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2020 | アルプススタンドのはしの方 監督 | |
性の劇薬 監督・脚本 | ||
2019 | 花咲く部屋、昼下がりの蕾 監督・脚本 | |
犯す女 〜愚者の群れ〜 監督・脚本 | ||
2018 | 新宿パンチ 監督・脚本 | |
私の奴隷になりなさい 第3章 おまえ次第 監督・脚本 | ||
私の奴隷になりなさい 第2章 ご主人様と呼ばせてください 監督・脚本 | ||
恋の豚 〜むっちり濡らして〜 監督・脚本 | ||
覗かれる人妻 シュレーディンガーの女 監督・脚本 | ||
わたしはわたし 〜OL葉子の深夜残業〜 監督・脚本 | ||
ミク、僕だけの妹 監督・脚本 | ||
2017 | 劇場版 屍囚獄 結ノ篇 監督・脚本 | |
劇場版 屍囚獄 起ノ篇 監督・脚本 | ||
2016 | 方舟の女たち 監督・脚本 | |
舐める女 監督・脚本 | ||
悦楽交差点 監督・脚本 | ||
ラブアンドロイド 執事のアダムとぼっちな私 監督・脚本 | ||
箱女 見られる人妻 監督・脚本 | ||
妻の秘蜜 〜夕暮れてなお〜 監督・脚本 | ||
僕だけの先生 〜らせんのゆがみ〜 監督・脚本 | ||
2015 | 青春ディスカバリーフィルム −いつだって青春編− 監督 | |
悲しき玩具 伸子先生の気まぐれ 監督・脚本 | ||
嘆きの天使 ナースの泪 監督・脚本 | ||
妹がぼくを支配する。 監督・脚本 | ||
義理の娘が眩しすぎて。 監督・脚本 | ||
マッドムービー 遊園地残酷迷宮 監督・脚本 | ||
韓国に嫁いだ女 監督・脚本 | ||
2014 | いっツー THE MOVIE 2 監督・脚本 | |
いっツー THE MOVIE 監督・脚本 | ||
桃木屋旅館騒動記 監督・脚本 | ||
わるいおんな 監督・脚本 | ||
2013 | 人妻 監督・脚本 | |
ネオン蝶 第四幕 監督・脚本 | ||
ネオン蝶 第三幕 監督・脚本 | ||
妹の夏 監督・脚本 | ||
闖入家庭教師〜小笠原一家の事件手帖 監督・脚本 | ||
隣の芝は 監督・脚本 | ||
人妻ウォッチング 監督・脚本 | ||
ハケン家庭教師の事件手帖 監督・脚本 | ||
美人妻白書 隣の芝は 監督・脚本 | ||
人妻観察委員会 監督・脚本 | ||
猫侍 脚本 | ||
湯けむり未亡人 乱宴の宿 出演 | ||
2012 | シリーズ エロいい話 渚のマーメイド 監督・脚本 | |
デコトラ★ギャル麻里 監督・脚本 | ||
デコトラ★ギャル奈美 〜感動!夜露死苦編〜 監督・脚本 | ||
ツクシのエロいい話 監督・脚本 | ||
女の犯罪史 監督・脚本 | ||
ラブ&ソウル LOVE&SOUL 監督・脚本 | ||
ヤンキーアイドル 監督・脚本 | ||
シリーズ エロいい話 エスパー★マミコ 監督・脚本 | ||
ケイコ先生の優雅な生活 監督 | ||
2011 | タナトス 監督・脚本 | |
エアセックス 監督 | ||
デコトラ★ギャル奈美 〜爆走!薔薇愛怒編〜 監督・脚本 | ||
ヒン子のエロいい話 監督 | ||
ラブ&ドール 監督・脚本 | ||
ヤンキーヘルパー 監督・脚本 | ||
悦子のエロいい話 〜あるいは愛でいっぱいの海〜 監督・脚本 | ||
2010 | キシメンちゃん 監督・脚本 | |
デコトラ★ギャル奈美 〜爆走!夜露死苦編〜 監督・脚本 | ||
懺悔〜松岡真知子の秘密〜 監督・脚本 | ||
デコトラ★ギャル瀬菜 監督・脚本 | ||
池袋ヤンキー戦争 監督・脚本 | ||
ドメスティック 監督・脚本 | ||
多感な制服 むっちり潤い肌 脚本 | ||
2009 | ユリア100式 監督・脚本・編集 | |
静かなるドン 新章 Vol.2 監督・脚本 | ||
静かなるドン 新章 Vol.1 監督・脚本 | ||
実写版 18倫 監督・脚本 | ||
人妻のEメール 濡れヌレ熟女の昼下がり 監督 | ||
18倫 アイドルを探せ! 監督・脚本 | ||
ガチバン IV 最狂戦争 企画協力 | ||
2008 | 新宿区歌舞伎町保育園 監督 | |
デコトラ★ギャル奈美 監督・脚本 | ||
