| 不死身の保安官 |
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ダニエル・M・エンジェル(製)
アーサー・デイルズ(脚)
ケネス・モア
ジェーン・マンスフィールド
ヘンリー・ハル
ブルース・キャボット
ロナルド・スクワイア
ウィリアム・キャンベル
シドニー・ジェームズ
ドナルド・スチュワート |
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| ★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 3 |
3 |
3 |
2 |
3 |
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南部の反逆者
Band of Angels |
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ジョン・ツイスト
アイヴァン・ゴッフ
ベン・ロバーツ(脚)
クラーク・ゲイブル
イヴォンヌ・デ・カーロ
シドニー・ポワチエ
エフレム・ジンバリスト・Jr
レックス・リーズン
パトリック・ノウルズ
トリン・サッチャー
アンドレア・キング
レイ・ティール
キャロル・ドレイク
レイモンド・ベイリー |
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| ★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 3 |
3 |
3 |
4 |
3 |
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たくましき男たち
The Tall Men |
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ウィリアム・A・バッカー
ウィリアム・B・ホークス(製)
シドニー・ボーム
フランク・ニュージェント(脚) クラーク・ゲイブル
ジェーン・ラッセル
ロバート・ライアン
キャメロン・ミッチェル
フアン・ガルシア
ハリー・シャノン
エミール・メイヤー
メエ・マーシュ |
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| ★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 3 |
3 |
3 |
3 |
3 |
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決斗!一対三
The Lawless Breed |
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ウィリアム・アランド(製)
バーナード・ゴードン(脚) ロック・ハドソン
ジュリア・アダムス
ヒュー・オブライアン
マイケル・アンサラ
デニス・ウィーヴァー
メアリー・キャッスル
フランシス・フォード |
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| ★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 3 |
3 |
3 |
4 |
3 |
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白熱
White Heat |
1943米アカデミー原案賞
2003アメリカ国立フィルム登録簿登録 |
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ルイス・F・エデルマン(製)
アイヴァン・ゴッフ
ベン・ロバーツ(脚)
ジェームズ・キャグニー
ヴァージニア・メイヨ
スティーヴ・コクラン
エドモンド・オブライエン
マーガレット・ワイチャーリイ
フレッド・クラーク |
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| ★★★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 4 |
5 |
5 |
5 |
5 |
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凶悪なギャング団を率いたコーディ・ジャレット(キャグニー)は、列車強盗に成功し、そのまま遠隔地の小事件の犯人として警察に自首することによって、アリバイ作りをして軽罪で収監され、その後晴れて出所した。母マー(ワイチャーリイ)と妻バーナ(メイヨ)の元に戻ったコーディはしばし犯罪家業から遠ざかるが、警察による列車強盗の捜査は着実に進められていた。一方母を溺愛するコーディにバーナは愛想を尽かし、同じギャング団の幹部に心が移っていた。
ギャングを扱った映画は多々あるが、その中で割と定番となるキャラが存在する。凶悪な犯罪者集団の中にあって、子どものような顔をして、実はとんでもなく凶悪なキャラクターである。元々実在のベビーフェイス・ネルソンという人物がいたからだが、この存在は映画映えするので、手を替え品を替えてこの手のキャラクターが登場する。だけどそれが定番になるためには、なによりそのベビーフェイスっぽさを体現する人物がいたのが重要。
