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ジョナサン・エントウィッスル
Jonathan Entwistle

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レビュー
ベスト・キッド:レジェンズ
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カレン・ローゼンフェルト
ジェニー・ヒンキー
ラルフ・マッチオ(製)
ロブ・ライバー(脚)
ジャッキー・チェン
ラルフ・マッチオ
ベン・ワン
ジョシュア・ジャクソン
セイディ・スタンリー
ミンナ・ウェン
ワイアット・オレフ
アラミス・ナイト
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 北京に暮らす17歳の高校生リー(ワン)は、ハン師匠(チェン)のもとでカンフーを学んでいたが、母とともにニューヨークに移住することになった。引っ越し初日に知り合ったピザ屋の娘ミア(スタンリー)と知り合い、仲を深めていくのだが、そのミアの元恋人しでニューヨークの格闘技チャンピオンでもあるコナーに因縁をつけられてしまう。格闘家の兄を闇討ちで殺されたことで未だショックから立ち直っていないリーはどうしても戦えなかった。だが被害がミアの店にまで及ぶようになり、それを超えるためにリーは戦う事を決意する。そこで中国からやってきた師匠ハンとミヤギ道空手の達人ダニエル(マッチオ)の二人から指導を受ける。

 大ヒットを記録し、アメリカに一大空手ブームを引き起こした『ベスト・キッド』(1984)からもう40年となる。私自身あの映画にはまってしまって、一種の青春の思い出として大切にしている映画でもあるのだが、流石に続編も作りすぎた感あって、徐々に質が落ちていくのを苦々しい思いで眺めていた。一旦『ベスト・キッド』(2010)という仕切り直しもあったが、Netflixの「コブラ会」も未見だし、自分の中でも、本シリーズを追いかける気もなくなってきていた。

 そんな時に飛び込んできたニュースが、新しい『ベスト・キッド』の話。しかもこれはラルフ・マッチオとジャッキー・チェンが出てくると言うことで、二つの系統に分かれた『ベスト・キッド』が一つに戻ると言うことで、これはやはり観ておきたいという思いが高まった。

 で、見た結果を言えば、かなり満足度高かった
 正直言わせてもらえれば、今の時代に復活させる必然性は全くない。強いて言えば、マッチオとジャッキー・チェンの動けるうちに作らねばならないという使命感だけだろう(動けなくなったモリタに無理矢理空手やらせたから悲惨になった『ベスト・キッド4』(1994)という失敗作を目の当たりにしてるので、そこは理解出来る)
 とはいえ、オリジナル版とリブート版どちらも出すことによって、話を一つにまとめてくれたのはありがたいし、そもそも空手家でないモリタがオリジナル版の『ベスト・キッド』で見せていた空手は空手ではないという問題を、「カンフーと空手の融合態」という説明で納得させてくれたのも良かった。50年近くモヤモヤしていた設定がこれで少しすっきりした。

 そして本作の満足度の高さは、普遍性が高いという事も挙げられる。
 才能はあるものの、何らかのリミットをかけて強くなりきれない青年が、指導者のもとで自らのトラウマと向き合って、それを乗り越えることで強くなる。精神的な危機を乗り越えたことで、肉体的のみならずメンタルも強くなり、勝者としての余裕と鷹揚さが生まれる。そしてその強さには、支えてくれる恋人がいること
 80年代に確立された青春ものをそのままやってる感があるのだが、やっぱり色々映画を観ていると、時々無性にこう言う作品が観たくなる。その欠乏を埋め合わせてくれたのはとても嬉しい。
 単純結構。心に大きな満足を与えてくれた本作に拍手を送ろう。

 これで心の準備ができた。それでは「コブラ会」観ることにするか。
製作年 2025
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