レポマン 1984 |
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ピーター・マッカーシー
ジョナサン・ワックス
マイケル・ネスミス(製)
アレックス・コックス(脚)
エミリオ・エステヴェス
ハリー・ディーン・スタントン
ヴォネッタ・マギー
オリヴィア・バラシュ
サイ・リチャードソン
トレイシー・ウォルター
スーザン・バーンズ
フォックス・ハリス
ビフ・イェーガー |
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★★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
3 |
4 |
5 |
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4 |
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刹那的に生きる若者(エステヴェス)はある日町をぶらついている時に車泥棒の現場を目撃し、その当の車泥棒からこれは泥棒ではなく“レポマン”と言うれっきとした職業であることを聞かされる。これが自分に合っていると思い、その道に入ることになった。そして高額の懸賞金目当てに一台の車をレポすることになったのだが、その車は半端ではない危険なものだった。
よく言えばパワーに溢れた、悪く言えば訳が分からない作品。ただ、どちらにせよ褒め言になってしまうのがこの監督の凄いところだ。観ていると頭がおかしくなりそうで、しかも幸せな気持ちになれる。ドラッグ系ムーヴィーの旗手!誰がなんと言おうとコックスは素晴らしいぞ。
冒頭部分で少年が(名前を忘れたが、名前自体付いてなかったような気がする)がレポマンの仲間入りする辺りはまあ普通かな?と思っていたのだが、曰く付きの車が出てきた辺りから話はぶっ飛び始め、最後は収拾がつかなくなる。説明役で出ているはずの政府女性エージェントも結局殆ど説明らしい説明をしていないので、大部分を想像に任せるしかないのだが、あの車は実は車の形をした宇宙船で、そのトランクには人間にとって致死光線を放つ宇宙人の死体が載っていた。と言うことになるだろうか?
登場する人物が魅力たっぷりで、それが無茶苦茶やってるのが面白いが、唯一ぼんやりとした役回りのスタントンの最後の幸せそうな笑みがベスト・ショット!ラストシーンは不覚にも涙がこぼれていた(イヤ、マジで)。
ところでここで少年役で出ていたエミリオ・エステヴェスはここでは既に成人を越えていたはず。今の割合渋めの顔と較べるとまるで違うのだが、凄い童顔だったんだね。
雑学。レポマンとは“Repossess Man”の略で、ローン未払いの客の車を取り立てる(盗み出す)人の事で、非合法ではあるが、れっきとした職業らしい。
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