最後にして最初の人類
Last and First Men |
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ヨハン・ヨハンソン
ソール・シグルヨンソン
シュトゥルラ・ブラント・グロヴレン(製) ヨハン・ヨハンソン
ホセ・エンリケ・マシアン(脚) |
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★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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5 |
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20億年後の人類からのメッセージ。それは地球が滅ぶ直前に過去の人類に託す重要なメッセージだった。そこで語られるのは宇宙の始めと終わり、そして壮大な地球の歴史。
2022年に日本で公開された映画で、SF小説の朗読と、実在する巨大モニュメントの描写で展開する不思議な物語。ここで語られるのは、オラフ・ステープルドンによって書かれたSFの古典「最後にして最初の人類」の本文の抜粋だが、その物語自体を映画化するのではなく、文章を朗読し、そこに不思議なオブジェを重ねていく手法を採った。
朗読劇なので、目を瞑って聞いている限り、オーディオブック的な話なのだが、目の前にオブジェが広がってくると、関連があるのかないのか脳が混乱を起こしてくる。気がつくとこの雰囲気に浸ってる自分がなんかふわっと浮いてる気分になってだんだん心地よくなっていく。
なんかドラッグ系の映像を観させられてる気分にさせられる不思議な作品である。
浸ってると幸せな気分になるのだが、内容が全然頭に入ってこないという問題があるので、なんか何度も観たくなる不思議な作品である。 |
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