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_(書籍) _(書籍) |
タイトル | |||||||||||||||||||||||||||
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メラニーは行く! 2002 | |||||||||||||||||||||||||||
2003MTVムービー・アワード女優賞(ウィザースプーン) | |||||||||||||||||||||||||||
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NYで活躍する若手ファッション・デザイナーのメラニー(ウィーザースプーン)は富豪にしてニューヨーク市長の息子アンドリュー(デンプシー)にプロポーズされ、それを受けることに。完璧なサクセスストーリーを歩む彼女だったが、一つだけ問題があった。実は彼女は高校時代に結婚しており、夫のジェイク(ルーカス)が未だに離婚に応じてくれないのだった。そこでメラニーは、離婚届を手に過去に決着を付けるためアンドリューに内緒で故郷アラバマへと向かう… 新進気鋭のウィザースプーンを擁したラブコメ作品。コメディとして見るなら、そこらかしこに笑いの要素が詰まってるし、オチの見えないストーリーもそこそこ面白い…が、優しい周囲の配慮に対し、我が儘勝手なメラニーの描写にはちょっと引く。 坊ちゃん然として、自然に大金を使いこなす婚約者のアンドリューはストーリーが進んで行くに従い、どんどん良い奴になっていくし、結婚していたジェイクだって、最初が単なる嫌味な奴だったのに、どれだけメラニーのことを考えていたのか分かってきて、それも後半になって良くなっていく。 対してメラニー自身は最初の頃の決断はどこへやら、中盤辺りからどんどん中途半端になっていき、最後の方はもうグチャグチャ。一体どっちを選ぶのか?とは思うのだが、結局周りに流されるだけ。それで周囲の人間は振り回されっぱなしなのに、最後まで彼女を暖かく見守ってる…まあ、実際こんな性格の女性っているもんだけど、それをわざわざここで出さなくてもなあ。 楽しいのは楽しいんだけど、観ていて結構ストレスがたまる作品と言える。 |
アンナと王様 1999 | |||||||||||||||||||||||||||
1999米アカデミー美術賞、衣装デザイン賞 | |||||||||||||||||||||||||||
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シャム(タイ)の王モンクットに子供たちの家庭教師として呼ばれたイギリス人アンナ。彼女の知っているどの国とも違うシャムの文化に最初戸惑うアンナだが、息子のトムと共にここに暮らすにつれ、徐々に馴染んでいく。だが、世界はまさにイギリスによるパクス・ブリタニアの時代。イギリスの影響を受け、隣国のビルマ(ミャンマー)が国境を脅かしていた。そんな中での王様とアンナとの心の交流を描く。 『王様と私』(1956)のリメイク作。 長い映画だったが、観終わった後、心地よい余韻を楽しむことが出来た。史実を元にした作品だがストーリーもちゃんとひねりを加えているし、何よりチョウ=ユンファが良い。男から見て本当に格好良いと思わされた。それにタイの自然を模した画面の奥行きが良いし、とにかく綺麗。今ひとつジョディ=フォスターがはまり切れてない感じもしたけど、綺麗だから良し(笑) 実際最初の方は何のことはない西欧文明の押しつけか?とか思っていたが、意外にもそれを否定されるようなシーンが結構あったりして、かなり冷静な目で脚本が出来ていることに気付かされる。 最後は男ではない。頭の良い女性と子供が強いのだ。あのオチは結構良かった。 王とアンナの関係は悲恋に終わるが、それで良し。もし結ばれてしまったら余韻も台無しになっただろう。 |