緑の星エンドア。ここにやってきた家族の娘シンデルは魔王テラクと魔女シャラルにより両親と兄を殺されてしまう。なんとかイウォークの仲間たちと共に逃げ延びた彼女は森の中で老戦士ノアと出会うのだが…
『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』(1983)で登場したエンドアを舞台に、イウォークたちと少女の戦いについて描く作品で『イウォーク・アドヴェンチャー』(1984)の続編(そっちは未見)。
私は『スター・ウォーズ』は言わばマニアの部類に入る方で、この『ジェダイの復讐』は大好きな作品ではあるのだが、どうにもちょっと嫌な思いをしたのがある。他でもない。イウォークと呼ばれるあのちっこい熊の大群。
こいつらとにかくうざい。そりゃまあ、単体で見たら結構かわいいものだが、あのむくむくした熊に戦わせちゃいかん。特に死んだ仲間にすがって泣くような描写はやっちゃいけなかった(泣けちゃうじゃないか)。
その熊が主役だ?どういう作品だ?
確か何かの映画の併映でやったんだと思うが、なんだか知らないけど観た。
…観る必要はなかった。って言うか、テレビ番組に毛の生えたようなこんなのを劇場にかけるな!と怒りさえ覚えた。稚拙な演出と言い、恥ずかし気もなく連発されるクサい台詞(しかも吹き替えだから日本語で)、馬鹿としか思えない魔王と魔女の姿…そんなのと戦う熊の大群…
は、恥ずかし過ぎる。もう全身痒くなりっぱなし。止めてくれ〜と心で叫びつつ、逃げられない劇場の暗闇の中、ひたすら耐えていた事を思い出してしまった。
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