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マルコ・ベロッキオ
Marco Bellocchio

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評価 年代 レビュー 書籍
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
年代
2021
2020
2019 シチリアーノ 裏切りの美学 監督・脚本
2018 戦闘 監督・脚本
2017
2016 甘き人生 監督・脚本
道化師 監督・脚本
2015
2014
2013
2012 眠れる美女 監督・脚本
2011
2010
2009 愛の勝利を ムッソリーニを愛した女 監督・脚本
2008
2007
2006 結婚演出家 監督・製作・脚本
マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶 出演
2005
2004
2003 夜よ、こんにちは 監督・製作・脚本
ブラックバード・フォース 脚本
2002 母の微笑 監督・製作・脚本
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994 蝶の夢 監督
1993
1992
1991
1990
1989
1988 サバス 監督・脚本
1987
1986 肉体の悪魔 監督・脚本
1985
1984 エンリコ四世 監督・脚本
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967 中国は近い 監督・脚本
1966
1965 ポケットの中の握り拳 監督・脚本
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939 11'9 ピアチェンツァで誕生

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レビュー

 

シチリアーノ 裏切りの美学
Il traditore
<A> <楽>
ベッペ・カスケット
シモーネ・ガットーニ(脚)
マルコ・ベロッキオ
ルドヴィカ・ランポルディ
ヴァリア・サンテッラ
フランチェスコ・ピッコロ
フランチェスコ・ラ・リカタ(脚)
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
ルイジ・ロ・カーショ
マリア・フェルナンダ・カーンヂド
ファブリツィオ・フェラカーネ
ファウスト・ルッソ・アレジ
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 1980年代初頭シチリアマフィアパレルモ派の大物トンマーゾ・ブシェッタは抗争を収めること失敗し、一人ブラジルへ逃れるが、残された家族や仲間たちはコルレオーネ派の報復により次々と殺害されてしまった。ブラジルで逮捕されイタリアに引き渡されたブシェッタは、判事ファルコーネから捜査への協力を求められ、司法取引としてそれを受け入れ組織の罪を告白することを決意する。だがそれはマフィア全体への裏切り行為であり、命の危機に直面することでもあった。

 日本にいるとあまり馴染みのないイタリアンマフィアの話。私も全く分からない話なので、とりあえずネットで説明を読むしかなかった。
 それで分かったのは、これは実話を元にした話で、ギャングのボスが警察に何もかも喋ったというのも本当。ただ、何故地の掟のあるマフィアがなんでそんなに簡単に真実を話したのかが謎だとされているらしい。
 アメリカにおけるイタリア系マフィアの作品は数多くあり、映画も多く見受けられるが、肝心のイタリアにおけるマフィアを描いた作品はあまり観たことがない。ましてや実録ものを観る機会はほとんどない。私の知る限りでは『シシリーの黒い霧』(1962)とアメリカン・マフィアを扱った『バラキ』(1972)くらいか?
 その分全く知らない歴史が目の前で展開していくのだが、新しい歴史を叩き込むのは大好きだ。映画観た後でブシェッタのことを調べてみた。
 なるほどwikipediaに載ってるブシェッタと映画の姿にはだいぶ違いがある。特に家族に対する愛情は、映画ではかなり情の深さが出ていたが、事実は次々と愛人変えてることから、かなりドライな愛情を持っていたことが分かる。思うに、ブシェッタという人物はその時その時で最大限の愛情を目の前の女性にぶつけるタイプの人で、その時の愛情は本物だが、一旦醒めてしまうと、次の女性に向かってしまうと言うタイプの人だったかと思われる。
 彼にとって自分自身を含めた家族の安全こそが何よりも優先される。そのためには義理や人情などと言った任侠的な価値観は持ってない人物なのだろう。人間としてとてもアンバランスで、サイコパス的な部分と行きすぎるくらいの愛情を両方持った人物であることが見て取れる。なかなか興味深い人物像である。
 改めて考えると、映画でもそこは描いていたのかも。歴史そのものよりもブシェッタというエキセントリックな人物を描いた作品として見るべき作品だ。
製作年 2019
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原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
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