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2021 | サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時) 監督 | |
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2011 | ブラックパワー・ミックステープ 〜アメリカの光と影〜 音楽 | |
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1971 | 1'20 ペンシルヴァニア州フィラデルフィアで誕生 |
サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時) Summer of Soul (...Or, When the Revolution Could Not Be Televised) |
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1969年夏。ニューヨークのハーレムで黒人達を中心とした音楽フェスティバルが開催された。「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」と呼ばれたその祭典は著名なブラックミュージシャンがこぞって出演し、30万人もの人々が参加したにもかかわらず、大きな話題になること無く、半世紀の間封印されていた。そんな祭典を改めて掘り起こし、世界に紹介するドキュメンタリー。 1969年はアメリカにおいて世界の音楽史上非常に重要なムーブメントが二つあった。一つ目はウッドストックと呼ばれるその音楽祭は現在に至るも音楽史に大きな足跡を残したものとして知られるし、多くの映画も作られている。ドキュメンタリーとして作られた『ウッドストック 愛と平和と音楽の三日間』(1970)がとみに有名だが、まさに同じ年にこんな大きなイベントがあったことは全く知らなかった。 なんでもこのイベントは封印されてしまったものらしい。 そもそもこのイベント自体が当時ニューヨークハーレムがひりついていたことが原因で行われたもの。白人との軋轢によっていつ暴動が起こるか分からない状態の黒人居住区の不満を少しでも解消出来るならとこのイベントが行われたという側面がある。それ故一定の成功を収めた本イベントは一回限りのものとして封印された。 これだけのものを封印するなんて、なんて勿体ないことを。しかもこれがちゃんと周知されていれば、以降の音楽トレンドも変わっていたかもしれない。それほどのイベントだった。 とにかく観て欲しいとしか言いようがないが、これ音楽に理解ある人だったら至福の時間となるだろう。出演者の豪華なこと。そして彼らが本当に楽しく歌っているのを観てるだけで楽しくなる。 一応ドキュメンタリーだから解説も入っているが、それが大変助かる。1969年当時の音楽のトレンドとか、黒人だけが歌っていた歌、逆に白人だけが歌っていたはずの歌を黒人が歌い、賛否両論だったジャンル。中南米の歌からアフリカからやってきた歌まで。多彩なジャンルの歌が次々とやってくる。 浸っている自分と、脳内で情報を補完している自分。どちらも満足を与えてくれる珍しい作品になった。 |
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