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2008 | ||
2005 | 世界最速のインディアン 監督 | |
2004 | ||
2003 | リクルート | |
2002 | ||
2001 | ||
2000 | 13デイズ | |
1999 | ||
1998 | ||
1997 | ダンテズ・ピーク 監督 | |
1996 | ||
1995 | スピーシーズ 種の起源 監督 | |
1994 | ゲッタウェイ 監督 | |
1992 | ホワイト・サンズ 監督 | |
1990 | キャデラック・マン 監督・製作 | |
1988 | カクテル 監督 | |
1986 | 追いつめられて 監督 | |
1985 | 目撃者マリー 監督 | |
1984 | バウンティ 愛と反乱の航海 監督 | |
1981 | スマッシュ・パレス-孤独な暴走- 監督 | |
1977 | テロリストたちの夜 自由への挽歌 監督デビュー・製作 | |
1943 | 11'15 オーストラリアで誕生 |
タイトル | |||||||||||||||||||||||
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世界最速のインディアン 2005 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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リクルート 2003 | |||||||||||||||||||||||
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1990年に死んだ父の死を未だ引きずり続けているMITの学生ジェイムズ=クレイトン(ファレル)は、コンピュータにかけては天才的な才能を持ち、エリートとしてコンピュータ会社への就職がほぼ決定していた。だが、そんな彼の前にウォルター=バーク(パチーノ)という男に出会う。CIAのリクルーターと名乗るバークに父の情報をほのめかされたジェイムズは、CIAの試験を受けることに決める。そこで同じ訓練生としてレイラ(モイナハン)と出会い、二人は惹かれ合っていくのだが… CIAのスポークスマンをスタッフに起用し、これまで謎に包まれていたCIAの訓練にスポットを当てたサスペンス。この訓練が本当なのかどうかは分からないのだけど(笑)、なかなか興味深いものがある。本当にこんな訓練してるんだろうか? ストーリーそのものはベタベタのサスペンス作品なんだけど、私はかなり楽しめた。大体私は劇場で観る場合とビデオで観る場合で全く観方が変わってしまうらしく、ビデオで観ると、大抵のどんでん返しは分かってしまうのだが、これが劇場で観た場合は全く逆に謎とかどんでんがえしとかにすぐひっかかってしまう。本作でもその通りで(笑)、ここまで見え見えのストーリー展開に、見事に騙されてしまった。悔しいけど、これが本来の映画の楽しみ方なんだろう(負け惜しみか?)。 設定的に見てもアラが目立つのは事実。特に中盤の追跡シーンなんかは、どう考えてもCIAのやり方じゃないのだが(いくらNOCだからって言っても、まさか追跡をチーム無しの単独でやるなんて馬鹿じゃん)、それも考えてみると、逆にこの素人臭い追跡シーンが、実はオチの伏線になってたし、それにNOCなり立てだから、どうしても素人臭いのは仕方ない。と言う説明も付くしね。 でも、この作品で一番重要なのはそんなところじゃなくて、キャラクターにこそある。若手実力派俳優としてのファレルが魅力たっぷりに演じているし、対するパチーノがクールに演じていたのが、やっぱり一番の売りだろう。これだけで充分。 それでも…やっぱり見えてしまう物語のアラ… 「アイス9」と言うプログラムをコピーしようとしてるレイラの前に“偶然”現れるジェイムズはまあ良いとして、そこで読んでる本が「スローターハウス5」って…馬鹿か?格好付けたつもりかも知れないけど、全然クールじゃねえ。どう考えても怪しさ大爆発だろうが!(蛇足的に説明すると、「アイス9」はカート=ヴォネガットJrの作品「猫のゆりかご」に出てくるウィルスの名前で、「スローターハウス5」もヴォネガット作品の一作)。 それと、最後に「俺を現場から外しやがって〜」と絶叫するパチーノ。あんた、もう60越してるだろ(正確には63歳)。当然じゃないの? 後、キャッチコピーの「信じるな――自分の《五感》でさえも」ってのは、そのまんまネタバレになってる… …良い部分と悪い部分が複雑に交錯してるなあ。 |
13デイズ | |||||||||||||||||||||||
2000放送映画批評家協会作品賞 | |||||||||||||||||||||||
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ダンテズ・ピーク 1997 | |||||||||||||||||||||||
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スピーシーズ 種の起源 1995 | |||||||||||||||||||||||
1996MTVムービー・アワード キス・シーン賞(ヘンストレッジ)、ブレイクスルー演技賞(ヘンストレッジ) | |||||||||||||||||||||||
