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火山噴火により30年もの間眠り続けていたゴジラが復活を遂げた。核をエネルギー源とするゴジラはソ連原潜を沈没させ、さらに原子力発電所を急襲する。日本政府は首都防衛移動要塞として極秘裏に開発した超兵器・スーパーXの出撃を決定するが、生物学教授・林田(夏木陽介)は怪獣の生物的本能を利用した誘導作戦でゴジラを葬ることを提案する。その一方で、米ソ両国はゴジラに対する核兵器の使用を日本政府に迫っていた。そんな中ついにゴジラは東京に上陸するが、誤ってソ連の軍事衛星から核ミサイルが発射されてしまう。 昭和シリーズ最終作『メカゴジラの逆襲』(1975)から既に9年。特に待ちに待ったファンが“ゴジラ復活委員会”なるものを作り、そこで4万人を超える署名を集めたと言われるくらいに待った。そして満を持して再登場したゴジラ。原点回帰を計り、これまでのゴジラの歴史を一旦リセット。悪役としてのゴジラを描いた。正月映画として公開されて1985年邦画興行成績2位というヒットを記録した。どれだけ映画ファンがゴジラを待ち望んでいたのかが分かろうというもの。 …のは良いのだが、ほぼ完全に空回り。理由はいくつも考えられるが、ゴジラがすっかり小さくなってしまったと言うのが大きな理由だろう。新宿新都心をのし歩くゴジラの小さいこと小さいこと。後、「スーパーX」なる兵器が人間側で作られ、それが結構良い戦いをするため、今ひとつ恐怖とつながらない。更にこの作品の主眼が、「怪獣が現れた際、国際社会はどう動くのか」に主眼が置かれていたため、ゴジラは局地的な天災としか映らなかった。文明が進歩しすぎたのかな?たった30年でゴジラと人間の相対関係がここまで変わってしまっているのだな。こういう題材を使っておきながら、ゴジラの強さを表す。など所詮無理な話だ。 最初のフナムシも「馬っ鹿じゃねえの」と言う感じ。文明は進歩しても造形技術は全然上がらないもんなんだな、とかも思った。現在の造形技術は極めて高い水準にあるのは、あるいはこの作品を観たモデラー達が奮起した結果なのかも知れない(これは半分以上嘘なのは知っている)。 ストーリーに関しては、核爆弾の恐怖について伝えようとしていたのかもしれないが、本当にそうなのか、ストーリーを見る限りはその意識は薄いな。しかも核爆弾の波及効果を全く顧慮に入れていないため、ゴジラの目覚まし時計にしかならなかった。恐怖もパニックも起こらない怪獣映画は、悲しいな。着眼点は悪くないのに、全てが軽いのが問題。80年代に迎合したか? 期待が大きかっただけに、失望も大きい作品だった。 しかし、実際は本作は決して失敗したわけではないという。実は本作はアメリカのマーチャタイジングには一役買い、出来の悪いインペリアル製のゴジラはなんと1年で300万個を売ったのだとか(儲けは全て世界供給のヘンリー・G・サパスタインが受け取ったらしいが)。それと、何故かドクター・ペッパーとタイアップし、それから約一年間。アメリカのドクター・ペッパーのCMにはゴジラが出まくっていたとか…なんだかなあ。 |
秋山 | ||||
【あきやま】 | ||||
|
伊豆大島 | ||||
【いず-おおしま】 | ||||
|
磯村 | ||||
【いそむら】 | ||||
|
井浜原子力発電所 | ||||
【いはま-げんしりょく-はつでんしょ】 | ||||
|
宇野 | ||||
【うの】 | ||||
|
F−1CCV | ||||
【えふ-わん-しー-しー-う゛い】 | ||||
|
江森誠一 | ||||
【えもり-せいいち】 | ||||
|
大黒島 | ||||
【おおぐろ-じま】 | ||||
|
大河内 | ||||
【おおこうち】 | ||||
|
奥村宏 | ||||
【おくむら-ひろし】 | ||||
|
奥村尚子 | ||||
【おくむら-なおこ】 | ||||
|
加倉井 | ||||
【かくらい】 | ||||
|
笠岡 | ||||
【かさおか】 | ||||
|
梶田 | ||||
【かじた】 | ||||
|
カシリン | ||||
【かしりん】 | ||||
|
嘉手納基地 | ||||
【かでな-きち】 | ||||
|
カドミウム弾 | ||||
【かどみうむ-だん】 | ||||
|
上条 | ||||
【かみじょう】 | ||||
|
神崎 | ||||
【かんざき】 | ||||
|
喜多川 | ||||
【きたがわ】 | ||||
|
ゴジラ |
|
|||||
【ごじら】 | ||||||
|
ゴジラ(初代) | ||||
【ごじら-しょだい】 | ||||
|
ゴジラ非常緊急対策本部 | ||||
