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2008 | ||
2007 | 幸せのレシピ 監督 | |
2006 | ||
2005 | ||
2004 | ||
2003 | ||
2002 | ||
2001 | アトランティスのこころ 監督 | |
2000 | ||
1999 | ヒマラヤ杉に降る雪 監督・脚本 | |
1998 | ||
1997 | ||
1996 | ||
1995 | シャイン 監督 | |
1994 | ||
1993 | ||
1992 | ||
1991 | ||
1990 | ||
1989 | 鉄壁・万里の長城 監督 | |
1988 | ||
1987 | ||
1986 | ||
1985 | ||
1984 | ||
1983 | ||
1982 | ||
1981 | ||
1980 | ||
1979 | ||
1978 | ||
1977 | ||
1976 | ||
1975 | ||
1974 | ||
1973 | ||
1972 | ||
1971 | ||
1970 | ||
1969 | ||
1968 | ||
1967 | ||
1966 | ||
1965 | ||
1964 | ||
1963 | ||
1962 | ||
1961 | ||
1960 | ||
1959 | ||
1958 | ||
1957 | ||
1956 | ||
1955 | ||
1954 | ||
1953 | 3'4 誕生 |
幸せのレシピ 2007 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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マンハッタンにあるレストランで料理長を務めるケイト(ゼタ=ジョーンズ)は、シェフたちに恐れられる完璧主義者だった。そんな彼女が姉の遺児となった娘ゾーイ(ブレスリン)を引き取ることになった。ゾーイに手を焼きつつ、なんとか仕事家庭の両立を目指すが、そんな時にレストランに副料理長としてニック・パーマー(エッカート)がやってくる。 スマッシュヒットを取ったドイツ映画『マーサの幸せレシピ』のハリウッドリメイク作品。メインキャストにゼタ=ジョーンズとエッカートを配し、豪華な作品となった。 …なったのだが、本作は全く面白くない。あれだけ面白かった作品をベースにして、よくもここまで下らなく出来たもんだと感心するほど。 ただ、これは仕方ないところもある。オリジナル版が面白かったのは、ドイツという国で作られたフレンチレストランを舞台にした作品だからというのがあるから。フランス料理なのにドイツ人が主人公だから完璧主義者というのがすっと入ってくるし、そこでイタリア人男性が入ることで、お国気質というのが色々混ざり合って面白さがあった。 それに対し、本作はニューヨークが舞台となる。根本的にニューヨークを舞台にした恋愛劇はこれまで嫌になるほど作られており、個性的な設定が定番要素で埋もれてしまう。 そしてベテランを配することによって、手慣れた演技を見せられると、初々しさというのが全く感じられなくなってしまう。 子持ちの大人の恋愛話なんて80年代からのトレンディドラマで出尽くしており、実にありがちな設定である。 それでも陳腐な設定を使わざるを得ないならば、逆手に取ったオリジナルにはなかったものを用意しなければならなかった。ところがせいぜい小粋なコミカルな会話程度で、際だったものを用意できず、それをありがちな演出で料理してしまった。 結果、どこにでもある無個性のトレンディドラマができあがっただけに終わってしまった。正直何の魅力も感じられない。 |
アトランティスのこころ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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写真家ボビー=ガーフィールド(モース)のもとに幼なじみの訃報が届く。友人の葬儀の後、生まれ故郷に戻ったボビーはそこで、過去の出来事を思い起こす。それは1960年の夏。11歳のボビー(イェルチン)は友だちのキャロルとサリーの3人で楽しい毎日を過ごしていた。母親リズと暮らす家に、テッド=ブローティガン(ホプキンス)という老紳士がやって来た。テッドは知的で物静かな外見の奥に、ある強大な力を秘めていた。彼の不思議な力に気づきかけたボニーに、テッドは言う。「私には、あることが見え、あることが分かる」。テッドは、その心の奥底に眠る力のため、その運命は変わり、恐るべき人生を歩むことになったのだった。そしてその力にふれたボビーもまたその運命を変えていく。 