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宇宙の知的生命体に向け、人類がメッセージを発信して約20年後、宇宙の彼方から答えが返ってきた。そこから得られたDNA情報を用い、フィッチ博士(キングスレー)率いる科学チームがDNAを培養した所、誕生したのは外見上人間の女と全く変わらない生命体だった。シル(ヘンストレッジ)と名付けられたその生命体は研究所を逃げ出し、遺伝情報の命ずるまま、次々と男を虜にしていく。 ホラーで好んで用いられる組み合わせに、“美女と怪物”がある。それも大体二系統に分かれ、一つは化け物に襲われ、絶叫する美女。これが一番好まれる。そしてもう一つは美女こそが化け物であり、そう言う化け物と戦うと言うもので、本作は後者。ただ、いずれにせよ余程上手く作らないと(そして視聴者に受けないと)、単なるB級作品になってしまうのだが… 本作は結構頑張った方じゃないかな?評価にもよるが、「金かけたB級」になるか、「『エイリアン』(1979)ばりのSF映画」になるか、評価は分かれる所だろう。B級と見るなら、結構面白い作品だが、SFと見るなら、下らない作品になる。 人間ドラマ頑張ってるのは分かるが、やはりヘルケンバーガーの存在感が強くて、どうしてもそっちばかりに目が行ってしまう。。 すけべえな映画としてのみで見ることも出来るね。 |
カクテル 1988 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
1988ゴールデン・グローブ歌曲賞 1988ゴールデン・ラズベリー最低作品賞、最低脚本賞、最低主演男優賞(クルーズ)、最低監督賞 |
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ビジネスマンとして成功することを夢見てニューヨークへやってきたブライアン=フラナガン(クルーズ)は、学歴の低さが災いし、どこも雇ってくれなかった。一念発起したブライアンは、アルバイトしながら大学に通うことにし、マンハッタンのカクテル・バーで働くこととなった。オーナーのダグ(ブラウン)から踊るようなバーテンダー・テクニックを教わり、その仕事にのめり込むようになる。だが、ブライアンのガールフレンドにダグが手を出してしまい、大喧嘩たことからコンビは解散。それから二年後、ジャマイカでバーテンダーとなったブライアンは画家志望の娘ジョーダン(シュー)と出会い、やがて恋におちる… 1988年全米興行成績8位。全編に17曲ものロックミュージックを用い、クルーズの格好良さもあってヒット作となり、バーテンブームを呼んだ作品。 当時の私は丁度大学生。学祭ではこれを真似したバーテンテクニックを披露する出店がでたくらいには受けていたし、オシャレな作品として日本でも世間の認知度は高かったようだ。 『トップガン』(1986)の大ヒットですっかり時の人となったクルーズだが、世間が求めたのは、頭使わない格好良いだけの二枚目の姿。一方クルーズが求めたのは演技派としてひとかどの役者となることだったようで、その意識の違いがこの年、本作と『レインマン』という形で現れた。少なくともクルーズにとっては本作を演じるのは苦痛だったと思われるのだが、本作では見事にその要望に応え、格好良いだけで単純馬鹿な若者を好演していた。 事実本作のストーリーは酷い。当時の日本のトレンディドラマでももう少しマシなのが作れそうな物語に(つーても当時のドラマも酷かったけど)、不敵な笑みを浮かべるクルーズしか印象に残らない人物像。ベタベタな設定。これも又、“格好良さ”を求める80年代の映画の代表であることは間違いない。事実、この年に『レインマン』が無かったら、クルーズはこのまま崩れてしまった事は想像に難くない。 ただ、その分演出だけは結構良くて、バーテンダー・テクニックとか、全編に流れるロック・ミュージックのお陰で、少なくとも“オシャレな”作品に仕上がったことは事実。クルーズファンでなければ、それ以外を求めてはいけない。 |
追いつめられて 1986 | |||||||||||||||||||||||
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海軍将校トム・ファレル(コスナー)が手を出した女性スーザン(ヤング)は、実は国防長官デイヴィッド・ブライス(ハックマン)の愛人だった。スーザンの部屋ではち合わせてしまったトムとデヴィッドだが、嫉妬に狂ったデヴィッドはスーザンを窓から突き落としてしまう… 本作をサスペンス作品として考えるなら、かなりきちんとした作品だと言える。 実際、なんでこんな奴が政府の中枢近くにいるのだ?と思えるくらい迂闊で女好きな男が、国家を脅かす陰謀に巻き込まれてしまう。綱渡り状態で何とか危機を脱したら、実は…という話。意外性もあり、必然性もきちんと物語に組み込まれていてかなり良質な物語。 まさにヒッチコックが得意としていた巻き込まれ型のサスペンスで、畳みかけるような展開とどんでん返し、オチでそれまでの疑問点がすべて氷解する。と、物語に関しては実に上手くできている。 だから本作に高得点を付けるのには吝かではないのだが… こういう物語を作る場合、主人公の選定が決め手となる。特にこう言ったどんでん返しをオチに持っていく場合、主人公には冴えない人物を用いないと、意外さを演出できないため、物語そのものを崩しかねない。 その点が最低条件だと思うのだが、ここに色気の塊であるケヴィン・コスナーなんてのを連れてきたため、折角の良質サスペンスがセクシー・アクション作品に一変してしまった。なんか本作で思い出されるのはコスナーがひっかけた美女とベッドにしけ込むような場面ばかりだ。 ヒッチコックはシリアスな場面に笑いや色気を入れるのが上手かった。本作もそれを目指していたんだと思うのだが、本作の場合はそれがいきすぎた。色気ありすぎる役者を主人公に持ってきたため、そちらばかりに目が行ってしまう結果になってしまった。なんとももったいない話ではある。 …でも本作で少なくともコスナーという人がどれほど破壊力のある人物であるか。ということだけはわかった。折角の良い物語をたった一人で破壊できるほどの名優であるのはよく分かる。 |
バウンティ 愛と反乱の航海 1984 | ||||||||||||||||||||||||||||||
1984カンヌ国際映画祭パルム・ドール | ||||||||||||||||||||||||||||||
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