メールで届いた物語 2005 |
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清水浩
井上淳一
大森寿美男
鳥井邦男
加藤正人 (脚)
加瀬亮
相武紗季
吹石一恵
多部未華子
松尾敏伸
岡田義徳
大倉孝二
奥貫薫
北村一輝
原沙知絵
津田寛治 |
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★★☆ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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mail(清水浩):郵便配達の高村(加藤亮)はある日行き先不明となった手紙を発見。間違って家に持って帰ってしまった。そしてその手紙は難病の少女理沙(相武紗季)が既に他界した恋人へ手紙を送り続けていることを知る。
CHANGE THE WORLD!(伊藤裕彰):恋人に振られ、新しい生き甲斐キャットファイトでも網膜剥離と、不運続きでタクシードライバーとなった葉子(吹石一恵)は、ある日不思議な女子高生からあるチェーンメールの話を聞く。“CHANGE THE WORLD!”というそのチェーンメールに興味を抱く葉子。
アボカド納豆。(鈴木元):TPOも知らず、生意気な後輩山口(大倉孝二)を説教がてら飲みに誘った藤井(岡田義徳)は、複数の女性と付き合っているという山口に、彼女たちの気持ちを確かめるためにあるメールを送れと命じる。
やさしくなれたら…(鳥井邦男):携帯メールで詐欺商売をする柏木(北村一輝)は、ある日病死した妻に瓜二つの女性が、柏木の同僚からの詐欺メールに困惑しているのを目撃してしまう。
メールや手紙と言ったコミュニケーションツールを題材とした四人の監督が競作したオムニバス作品。
オムニバス作品の常で物語に深みはなかなか与えられないが、その分単一ネタを追及できている。話自体荒唐無稽というか、今ひとつと言った印象を与えるものばかりとは言え、鈴木元監督の『アボカド納豆。』はコメディに徹してた分、頭一つ抜きんでたかな?後は帯に短したすきに長しと言った感じ。
首を傾げるのは『mail』で、いくら何でもプロの郵便配達が郵便物を自宅に持ち帰ったり、あまつさえそれを勝手に開封するなど、やっちゃいけないことを連発。更に宛先不明で戻っているはずの手紙を気づかない理沙の態度もおかしすぎる。設定があまりにも駄目なため、どれだけ感動的にしようとも全然面白くない。オムニバスで感動を求める事自体が難しいのは改めて思わされる。同じ金額使ってテレビドラマにした方が良かったかもしれない。
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