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ジョン・ケント・ハリソン
John Kent Harrison

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タイトル
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物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

トロイ ザ・ウォーズ 2003
<A> <楽>
  
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 スパルタ王メネラオスに輿入れしたヘレン(ギロリー)は女神の導きにより、トロイの王子パリスと惹かれあう。メネラオス王の兄アガメムノンはそれを好機とし、ギリシア連合軍がトロイに攻め込む。ここにトロイ戦争が始まったのである。
 『トロイ』(2004)を観た後で、テレビでやっていたので本作を拝見。丁度『トロイ』の一年前にTMVとして放映された作品らしいが、正直、全く期待せずに観始めたところ、
これは何と!凄いぞこれは
 本作は約3時間に及ぶ物語で、トロイ戦争以外のところを充分時間取っているのが幸い。最初にヘレンとアテナイ王テセウスの話が出てきた時点で完全に引き込まれた。これって実は私も知らなかったのだが(確か
「イーリアス」にも載ってない)、調べてみたらギリシア神話ではちゃんとこの話があるらしい。よくこんな話を入れたもんだ。この脚本家、よほどギリシア神話に精通してると見える。
 完全に姿勢を正し、真剣に観ることにした。
 実際これって面白い…というか、
大変興味深い
 本作の中心人物は四人出てくる。トロイの王子パリスとヘレンは当然として、その他の中心となっているのはカッサンドラと、なんとメネラオスだった。ここで描かれるメネラオスは兄アガメムノンの強い影響下にあり、決して逆らえず、ヘレンとの結婚もアガメムノンの命令によるものだった。だからヘレンがどれほど美しくても、彼女を愛することが出来ない。しかし、最後に炎の中で犯されるヘレンを見たメネラオスは、実は本当に彼女を愛していることを知る…
実は神話ではこの後の話がちゃんとあって、エジプトでのメネラオスとヘレンの愛の物語へと移っていくので、そこまでちゃんと知った上でこの脚本が作られていることが分かる。ここまでギリシア神話を読み込んで作ったんだ!と感動
 しかもここで描かれていたアキレウスの人物描写がモロ私のイメージ通りだったのも嬉しいとこ
ろ(『トロイ』でのアキレウスはアキレウスじゃなくてブラッド=ピットでしかなかったしね)。そう。アキレウスはあれくらい粗野で、自分が倒したヘクトールに対して容赦なく死者をむち打つような人間じゃないとねえ。更に『トロイ』では描かれなかったカッサンドラもしっかり個性出してたし、描写もすばらしかった。
 TMVという割りに十分に金をかけた画面エフェクトもよかった。
有名どころの俳優を使わなかったことが功を奏したのかも
 結局「イーリアス」は単体ですばらしい作品なのだから、そのまんま映像化したとしても充分と言うこと。下手に脚色を入れるから変になるんだよな。
 おかげでやっと『トロイ』の弱点というものが分かってきた。キャラクターを美化しすぎた挙げ句、
「イーリアス」から外れすぎたって事だ。改めてあの作品の無惨さを感じる結果となったよ。
 …やっぱり「イーリアス」はすばらしい物語だと、改めて実感。

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