バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
Resident Evil: Welcome to Raccoon City |
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ロバート・クルツァー
ジェームズ・ハリス
ハートリー・ゴーレンスタイン
マルティン・モスコヴィッツ
ヴィクター・ハディダ
ジェレミー・ボルト
ポール・W・S・アンダーソン
アソシエイトプロデューサー
小林裕幸(製)
ヨハネス・ロバーツ(脚)
カヤ・スコデラーリオ
ハナ・ジョン=カーメン
ロビー・アメル
トム・ホッパー
アヴァン・ジョーギア
ドナル・ローグ
ニール・マクドノー |
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| ★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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4 |
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かつて製薬会社・アンブレラの本拠地で栄えていたが、アンブレラの撤退に伴って衰退してしまった街ラクーンシティ。その廃墟に不審なものがある事が分かり、政府より派遣した特殊部隊スターズ。その一員であるクリス・レッドフォード(アメル)とジル・バレンタイン(ジョン=カーメン)は、町外れの大きな家に足を踏み入れるが、そこに現れたのは、この世ならぬ化け物の群れだった。その頃、アンブレラから脱出した人間から、この街の真実の一端を聞いたクリスの妹クレア(スコデラーリオ)は、その事実を兄に伝えるべくラクーンシティへと向かっていた。
20世紀末。かつて日本ではゲームハード戦争と言われていた時代があった。それまでトップランナーだった任天堂に対し、セガがCDロムを使ってのゲームであるセガサターンを投入した。それだけでなく、それまでゲームのノウハウを持ってなかったソニーがプレイステーションを投入し、三つ巴の争いが始まったのだが、その中で抜きん出たのが意外なことにソニーのプレイステーションだった。
それにはいくつもの理由があるのだが、ゲーム後発だったため、ゲームに対するノウハウが少なく、それを逆手にとって既存のゲームに捕らわれないゲームをいくつも作った事が勝因の一つだと言われている。実際に映画を体験できるような映像体験を作り出すというコンセプトに、丁度発達したハード面が合致したからだ。
そこでその映像体験を一気に押し上げたゲームがあった。それが「バイオハザード」である。それまでにもホラーゲームはあったものの、これだけのリアリティと臨場感を与えてくれる作品は世界で初めてだった。「バイオハザード」はゲームという概念を一気に変えるだけの力を持ったソフトだったと言っても良い。
これは実感で、根っからのセガファンでスーパーファミコンすら買わなかった私がプレイステーションは買ってしまうほどだったから(言うまでもないがセガサターンの方を先に買ってた)。オープニング直後の緊張感とホラー演出は最高の映像体験だったと今でも思ってるし、この作品がはじめとして現代のアクションホラーゲームがあると考えれば、ゲームの歴史的にも重要な作品である。
そんな「バイオハザード」が映画になるというので、喜んで観に行ったのが『バイオハザード』(2001)だった。ゲームに登場する人物も出てくるが、主人公はゲームとは異なる人物で、更に独自にストーリーが展開してそれ自体でシリーズ化していった。それ以外にも日本でゲームをベースにした続編シリーズもあって、二つの映画シリーズがこれまで作られている。
そして2021年となり、今度は全く新しい作品として本作が投入された。
本作の特徴としては、今度はオリジナルではなくゲームのシナリオをベースにしていることで、具体的にはゲームの一作目と二作目をくっつけて、ゲームそのものを再現したものとなっている。そのため、実際にゲームをやって人には懐かしい雰囲気を味わえる作品になっていて、それだけでも結構嬉しくなる。特に最初の洋館の内部はゲーム一作目そのもので、警察署はゲーム二作目のものと同じ空間になっていて、これを観れるだけでも本作を観る価値はある。少なくともその描写は完璧なので、そこは感心出来る。
ゲームの方は1作目も2作目もやり始めたら10時間くらいはあっという間に過ぎてしまうので、それを二つ合わせて一本の映画にした時点で、全部描写するのは不可能。そのため、人間関係とかはドライにして、すっきりした物語にしていた。
そのお陰で描写除けば普通のアクションホラー映画っぽくなった。かなり単純なので、三分割くらいにしたら結構面白くなったかも知れない。出来ればこの作品もシリーズ化してほしいものだ。 |
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