13日の金曜日 完結編 1983 |
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フランク・マンキューソ・Jr
トニー・ビショップ
リサ・バーサミアン(製)
バーニー・コーエン(脚) |
クリスピン・グローヴァー |
キンバリー・ベック |
バーバラ・ハワード |
エリック・アンダーソン |
コリー・フェルドマン |
テッド・ホワイト |
ブルース・マーラー |
リサ・フリーマン |
アラン・ヘイズ |
ジュディ・アロンソン |
ピーター・バートン |
トム・エヴェレット |
ジョーン・フリーマン |
ローレンス・モノソン |
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★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
2 |
3 |
3 |
3 |
3 |
シリーズ第4作 |
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前作で斧を頭に突き立てられ、死んだはずのジェイソン。だが、死体安置所から忽然と姿を消してしまった。クリスタルレイク湖畔の別荘で生活しているトリッシュ(ベック)と、メイキャップ好きの弟の卜ミー(フェルドマン)は、夏のバカンスに隣のコテージに来た若者の集団と仲良くなるのだが、その夜から、又しても惨劇の幕が開く…。
1980年に製作され、大人気のシリーズとなった『13日の金曜日』(1980)も、3作が続けられる内にマンネリとなってしまい、それに引導を渡すべく作られた本作。タイトル通り、「完結編」だった。のだが…
ジェイソンの殺しの手口に関しては相変わらずだが、毎回趣向を変えて楽しませてくれる(今回はコークスクリューで手のひらをくりぬいたり、ナイフで喉を串刺しにしたり。この辺メイクのサヴィーニの真骨頂って感じ)。しかし本作の場合、ジェイソン以上に個性発揮したのがトミー少年。言わばこの少年はオタクであり、思いこみの激しさと偏った知識でジェイソンに対抗しようとするところが面白い。こういったオタク的な少年がホラー作品で殺人鬼と関わるのは結構良くある話で、ここではそれは成功例として挙げられるだろう(むしろその傾向は『エルム街の悪夢』シリーズの方に受け継がれていったけど)。最後にいきなり頭を剃ってジェイソンに迫る姿は、おそらく彼にとっては至福の一瞬だったのだろうと思われる。なにせジェイソンよりこっちの方が怖いとさえ感じたくらいだから(笑)
ここでのジェイソンの死はやはり気合いがこもっていた。何せ一旦鉈を頭に叩き込まれた後で転倒し、ずぶっと突き抜ける描写などをやってくれるのだから。怖いってより観てるだけで痛くなるよ。ホラーメイクの大御所となったトム・サヴィーニ(1作目『13日の金曜日』がその出世作)が再び振るった腕も確かだ。
プラスアルファの部分が貧弱とはいえ、シリーズ最終作として考えるなら、一番はまってたんじゃないかな?…結局終わらなかったけど。
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13日の金曜日 完結編 ジェイソン・ボーヒーズ アルティメット 7インチ アクションフィギュア |