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大友啓史

大友 啓史
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鑑賞本数 合計点 平均点
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著作
クリエイティブ喧嘩術(書籍)

_(書籍)
2021
2020 るろうに剣心 最終章 The Beginning 監督
るろうに剣心 最終章 The Final 監督
影裏 監督
2019
2018 億男 監督・脚本
2017 3月のライオン 後編 監督・脚本
3月のライオン 前編 監督・脚本
2016 ミュージアム 監督・脚本
秘密 THE TOP SECRET 監督・脚本
2015
2014 るろうに剣心 伝説の最期編 監督・脚本
るろうに剣心 京都大火編 監督・脚本
2013
2012 プラチナデータ 監督
るろうに剣心 監督・脚本
2011
2010
龍馬伝
<A> <楽> 演出
2009 ハゲタカ 監督
白洲次郎 演出・脚本
2008
2007
ハゲタカ
<A> <楽> 演出
2006
2005
2004
ちゅらさん3
<A> <楽> 演出
2003
ちゅらさん2
<A> <楽> 演出
2002
恋セヨ乙女(1st,2nd)
<A> <楽> 演出
私の青空 2002
<A> <楽> 演出
2001
ちゅらさん
<A> <楽> 演出
2000
深く潜れ 〜八犬伝2001〜
<A> <楽> 演出
1999
1998
1997
1996
秀吉
<A> <楽> 演出
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
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1981
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1970
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1945
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1930
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1926
1925
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1922
1921
1920
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1918
1917
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1915
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1905
1904
1903
1902
1901

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るろうに剣心 最終章 The Beginning
<A> <楽>
高橋雅美
池田宏之
千葉伸大
瓶子吉久
森田圭
田中祐介
小岩井宏悦
福島聡司
藤田大輔
宿崎恵造(製)
大友啓史(脚)
佐藤健
有村架純
高橋一生
村上虹郎
安藤政信
北村一輝
江口洋介
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 動乱の幕末。新しい日本を作ろうと青雲の志に燃える緋村剣心(佐藤健)は長州藩のリーダー桂小五郎を訪ね、そこでその腕を買われて討幕派の暗殺者として雇われる。それ以降多くの人間をその手にかけ、人斬り抜刀斎の異名を持つほどとなった。そんな中、人斬りの現場に偶然居合わせた若い女・雪代巴(有村架純)と出会う。いつしか二人は惹かれあい、剣心は彼女に癒やしを求めていくようになっていった。

 『るろうに剣心 最終章 The Final』と並行して作られた緋村剣心の過去の物語。多数のキャラが出演して演出も派手だった『The Final』と較べ、だいぶ落ち着いた感じの作品になった。ただ派手さはないが、しっとりした雰囲気と人間関係に力が入っている分、見応えはこちらの方が上。レビューでも書いたが、ストーリーの薄さが気になっていた『The Final』と較べるとストーリーの良さが出ている。むしろ『The Final』なんか作らずにこっちの方に集中しても良かったくらい。
 本作の良さは歴史とちゃんとコミットしていることで、人斬り抜刀斎が何故誕生し、そして何故彼が必要だったのか。時代の要請として彼の存在がある事を丁寧に描いていたことにあるだろう。
 時代の激流の中に自らを置いた剣心が、自分自身の存在意義について考え直し、抜刀斎ではなく緋村剣心として生きるに至るまでの葛藤もちゃんと描けているのも好感度高い。
 少年時代の剣心は、幕末という歴史的な出来事を前に、自分に何が出来るのかを考えて自らの力を役立てたいという思いで長州の桂小五郎に会う。そこに自分の考えはなく、誰かに使ってもらうことによって存在意義を示そうとしていた。そこで与えられた役割は人斬りだったが、自分は道具であると割り切っていた剣心は与えられた任務をただこなしていた。人斬りも任務として割り切っており、感情を排して人を人として見ないように心がけていた時代である。だが実際は自分が斬ったのは人間であり、そこには感情も家族もある。それを見ないように心がけてはいたが、否応なくその光景を目の当たりにさせられる。そこで徐々に剣心の心は削られていった。
 そんな時に出会ったのが雪代巴という女性だった。剣心が人斬りであることを知りつつ、彼を支えようとした巴に触れることで剣心の心は変わっていく。削られた心が癒やされ、人斬りではなく人として生きる選択肢が提示されたのだ。
 ただ生真面目な剣心は、これまで人斬りとして幾多の殺人行為を行ってきたため、良心が頭をもたげてきて自己嫌悪に転換してしまう。人として生きる事は出来ないと思い知らされることで何も出来なくなってしまった。
 全く動きはなかったが、その間のモラトリアムの時間こそがこの作品の最大の見所だった。巴の献身的な看病で心が少しずつほぐれていくが、ほぐれていけばいくほど自己嫌悪に陥るばかり。この時間は彼にとっては拷問のような時間である。この辺りの葛藤をしっかり描けたことが本作の良さになっている。
 皮肉な話だが、巴の裏切りこそが剣心を生かす理由になっていく。そこから抜刀斎は一人の人間として償いのために生きる事を選択するのだから。

