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マイケル・ライシーニ
Michael Laicini

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レビュー

 

アントラム 史上最も呪われた映画
Antrum: The Deadliest Film Ever Made
<A> <楽>
デヴィッド・アミト(共)
マイケル・ライシーニ
デヴィッド・アミト(製)
デヴィッド・アミト(脚)
ニコール・トンプキンス
ローワン・スミス
サーカス=サレフスキ
ダン・イストラーテ
シュー・サキモト
クリステル・エリング
★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 1970年代のどこかの時代。撮影者も監督も知られてない一本の映画あった。『アントラム』という映画は、観た者が必ず不幸に見舞われるとされて、封印されてしまうのだが、1988年にハンガリーのブダペストで初上映される。すると映画の上映中に火災が起きて映画館は焼失し、56人もの犠牲者を出す大惨事となった。それを検証したところ、この映画にはいくつかのサブリミナル効果が入っていることが分かったが、一体誰が何のためにそれを入れたのかが分からなかった。その内容を検証するための解説と、本編を収録する。

 前に雑誌でこの映画の紹介を読んでいて、東京では実際に公開もされた。興味はあったものの、ホラーを劇場で観るのはきついので、レンタルが出るまで待ってから視聴。
 本作は結構面白い構造を取っていて、本編となる『アントラム』の前後にこの作品がいかにおかしな作品なのかを説明する。作品自体はありきたりなホラー作品で、画面も荒いが、画面の端々におかしな映像が挿入されていること、そしてそれを踏まえて死ぬ可能性を顧慮して観続ける覚悟があるのかと問いかけてから本編が始まる。

 そして本編。冒頭から思わずにやける。
 70年代に撮られた作品と銘打った作品なので、撮影はフィルムによるものであるはずである。そしてフィルムで撮られた作品というのは、例えば光のハレーションとかものの輪郭がちょっとぼけるとかの特有のエフェクトがあるものだ。画面をざらつかせていかにも古いフィルムに見せているものの、本作の描写はとてもかっちりしてる。ぱっと見だけでこれがデジタル撮影だって事は分かる。
 他にも説明では悪魔が付けたという光のエフェクトが普通にパソコンで出来そうな光にしか見えない。いかにも今の作品を古く見せてるだけというもの。流石に笑える。

 でも、私がここで書いてるのは作り手は織り込み済み。本作で大切なのは、嘘がばれることでは無い。「これは最初から嘘ですよ」ということをちゃんと見てもらえること。それで話題になれば良いのだ。最初から隠すつもりがないのも頷ける

 なんせ本編の中身があまりに薄いので、こうやって話題作りをすることが必要だったのだ。それに狙いがちゃんと当たって、世界中で劇場公開されたのだから、狙い通りと言えよう。

 本編の中身については語る必要もなかろう。ルチオ・フルチのホラー作品の設定を使ってブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999)を撮ったと言うくらいのもので、全般的にチープすぎる。パンツ一丁でブツブツ呟きながら主人公に迫る男とか、突然日本語で謝り続ける男が出てくるのを温かい目で見守るくらいが見所だろうか?

 ちなみに主人公オラーリー役のニコール。トンプキンスは2019年のゲーム「バイオ・ハザードRE:3」主人公ジルのモーションキャプチャ元で、そっちの方が有名かも知れない。
製作年 2018
製作会社
ジャンル
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原作
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