| ロボット・ドリームズ |
| 2023米アカデミーアニメーション賞 |
|
|
サンドラ・タピア・ディアス
イグナジ・エスタペ
イボン・コルメンサーナ
パブロ・ベルヘル
アンヘル・ドゥランデス
サンドラ・タピア・ディアス(製)
パブロ・ベルヘル(脚) |
|
| ★★★☆ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 4 |
3 |
3 |
4 |
3 |
|
動物たちが住むマンハッタンで独り身のドッグは、TVCMで友達ロボットの存在を知ってロボットを取り寄せた。二人は仲良しになり毎日のように街で遊ぶようになった。そんなある日ビーチで海水浴を楽しんだ2人だったが、ロボットが錆びて動かなくなってしまう。そのままビーチはシーズンオフとなって閉鎖されてしまい、思わぬ形で離ればなれとなってしまう。
スペインのアニメーター、ベルヘル監督が作り出した擬人化アニメ。
ここで描かれるのは人間と同じ行動を取る動物たちが住む世界で、孤独な主人公イヌが得た友情を描いた作品となっている。
孤独であまり外交的でないイヌは、何をしても寂しさばかり募るため、通販で友だちロボットを購入し、そのロボットとの友情を育んでいたが、事故によって離ればなれになってしまい、その再びの孤独の中で得たものとは何か、ということについて描いているのだが、一方廃棄処分にされたロボットも新しい生活を始めていて、二人のすれ違いを描いた作品となっている。
海外から来たアニメでとても面白い作品があるとSNSで情報を得たので、丁度後悔したのを見計らって観に行ってきた。
基本会話がなくて無言劇みたいな作品だったが、人の感情に寄り添う良い脚本で、観ていて微妙な楽しさと切なさを同時に与えるかなり質の高い作品だったと思う。
イヌとロボットの関係は人間関係とは似てるけど、どこか違う。ロボットは感情も記憶もあるが、消費財なので、時として保有を諦めることもある。どれだけ仲が良くても断絶がある事が前提となる。
そして時は必ず流れ、傷も癒えていくと新しい人間関係を構築していく。関係もその度に変化していく。人の世の移り変わりがなんとも切ない。
微妙な人間の感情をアニメを使って描写したのは良かった。
ただ、逆に感情の起伏の少なさが少々苛つかせたというのも確かな話。
本作の大きな問題として、喜怒哀楽が薄すぎる問題があった。ロボットを放置された際、イヌが諦め良すぎるので、「親友って言ったってその程度かい」と心に突っ込みが入ったし、捨てられたロボットもすぐに次の環境に馴染んでしまう。それこそが本作の面白さであるのは分かる一方、イラッとするところがどうしても残る。もうちょっと執着というか、
良質だとは思うが、どこか感情的に乗り切れない部分がある作品。 |
|
|