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Wikipediaより |
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大正・昭和期の映画監督。作為的な物語、セリフ、演技、演出を極力排除する実写的精神を大事にし、「役者なんかものをいう小道具」という言葉を残している。
遠縁に松竹ヌーヴェル・ヴァーグの編集者の浦岡敬一がいる。小学校の同級生には映画監督の滝沢英輔、前進座の俳優の河原崎長十郎がいて、清水は餓鬼大将だったという。
松竹時代の先輩の助監督に成瀬巳喜男。後輩に小津安二郎がいる。小津安二郎とともに、1930年代のソフィスティケートされた松竹蒲田のモダニズムを担った。
松竹現代劇の娯楽映画を代表する監督となった。一方で、清水は、早くから伊豆など自然のロケーションを好んで、山村や港町を舞台に旅人たちへの共感や感傷、現世の倦怠感や無常を叙情的に描くオリジナルの小品を作っていった。
有りがたうさんのヒット以降自然の情景の中で演技を発展させる手法を徹底的に追求することとなる。児童映画の成功から、以降、清水は、子供をうまく使う監督として有名になる。また、大人の役者の芝居くささを嫌い、伊豆を中心に自然な情景を好んだ。
戦後のプライベートな面では、1949年に買い取った伊豆の農場(現在の熱海市下多賀)に移り住んで、戦災孤児たちと共同生活を送ったことが有名である。また、陶芸にも凝り、熱海在住の小説家の志賀直哉と彼に師事していた福田蘭堂、画家の須田剋太などの文化人とも交流した。 |
| Wikipediaより引用 |
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| しいのみ学園 |
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永島一朗(製)
清水宏(脚)
香川京子
島崎雪子
宇野重吉
花井蘭子
河原崎健三
岩下亮
竜崎一郎
毛利充宏
渡辺司
新倉一夫
葉山葉子
大野佳世子
松井晴志
林三重子 |
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| ★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 3 |
3 |
3 |
3 |
3 |
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| 蜂の巣の子供たち |
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清水宏(製)
清水宏(脚) |
| 岩波大介 |
| 夏木絢子 |
| 御庄正一 |
| 久保田晋一郎 |
| 千葉義勝 |
| 岩本豊 |
| 中村貞雄 |
| 平良喜代志 |
| 硲由夫 |
| 三原弘之 |
| 川西清 |
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| ★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 3 |
3 |
3 |
4 |
3 |
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| 出演者は皆素人で演技も稚拙だが、それ故素朴さが見える |
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| 風の中の子供 |
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| 斎藤良輔(脚) |
| 河村黎吉 |
| 吉川満子 |
| 葉山正雄 |
| 爆弾小僧 |
| 坂本武 |
| 岡村文子 |
| 末松孝行 |
| 長船タヅコ |
| 突貫小僧 |
| 若林広雄 |
| 谷麗光 |
| 隼珍吉 |
| 石山隆嗣 |
| アメリカ小僧 |
| 仲英之助 |
| 笠智衆 |
| 長尾寛 |
| 河原侃二 |
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| ★★★☆ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 3 |
4 |
3 |
4 |
3 |
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| 有りがたうさん |
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| 清水宏(脚) |
| 上原謙 |
| 桑野通子 |
| 築地まゆみ |
| 二葉かほる |
| 仲英之助 |
| 石山隆嗣 |
| 河村黎吉 |
| 忍節子 |
| 堺一二 |
| 山田長正 |
| 河原侃二 |
| 青野清 |
| 谷麗光 |
| 小倉繁 |
| 河井君枝 |
| 県秀介 |
| 高松栄子 |
| 雲井ツル子 |
| 和田登志子 |
| 水戸光子 |
| 爆弾小僧 |
| 末永孝行 |
| 葉山正雄 |
| 飯島善太郎 |
| 浪花友子 |
| 小池政江 |
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| ★★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 3 |
3 |
4 |
4 |
4 |
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伊豆の山間部を走る一台のバス。まだ若いそのバスの運転手(上原謙)は、車の運行を助けてくれる人や動物に対し、誰にでも「ありがとうさん」と声かけをすることから「有りがたうさん」と呼ばれている。そんなバスの今日の上りの運行は東京へと売られていく娘(築地まなみ)とその母(二葉かおる)、髭の紳士(石山隆嗣)、黒襟の和服姿の若い女性(桑野通子)など。そんな人達や、途中で出会う人達を絡め、短い旅が始まる。
伊豆を走る片道のバスの運行の中での人間関係を描く、オールロケ・即興演出のセミ・ドキュメンタリー作品。大変実験的な作品だったが、不思議なくらいにすがすがしい好作に仕上げられている。
本作にまとまった物語はなく、会話にしてもありふれたものが続くし、これと言ってドラマティックな展開もない。強いて言えば、これから東京に売られていこうとする娘に対して同情的であったり、余計な世話を焼こうとしている人々の会話のキャッチボールが見所とも言えるのだが、これが全く飽きない。なんか凄く心地の良い空間に自分がいて、このまま浸っていたいと思えるくらい。
これは清水監督の特徴かとも思うのだが、物語に押しつけがましいところが無く、どんな人間に対しても、そこに良いところと悪いところがあることを淡々と描いて見せたところが良かったのだろう。そしてただ淡々と描くだけでなく、話の切れ間切れ間に運転手の「ありがとう」という言葉が挿入されることによってほのぼのした気分でリセットされる。ミニエピソードがドロドロしたものであっても、そこに感謝の言葉が入るだけですがすがしくなっていくのが面白い。
ただ淡々と描いてはいるものの、ここには様々な人間の感情やら社会的な問題も浮き彫りにされている。それはこの作品でメインとなっている少女の身売りが貧困から来ていると言う事もある。劇中「父親が働かなくて」と言い訳している母の姿もあるが、彼女としても何も好きこのんで娘を東京にやる訳じゃないというやるせない気持ちがこの一言に込められている。それに道々出会う人々も、道路工事に駆り出されている外国の人々、バスを使わず身一つで歩く行商人や旅芸人達、それを見ているバスの中の人達の目も決して温かいだけではない。その辺を踏まえてきっちり作られているのが面白い。その意味でも単純な善悪で規定されない人の姿をしっかり描いた作品として、そしてこの時代を映し撮った歴史的な一コマとして観ておくに越したことはない作品と言える。 |
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