ワム! |
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ジョン・バトセック
サイモン・ハーフォン(製)
ジョージ・マイケル
アンドリュー・リッジリー |
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★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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イギリスのポップデュオ、ワム!の誕生から解散までの、二人の軌跡を追ったNetflixオリジナルドキュメンタリー。
80年代ロック&ポップスが流行っていた時代を味わっていた人間にとって、思い出深いポップス歌手はたくさんいる。ワム!もその中ではやはり思い出深いユニットだった(「ジョジョの奇妙な冒険」でも同じ名前を持つキャラが出ていたし)。特に「ラスト・クリスマス」は今も定番のクリスマスソングで、冬になると大概どこかで耳にするほどの有名な曲になってる。
そんなワム!のドキュメンタリーだが、実は既に一本ドキュメンタリー作品は映画化されている。『ジョージ・マイケル 〜素顔の告白〜』(2005)なのだが、ここではメンバーの一人、ジョージ・マイケルに焦点を当て、彼のセクシャリティと、犯してしまった犯罪行為に至るまでを、本人出演で描いた作品となっている。私もそれは観たが、よくここまでさらけ出せるものだと、変なところで感心してしまった。
それに対し、ジョージ・マイケルだけでなくアンドリュー・リッジリーについてもちゃんと描きつつ、高校生の友だちがデュオとしてデビューした理由と、なかなか売れない時代を経てヒットメーカーになったこと、お互いに刺激し合ったこと、そして仲違いなど、まあ普通のドキュメンタリーだったか。ここでもジョージのセクシャリティについても語られているので、普通のテレビ番組ではなかなかやりにくい素材だが、配信専門でやるにはぴったりだと思う。オーソドックスな作りが逆に良かった。
『ジョージ・マイケル 〜素顔の告白〜』との違いは、売れっ子状態の時、ジョージは女性達に大いに持てたのだが、それは彼にとってどれだけストレスだったのかと思わされたりもする。 |
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