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_(書籍) _(書籍) |
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| 2024 | チャレンジャーズ 監督 | |||||||
| 2023 | ||||||||
| 2022 | ボーンズ アンド オール 監督・製作 | |||||||
| 2021 | ベケット 製作 | |||||||
| 2020 | 白いトリュフの宿る森 製作総指揮 | |||||||
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| 2019 | ||||||||
| 2018 | サスペリア 監督・製作 | |||||||
| 2017 | 君の名前で僕を呼んで 監督・製作 | |||||||
| 2016 | ||||||||
| 2015 | 胸騒ぎのシチリア 監督・製作 | |||||||
| 2014 | ||||||||
| 2013 | ||||||||
| 2012 | ||||||||
| 2011 | ||||||||
| 2010 | ||||||||
| 2009 | ミラノ、愛に生きる 監督・製作・原案・脚本 | |||||||
| 2008 | ||||||||
| 2007 | ||||||||
| 2006 | ||||||||
| 2005 | メリッサ・P 〜青い蕾〜 監督 | |||||||
| 2004 | ||||||||
| 2003 | ||||||||
| 2002 | ||||||||
| 2001 | ||||||||
| 2000 | ||||||||
| 1999 | ||||||||
| 1998 | ||||||||
| 1997 | ||||||||
| 1996 | ||||||||
| 1995 | ||||||||
| 1994 | ||||||||
| 1993 | ||||||||
| 1992 | ||||||||
| 1991 | ||||||||
| 1990 | ||||||||
| 1989 | ||||||||
| 1988 | ||||||||
| 1987 | ||||||||
| 1986 | ||||||||
| 1985 | ||||||||
| 1984 | ||||||||
| 1983 | ||||||||
| 1982 | ||||||||
| 1981 | ||||||||
| 1980 | ||||||||
| 1979 | ||||||||
| 1978 | ||||||||
| 1977 | ||||||||
| 1976 | ||||||||
| 1975 | ||||||||
| 1974 | ||||||||
| 1973 | ||||||||
| 1972 | ||||||||
| 1971 | パレルモで誕生 | |||||||
| チャレンジャーズ Challengers |
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| テニスの全米オープンが近づいてきた。優勝候補のアート・ドナルドソン(ファイスト)はスランプ気味で、アートのパートナーでありコーチでもあるタシ・ダンカン(ゼンデイヤ)の薦めによって調整のために小さな大会に出場していた。丁度その大会に出場していた全米200位程度の弱小テニスプレイヤーのパトリック・ズワイグ(オコナー)は、実は過去タシの恋人であり、アートの親友でもあった。そんな二人が決勝で戦うこととなった。一進一退の攻防の中、三人は過去の出来事を思い出していく。 2010年代になって世界的に台頭した若い監督が何人か存在する。その何人かを注目しているのだが、その筆頭とも言えるのがグァダニーノ監督である。『サスペリア』の出来の良さには驚かされたのだが、それで慌てて観た『君の名前で僕を呼んで』も実に良い出来。これから映画界を背負って立つ代表的な監督の一人であろうと思っている。今年になって偶然から本作の公開を知り、即視聴決定。 視聴してからまず言えるのは、本作は全く新しい形の恋愛映画であること。完全にそれで騙された。 本作がプロテニスプレイヤーの試合だけで一本の映画を作ると言うことだけは分かっていた。それでどうやって間を持たせるのだろう?と思っていた。観初めてからテニスをプレーしてる中で過去を振り返るという形式だと分かり、ありがちなパターンだと思っていたのだが、私の予想とはかなり異なっていた。