 本作は派手さは少ないが、心理に踏み込んだかなり深い作品になっていて好感度は高い。
 問題があるとしたら、佐藤健が成長してしまったという事だろう。一作目の『るろうに剣心』よりも前の話なのに、剣心が凄く老成してしまっていたので、それがとてもちぐはぐになってしまったという点だろう。こんなに渋めの演出させなきゃ良かったのに。
製作年 2020
製作会社
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売り上げ
原作
るろうに剣心 <A> <楽>
和月伸宏 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
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るろうに剣心 最終章 The Final
<A> <楽>
高橋雅美
池田宏之
千葉伸大
瓶子吉久
森田圭
田中祐介
小岩井宏悦
福島聡司
藤田大輔
宿崎恵造(製)
大友啓史(脚)
佐藤健
武井咲
新田真剣佑
青木崇高
蒼井優
伊勢谷友介
土屋太鳳
三浦涼介
音尾琢真
大西利空
中原丈雄
鶴見辰吾
小市慢太郎
阿部進之介
柳俊太郎
丞威
成田瑛基
荒木飛羽
平田薫
柿原りんか
小久保丈二
テイ龍進
戸田昌宏
窪田正孝
渡辺大
福山雅治
神木隆之介
赤間麻里子
小野花梨
西原誠吾
米村亮太朗
笠松将
江藤修平
江原大介
三村和敬
橋渡竜馬
北村一輝
有村架純
江口洋介
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 志々雄真実との死闘を乗り越えた緋村剣心(佐藤健)は、東京の街に戻って神谷道場の師範として仲間たちと平穏な日々を送っていた。そんなある日、馴染みの牛鍋屋と、剣心が指南している警察署に何者かが襲撃を賭けてくる。そこには“人誅”と書かれた紙が残されており、その筆跡から、それが剣心の“十字傷の謎”を知る男・雪代縁(新田真剣佑)であると知る。

 前作から6年。完結編として二本の作品が登場した。本作は『るろうに剣心 伝説の最期編』からの直接の続編となる、コミックの人誅編と呼ばれる一編の映画化となる。本作Finalともう一作Beginingは補完構造となっていて、共通のキャラクターが登場したり、剣心の過去を探ったりと言うことがあるが、本作は概ねは純粋なアクション作品として観る事が出来る。
 演出は相変わらずクオリティが高く、ワイヤーアクションを加えた縦横無尽の殺陣シーンは見栄えする。
 でもその部分はこれまでのシリーズでよく分かってる。問題は内容だ。
 本作はこの一本だけでなくもう一本の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』と合わせることで評価される作品である。この二作品は剣心の過去と現代を行き来することで相互補完の関係にある作品なのだから。しかしその辺の連絡が密接と言うほどではなく、ちぐはぐな印象だし、実は今回の敵雪代縁とかつての人斬り抜刀斎時代の剣心との関わりがもう少し欲しかったかな?
 設定のちぐはぐさととってつけたようなストーリーの薄さから、どうにもはまり込めない。格好良さだけで見るべきなんだろう。
製作年 2020
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
るろうに剣心 <A> <楽>
和月伸宏 (検索) <A> <楽>
歴史地域
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億男 2018
<A> <楽>
市川南
山内章弘
佐藤善宏
守屋圭一郎(製)
渡部辰城
大友啓史(脚)
佐藤健
高橋一生
黒木華
池田エライザ
沢尻エリカ
北村一輝
藤原竜也
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
億男 <A> <楽>
川村元気 (検索) <A> <楽>
 弟の借金の保証人になったことから、3000万円の借金を抱えてしまった大倉一男(佐藤健)は、家族とも別れて昼夜の区別なく働いていた。そんなある日、たまたま福引きで当たった宝くじで1億円が当たってしまった。有頂天になりそうな心を引き締め、大学時代の友人で現在大富豪になってる古川九十九(高橋一生)の元を訪れ、この金をどう遣ったら良いかを訊ねたところ、全ての金を銀行から引き出せと命じられる。そして九十九の主催するパーティに出席するのだが、酔いつぶれて起きた時、1億円の金と共に九十九が消えていたことを知る…
 川村元気によるベストセラー小説の映画化。
 書店や新聞で書影はよく見かけたのだが、原作は未読。お陰で映画単体として新鮮な思いで観る事が出来た。
 予告を見る限り、てっきり親友に金を持ち逃げされた男をめぐるサスペンス作品かと思ってた。監督も佐藤健と組んで『るろうに剣心』作った人だし、てっきりアクションをふんだんに使うのかと思ってたのだが、蓋を開けてみたら意外な展開が待っていた。

