガミラス戦艦。種族としての存続を断たれたガミラスにより超大型爆弾と共に地球に突っ込もうとする。 甘崎
藤堂平九郎
【とうどう-へいくろう】
 地球防衛軍司令長官。沖田の提言を受け、ヤマトを難民船としてではなく宇宙戦艦としてイスカンダルへと向かわせた。 甘崎
徳川彦左衛門
【とくがわ-ひこざえもん】
 ヤマト機関長。沖田艦長と古代兄弟は古くからの知り合いらしく、何かと沖田に突っかかっていく古代を一番案じている。デスラーの攻撃を受けながら波動エンジンを安定させたことを確認して殉職。役は西田敏行。 甘崎
飛山
【とびやま】
 ブラックタイガー隊の一員。 甘崎
南部康雄
【なんぶ-やすお】
 ヤマト戦闘班副隊長。オリジナルでは痩身の、やや神経質そうな表情をしていたが、ここでは少々ワイルドな雰囲気を持つ。役は矢柴俊博。 甘崎
波動エンジン
【はどう-えんじん】
 イスカンダルから送られてきたメッセージの中にあった設計図。これを使うことで超光速度での航行と、これを転用した波動砲の搭載を可能とした。 甘崎
波動砲
【はどう-ほう】
 波動エンジンのエネルギーをそのまま攻撃に転換したヤマト最大の装備。 甘崎
ふゆづき
【ふゆづき】
 沖田の息子が乗っていたという艦。ガミラスとの戦いで撃沈された。 甘崎
ブラックタイガー
【ぶらっく-たいがー】
 ヤマト艦載戦闘機隊の呼称。 甘崎
古谷
【ふるや】
 ブラックタイガー隊の一員。元チーム古代。訛りがきついが、本人に自覚はない。 甘崎
ミーくん
【みー-くん】
 佐渡がいつも連れている虎猫の名前。 甘崎
森雪
【もり-ゆき】
 ヤマト戦闘班ブラックタイガー隊隊員。かつて古代に憧れて戦闘機乗りになった過去があったが、情けない姿となった古代を軽蔑するようになっている。はっきり言って「ギャラクティカ」のスターバックの真似である。役は黒木メイサ。 甘崎
ヤマト
【やまと】
 1945年に沖縄沖海戦によって沈められた戦艦大和をベースに、オーバーテクノロジーである波動エンジンを組み込んだ宇宙戦艦。対ガミラス戦で地球が作り出した最後の宇宙戦艦となった。元々は難民船として作られる予定だったらしい。 甘崎
山本
【やまもと】
 ブラックタイガー隊の一員。かつてチーム古代に属していた。死に際に敬礼をして敵艦に突っ込むのは原作版と同じ。 甘崎
遊星爆弾
【ゆうせい-ばくだん】
 ガミラスの地球攻撃用爆弾。地球表面を放射能に覆われた死の惑星に変えてしまった。 甘崎
ゆきかぜ
【ゆきかぜ】
 古代守が艦長を務めた宇宙戦艦。火星での決戦で沖田をかばう守によってガミラスの砲撃を受け撃沈。 甘崎
ワープ
【わーぷ】
 波動エンジンを搭載することで可能となった空間をジャンプする機能。 甘崎
我々は決して屈辱を忘れない種族だ
【われわれ-は-けっして-くつじょく-を-わすれない-しゅぞく-だ】
 ガミラス星を破壊され、最早種族としての存続が出来なくなってしまったガミラス(デスラー)が、それでも尚地球を攻撃する理由として語った台詞。 甘崎
名称
【】
  甘崎

 

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