テニスの試合よりももつれた三角関係を試合の中で少しずつ解きほぐすことで、テニスではなく完全な恋愛ものの作品として観る作品だった事が分かった。 本作の主人公は三人で、昔からの友人で同じテニスプレイヤーのアートとパトリックの二人が同時に一人の天才テニスプレイヤーの女性タシに恋をしたことから始まる。ここまでなら話の方向性は一つしかなく、三角関係一直線となる。 本作もそのような形で、タシを巡るアートとパトリックが恋のさや当てを行う。当初パトリックと付き合っていたタシは、身勝手なパトリックに愛想を尽かし、アートと付き合いだし、そして見事アートを世界一のプレイヤーに育て上げる。そしてそんな三人が“偶然”試合で顔を合わせる。 …ここまで聞くと、概ねよくある三角関係の話だろうと思うのだが、ここからが本作の真骨頂。ここから意外性の強い物語が展開していく。 最初、この出会いは偶然だろうと思えたのだが、実はそうではなく周到に仕組まれた出会いだったことが分かる。 張本人はタシで、スランプ中のアートに初心に戻ってもらうため、当て馬としてかつてのライバルのパトリックとの試合を仕組んだ。当然ここでアートはパトリックに打ち勝って、世界一のプレイヤーとしての矜持を取り戻させる。 …というのが表の画策だが、実はそれさえ裏があった。 タシは完全なプログラムを組み、まるで操縦するようにアートを世界一に押し上げた。その結果、アートはほぼ自分の意思を持たないロボットのような存在になり果てた。確かに彼は世界一になったが、その代わりとして人間性を失ってしまう。その妻として、タシはアートに人間性を取り戻してもらおうと考えていた。いや、正確には自分自身がそんなアートの姿を見るのが苦痛なので、思いっきり刺激を与えてやろうとしたとも思える。 昔から全然変わってないパトリックと出会うことで、確かにアートは人間性を取り戻し始めたが、同時にタシ自身も変わっていく。昔パトリックと付き合っていた頃の激しい自分を取り戻してくのだ。 そんなコントロール不能の感情の渦巻く中での試合となる。当然それは一見普通の試合に見えても、激しい感情が渦巻いていく。ロボットから人間へともどったアートは、それ以上に激しい感情でパトリックへと食いかかっていくし、そんなアートの感情を受け入れつつ、逆に挑発を加えてますますアートの感情を逆立たせていくパトリック。 もう、この試合の様子だけで、心が沸き立つ。ここは流石のグァダニーノ!よくやったと思ってたんだが、それがラストシーンで唖然とさせられることに。 なんで、こんなオチになる?と思った瞬間、いや、こう終わるしかないのだと納得出来る。激しい感情の乱れはこの瞬間に全てが決着したことを知る。あの瞬間に、これまでモヤモヤしていた自分自身の思いが全部納得いくものに変わった。この瞬間に全て納得出来たことで胸のつかえが全て落ちて、凄い面白いものを見せられた気分になったという。 このラストで点数プラスとなった。最後の最後でこんな楽しい思いにさせられた映画を悪く言えない。 |
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| サスペリア | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2018放送映画批評家協会ヘア&メイクアップ賞、SF/ホラー映画賞 2018インディペンデント・スピリット撮影賞 |
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| 1977年。東ドイツのベルリンにある舞踏学校にアメリカ人女性のスージー・バニヨン(ジョンソン)が入学した。亡くなった母の遺志で、そこで教えられている暗黒舞踏を学ぶことにしたのだが、この学校の寮はいくつもの不審な出来事が起こっていた。精神科医のジョセフ・クレンペラー(エバースドルフ)は、病院に入院した寮生のパトリシア(モレッツ)から、寮で夜な夜な悪魔崇拝の儀式が行われており、既に生け贄として犠牲者も出ていると聞かされ、独自に調査を始めていた。 1977年。折しも日本では海外のホラー映画ブームが起こっており、主にアメリカ産のホラーが次々と入ってきていたが、全く毛色が違い、本気で怖い作品がイタリアからやってきた。それがダリオ・アルジェント監督の『サスペリア』(1977)。これまでに観てきた作品とは一風変わった雰囲気と残酷描写は大受けして大ヒット。特に「決して一人では見ないでください」のキャッチコピーは日本中で大ブームを引き起こした。