 本作の大部分は会話で構成される。正確には誰かの一方的な金の持論を主人公が黙って聞いてるだけ。ほとんど喋りまくって終わってしまった。これだったら映画にするよりも舞台劇にした方が映えそうな作品だ。
 とは言え、物語自体はとても興味深い。
 金というのは一体何者か?というストレートな問いが物語の基調となるのだが、観てる内に、わたし自身金というのを全く理解してなかったということに気づかされる。
 実際私の持つ金についての理解というのは低い。
 
金とは何かを得ようとする過程の存在だと言う事くらいか。金は基本的に万能な兌換券であり、持っていれば大概のものは手に入るものというのが基本的な知識だし、金について語るとすれば、執着の度合いを測る程度の認識しかない。
 だから、目的を持たずに金を手にするのは虚しく、金そのものに執着するのはばからしいと思いつつ、それでも金が欲しいと思う心といつも対面させられてるというくらい。改めて貧困な知識しか持ってない。

 本作は、
その事実を突きつけられた気分になった
 結局本作は「俺にとって金とは何だろう?」と主人公が考え尽くす話なのだが、それは同時に視聴者にとって「あなたにとってお金とは何ですか?」と問う作品になってることに気づかせるものとなってることに気づく。
 小説であればそれで良いんだが、それが映画として成り立ってるかどうかが問題だろう。小説を読んでいない私としては、映画でもちゃんとメッセージを受け取れたと思うのでこれで良いと思うが、小説のファンだったらどうなんだろう?とは思う。