ジェームズ・キャグニーというキャラクターはまさにベビーフェイスそのものとも言えるキャラで、彼の存在がギャング映画の新境地を開いたと言っても良い。キャグニーはダンサーとしても演技派としても一流の役者だが、最大のはまり役がギャング役となったのは、まさしくこのギャップこそがはまり役を作っていたのだろう。
かつて『民衆の敵』(1931)で女性の顔に半分切りしたグレープフルーツを押しつけることで大いに湧かせたキャグニーだが、本作でも片手に持ったチキンにかぶりつき、咀嚼しながらもう片手に持った拳銃で人を撃つ描写は後のいくつもの映画でリスペクトされている。
それはキャグニー自身もよく知っていたようで、本作のコーディの造形はキャグニー自身による脚色が入っているそうだ。マザコンでヒステリックなキャラをキャグニー自身が提唱したと言われている。お陰でとてつもないはまり役になった(本人はギャング役に復帰するのはあまり乗り気で無かったという話もある)。
そしてもう一点。この作品は映画史に残したものがある。
それは物語の主人公がイカれていてもちゃんと物語が成立するというもの。
この作品が作られるまでもいくつもの犯罪映画があり、中にはかなり暴力的な主人公も存在したが、基本主人公は理性的な人間を配していた。イカれた存在は主人公以外が演じるもので、主人公はいやいや、若しくはそんなイカれたキャラを利用する立場に立つことはあったが、本人がそういうキャラを演じるのはこれまでは遠慮されていた。実際『民衆の敵』でのキャグニーも相当イカれていた感じはあったものの、ちゃんと理性的な振る舞いもちゃんとしていた。
しかし本作を境に、そのようなキャラを主人公が演じても良いという免罪符が付いた感じで、ここからハリウッドの表現は一気に拡大された感がある。
その意味で本作は大きく映画史に貢献した作品でもある。
改めて考えるに、本作は突出してキャグニーの魅力に溢れてるのだが、ここまでのキャラクターを作れたのは演出のお陰だ。
この作品は当時のギャング映画を基本踏襲しており、起伏の箇所が概ね予測できるようになっている。どのタイミングで危機が起こり、どこで裏切りに遭う、というタイミングは大体分かるのだが、そのどのタイミングも外連味がたっぷりあふれてる。キャグニーが登場する度に、そのマザコンっぷりサイコパスっぷりで全部演出を取られてしまう。だからキャグニーに対抗するべく多くのキャラは怒鳴り合うし、極端な個性を発揮する。収拾つかなくなりそうな物語をきちんとバランスを取って、キャグニー一人の見せ場にしないようきちんと配慮されてるのがなんとも上手いところである。
とはいえ、ラストの独壇場のキャグニーはあまりにもキャラ立ちすぎ。炎の中ですっくと立ち、「ママーっ」と叫ぶシーンは映画史に残る最高のシーンの一つだ。
決してキャグニー一人だけの作品ではない。しかしキャグニーのキャラ立ちがあまりにも凄まじい作品でもある。 |
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| "Made it, Ma! Top of the world!" |
壮烈第七騎兵隊
They Died with Their Boots On |
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ハル・B・ウォリス(製)
ウォーリー・クライン
イーニアス・マッケンジー(脚)
エロール・フリン
オリヴィア・デ・ハヴィランド
アーサー・ケネディ
チャーリー・グレープウィン
ジーン・ロックハート
アンソニー・クイン
スタンリー・リッジス
シドニー・グリーンストリート
レジス・トゥーミイ
ハティ・マクダニエル
エリノア・パーカー
フランシス・フォード |
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| ★★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 4 |
4 |
3 |
3 |
4 |
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志を持ち、故郷オハイオから陸軍士官学校に入学したジョージ・カスター(フリン)。天性の戦略家で、馬術や剣術の腕も立つが、座学と規則が嫌いで、いつも逃げ回ったお陰で成績はいつも底辺状態。放校になりかけたところ、南北戦争が勃発。無理矢理卒業をもぎ取り、勇み戦場へと向かうのだが…
南北戦争で北軍を率いたカスター将軍の伝記映画。
本作を観ると、アメリカ人が好む“格好良さ”というのが見えてくる気がする。
アメリカ人は基本的に自らが田舎者であると思っているため、洗練とか学業優秀とかというのが嫌いで、喧嘩っ早く型破りな人間を好むようだ。本作もカスターの実像はともかく、とてもアメリカ人好みの無茶な人物として描かれ、まさしくヒーローとして描かれている。
そんなカスターという人物は、戦争になれば輝くのだが、一旦戦争が終わってしまったらどうなるのか。
本作の面白さは、南北戦争が終わってからが本当の物語になるということだろう。
戦争でのヒーローであった人物は、平時になると何もすることがなくなる。ただ酒を飲んで寝てる以外にすることがなく、周囲の人間を巻き込んで破滅に向かうしかなくなる。
そう言う人間にとっては、常に戦う場所が与えられないと存在価値がなくなってしまうものだ。アメリカ人好みのヒーローとはそんな存在である事をよく示した作品と言えよう。
現在ヒーロー映画が随分増えてきたが、彼らは常に敵が存在するから輝いている。もし、敵がいなくなったらどうなってしまうのかが暗示されているかのようで、とても興味深い。 |
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