スティーヴン=キングは大ファンで、彼の原作の映画も数多く観てきた。ただ、その大部分は既に読んだ原作の映画化。と言う形で。ただこれはそれが出来なかった。原作は後回し。まだ読んでいない。 キングの作品が日本でも受け入れられるのは、彼がホラーを怖く描くからだ。と言うのとは少しだけ違うと思う。彼が描くのは、一貫して人間そのものに他ならない。彼の描く人物像は本当に魅力的。主人公だけでなく、主人公に対する敵役の心理的嫌らしさが実に巧い。読んでいて本当に腹が立つし、自分自身の身の回りを思うと、身につまされて仕方がない。誰しも持つ、そう言う負の感情を本当に巧く描いている。そこが本当の魅力ではないだろうか? ところで本作だが、その辺は巧く描けていたと思う。ボビーやテッドの周りにいる人物(特に母親なんか)の嫌らしさが見事に描けているし、それを撮るために撮影技術がふんだんに用いられている。撮影も上手い。映画を撮る時、多くの監督は鏡を用いるが、ここでは本当によく鏡が用いられる。鏡の中で演技する彼ら。それだけでなく、ガラスや布越しに語りかける彼ら。こんな風に撮るなど、見事な撮影だった(あの舞台セットはまさしく、壁や鏡、ガラス越しにキャラクターを撮るために作られたものだろう)。その点は非常に評価する。さすがヒックス監督。と言った所。 ただ、残念なことだが、この映画、あまりに短すぎた。キングファンとして言わせてもらうと、たとえ未読でもこの作品の主題は、映画では語られていなかったことが確信できる。あれで終わってしまうはずはない。まだサリーの魅力は語られていないし、ボビーの能力が突然消えてしまった事についての説明も無し。少なくとも後1時間は必要な作品だったはず(だと思う)。 キャラクターに関しては、結構良かったと思う。最初にデヴィッド=モースが出てきた時は、おお!と思ったし、子役のイェルチンも巧い。最近、ハリウッドは良い子役が次々と輩出されてるね。ただホプキンスはどうだったかな?彼にしか出来ない魅力ある役作りだっただろうか?やや彼が普通の役者に見えてしまったのが、残念。出来れば現代のボニー役のモースが節目節目に出てくれると嬉しかったな(デヴィッド=モースファンの戯れ言) |
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ヒマラヤ杉に降る雪 Snow Falling on Cedars |
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1999米アカデミー撮影賞 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1954年サン・ピエドロ島で起こった殺人事件の裁判が開かれた。霧の深い海で一人の島民が海に沈められた。そしてその容疑者として日系人ミヤモトが挙げられていた。その裁判を傍聴する新聞記者のイシュマエル(イーサン=ホーク)はミヤモトの妻ハツエを見ていた。彼はかつてこの島で、ハツエと恋を語り合った仲だったのだ。 戦争の爪痕を主題とし、あくまで静かに流れていく法廷劇。この映画で凄いのは何と言っても描写。兎に角綺麗。その静かな綺麗さの中で人間の愛憎劇、そして死の残酷さを描写している。現実の法廷が極めて色彩に乏しいのに対し、色彩溢れる思い出の甘美さ。それら全てが雪に埋もれていく描写。まさしく映像美。 工藤夕貴を老け役に持ってきたのは?という感じだが、少女役の鈴木杏の演技は素晴らしい。まるで人形のような姿なのだが、微妙な表情で感情をよく表現している。 ストーリー展開があまりにベタだったのを除けば素晴らしい出来の作品。大画面で是非見て欲しい映画である。 これでストーリーがベタベタな展開でなければ…惜しい。惜しすぎる。それでも私にとっては極めて偏愛度の高い作品であることは間違いがない。 |
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シャイン Shine |
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1996米アカデミー主演男優賞(ラッシュ)、作品賞、助演男優賞(ミューラー・スタール)、監督賞(ヒックス)、脚本賞、音楽賞、編集賞 1996英アカデミー主演男優賞(ラッシュ)、音響賞、作品賞、助演男優賞(ギールグッド)、助演女優賞(レッドグレーヴ)、監督賞(ヒックス)、オリジナル脚本賞、作曲賞 1996NY批評家協会男優賞(ラッシュ) 1996LA批評家協会男優賞(ラッシュ) 1996ゴールデン・グローブ男優賞(ラッシュ)、作品賞、監督賞(ヒックス)、脚本賞、音楽賞 1996放送映画批評家協会主演男優賞(ラッシュ)、作品賞 1997日本アカデミー外国作品賞 |
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