 あと、一つ苦言を呈するなら、主演の佐藤健と高橋一生の二人は大学時代の姿もあるのだが、全く若く見えないのはちょっと無理がある感じではある。北村一輝とか藤原竜也とかの脇を固めるキャラが立ってた分、そこをもうちょっと丁寧に。
3月のライオン 後編
<A> <楽>
長澤修一
市川南
鳥嶋和彦
畠中達郎
岩上敦宏
市村友一
高橋誠
加太孝明
広田勝己
堀内善太
荒波修
長澤一史
弓矢政法
豊島雅郎
上田太地
友田亮
谷島正之
竹内文恵
守屋圭一郎(製)
渡部亮平
岩下悠子
大友啓史(脚)
神木隆之介
有村架純
倉科カナ
染谷将太
清原果耶
前田吟
高橋一生
岩松了
斉木しげる
中村倫也
尾上寛之
新津ちせ
板谷由夏
佐々木蔵之介
加瀬亮
綾田俊樹
森岡龍
西牟田恵
奥貫薫
小橋めぐみ
大西利空
萩原利久
原菜乃華
鈴木雄大
中田青渚
三好杏依
吉本菜穂子
小久保丈二
桐山清澄
田中寅彦
中座真
北島忠雄
飯塚祐紀
千葉幸生
伊勢谷友介
伊藤英明
豊川悦司
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 2017
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
3月のライオン <A> <楽>
羽海野チカ (検索) <A> <楽>
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3月のライオン 前編
<A> <楽>
長澤修一
市川南
鳥嶋和彦
畠中達郎
岩上敦宏
市村友一
高橋誠
加太孝明
広田勝己
堀内善太
荒波修
長澤一史
弓矢政法
豊島雅郎
上田太地
友田亮
谷島正之
竹内文恵
守屋圭一郎(製)
岩下悠子
渡部亮平
大友啓史(脚)
神木隆之介
有村架純
倉科カナ
染谷将太
清原果耶
前田吟
高橋一生
岩松了
斉木しげる
中村倫也
尾上寛之
奥野瑛太
甲本雅裕
新津ちせ
板谷由夏
佐々木蔵之介
加瀬亮
綾田俊樹
森岡龍
西牟田恵
奥貫薫
小橋めぐみ
大西利空
萩原利久
原菜乃華
鈴木雄大
高月雪乃介
筒井真理子
前原滉
内田慈
芹澤興人
田中寅彦
久保利明
伊藤英明
豊川悦司
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 2017
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
3月のライオン <A> <楽>
羽海野チカ (検索) <A> <楽>
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ミュージアム 2016
<A> <楽>
ミラード・エル・オゥクス
大村英治
井上肇
古川公平
下田淳行
牧田英之
荒波修
高橋誠
江守徹
小岩井宏悦
青木竹彦
下田淳行
下枝奨
鎌田賢一(製)
高橋泉
藤井清美
大友啓史(脚)
小栗旬
尾野真千子
野村周平
丸山智己
淵上泰史
平原テツ
大西武志
本田大輔
佐久間哲
野中隆光
小久保丈二
吉原光夫
増田修一朗
阿南健治
田畑智子
市川実日子
五十嵐陽向
高橋ユウ
三浦葵
滝沢涼子
山元隆弘
佐藤聖羅
田口巧輝
重松隆志
内藤トモヤ
巴山祐樹
久松信美
大森南朋
伊武雅刀
松重豊
妻夫木聡
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ミュージアム <A> <楽>
巴亮介 (検索) <A> <楽>
るろうに剣心 伝説の最期編
<A> <楽>
上木則安
畠中達郎
茨木政彦
高橋誠
宮本直人
ウィリアム・アイアトン
小岩井宏悦 福島聡司
宿崎恵造(製)
藤井清美
大友啓史(脚)
佐藤健
武井咲
伊勢谷友介
青木崇高
蒼井優
神木隆之介
福山雅治
江口洋介
藤原竜也
小澤征悦
土屋太鳳
大八木凱斗
滝藤賢一
丸山智己
高橋メアリージュン
小市慢太郎
眞島秀和
福崎那由他
村田充
屋敷紘子
原勇弥
山田崇夫
山口航太
島津健太郎
小久保丈二
佐藤滋
江田結香
別府あゆみ
田中泯
不破万作
ほんこん
窪田正孝
長尾卓也
生津徹
坂東工
金原泰成
北代高士
仁科貴
坂本爽
ヨシダ朝
渡辺菜月
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 戦いに敗北し、死にかけた剣心(佐藤健)が目を覚ました時、そこには剣の師匠である比古清十郎(福山雅治)がいた。助けられたことを知った剣心は志々雄を止めるために飛天御剣流の奥義伝授を願い出る。そんな時、志々雄は着々と東京攻略を開始していた。自らをこのような姿にした大久保を脅迫し、明治政府が表立って手出し出来なくした上で、罪を剣心にかぶせようとしていた。

