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家城巳代治

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鑑賞本数 4 合計点 14.5 平均点 3.68
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
1976 2'22 死去
1974 恋は緑の風の中 監督・製作
1969 ひとりっ子 監督・原作・脚本
1964 路傍の石 監督・脚本
1963 みんなわが子 監督
1962 若者たちの夜と昼 監督
1961 街 監督・脚本
1960 弾丸大将 監督
秘密 監督・脚色
1958 裸の太陽 監督
1957 異母兄弟 監督
1956 こぶしの花の咲く頃 監督・脚本
1955 胸より胸に 監督・脚本
姉妹 監督・脚本
1954 ともしび 監督・脚本
1953 雲ながるる果てに 監督・脚本
1950 花のおもかげ 監督
1949 悲しき口笛 監督
1947 若き日の血は燃えて 監督
1944 激流 監督
1940 木石 助監督
1911 9'10 東京で誕生

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みんなわが子
<A> <楽>
中山亘(製)
植草圭之助(脚)
桑山正一
高津住男
中原ひとみ
辻伊万里
三崎千恵子
真山知子
大森義夫
富田仲次郎
田上嘉子
北林谷栄
赤木蘭子
上林詢
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1963
製作会社 ATG
全国農村映画協会
ジャンル 戦争(銃後)
売り上げ
原作
歴史地域
関連
キーワード
allcinema Walker 検索 IMDb CinemaScape
WikipediaJ キネ旬 eiga.com WikipediaE みんシネ
裸の太陽
1958キネマ旬報日本映画第5位
<A> <楽>
新藤兼人(脚)
江原真二郎
丘さとみ
中原ひとみ
仲代達矢
高原駿雄
山形勲
星美智子
岩崎加根子
東野英治郎
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1958
製作会社 東映
ジャンル 人生(貧困)職業(鉄道員)
売り上げ $
原作 氷室和敏
歴史地域
関連
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
異母兄弟
<A> <楽>
依田義賢
寺田信義(脚)
三国連太郎
豊島八重子
田中絹代
西田昭市
浪江孝次
遠藤征行
近藤宏
春日井宏住
大友良雄
南原伸二
森下義秀
中村賀津雄
菅野彰雄
高千穂ひづる
飯田蝶子
島田屯
永井智雄
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 陸軍大尉の鬼頭範太郎の家へ女中奉公に出た利江。やがて範太郎によって身ごもらされ、良利という息子を生む。やがて範太郎の妻つたが亡くなり、利江は範太郎の後ぞえとなったが、扱いは女中と全く変わらず、範太郎の息子一郎司、剛次郎の二人からも蔑まれて生きていく。それから10年以上、世界大戦の勃発と共に、息子たちは出征していくが…
 虐げられた女性の自立に至る道を描いた作品で、日本版
「人形の家」とも言える。しかし、その自立というのが最後の最後になってようやくなされるため、本当に爽快感のない話になってしまい、観ていて流石にげんなりしてしまった
 しかし、1950年代。ようやく日本が人権意識に目覚めた頃の話として考えるならば、
啓蒙的な意味では本作は大きな足跡を残した作品とも言えるだろう。
 ここに描かれる男と女の関係は極端な描き方はされているとは言え、男の弱さと女の強さというのも同時に描いている感じがする。実際日本は母系社会と言われるだけあって、精神的には誰の心にも母という存在に負うところが大きい。父というのは経済的に家を支え、そのため大きな顔が出来るが、それは結局自己満足でしか無く、表面的には夫に従っている母こそが本当の意味で家を支えている存在である。
 そういう意味でここで描かれる範太郎は本当に日本人の父親である。過去の栄光にしがみつくだけでありながら、自分が国に対してどれだけ重要人物であるかを強調し、事ある毎に家長である自分がいなければ家族は生きていけない事を言い続ける。これは精神的にも家族を支配し続けねばならないと言う役割を自分に強いているためだった。だが敗戦と息子たちの死いう事実を目の前にした時、アイデンティティをすべて失ってしまう。男とは、まさしくそういう生き物でしかない。しかし、本来自分に強いていた役割、つまり「自分は家長である」という意地だけが残った結果、単に威張り散らすだけの何の役にも立たない人間に成り下がった。
 対して母となった利江は範太郎に従ってばかりに見えながら、家をしっかりと守り、たとえどんなに家を取り巻く環境が変化しても、やはり母であり続ける。ここが本当の強さと言えるのだろう。
 だから最後の自立シーンがなくても、その強さはしっかり描かれているのだが、最後にあの言葉があって、
これまでも強かった母が、自立を目指したときに、本当に人間として強くなるのだ。という時代に即した主張が意味を持つようになる。元々が強い存在が、自由を手に入れたとき、どれだけ強くなれるのか。そんなことを考えさせてくれる作品でもある。
製作年 1957
製作会社 日活
ジャンル 人生(女の一生)戦争(第二次大戦後)
売り上げ $
原作 異母兄弟(書籍)田宮虎彦
歴史地域
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
姉妹
<A> <楽>
立野三郎(製)
新藤兼人
家城巳代治(脚)
野添ひとみ
中原ひとみ
内藤武敏
望月優子
河野秋武
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1955
製作会社 中央映画
ジャンル 人生(貧困)社会派(組合活動)
売り上げ $
原作
姉妹 <A> <楽>
畔柳二美 (検索) <A> <楽>
歴史・地域
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
雲ながるる果てに

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重宗和伸
伊藤武郎
若山一夫(製)
家城巳代治
八木保太郎
直居欽哉(脚)
鶴田浩二
木村功
高原駿雄
沼田曜一
金子信雄
岡田英次
山田五十鈴
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 1945年4月。沖縄に連合国が上陸した報が日本中をかけ巡っていた。そんな時、九州にある空港では特攻の任務を受けたパイロットたちが出撃命令を待ち望んでいた。だが長雨によって命令はなかなか下りず、パイロットの大瀧(鶴田浩二)と深見(木村功)は、焦りを深くしていった…
 家城監督の出世作。何らの美化作用も入らない特攻隊の姿を描いた良作戦争映画。
 太平洋戦争末期の特攻隊を描いた作品は結構多い。それでも出来不出来はかなりばらついていて、良いと思えた作品も多いが、どうしようもないものはそれ以上に多い。
 そんな中で、私自身が
「これは」と思えた作品の一つが本作に当たる。
 本作は低予算作品で、特攻隊の華々しさとも戦闘シーンの派手さとも無縁だが、その分、押さえつけられた若者の抑圧された思いや、ただ死ぬことに生き甲斐を見いだしたのに、それを叶えられないまま、何のために自分は生きているのかを考えるような内容になっているのだが、これが妙に胸に迫ってくるのは、やはり“生々しさ”が一番の理由ではないかと思う。本作が作られたのは戦後僅かに8年。まだ日本が敗戦の味を噛みしめている時期だし、作り手側にもじくじたる思いを持っていた人たちも多いだろう。そんな悔しさのようなものがここからは感じ取ることができるし、なによりこの作品を単純な反戦映画で終わらせてはならないと言う監督の執念も感じ取れる。
 なにより、単純にリアルに人間を描くことが直接反戦作品に出来ると言うことをよく知っているからこそ描けた作品とも言えるだろう。これは実際に戦争を知っている人間の特権とも言える。
製作年 1953
製作会社 松竹
ジャンル 戦争(第二次大戦)
売り上げ $
原作
歴史・地域
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