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メル・ギブソン伝―オーストラリアの生んだ世界的映画スター メル・ギブソン (デラックスカラーシネアルバム) |
2017 | ||
2016 | ハクソー・リッジ 監督 | |
ブラッド・ファーザー 出演 | ||
2015 | ||
2014 | アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち 製作 | |
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション 出演 | ||
2013 | マチェーテ・キルズ 出演 | |
2012 | キック・オーバー 製作・脚本・出演 | |
2011 | ||
2010 | 復讐捜査線 出演 | |
2009 | それでも、愛してる 出演 | |
2008 | ||
2007 | ||
2006 | アポカリプト 監督・製作・脚本 | |
誰が電気自動車を殺したか? 出演 | ||
2005 | ||
2004 | パッション 監督・製作・脚本 | |
パパラッチ 製作 | ||
2003 | 歌う大捜査線 製作・出演 | |
2002 | ヒストリー・スルー・ザ・レンズ/ブレイブハート 出演 | |
サイン 出演 | ||
ワンス・アンド・フォーエバー 出演 | ||
2001 | インビンシブル 製作総指揮 | |
2000 | 3ばか大将/芸に賭けた男たち 出演 | |
ミリオンダラー・ホテル 出演 | ||
ハート・オブ・ウーマン 出演 | ||
チキンラン 出演 | ||
パトリオット 出演 | ||
1999 | ペイバック 出演 | |
1998 | リーサル・ウェポン4 出演 | |
1997 | 陰謀のセオリー 出演 | |
1996 | 身代金 出演 | |
1995 | ブレイブハート 監督・製作・出演 | |
ポカホンタス 声優 | ||
1994 | マーヴェリック 出演 | |
1993 | 顔のない天使 監督・出演 | |
1992 | リーサル・ウェポン3 出演 | |
フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白 出演 | ||
1991 | ||
1990 | ハムレット 出演 | |
バード・オン・ワイヤー 出演 | ||
エア★アメリカ 出演 | ||
1989 | リーサル・ウェポン2/炎の約束 出演 | |
1988 | テキーラ・サンライズ 出演 | |
1987 | リーサル・ウェポン 出演 | |
1986 | ||
1985 | マッドマックス サンダードーム 出演 | |
1984 | バウンティ 愛と反乱の航海 出演 | |
ザ・リバー 出演 | ||
1983 | 燃えつきるまで 出演 | |
1982 | 危険な年 出演 | |
1981 | メル・ギブソン/特別奇襲戦隊・Z 出演 | |
マッドマックス2 出演 | ||
誓い 出演 | ||
1980 | ||
1979 | マッドマックス 出演 | |
ティム 出演 | ||
1978 | ||
1977 | ||
1976 | メル・ギブソンの 青春グラフィティ 出演 | |
1975 | ||
1974 | ||
1973 | ||
1972 | ||
1971 | ||
1970 | ||
1969 | ||
1968 | ||
1967 | ||
1966 | ||
1965 | ||
1964 | ||
1963 | ||
1962 | ||
1961 | ||
1960 | ||
1959 | ||
1958 | ||
1957 | ||
1956 | 1'3 ニューヨーク州で誕生 |
ハクソー・リッジ 2016 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2016米アカデミー音響賞、編集賞、作品賞、主演男優賞(ガーフィールド)、監督賞 2016英アカデミ主演男優賞(ガーフィールド)、脚色賞、メイクアップ&ヘアー賞 2016ゴールデン・グローブ作品賞、主演男優賞(ガーフィールド)、監督賞 |