 前作『るろうに剣心 京都大火編』と並行して撮影された直系の続編で、志々雄編の完結編となる。割と溜めが多く、ストーリーを追う形となった前編と比べ、後編の本作はひたすらアクションに主眼が置かれており、かなり見栄えのする作品になっている。
 アクションに関してはもう手慣れたもので、最大限の効果で観られる。見応えに関して言うならば充分すぎるほどだ。刺客一人一人に見所が用意されているし、最後の志々雄の戦いはほぼ特撮ヒーローの最終回。大変見応えがある。
 ただ、次々に現れる刺客を一人一人倒していく構造は、昔のジャンプ漫画の王道過ぎて、時代の古さというものを感じさせることになったし、ワンパターンなのでもうちょっと演出に工夫が必要だったんじゃないかな?
 前作ラストに登場した謎めいた人物だった福山雅治も、結局ただ助けただけだったし、刺客の一人一人がただ出てくるだけと言った印象で、どうにも投げっぱなしといった感じ。折角良い役者使ってるんだから、もう少し演出に気を遣っても良い感じがする。
 迫力ある演出に目が行くが、細かいところがもう少し足りない感じ。佐藤健主演と言うこともあって、「るろうに剣心」よりは仮面ライダーっぽい感じと言っても良いか?
製作年 2014
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
るろうに剣心 <A> <楽>
和月伸宏 (検索) <A> <楽>
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るろうに剣心 京都大火編
<A> <楽>
上木則安
畠中達郎
茨木政彦
高橋誠
宮本直人
ウィリアム・アイアトン
小岩井宏悦
福島聡司
宿崎恵造(製)
藤井清美
大友啓史(脚)
佐藤健
武井咲
伊勢谷友介
青木崇高
蒼井優
神木隆之介
江口洋介
藤原竜也
宮沢和史
土屋太鳳
大八木凱斗
滝藤賢一
三浦涼介
丸山智己
高橋メアリージュン
小市慢太郎
眞島秀和
渡辺大
中村達也
村田充
屋敷紘子
原勇弥
山田崇夫
山口航太
島津健太郎
小久保丈二
佐藤滋
江田結香
別府あゆみ
西原亜希
蓮沼誠希
細川愉楽多
田端瑛
淵上泰史
田中泯
窪田正孝
渡辺菜月
宝海大空
坂東工
生津徹
北代高士
金原泰成
坂本爽
望月章男
井上肇
福山雅治
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 緋村剣心(佐藤健)がかつて人斬り抜刀斎と呼ばれていた時代。剣心と共に人斬りとして大勢の幕府武士を斬っていた男がいた。その名は志々雄真実(藤原竜也)。鳥羽・伏見の戦いを機に足を洗った剣心だが、その時に大火に巻き込まれて志々雄は死んだものと思われていた。だが大火傷を負い、奇跡的に命ながら得た志々雄は怪力と火を操る力を得、自らを追い込んだ明治政府と剣心への復讐を心に誓って着々と準備を進めていた。いち早く志々雄の計画を知った、現在警官となった斎藤一(江口洋介)は志々雄に迫るも剣士達に阻まれ、一歩届かなかった。志々雄が狙っているのが剣心であることを知った一は、今は江戸にいる剣心に志々雄と戦うことを頼む。