これを引き金にイタリアのマカロニホラーは一時期日本中で大いに受け入れられたものだ。 オカルトホラーの代表作とも言えるサスペリアから実に40年の歳月を経てついにリメイク作品が登場した。 過去大ヒットした作品のリメイク作品は何本も作られている。中にはオリジナル版を超えようという意識で作られたものもあるが、そのほとんどは意識は高くてもオリジナルのヒットにあやかるものばかりで、オリジナル版には到底敵わないものばかりになってしまう。 そんな中に作られたのが本作で、正直これも観る前はオリジナルには到底敵わないと思ってたが、実際には意外にも好作。 元々のサスペリアは確かにホラー作品の中では名作と言われるが、なんせ元がイタリア製のホラー。低予算だし決して脚本が練れてる訳ではない。悪く言えば突出した雰囲気の演出だけで名作になったとも言える。 それで本作が目指したのは二つ。 一つはオリジナルに匹敵する雰囲気作り。ここでグァダニーノ監督を選んだのは見事な采配と言えよう。監督は『君の名前で僕を呼んで』で名を上げたが、現時点で最も耽美系作品を上手く作れる監督といえる。しかもイタリア人。この人が作れればねっとりとした雰囲気のオカルトホラーが生まれるのは間違いないし、まさにサスペリアはぴったりな素材だった。 二つ目として、オリジナル版では少々いい加減なところがあった設定の見直しと、つじつまの合った脚本。 ホラーは多少脚本につじつまが合ってなくても受け入れられるし、そっちの方が面白いと言うのもある。実際オリジナルは結構つじつま合ってないところもあった(と言うより穴だらけだった)が、それをきちんと分かりやすく整理して設定に整合性を持たせた。普通のバレエ学校を暗黒舞踏を教える学校に変えたのもオカルトホラーとして正しい選択だ。 この一点目に関してはともかくとして、本作の最大の功労点は二点目にある。 まず舞台を冷戦下のベルリンに定めたことで、ぐっと閉塞感が高まったことがある。閉塞感が強い中でマイナーな暗黒舞踏学校を舞台にすることで、更に閉塞感が高まってる。精神的な圧迫が強いので、ホラーの舞台としては最高になってる。 オリジナル版サスペリアは恐怖演出を優先するあまり、脚本に結構穴が多く、犯人とは無関係と思えた人が全くの伏線なしに実は…というのが唐突に出てきたりもした。そのあたりは恐怖演出のスパイスとして考えれば良いのだが、納得いかなかったのはラストシーンとなる。 ラストですべてが終わってバレエ学校を出た時のスージーは、未だ混乱の際にある学校を背にしたまま明らかに笑顔を浮かべていたのだ。 あれほど恐怖のどん底にたたき落とされ、それこそ命からがらで、しかも他の人たちを放って逃げ出したスージーに笑う要素はないはず。この点に関して色々と議論を呼び、その真実は分からないままだった。勝手な推測だが、あれは作り手側ももあまり意味考えずに作ったのだと思うのだが、あの違和感があってこそ作品は名作たり得た。 この点をはっきりさせたのが本作の最大の特徴点と言える。オチは敢えてここでは言わないけど、スージーがまさにこの学校に入ってきた理由と、この儀式において彼女がどんな立ち位置にあるのか。まさにこの結論を出すためだけに本作は作られた意味がある。 本作のラストがあったお陰で、オリジナル版が私の中でストンと納得いくようになった。オリジナル版を補完するという意味だけでも本作は観ておくに値するし、演出の妙な淫靡さがオリジナル版よりもねっとりした感触で楽しめる。 オリジナル版を観ている人にこそ観て欲しい作品だし、これを観るとオリジナル版の良さも再認識できる。 |
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| 君の名前で僕を呼んで Call Me by Your Name |
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| 2017米アカデミー脚色賞、作品賞、主演男優賞(シャラメ)、歌曲賞 2017英アカデミー脚色賞、作品賞、主演男優賞(シャラメ)、監督賞 2017ゴールデン・グローブ作品賞、男優賞(シャラメ)、助演男優賞(ハマー) 2017LA批評家協会作品賞、男優賞(シャラメ)、監督賞 2017NY批評家協会男優賞(シャラメ) 2017シカゴ映画批評家協会主演男優賞(シャラメ)、脚色賞、作品賞、監督賞、編集賞 2017放送映画批評家協会脚色賞、作品賞、主演男優賞(シャラメ)、助演男優賞(ハマー)、監督賞、撮影賞、音楽賞 |
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