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フランク・ピアソン
Frank Pierson

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鑑賞本数 合計点 平均点
書籍
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1981
1980
1979
1978
1977
1976 スター誕生 監督・脚本
1975 狼たちの午後 脚本
1974
1973
1972
1971 盗聴作戦 脚本
1970 ネオン輝く日々 監督
1969
1968 鏡の国の戦争 監督・脚本
1967 暴力脱獄 脚本
1966 真昼の衝動 脚本
1965 キャット・バルー 脚本
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
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1950
1949
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1946
1945
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1936
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1930
1929
1928
1927
1926
1925 5'12 ニューヨークで誕生

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スター誕生 1976
1976アカデミー歌曲賞、撮影賞、音楽賞、音響賞
1976ゴールデン・グローブ作品賞、男優賞(クリストファーソン)、女優賞(ストライサンド)、音楽賞、歌曲賞
<A> <楽>
バーブラ・ストライサンド
ジョン・ピーターズ(製)
ジョン・グレゴリー・ダン
ジョーン・ディディオン
フランク・ピアソン(脚)
バーブラ・ストライサンド
クリス・クリストファーソン
オリヴァー・クラーク
ポール・マザースキー
サリー・カークランド
ロバート・イングランド
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ウィリアム・ウェルマン (検索) <A> <楽>
ロバート・カールソン (検索) <A> <楽>
 カリスマ的なロック・スターのジョン=ノーマン=ハワード(クリストファーソン)は、音楽に生き甲斐を見出せなくなり、クサッていた。そんな時に場末のバーで一人の女性エスター=ホフマン(ストライサンド)を見かける。その歌のセンスに惚れた彼は彼女をロック・スターに仕上げようと決心する。彼の目論見通りエスターはヒット・メイカーになったが、その時にはハワードはすでに過去のスターとなっていた…
 『スタア誕生』(1954)のリメイク作で
1977年全米興行成績6位。オリジナル版はジュディ=ガーランドの復帰作と言われたが、本作は今度はストライザンドを第一線女優としての地位を固めるのに役だった(リメイクに当たり、ストライサンドは自分自身にスポットが当たるように脚本を徹底的に変えさせ、それでも不満で、結局自分自身と愛人のジョン=ピータースとでほぼ書き直しをした)。
 歌を媒介とした、典型的なメロドラマ。こう言うのが私は
大嫌いだ
 大体何かに秀でた男性が出てきて、何も知らない純粋な田舎娘に恋をする。それで娘の方に情熱を傾ける内に、男の光るものがどんどん蝕まれていき、結局生活無能力者になってしまう。女は男を自分の恩人だと思って尽くそうとするが、今度は男が自分の情けなさに嫌気が差して女の前から姿を消す…それで最後は大概男が女の前にやつれきって現れて。と言うパターンに持っていく。典型的やね。
 結局バーブラ=ストライサンドの魅力に頼るしかない作品であり、彼女をそれほど魅力的だと思えるのならば、そのパターンを超えて好きになるだろう。私は駄目だった。特に長い分苦痛が長引いただけで終わった。
 強いて良いところを言えば、明らかにこれはアメリカン・ニュー・シネマの影響を強く受けていたようで、リアリティは極めて高かった。クリストファーソンにはさほど“華”が感じられないが
(そういう人間にカリスマ・ロック・スターを演らせるのが問題あるぞ)、狂気の部分は結構上手く演じていたようだった。実際70年代、ロックがどんどん先鋭化していた時代にはそう言うプレイヤーがいたものだ。ロックが反体制でいられた良き時代なのだろう。
 主題歌の
「スター誕生のテーマ」はスタンダード・ナンバーとなったのみならず、米ヒットチャートに6週連続の1位という快挙を成し遂げる。
 劇中のリハーサルシーンはストライサンドの要求で生音源を使用している。それを良いことにアドリブを入れまくったとか。

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