 『るろうに剣心』でチャンバラ映画に新しい一石を投じた大友監督&佐藤健コンビによる第2弾。一作目の出来に自信を得たのか、今度はいわゆる志々雄編を前後編で作り上げた。売れるという確信があったからだが、気合いの入った作品である。
 前作『るろうに剣心』に続いて続投のキャラのみならず、今回登場する役者も有名どころばかり。かなり豪華な話になったし、全員全力での演技は見応えあり。更に前作を超える演出もあって全般的に見応えは増している。
 概ねこれで充分だが、やはり前後編という事で、やや出し惜しみしてる部分がある事と、雰囲気だけで終わってしまった部分もあること、そして雰囲気優先でストーリーをかなりないがしろにしたところもあって、私自身の評価的には伸び悩み。
 前作とは異なり、実在した人物もかなり出てきてるので、そっちをもう少し演出に取り入れられれば名作入りも出来たのだが、細部が甘い。
製作年 2014
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
るろうに剣心 <A> <楽>
和月伸宏 (検索) <A> <楽>
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プラチナデータ 2012
<A> <楽>
市川南
服部洋
藤島ジュリーK.
見城徹
松木茂
吉川英作
川邊健太郎
山内章弘
川田尚広
佐藤善宏
澁澤匡哉(製)
浜田秀哉(脚)
二宮和也
豊川悦司
鈴木保奈美
生瀬勝久
水原希子
遠藤要
和田聰宏
中村育二
萩原聖人
中丸新将
ヨシダ朝
菅原大吉
小木茂光
小浜正寛
小松利昌
阿部翔平
内田滋
中代雄樹
柊子
平野靖幸
河井青葉
本田大輔
佐藤滋
金原泰成
淵上泰史
ウダタカキ
岩義人
春木みさよ
福島勝美
筒井万央
佐々木りお
藤本飛龍
林田河童
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
プラチナデータ <A> <楽>
東野圭吾 (検索) <A> <楽>
るろうに剣心
2012日本アカデミー新人俳優賞(武井咲)
<A> <楽>
久松猛朗
畠中達郎
茨木政彦
高橋誠
内藤修
喜多埜裕明
ウィリアム・アイアトン
小岩井宏悦
久保田修
松橋真三
平野宏治
樋口慎祐
江川智(製)
藤井清美
大友啓史(脚)
佐藤健
武井咲
吉川晃司
蒼井優
青木崇高
綾野剛
須藤元気
田中偉登
斎藤洋介
平田薫
永野芽郁
平山祐介
深水元基
本田大輔
岡本光太郎
山崎潤
矢柴俊博
阿南敦子
有福正志
落合モトキ
永堀剛敏
松嶋亮太
窪田正孝
宮川一朗太
徳永淳
原田裕章
光宣
高野漁
川鶴晃裕
内藤和也
渡辺菜月
河村愛子
松尾諭
奥田瑛二
江口洋介
香川照之
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 明治初期、政府に雇われ反抗する旧幕府側の武士を次々に殺していった暗殺者、人斬り抜刀斎と呼ばれた男がいた。それから時が経った明治11年。緋村剣心(佐藤健)は「不殺(ころさず)の誓い」を掲げて日本各地を旅しながら、か弱き人々を剣の力で守り助ける流浪人(るろうに)として生活していた。そんな剣心が東京に流れ着いた頃、新型阿片の密売と“神谷活心流 人斬り抜刀斎”を騙る辻斬りという、2つの事件が進行していた。神谷活心流の師範代の神谷薫(武井咲)は、剣心を犯人と勘違いして挑みかかるが、軽くいなされてしまった。ところがその後本物の人斬りに襲われてしまった薫を救ったのは剣心だった。

 和月伸宏が週刊少年ジャンプに連載していた「るろうに剣心」は既に過去アニメ化されており、劇場版も公開されている。それから20年余。ついに実写劇場版が公開される。そのニュースを聞いた私の感想は「ふ〜ん」だった。
 これまでジャンプ系のマンガの実写化はいくつかあったが、概ねは失敗作であり、本作も期待は出来ないと思っていたので、劇場はスルー。しかし公開当時結構話題にもなっていたので、軽く気になっていたのでレンタルして観てみた。
 正直、劇場で観ても良かったかも。思った以上に面白かった
 物語は原作よりも単純化されているが、映画としては当然のスリム化だし、剣心をいかに格好良く撮るかというのは成功しているし、出てくるキャラ一人一人に見所をちゃんと用意しているところがなかなか気に入った。かなりバランスは良い。
 本作での最大の成功点は剣心がちゃんと剣心しているという点だろう。剣心を描くのに重要なのは、静けさの中にある気弱な部分と、刀を握ったときの凜々しさと激しさのギャップにあると思う。これはこれまで多くの人々を斬ってきた後悔と、人とのコミュニケーションが上手くないことから来る韜晦から来ている通常の時。そして死を恐れぬような立ち居振る舞いを見せる戦闘時。この二つを違和感なく演じられる人物と言えば、真っ先に挙がるのが佐藤健だろうし、それに見事に応えてくれた。月並みな言い方をすれば、緋村剣心こそが佐藤健の代表作となるだろう。それだけ見事なはまり具合だった。
 あと、本作を際立たせるのには剣劇シーンというのがある。古き良きチャンバラとは一線を画したアクロバティックな動きと、何度切り結んでも全く体力が落ちずに何度でも戦い続けるその姿は新時代のチャンバラっぽくてむしろ良し。見所ありまくりなので見応えある。漫画原作なのだから、これくらい派手でも構わない。古くからのチャンバラ好きだったらこんな演出は否定したくもなるだろうが、これは時代劇ではなくチャンバラ寄りの特撮だと思えば問題なし。

 色々細かいところ言えば文句も多いが、キャラとチャンバラさえしっかりしていれば成り立つ作品で、その二つをちゃんと抑えているので、充分楽しい作品だ。
製作年
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
るろうに剣心 <A> <楽>
和月伸宏 (検索) <A> <楽>
歴史地域
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