ホームレスが中学生 監督・脚本 | ||
ガチバン 監督 | ||
妖女伝説セイレーンX 〜魔性の誘惑〜 監督・脚本 | ||
新 高校教師 放課後の痴情 汚された聖女たち 監督 | ||
蒼空 監督・脚本 | ||
アダルトビデオができるまで 監督・脚本 | ||
どれいちゃんとごしゅじんさまくん 監督・脚本 | ||
乱れ喰い 監督・脚本 | ||
禁義妹 監督・脚本 | ||
淫乱看護師 監督・脚本 | ||
若葉学園 チェリーボーイズ 監督・脚本 | ||
乱艶母 監督・脚本 | ||
驚愕!リアルドラマSP 本当にあったエロい話 監督・脚本 | ||
2007 | ギネスの女房 監督 | |
女教師 〜禁断の聖身 愛に堕ちた女たち〜 監督 | ||
隣の未亡人 幼妻エプロン日和 監督・脚本 | ||
隣人ポータビリティ 監督 | ||
江戸女刑罰史 〜緊縛妖艶遊女〜 監督・脚本 | ||
江戸女刑罰史 女郎雲 監督・脚本 | ||
アダルトビデオの作り方 監督・脚本 | ||
2006 | くりいむレモン 夢のあとに 監督・脚本 | |
新任女教師 二人だけの教育実習 監督 | ||
新高校教師 桃色の放課後 監督・脚本 | ||
萌えラーメン お待たせしました ご主人さま 監督 | ||
はぐれ学園 エロカワ女生徒がやってきた! 脚本 | ||
はぐれ学園 ゴージャス女教師が担任だ! 脚本 | ||
監禁 姉妹教師 脚本 | ||
はぐれ学園スペシャル編 番外天国 脚本 | ||
2005 | 情無用の刑事まつり 監督 | |
失踪 僕が彼女を閉じ込めた理由 監督・脚本 | ||
19 NINTEEN 女子大生 殺人レポート 監督 | ||
咲子の寿司 〜絶品・寿司対決!!〜 監督・脚本 | ||
新 高校教師 さくらんぼの季節 脚本 | ||
2004 | 飼育の教室 疑惑の化学実験室 監督・脚本 | |
新 高校教師 ひと夏の思い出 監督・脚本 | ||
新任バスガイド あいのり欲望ツアー 監督・脚本 | ||
女教師痴漢調教 愛より速く 監督・脚本 | ||
若妻痴漢遊戯 それでも二人は。 監督・脚本 | ||
暴行高速バス 欲望の雫 脚本 | ||
2003 | 人妻猥褻事件簿 露出投稿マニア 監督 | |
2002 | 美女濡れ酒場 助監督 | |
優しすぎる獣 思いはあなただけ2 助監督 | ||
2001 | ||
2000 | ||
1999 | ||
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1997 | ||
1996 | ||
1995 | ||
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1993 | ||
1992 | ||
1991 | ||
1990 | ||
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1987 | ||
1986 | ||
1985 | ||
1984 | ||
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1981 | ||
1980 | ||
1979 | ||
1978 | ||
1977 | ||
1976 | ||
1975 | 9'2 東京で誕生 |
アルプススタンドのはしの方 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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夏の甲子園。甲子園出場を果たした東播磨高校の一回戦が行われ、その応援のために一般生徒も応援に動員された。激しい応援合戦の最中、冷めた視線で試合を見つめる四人の男女がいた。試合を観ながらなんとなく雑談を始める四人。そんな中でも東播磨高校不利のまま試合は着々と進んでいく。 本作は元々高校生の演劇の演目で、本作に登場する東播磨高校の演劇指導の教諭が演劇部のために書いたものが元になっている。それで高校の舞台の大会に出したところ、その出来があまりに良かったため、その後高校の枠を飛び出して普通の舞台劇として上演され、更にそれが映画になったという、ある種のシンデレラストーリーを経て映画化された作品。 