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_(書籍) _(書籍) |
コヨーテ・アグリー 2000 | |||||||||||||||||||||||||||
2001MTVムービー・アワード音楽シーン賞(ペラーボ)、ブレイクスルー新人賞(ペラーボ) | |||||||||||||||||||||||||||
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ソングライターを夢見て田舎からニューヨークに出、一人暮らしをするヴァイオレット(ペラーボ)は、生活資金を稼ぐためにクラブ・バー“コヨーテ・アグリー”で働くことにした。そのクラブはバーカウンターをステージに、過激なダンスパフォーマンスを繰り広げる熱狂的なクラブだった… ニューヨークのイーストビレッジに実在するクラブをベースに作り上げたダンス映画。 製作がジェリー=ブラッカイマーという事で、なんか『フラッシュダンス』(1983)の私家版リメイクって感じ。ストーリーが本当にそのまんま。ただ主人公が働いてるのが違っていて、そこが中心となってるってところと、親の愛情が強く出てる事。それらは確かに良くなってるけど、その分主人公の成り上がりの部分はなんとなく薄っぺらくなってる感じがする。 ダンスシーンは過激で見応えがあり、主人公の彼氏がオタクだってのがなかなかポイントが高い。 だけどこの作品の一番の見どころは実は会話にあるんじゃないかと思う。非常に軽快に、そして様々な意味を持たせながら行われる会話のキャッチボールはなかなか見事なもの。特にグッドマン演じる父親ビルとの会話はよく練り込まれていて、見ていてなんか気分が良くなる(電話で、健康のため健康食品を食べてると言いつつ、手には油だらけのフライドチキンを持っていたり、「1、2、3だ!」と叫ぶシーンは凄く格好良いぞ)。グッドマンは人当たりの良い主人公もこなすけど、バイ・プレイヤーとしての力量は凄く高い。 どうしても二番煎じ名感じで、小粒な作品ではあるけど、非常に巧く作られていた作品。もう少し物語を長くしてドラマ性を強調していたらもっと面白くなっただろう。 |