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ジョン・ベリー
John Berry

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鑑賞本数 合計点 平均点
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
1999 11'29 死去
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978 がんばれ!ベアーズ大旋風 監督
1977
1976
1975
1974 愛しのクローディン 監督
1973 別れのクリスマス 出演
1972
1971
1970
1969
1968
1967 すべてをぶちこわせ 監督・脚本
1966 虎の谷 監督
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951 その男を逃すな 監督
1950
1949
1948 迷路 監督
1947
1946 小さな愛の日 監督
1945 初恋時代 監督
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931
1930
1929
1928
1927
1926
1925
1924
1923
1922
1921
1920
1919
1918
1917 9'6 ニューヨークで誕生

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タイトル

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物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

がんばれ!ベアーズ大旋風 1978
<A> <楽>
マイケル・リッチー(製)
ビル・ランカスター(脚)
トニー・カーティス
ジャッキー・アール・ヘイリー
若山富三郎
石原初音
アントニオ猪木
ジョージ・ワイナー
ロニー・チャップマン
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 見事カリフォルニア州大会で優勝を飾り、日本遠征を決めたベアーズ。だがスポンサーがおらず、このままでは日本に行けなかった。そんな時、偶然その事を知った芸能エージェントのマーヴィン(カーティス)は、これを金儲けの道具にしようと考え、マネージャーを申し出る。そしてやってきた日本で、やりたい放題のベアーズの面々と、それを利用しようとするマーヴィンのどたばたが旅行が始まる。
 『がんばれ!ベアーズ特訓中』(1977)の直接の続編となった本作の見所とは、フリーダムで無茶苦茶なベアーズの面々の姿を楽しむためにある。
 最早野球なんてどうでも良く、ずれた日本描写と、アントニオ猪木と若山富三郎
(ちなみに猪木はモハメッド・アリと戦ったと言う事で、そして若山富三郎はグラインドハウスで『子連れ狼』シリーズが静かな人気を呼んでいたこともあって、アメリカでもそこそこ知名度があった)、萩本欽一相手に無茶苦茶やってるだけの作品になってしまった。内容的には『悪魔の毒々モンスター東京へ行く』(1988)とほぼ同じ。特に日本人からすると、観てるだけで体がむず痒くなってくるような出来でもあった。そもそも野球が全く関係ないし、一応主人公であるはずのケリーが単なる軽い兄ちゃんでしかなくなり、魅力が全く無くなってしまっており、人物描写が酷すぎる。
 物語に関して言えば壊滅的だし、日本に対して失礼極まりない内容でもあるのだが、少なくとも前作『がんばれ!ベアーズ特訓中』と較べたら、突き抜けたドタバタコメディに徹底した分好感度が高い。開き直りを楽しめればそれで良い。
 それと、私が本作が嫌いになれない理由として、若山富三郎の語りがある。
 若山富三郎の役どころはリトルリーグの監督なのだが、ラスト近くになってカーティス演じるマーヴィンと話している時、ほとんどインタビューのような状態になって、苦労話をぽつりぽつりと喋るのだが、それが妙に身に迫っており、芸能界における自分の位置づけについて、「これって本音なんじゃないか?」と思わせる発言もあったりしてなかなか興味深い。本作観たのが吹き替えだったので、トニー・カーティスが広川太一郎の声でまぜっかえすように「子連れ狼じゃないんだから」と愚痴っぽく言ってる所も自虐的で、観ていて楽しい。

 完全に馬鹿映画と割り切って観る分には、結構楽しめると思う。ただ、これがあの『がんばれ!ベアーズ』(1976)の続編だと思うと情けなくなるので、それなりに注意は必要。

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