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ヴァージニア州の熱心なクリスチャン家庭に生まれたデズモンド・ドス(ガーフィールド)は、幼少時に喧嘩で兄を殺しかけた事があり、その際家の壁に書かれた「汝、殺す事なかれ」という言葉を胸に刻む。そして時が経ち、第二次世界大戦の中、周囲の若者が次々と出征していく中、デズモンドは、自分にも出来る事があると思い、衛生兵として出征することを心に決める。だが決して人殺しのための銃を持たないというポリシーは周囲の人間にとって迷惑がられることとなり、訓練期間は苦労の連続となった。そしてようやく戦場へと向かうこととなったが、彼らが放り込まれたのは、最大の激戦地沖縄だった… 実に10年ぶりとなる監督作品。実在の衛生兵で良心的兵役拒否者でありながら名誉勲章を受けた伝説の衛生兵エドモンド・ドスの伝記を元に作られた作品。 本作の最も大きな特徴は衛生兵を主人公にしたということに尽きる。 これまでも戦争映画では必ず登場していたものの、画面上脇に押しやられることばかりで、臨場感を高めるための演出的な役割しか与えられてこなかったが、実はこの衛生兵は戦争においては大変重要な意味合いを持つ。 衛生兵の概念そのものは古来からあった。 元々は資格を持った医師が従軍して、戦線の背後で負傷した兵士の治療に当たっていたようだが、大体第一次大戦の辺りからその概念が少し拡大していき、背後で治療に当たるだけでなく、最前線に出て、可能であればその場で治療、不可能であれば後方の野戦病院に連れて行く役割を担うようになる。こうなると必要なのは専門的な医療知識は最低限に、その代わり救急医療に特化し、更に最前線で生き残る技量を持った人間が必要となる。 第二次大戦の辺りになると、世界中の国々は、軍隊の中にそういった衛生兵の訓練と、前線投入は普通になっていったわけである。 そのような特殊任務に特化した人物を主人公とすることは初めて。しかもその人物は良心的兵役拒否者という。 良心的兵役拒否とは、戦争に行かない代わりに国内できついボランティア作業にあたったりするというイメージしか無かったのだが、こんな最前線まで出てくる任務があったとは寡聞にして知らず(と言うか、ここまで行くと武器持ってないだけで普通に戦争に従事してるんだけど)。こんな人物がいたことも当然知らなかった。 これほど見事な設定のキャラを今まで放っておいた方がおかしいくらいで、このような人物を見いだせた時点で作品はほぼ成功が約束されている。 はっきり言えば、大概の実力を持った監督だったら本作をしっかり作る事は出来ただろう。だがこれを監督したのがメル・ギブソン監督というのが特徴で、しっかり監督らしさの演出が入る。 その主人公を敬虔なクリスチャンとして描いたと言う点がそこにある。勿論アメリカ軍の兵士のかなりのパーセンテージはクリスチャンで、敬虔な人もたくさんいたことだろう。だから良心的兵役拒否者を描いたということが最も特徴的な部分と言えようか。 ひたすら人を救い続けるという彼のアイデンティティでありモチベーションは全て聖書から来ているとすることで、はっきり本作は宗教色の強い作品になっている。それこそがギブソン監督らしさといえよう。こういった、「この監督にしか作れない」付加要素って結構大切。 そして演出面だが、ハリウッドメジャーから完全に閉め出されたお陰で、戦場の臨場感は半端なく、一昨年の塚本晋也監督の『野火』(2014)を彷彿とさせるゴアシーンもあり、かなり好き放題やってる感じ。戦場の臨場感とは、弾が飛んでくるとか戦うだけではない。人の尊厳が消失するシーンが見えてくるところにある。その部分をちゃんと作っているので、これも評価高い。 アメリカの側から見たのだから仕方ないけど、日本兵の方が扱いがぞんざいなのは日本人としてはちょっと拒否感は出てくるところもある。戦いの始まりの所ではアメリカ兵と日本兵の損害は大体同じくらいだが、物語進んでくると、日本兵がほとんどゾンビ状態でわらわら湧いてくるようになって、こういう描き方って画一的だなあ。と思う部分もあり。その辺が不満点なので、そこまで点数を上げられない。 そんなわけで私としては大変面白いと思えた作品だが、日本でこれを売るのは相当大変だろう。だって私がここまで挙げてきた「この作品の面白さ」って、全く一般的な意見じゃ無いから。ましてや日本にとって負け戦の沖縄戦。日本国内で売れる要素があんまり思いつかない。 |
アポカリプト 2006 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
2006米アカデミーメイクアップ賞、音響賞 2006英アカデミー外国語映画賞 2006ゴールデン・グローブ外国語映画賞 2006放送映画批評家協会外国語映画賞 2006アメリカ撮影監督協会賞 |
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ヨーロッパでは15世紀も終わろうとしていた時代。未開の地アメリカでは青年ジャガー・パウ(ヤングブラッド)が妻子や仲間と共にジャングルで平和な生活を送っていた。ところがある日、彼らの村は都会からやって来たマヤ帝国の傭兵による襲撃に遭ってしまう。妻子を逃がしはしたが、村は焼かれ、ジャガー・パウは捕虜として連れて行かれてしまう。そこで生贄にされそうになるのだが… ギブソン監督と言えば、オスカー受賞作『ブレイブハート』を初めとして『パッション』もあり、歴史大作監督として見られている(監督作ではないが『パトリオット』もあり)。 本作も又、南米を舞台として、スペイン人によるアメリカ大陸発見を題材にしているので、やはり歴史を題材に取った作品であることは確か。 