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2007 | ||||||||
2006 | ||||||||
2005 | ||||||||
2004 | ||||||||
2003 | ||||||||
2002 | ジャスティス 監督・製作 | |||||||
2001 | ||||||||
2000 | オーロラの彼方へ 監督・製作 | |||||||
1997 | 悪魔を憐れむ歌 監督 | |||||||
1996 | 真実の行方 監督 | |||||||
1993 | 南北戦争前夜 監督 | |||||||
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1989 | 沈黙の裁き 監督 | |||||||
1986 | カリフォルニア・ジャスティス 監督 | |||||||
L.A. LAW/7人の弁護士<TV> 監督 | ||||||||
1981 | ヒル・ストリート・ブルース(TV) (-87) 共同製作総指揮 | |||||||
1944 | 11'27 テキサス州アビリーンで誕生 |
タイトル | |||||||||||||||||||||||
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ジャスティス 2002 | |||||||||||||||||||||||
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1944年、第二次世界大戦下のドイツ。若き中尉トミー=ハート(ファレル)はドイツ軍に捕まり、連合国軍捕虜が囚われているムースブルグ捕虜収容所に送られてきた。その収容所内で死体が発見される。死んでいたのは人種差別主義者として知られていたアメリカ人捕虜で、一人のアフリカ系アメリカ兵に殺人の容疑がかけられる。トミーはマクナマラ大佐(ウィリス)に強いられ、弁護をさせられる事になるが、マクナマラ大佐自身がその調査を妨害しようとする…彼の真意を探ろうとするハートだったが… デジタル処理された収容所。リアリティはそこそこあるが、どうもメリハリが感じられない。実際の話、収容所を暗く描くのは簡単。それをただ地道にやっただけ。オチだって半分見え透いていたし。大体ウィリスが悪人役を演るわけがない。と言う思いが観る側にはあるから、ウィリスがどんなに悪ぶっても、それが演技としか見えないのだから仕方がない。それで思った通りになっただけだ。 同じ収容所の話だと、ワイルダーの傑作『第十七捕虜収容所』があるけど、あの笑いには救われたものだ。本作には笑えるところが微塵もない。ただ責められるだけの主人公にストレスが溜まりまくる。 邦題『ジャスティス』は「正義」…利用されるだけ利用される言葉の上での正義か。よくもまあ、こんな邦題をつけたもんだ。 一口で言えばありきたり。それで話が暗いときてるから、救いがない。もうちょっと工夫すべきだったんじゃないか?何か賞でも欲しかったのかもしれないけど、ひねりがない暗いだけの話に魅力はない。 |
オーロラの彼方へ 2000 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
2000ゴールデン・グローブ歌曲賞 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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1969年、ニューヨーク上空に珍しいオーロラが出現した日、その日は6歳のジョンにとって最良の日になった。消防士の父フランクは火事場から救助を果たし、母ジュリアと共に家族団欒を過ごしたのだった。だが、その二日後、火事で日に巻き込まれて死亡してしまう。それから30年。警官になったジョンは、失敗続きで人生の意味を見いだせずにあがいていた。そんなある日、やはりニューヨークにオーロラが出現したその日、ジョンは父の愛用していた無線機を見つける。そしてそこから聞こえてきたのは、なんと懐かしい父の声だった… この手のファンタジックな親子の交流話は実は私のツボ。通常この手の話はどんなに陳腐であってもはまりこんでしまう。 そんな感じで本作の場合、予告を観て、これは是非!と思って鑑賞を決定。 鑑賞前は何となく親と子のあり得ない交流の話。ハートフル・ファンタシー作品だと思っていた。 確かに前半部分は思った通りの話が展開し、それで期待は結構高まっていた。ここで、逃げ得ぬ運命を前にどう二人の関係を保っていくのか?と思ったのだが… ところが、前半部分で妙な伏線が張られている。主人公のジョンは刑事で、迷宮入りしかかってる犯人を追いかけてる。これが後半になって意味を持ち出した頃から、話がだんだんずれていく。 結果として、父と子の交流部分は前半部分に集約。以降はジョンを中心とした刑事物の作品へと転換。 良く言えば、まさかこんな展開になろうとは思ってもいなかったから確かに意外性はあった。だけど肝心のストーリーがこういう話になるとは思ってなかっただけに、ラストで愕然。 過去を変えることは出来ない。だからこれからが重要なんだ。と言う展開だったらともかく、過去を変えてしまって自分の都合の良い現在に変えてしまうなんて、これは出来過ぎな上にベタベタ。もの凄い偽善性を感じてもしまう。観終わった時、「ふざけんなタコ」という台詞が自然と出てきた。 正直期待度が高かっただけに失望も大きい。期待して観さえしなければそれなりに点数をあげても良いんだけど、それでダメ。避け得ぬ運命を前に、親子のギリギリの交流を描くことに特化してくれれば点数も上がったのに。ラストがああじゃなければまさにツボなんだけど、裏切られた気分が強くて。 |
悪魔を憐れむ歌 1997 | |||||||||||||||||||||||
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殺人課の刑事ホッブズ(ワシントン)は凶悪な連続殺人犯を逮捕し、ガス室送りとする。ところがその後も同じ手口による事件が立て続けに起こるようになった。それは凶悪犯に取り憑いていた悪霊アザゼルの仕業だったのだ。それを察したホッブズだが、悪霊はそんな彼に対し、執拗な攻撃を加え始めるのだった。なすすべ無く友人や身内が倒れる中、ホッブズが下した結論は… アカデミーではよく候補に挙げられ、2001年にはついにオスカーを手にしたワシントン。演技者としては最高峰に立つ役者の一人…なのに不思議とこう言った明らかにB級作品にも良く主演している。演技者としての幅と言うべきなのか、何も考えずに役を受けているというべきなのか…だからこそ、私はこの人が大好きだ。 物語は完全なB級アクション作品で、金を使った割にはストーリーは陳腐。ラストに衝撃を持たせようとしたのは分かるけど、それだってほとんど意味を持ってない。悪霊に魅入られたばかりに踏んだり蹴ったりで最後は殺されてしまうの主人公ホッブスが可哀想という程度の作品でしかない。きっと不幸の星の元に生まれた男を描きたかったんだろう。 ここに登場する悪霊アザゼルというのは旧約聖書に出てくる悪霊の名前だが、確か記憶によると荒野で人に試練を与えると言う小物だったはず。そいつが黙示(apocalypsys)を語ったり、一人の人間に取り憑くのがやっとなのに「世界を征服する」などとほざいてるのは無理がないか?大体古代から生き続けている悪霊がわざわざ現代になって出てくるのもなんか変。 あとホッブズを恨んでいる悪霊だが、自分が憑いている人間を死刑にしたから恨みを持つ、と言うのも妙じゃない?そいつだけに長い間取り憑いていた理由って何かあるの? 確かローリング・ストーンズに同名の歌があったので、それをそのまま使ったんだと思ったが、音楽だけはやたらノリが良いので、そう言うのが好きな人だったら…(そう言えばこのパターンは『ハイランダー』によく似てるな) 特にワシントンが真面目に、一生懸命やっているのが分かるだけに悲しい作品。 |
真実の行方 1996 | |||||||||||||||||||||||
1996米アカデミー助演男優賞(ノートン) 1996英アカデミー助演男優賞(ノートン) 1996LA批評家協会助演男優賞(ノートン) 1996ゴールデン・グローブ助演男優賞(ノートン) 1997MTVムービー・アワード悪役賞(ノートン) |
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