【ごじら-ひじょう-きんきゅう-たいさく-ほんぶ】 | ||||
|
伍堂 | ||||
【ごどう】 | ||||
|
コンプトン効果 | ||||
【こんぷとん-こうか】 | ||||
|
ショッキラス |
|
|||||
【しょっきらす】 | ||||||
|
スーパーX | → |
|
||||
【すーぱー-えっくす】 | ||||||
|
第五八幡丸 | ||||
【だい-ご-やわた-まる】 | ||||
|
武上弘隆 | ||||
【たけがみ-ひろたか】 | ||||
|
チェフスキー | ||||
【ちぇふすきー】 | ||||
|
ハイパワーレーザービーム車 |
|
|||||
【はい-ぱわー-れーーざー-びーむ-しゃ】 | ||||||
|
林田信 | ||||
【はやしだ-まこと】 | ||||
|
日高 | ||||
【ひだか】 | ||||
|
フナムシ | ||||
【ふなむし】 | ||||
|
辺見昇 | ||||
【へんみ-のぼる】 | ||||
|
牧吾郎 | ||||
【まき-ごろう】 | ||||
|
三田村清輝 | ||||
【みたむら-きよてる】 | ||||
|
南 | ||||
【みなみ】 | ||||
|
三原山 | ||||
【みはら-やま】 | ||||
|
毛利 | ||||
【もうり】 | ||||
|
森本毅郎 | ||||
【もりもと-たけお】 | ||||
|
ローゼンバーグ | ||||
【ろーぜんばーぐ】 | ||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
|
|
|
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ゴジラが三原山に没してから5年後、復活の兆しと思える現象が続いた。時を同じくして、核を無力化する「抗核バクテリア」の開発を勧める日本政府は、秘密裏に採取したゴジラ細胞を遺伝子工学の権威・白神(高橋幸治)に託す。一度は断る彼だったが愛娘・英理加(沢口靖子)の遺伝子が入ったバラを、細胞の生命力を利用して再生させようとこれを受諾した。まもなくゴジラが復活するが、芦ノ湖には巨大植物怪獣ビオランテが誕生していた! 平成ゴジラシリーズの2作目。これまでゴジラシリーズは自社で養成した監督のみで撮らせていた東宝が、初めて松竹出身の大森一樹に監督を任せた作品。以降平成シリーズは大森監督が続いて撮影することになる。 見事なほど最低作品目白押しの平成ゴジラにおいて、比較的まともな作品はこれだけだろう。本作は怪獣プロレスよりはむしろ人間ドラマの方に主体が置かれたので、あまりゴジラが目立たず、それがまともになった理由なのかも知れない。 勿論平成シリーズではどの作品にも共通する設定上のアラは本作品にも健在。「抗核バクテリア」なる細菌の存在は凄い。これこそ究極の平和用兵器が出来るではないか!ただ、放射能物質を食うだけであれば、バクテリアの体内に放射性物質が移動するだけなので、放射線の量は全く変わらないと言う事実はどうなるのか…。それとも放射能の半減期を促進できるような生物なのか?そのような生物がこの地上にいたら、放射能年代特定は全く無意味になるなあ。 この作品の売りだが、ここにはビオランテなる怪獣が登場する。これは薔薇×ゴジラ×沢口靖子の合成怪獣だが、沢口靖子もまさかこんな変身を遂げることになろうとは思っても見なかったことだろう。あの怪獣の中でもし人間の意識が最も強かったら、可哀想すぎる。 一応この作品ではビオランテが善玉の役割を果たしているが、あんなぶっさいくな怪獣を一見してヒーローと見破れる奴はいないだろう。特に第2形態になってからは終始ゴジラを圧倒していたから(無数の触手で相手を串刺しにするなんて、普通悪役のやることだ)、あの戦いだけを見るなら、どう考えてもゴジラの方がヒーローにみえてしまう。そんなビオランテを応援している人たちの姿がたまらなく哀れ。 尚、公開ぎりぎりまでビオランテのデザインは公表されず、報道管制とまで揶揄されたが、事実は本当にぎりぎりになるまでデザインが決まらなかったからだとか。なんと撮影が始まってようやく決まったとのこと。 尚、本作の原案は公募された中から採用されたのだが、その原案を作ったのが小林晋一郎氏。かつて高校生の時分に「帰ってきたウルトラマン」で植物と動物の合成怪獣レオゴンの登場する34話「許されざる命」のシナリオを書いた人物である…同じネタかよ!又、ビオランテのデザインをしたのは西川伸司。現在は漫画家だが、当時は素人。素人つながりの映画だった訳だ。それを断行するんだから、東宝と大森監督はかなり冒険したもんだ。 |
秋山 | ||||
【あきやま】 | ||||
|
芦ノ湖 | ||||