だが、これまでのギブソン監督作品と比べると本作はずいぶん毛色が違う。 なんせ全く文献のない、ヨーロッパ人上陸以前の南米が舞台だし、歴史上全くの無名と言うか、実在しない人を描いているので、最初から最後まで丸ごと想像で作ってるし、内容で言っても純粋な(つまり単純な)アクション作になってしまっている。 本作を単純なアクション作品として観る場合、舞台や人物などなにもかも異色ではあるが見所は多いし、質も決して低くない。最大の見所である主人公の逃亡のシナリオは、あたかも現代に甦った(?)『ランボー』あたりを彷彿とさせるものだったし、撮影技術の向上に伴い、アクション作品としての質も高い。だから、アクション映画を観ると言う意味だけで考えるなら、本作はかなり面白い部類に入ると思う。 しかし、一体又なんでこんな南米なんかを舞台に、しかもヨーロッパ人によるアメリカ大陸発見直前?大体最後に船が見えるだけでヨーロッパ人とは一切接触を持ってない。そんな特殊なシチュエーションにする必要性ってどこにあったんだ?特にあの物議を醸した『パッション』の次回作にこれを作る必然性はどこにあったのか? 本作観たときはその辺納得いかなかったものだが、このレビュー書いているうちに少し整理ができつつある。間違っていること前提で自分なりに考えたことを以下に書いてみたい。 これまでギブソンが手がけた作品の舞台を見てみると、『ブレイブハート』が中世イギリス、『パトリオット』が独立戦争時代の北米、『パッション』が紀元後のイスラエル、そして本作が大陸発見直後の南米。と、舞台は様々。 しかしこれら全ての作品を通じて描かれているのは全てアメリカ人の精神的基盤に根ざしているように思えてくる(一般的、物理的な意味ではない)。 例えば『ブレイブハート』で連呼されていた台詞は”freedom”だった。自由というキーワードはそれこそハリウッドが一貫して映画で描こうとしたものであり、それをアメリカ人の思考の根底を成すものとしてのキーワードでもある。「パトリオット」もその延長上にあり、”independent”「独立」のための戦いを描こうとしてきた。『パッション』についてはアメリカの根本的基盤であるキリスト教精神を描こうとしたものにほかならない。そう(勝手に)考えてみると、これまでの監督作品は全てアメリカ人の精神のあり方について描こうとしてきたように思える。 しかるに本作の立ち位置は? それを考えてみると、これこそアメリカという国の原点とは何か?と言うことを考えた結果ではなかろうか?アメリカと言う国を作る際、先にあった文明を滅ぼし、そこに新しい価値観を築いた。極端につっこんでは描いていないが、そこにはヨーロッパ人が知らない歴史と文明があったのだ。と言う側面と、こうした野蛮な文明が教化されるに至るところ。と言う側面と、どちらにも取れるが、いずれにせよ、その責任を問うと言う部分がある。今まで考えてこられなかったアメリカという国の姿がここにはある。それを見せたかったのかもしれない。 これまで描いてきたアメリカ人の精神的側面「自由」「独立」「敬虔」に「征服」を取り入れることで、更なるアメリカ人描写を強化しようと図ったかのようにも思えてしまう。勝手な考えだけど。 異色アクション作品として考えるだけなら、それなりに楽しめるので、もっと単純に考えるべきなのかもしれない。私が考えすぎてるだけかも? |
パッション 2004 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2004米アカデミー撮影賞、作曲賞、メイクアップ賞 2004放送映画批評家協会ポピュラー映画賞 2004MTVムービー・アワード男優賞(カヴィーゼル) 2004英インディペンデント映画主演女優賞(リード) 2004全米BOXOffice第4位 |
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ブレイブ・ハート 1995 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1995米アカデミー作品賞、監督賞(ギブソン)、撮影賞、メイクアップ賞、音響効果賞、脚本賞、音楽賞、衣装デザイン賞、音響賞、編集賞 1995英アカデミー撮影賞、衣装デザイン賞、音響賞、監督賞、作曲賞 1995ゴールデン・グローブ監督賞(ギブソン)、作品賞、脚本賞、音楽賞 1995放送映画批評家協会監督賞(ギブソン) 1996MTVムービー・アワード アクション・シーン賞(最初の戦闘シーン)、作品賞、男優賞(ギブソン) |
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あまりヒットはしなかった。 |
顔のない天使 1993 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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