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清水康彦


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評価 年代 レビュー 書籍
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2021 CUBE 一度入ったら、最後 監督
その日、カレーライスができるまで 監督・脚本
2020 HOME FIGHT 監督・脚本
でぃすたんす 監督・脚本
ATEOTD 製作・監督補
ペンション・恋は桃色
<A> <楽> 監督・脚本
2019 MANRIKI 監督
SAKANAMON THE MOVIE 〜サカナモンは、なぜ売れないのか〜 監督
COMPLY+-ANCE 製作
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1983
1982
1981 福井県坂井市春江町で誕生

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レビュー

 

CUBE 一度入ったら、最後
<A> <楽>
吉田繁暁
石田聡子
舩津晶子
松田裕佑
大庭闘志
大熊敏之(製)
徳尾浩司(脚)
菅田将暉

岡田将生
田代輝
山時聡真
斎藤工
吉田鋼太郎
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 後藤裕一(菅田将暉)が目を覚ますと、そこは真四角の空間の中だった。一体何故こんなところに入れられたのか分からない裕一は、とにかく部屋を探ってみたところ、全く同じ構造の隣の部屋には入れることが分かった。それを繰り返していく内に、甲斐麻子(杏)、越智真司(岡田将生)、中学生の宇野千陽(田代輝)、井手寛(斎藤工)、安東和正(吉田鋼太郎)らと合流出来た。誰も今の状態を把握しておらず、更に部屋の中には致死性のトラップがある場所もあることがわかり、慎重に移動することとなった。しかし死の恐怖から徐々に精神の均衡を崩してパニックに陥る者たちが現れ…

 四半世紀ほど前。静かなヒットを記録した一本の映画が存在した。ヴィンチェンゾ・ナタリ監督による『CUBE』(1997)というその作品は低予算で作られたホラー作品にもかかわらず、一般の客層に受け、世界的にもヒットした。この成功によってナタリ監督は個性的な作品を次々投入し、私としても結構楽しませてもらった。
 それから四半世紀も経過して、日本でリメイクという。
 二つの考えが頭をよぎった。一つは「今更かよ」であり、もう一つは「邦画だと合うだろう」という考えである。
 今更なのはともかく、この設定は限られた空間の中で様々なドラマが展開する作品を最も得意とする日本の映像作品とは相性が良い。テレビドラマであれ映画であれ、密室劇を扱った作品は数多い。
 おそらく本作の基本概念は、枠組みだけオリジナルから引っ張ってきて、中身はお得意の密室群像劇にしてやろうというものだっただろう。
 その狙いはある程度成功している。登場人物それぞれに過去を背負わせ、トラウマを超える描写を付けたら、大変日本的な作品に早変わりしてくれた。
 実際オリジナルと較べると、会話が多くなり、過去のフラッシュバックやそこから来ているトラウマ的描写が大変多くなり、ねっとりした人間関係の物語になっていた。
 ただ、それが良いのかどうかは観る側の判断だろう。少なくとも私に関しては、オリジナルの乾いた描写の良さを捨てて、ねっとりしたよく見るパターンの作品に貶めてしまったことにちょっと腹が立つ部分はあり。
 物語自体は全く問題ないので、これは本当に個人的な好き嫌いだ。
製作年 2021
製作会社
ジャンル
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原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
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