案山子 KAKASHI |
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楊受成
相原英雄
北村喜久雄
川島晴男
尾西要一郎
唐銘基
笠井正規
鈴木径男
盧聰明(製) 村上修
玉城悟
鶴田法男
三宅隆太(脚)
野波麻帆
柴咲コウ
グレイス・イップ
有薗芳記
五十嵐瑞穂
田中要次
ボブ鈴木
森下能幸
小柳友貴美
りりィ
河原崎建三
松岡俊介 |
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★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
2 |
3 |
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行方のわからなくなった兄の剛(松岡俊介)のアパートを訪れた吉川かおる(野波麻帆)は部屋で見つけた同級生宮森泉(柴咲コウ)の手紙を頼りに泉の故郷である不来彼方村(こずかたむら)へと向かった。村の入り口のトンネルで故障した車を後に、村に入ったかおるはそこで村の人々が次々と広場に案山子を立て掛けている光景を目にするのだった。
著作が次々に映像化されている伊藤潤二の短編漫画「案山子」および「墓標の町」を元に作られた作品。そう言えば彼の作品の映画を観たのはこれが最初。最近の和製ホラーは質が高いものが多いが、彼がその一助となっているのは確かなことだろう。
それで本作だが、確かに結構質は高いと思う。和製ホラー特有の、忍び寄るような恐怖の描写が上手くできていたし、柴咲コウはこう言うイッてしまった役が巧い(本作のオファーを受けた時は『バトル・ロワイヤル』以前)。
だけど一方、本当にこの作品、金を遣っていない。映画だって言うのに、最近のテレビドラマより安っぽいんじゃないか?こう言う作品に説得力は必要ないにせよ、ストーリーも観客を起きっぱなしにしているところも多くあるし、オチも月並み。ところどころ出てくるカーペンターっぽい演出の狙いを楽しむのはできるが。
金を遣わなくとも恐怖は演出できる事を本作は良く示していたが、だけどこれだけ遣わなすぎると、かえって哀しくなってくる。音楽も同じフレーズの繰り返しで、あたかもジョン・カーペンターの演奏みたい。決して悪い作品じゃないんだから、もう少しスポンサーの財布もゆるんでくれればなあ。
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製作年 |
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製作会社 |
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ジャンル |
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売り上げ |
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原作 |
伊藤潤二 |
歴史地域 |
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関連 |
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