MOVIETOP

S・S・ラージャマウリ
S.S. Rajamouli

<amazon>
<楽天>

鑑賞本数 合計点 平均点
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍

_(書籍)

_(書籍)
2018
2017 バーフバリ 王の凱旋 監督・脚本
2016
2015 バーフバリ 伝説誕生 監督・脚本
2014
2013
2012 マッキー 監督
2011
2010 あなたがいてこそ 監督・脚本
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973 10'10 誕生

ページトップへ

タイトル
<A> <楽>
  
物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

バーフバリ 王の凱旋 2017
<A> <楽>
S・S・ラージャマウリ(脚)
プラバース
ラーナー・ダッグバーティ
アヌシュカ・シェッティ
ラムヤ・クリシュナ
ナーサル
サティヤラージ
タマンナー
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 マヒシュマティ王国に攻め入ろうとするシブドゥ(ブラバース)の前に、突然現れた剣士のカッタッパ(サティヤラージ)は、シブドゥは本当はマヒシュマティ王国のマヘンドラ王子である事をに告げる。そしてカッタッパは、父アマレンドラ・バーフバリ(ブラバース二役)の運命を語り始めるのだった。
 前作『バーフバリ 伝説誕生』の直後から始まる作品で、そのまま前編から本作を観てみることをお薦めしたい作品。中途半端な前作の終わり方なので、単独で観てたらストレスがたまっただろうが、二つ連続で観ると、一気に溜飲を下げることが出来る。
 実際この二作は長い一連の作品として考えるべきで、二作品まとめて評価するならば、間違いなく最高点を差し上げられるだろう。
 本作の凄さは前作のレビューで既に語った。演出のパワーとかに圧倒されてしまうが、ストーリーフローそのものは
極めてフォーマットに従った英雄伝説で語られているのが特徴である。
 それだったら別段舞台がインドである必要は無い。北欧だろうがギリシアだろうが中東だろうが中国や日本であってもフォーマット的な作品はたくさん存在する。
 だが、
本作がインドで作られていると言うことの個性は確かに存在する。そしてその個性があるからこそ、本作は本当に素晴らしい作品となる。

 では、その「素晴らしい」部分とは何かと言うと、
「誓いを守る」という部分と言おう。
 この「誓いを守る」というのが作品全体を通してきちんと機能しているからこそ、強烈な個性を持つのだ。
 前作ではあまりそのことが強調されなかったのだが
(むしろ敢えて「誓いを避ける」ことで誓いの重要性を増させてたような気がする)、続編となる本作では最初から最後まで徹底して誓いに縛られる人間達が描かれていく。
 前作の冒頭に現れた女性シヴァガミは、実はマヒシュマティ王国の最高権力者であったということが分かるが、彼女は自分の息子に対して大きな愛情を持っていたが、それ以上に国を愛していたし、国のためなら自分の命も息子達の命さえもささげて構わないとさえ思っていた。
 それは国に対して責任を持っていたと言うことだが、その責任とは、神に国を守ることを誓っていたということから来る。彼女にとって、その誓いは何よりも重要であり、命を賭けてこれを守らねばならなかった。
 一方アマレンドラの誓いとは、妻となるデーヴァセーナを守るというものだった。彼女に誓った「彼女を守る」という誓いはアマレンドラにとっては他の何をに犠牲してでも守らねばならない神聖なものだったのだ。
 シヴァガミの誓いとアマレンドラの誓いは何も無い状態であればぶつかる事は無いはずである。だが誓いの矛盾を義兄であるバラーラデーヴァに利用され、シヴァガミとアマレンドラの立てた誓いとぶつかり合う。そしてその対立によってアマレンドラは王となれず、殺される結果となった。更にここに奴隷剣士のカッタッパの誓いも絡む。最強と言われても奴隷であるカッタッパは国に対して忠誠を誓っており、最高権力者である王の命令は絶対である。その結果、親友とも息子とも言えるアマレンドラを殺さねばならなかった。

 誓いと誓いがぶつかった結果の大いなる悲劇がここに完成した。

 それは悲劇には違いない。しかし、合理的な考え方や愛情よりも誓いを優先することの方が重要だった。
 それが本作の最も大きな個性となっている。

 そもそも現代の映画で、主人公が誓いを立ててそれを守るという描写がどれだけあるかと考えてみると、ほとんど無い。少なくとも、何らかの介在物があって、それを守るため、もしくは強制的に誓いを立てさせられることはある。だが基本的に世界的なメジャーな映画路線では、誓いとは心の中だけにあるもので、人の前で立てるものではないという認識で映画が作られている。
 近代の映画史において、既に無いものとされていた“誓い”に焦点を当て、それを中心にした本作。全く新しい視点でとても新鮮な思いを抱かせてくれた。ある種感動である。
 インドだからこその説得力を持った素晴らしい英雄譚である。
バーフバリ 伝説誕生 2015
<A> <楽>
S・S・ラージャマウリ(脚)
プラバース
ラーナー・ダッグバーティ
アヌシュカ・シェッティ
ラムヤ・クリシュナ
ナーサル
サティヤラージ
タマンナー
★★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 川沿いの小さな村で一人の赤ん坊が保護された。シブドゥ(ブラバース)と名付けられたその子はすくすくと成長し、やがて村の誰よりも強く、好奇心旺盛な子に育っていった。彼の一番の関心は滝の上には何があるかだが、何度滝を上がろうとしても失敗続き。しかしある日手招く女性の姿を観たシブドゥはついに滝登りに成功する。そこで運命の女性アヴァンティカ(タマンナー)と出会い、彼女の村が大国マヒシュマティ王国に反乱を起こそうとしているのを知る。
 ボリウッドなどとも言われるインド映画界で大ヒットを記録した作品で、伝説の王とされるバーフバリ伝説の第一話。
 最初から世界市場を意識して作られた作品らしく、世界各国でそれまでのインド映画の興収最高記録を更新している。日本でも少し遅れて公開されたが、その後の続編の公開に合わせて本作も上映の運びとなった。
 実はほんのちょっと前にたまたま監督の作品『マッキー』を観ており、そのあまりの馬鹿馬鹿しさと突き抜けたセンスにすっかりファンになってしまって、丁度良いタイミングで公開となったため前後編の二作丸ごと観てきた。

 作品の構造を言うなら、世界各地にある英雄譚のフォーマットに則った話となっている。いわゆる貴種伝説、半神としての戦いと試練。そして自分の本当の名前(力)を取り戻すまで。教科書的な典型的な話である
(映画においては『スター・ウォーズ』(1977)がそのフォーマットに則った作品として有名)
 ただ、物語は単純であっても、突出した演出と、なによりキャラの凄さによって、とんでもない作品ができあがってしまった。
 とにかく徹頭徹尾
“濃い”。細かい設定やら繊細な物語など不必要とばかりに割り切り、勢いで押し切ってしまってる。
 近い作品で言うなら、
日本で70年代に作られた東映アクション作品。千葉真一をもっと若くして濃くした青年を使い、更に膨大な金を遣って飛び抜けた演出センスで見せつけた作品と言うべきか。

 更に言わせてもらうと、古代インドを舞台にしてるだけあって、現在のポリティカル・コレクトネスとはかけ離れたものを作るのに成功しているということだろう。人の死に方の描写も容赦がないし、半神を前にした人の命はとても軽い。その辺がとても新鮮だった。

 更にもう一点、重要な部分がある。それは続編『バーフバリ 王の凱旋』で書かせていただこう。
マッキー 2012
<A> <楽>
サイ・コラパッティ(製)
ナーニ
サマンサ・プラブー
スディープ
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ

ページトップへ