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坂口博信

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1966
1965
1964
1963
1962 11'15 誕生

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ファイナルファンタジー
<A> <楽>
会田純
クリス・リー(製)
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坂口博信(脚)
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物語 人物 演出 設定 思い入れ
 2065年の地球。地球外生命体“ファントム”の侵入により、人類は滅亡の危機に瀕していた。軍は乾坤一擲の武力抗争を主張するが、科学者アキは別の方法での人類救済を模索していた。彼女が繰り返し観る夢は何を意味しているのか?そして果たして人類は生き残れるのか?
 ゲームで一世を風靡した(あるいは今も?)同名ゲームのプロデューサー坂口博信が自ら監督を買って出、莫大な予算を使って作られた作品。だが最悪の大コケをし、現時点で最も回収率の悪い映画として記録に残ってしまった。製作費1億3700万ドルで興行収入3200万ドルは『天国の門』(1981)を越えて歴代トップ。
 この映画を語る人の大部分は酷い酷いと言う…私もそう思う。
 CGはテカテカギクシャクし、ストーリーのベタさ加減に過剰な演出が見事なくらいに噛み合ってない。有名俳優の声も画面に映えない。など、細かく言えばいくらでも文句は出る。
 しかし、本作は一応映画史的に見るならば、それなりの意味をきちんと持っている
 それまでも映画にはCGは使われていたが、実際にそれが使用に足るものとして前面に出せたのは『ジュラシック・パーク』(1993)あたりから。一方、日本のアニメにおいても積極的にCGを取り入れることで、様々な可能性を呈示してきた。CGであれば何でも可能で、これまで観たことがない画像が作れるはずだ。と言う考えが主流となってきていた。その意味で『マトリックス』(1999)は実写とCGアニメの合成という意味では大変画期的な意味合いを持つ作品だった。リアリティを無視するなら『トイ・ストーリー』(1995)などフルCGで、なおかつリアリティを志向することも出来た。
 そしてもう一つの可能性を本作は呈示しようとしていた。つまりは人間を用いずに映画は可能か?と言う試みである。
 その意気込みはよく分かる。あるいはこれが本当にフルCG映画の流れを作り出す可能性もあったのだ。
 それで本作は見事に失敗。しかし、この作品は一つの大きな問題を提示することになった。
 結果的にここで示されたものは何か。
 極々簡単なことである。
 物語があって、人があってこそ映画になりうるのだということ。これだけである。
 映画には生きている人が必要なのだ。じゃ、アニメはどうなのか?と問われるかも知れないが、アニメは単なる絵であったとしても、そこに息づいている人間を感じさせることが出来る…いや、それを感じさせなければ良質なアニメとは到底言えない。それが実際の人間である必要はない。ただし、そこには生きているというリアリティが必要なんだ。
 それに対して本作は、単なる動くCGの絵でしかなかった。
 いくら技術が発達しても、そこに人間がいなくてはどうしようもない。その事を世界中に確認させた。その事で本作は評価されるべきだ。勿論反面教師として。失敗作だからこそ、意味があった作品だった。
 肝心の物語としても、いかにもゲーム然としており、いくつもの小さな見所を一つ一つ解決していく内に話が終わっていく。目の前の問題を片づけていたら、いつの間にか話が終わってしまっていた。という、身も蓋もないもので、結局いつ終わらせても良いし、いつまでも続けても良いというもの。お陰で物語全体の起伏がもの凄く乏しいままだった。映画ではなく、ゲームのイベントシーンを切り貼りしただけでの作品。

 本作でVFXデザイナーとして一本立ちしたのが秋山貴彦は、後に監督となり、実写とCGの融合という不思議な作品『HINOKIO ヒノキオ』(2004)を作るに至る。
製作年 2001
製作会社
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原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
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