ドナルド・ダック・ストーリー
The Donald Duck Story |
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ジャック・ハナー
テッド・バーマン
アルバート・バーティノ(脚)
ウォルト・ディズニー |
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★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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3 |
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ウォルト・ディズニーによるドナルド・ダックの誕生とこれまでのフィルモグラフィ。そしてこれからの展開についての語りを描くドキュメンタリー。
ディズニーの看板はミッキーマウスだが、彼が本当の意味で看板となるまでには、他のいくつかのキャラクターと競う必要があって、その中で登場したのがドナルド・ダックだった。実は初期の頃の短編映画ではミッキーよりもドナルドの方が出演が多いくらいだった。
ディズニーとしては、ミッキーを中心にするのは当然と考えていたようだが、同時に他の魅力的なキャラを登場させることで層を厚くしていこうと考えていたようで、そのキャラの肉付けをこれからの展開で語っていたのが印象深い。色んな肉付けをされて今のドナルドになったと考えると、その歴史的な重みも感じられる。
本編の監督であるジャック・ハナーは元々アニメーターで、既に登場していたドナルドの肉付けに一役買った人物で、今のドナルドの性格や行動などはハナーによるもの。その意味でこの監督に起用したのはぴったりだった。 |
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