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近未来。16歳の少女亜利寿は月に向かったシャトルが墜落してスチュワーデスロボットのSS1Xと共に脱出する。そこでユアンという少年と出会った亜利寿は自分が30年後の未来に来てしまったことを知る。この世界は独裁者ネロの作り上げたコンピュータSS10Xによって支配された廃墟が広がる世界。亜利寿は何故この時代に送り込まれたのか。そして彼女がこの世界に与える影響とは… フルCGにより描き上げられたアニメーション作品で、日本のアニメーション技術が又一歩進んだ事を思わせる出来の作品。 技術的にはそれで良い。ある種これは画期的な素晴らしい作品と言うことも可能だ。確かに現時点でのキャラクタ描写はのっぺりしすぎだし、動きもややぎこちないとは言え、よくここまで作ったと思わせられる。 ただ、いくら画面が綺麗でも、技術的に大変なことに挑戦してても、映画とは結局物語が肝心であり、その物語自身があまりにもお粗末なのはいただけない。 一世代前のOVAをそのまま現代に甦らせました。的な作品にはげんなりしてしまうし、物語自体が使い古されたSFアクション作品そのまんま。カタルシスもない。更に終わり方もいかにもお上品に作ってみましたと言う感じで、物語自身に魅力を見つけること自体が難しい作品になってしまった。 結局本作は過渡期の作品だと割り切って観る必要があり。過渡期ならそれも許せるし、少なくとも『ファイナルファンタジー』(2001)よりは間違えなかったと言うだけでも評価されるべきかも知れない…『ファイナルファンタジー』もこの程度で終わらせておけばあれだけ無茶苦茶言われることもなかっただろうに。 |
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