コロナ禍があって、なかなか映画にいけない時があったが、それは現在も影響があり、新作がなかなか入ってくれず、新しい映画で「観たい」と思えるものがそう多くないという事実。だから現在これまで新作映画を観に行っていた時間がなくなってしまい、数少ない名画座をチェックして古い良い映画を観に行ったり、自粛期間同様配信やあらかじめ録画した作品を観てたりするのだが、そんな中で、ちゃんと公開されていて、ネット上で話題になってる作品があった。 普段なら新作映画のラッシュでスルーするような小品だが、他に観るものもないし、いっちょ行ってみるかという気持ちになって視聴。 それでどうだったかというと、これは本当に行って良かったと思えた良作。 正確に言うと、とにかく「刺さる」。 私同様これに「刺さる」人は決して少なくはないだろう。 この作品に登場するキャラはみんな高校生の設定。そして高校生と言えば、一般的な感覚では部活動に一生懸命で、辛く苦しい部活動を経て、ある部は成果を出し、成果を出せなくても、友と共に乗り越えた思い出が残る爽やかなイメージがある。まさにそれこそ青春の一ページ。 しかし少なからぬパーセントで、それとは無縁の人もいる。高校時代なんて早く時が過ぎれば良い。受験さえ上手くいけば自由になれるからなんて思いの下、高校生活をなんとなく過ごしてしまう人のことだ。それなりにいろんなことをやりたいと思っていながら、友人とくっちゃべったりゲームをしたり、勉強してさえいれば他のことはしなくてもいいという免罪符の下、これと言って特色のある高校生活を送れなかった人。 こう言う人間は概ね、数十年も経ってから、「もうちょっと真面目にやってても良かったな」とか、「あの時、もうちょっと頑張ってれば今の生活も変わってただろうか?」とか、「勇気出してあの子と喋ってれば良かった」とか、いろんな後悔がやってくるものだ。 ただ、後悔と言っても普通微かなもの。今の生活に概ね満足してる場合、「なるようになったんだ」と思ってそれで終わりとなる程度。ただ、折に触れそう思えてしまうことがあるという位の話だ。 そんな訳で、高校時代にほんの少しの後悔があることを自覚している人間にとって、この作品はとにかく「刺さる」のだ。 この作品に登場する四人の男女は、割と普通の高校生活を満喫しているのだが、それぞれに某か諦めてしまったものを持ち、それを「仕方なかった」という言葉で封をしてしまっている。それなりに充実した高校生活を送りたいという意識はあっても、それが出来てないことを「仕方ない」と諦めてしまっていた。普通の高校生である。 しかし彼らの心にはまだ「もっとできるはず」という思いがリアルタイムでくすぶっていて、それが何かの拍子に出てきてしまう。特に充実した人間を見てるとその思いが甦ってきて、いたたまれない気持ちになってしまう。 そのいたたまれない気持ちがずーっと続くのがこの作品の特徴。 そしてその気持ちは、高校生活に後悔を持つ人間にはいちいちそれが刺さる。つまり全編にわたって心にチクチク刺さってきてしまう。 全編にわたってそういう演出が続くため、ずーっとチクチクした痛みを感じたまま観続けることになる。 ただ、それで終わりにはならないのが本作の重要な部分。最後になってちゃんと救いがくる。この部分が重要だ。 彼らは望んだ高校生活を送れなかったかも知れないが、それでも努力は無駄にならなかった。改めて仕切り直し、数年後にそれなりの人生を手に入れているし、再会の時に清々しい笑顔を見せている。 諦めてるだけでなく、どんな時でも努力は報われると思わせるラストは上手くできてる。それも含めてラストはとても心地よかった。まさにちょっとだけ高校時代に心の痛みを覚える人には救いとなる一事であり、実にほっとする。 系統としては桐島、部活やめるってよ(2012)に近いのだが、あの作品が心に「グサグサ」くるのに対し、本作は「チクチク」くる。丁度良い塩梅が素晴らしい。 |
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ユリア100式 2009 | |||||||||||||||||||||||||||
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