【あしのこ】 | ||||
|
アブドール | ||||
【あぶどーる】 | ||||
|
ありがとう | ||||
【ありがとう】 | ||||
|
伊豆大島 | ||||
【いず-おおしま】 | ||||
|
大河内明日香 | ||||
【おおこうち-あすか】 | ||||
|
大河内誠剛 | ||||
【おおこうち-せいごう】 | ||||
|
大河内財団 | ||||
【おおこうち-ざいだん】 | ||||
|
大河内誠剛 | ||||
【おおこうち-せいごう】 | ||||
|
大和田圭子 | ||||
【おおわだ-けいこ】 | ||||
|
92式メーサービーム戦車 |
|
|||||
【きゅうに-しき-めーさー-びーむ-せんしゃ】 | ||||||
|
90式戦車 |
|
|||||
【きゅうまる-しき-せんしゃ】 | ||||||
|
桐島一人 | ||||
【きりしま-かずと】 | ||||
|
黒木翔 | ||||
【くろき-しょう】 | ||||
|
抗核エネルギーバクテリア | ||||
【こう-かく-えねるぎー-ばくてりあ】 | ||||
|
ゴジラ |
|
|||||
【ごじら】 | ||||||
|
ゴジラ細胞 | ||||
【ごじら-さいぼう】 | ||||
|
ゴジラ・メモリアル・ラウンジ | ||||
【ごじら-めもりある-らうんじ】 | ||||
|
小山実 | ||||
【こやま-みのる】 | ||||
|
権藤吾郎 | ||||
【ごんどう-ごろう】 | ||||
|
三枝未希 | ||||
【さえぐさ-みき】 | ||||
|
サーハン | ||||
【さーはん】 | ||||
|
斉藤由貴 | ||||
【さいとう-ゆき】 | ||||
|
三枝未希 | ||||
【さえぐさ-みき】 | ||||
|
サラジアオイルコーポレーション | ||||
【さらじあ-おいる-こーぽれーしょん】 | ||||
|
サラジア共和国 | ||||
【さらじあ-きょうわこく】 | ||||
|
サラジア航空 | ||||
【さらじあ-こうくう】 | ||||
|
サラジア・シークレット・サービス | ||||
【さらじあ-しーくれっと-さーびす】 | ||||
|
サンダービーム作戦 | ||||
【さんだー-びーむ-さくせん】 | ||||
|
G警戒体制 | ||||
【じー-けいかい-たいせい】 | ||||
|
G細胞 | ||||
【じー-さいぼう】 | ||||
|
Gサミット | ||||
【じー-さみっと】 | ||||
|
Gルーム | ||||
【じー-るーむ】 | ||||
|
白神英理加 | ||||
【しらがみ-えりか】 | ||||
|
白神源壱郎 | ||||
【しらがみ-げんいちろう】 | ||||
|
スーパーXU | → |
|
||||
【すーぱー-えっくす-つー】 | ||||||
|
スーパープラント | ||||
【すーぱー-ぷらんと】 | ||||
|
SSS9 | ||||
【すりーえす-ないん】 | ||||
|
ソニックブーム車 | ||||
【そにっく-ぶーむ-しゃ】 | ||||
|
ビオランテ |
|
|||||
【びおらんて】 | ||||||
|
マイクロウェーブ6000サンダーコントロールシステム | ||||
【まいくろ-うぇーぶ-ろくせん-さんだー-こんとろーる-しすてむ】 | ||||
|
山地 | ||||
【やまち】 | ||||
|
山本 | ||||
【やまもと】 | ||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
|
<amazon> <楽天> |
1991年 (監)大森一樹 |
||||||||
東京上空に突如出現したUFOは23世紀の未来人のものであった。彼等はゴジラによって壊滅した未来の日本を救うべく、ゴジラを歴史から抹消する計画を立てていた。水爆実験によってゴジラが誕生したそれ以前にタイムワープし、ゴジラの元となった新種の恐竜を辺地へと転送させる。これによってゴジラは消滅したが、それと同時に巨大怪獣キングギドラが突如として出現し日本を蹂躙し始める。未来人の本当の目的に人類が気付き始めた矢先、辺地に飛ばされたはずの恐竜がゴジラとなって出現する。 平成ゴジラシリーズは本作品を以て怪獣プロレスになった。それが分かっていながらも、それでもゴジラ好きな私は酷評をものともせずに劇場に行き、げんなりした。 丁度当時は『ターミネーター』(1984)流行りで不死身のロボットをアニメとかではよく登場させていたが、ここでもチャック=ウィルソンがロボット役で登場する。それにしても、あの描写はもの凄い。全然ロボットっぽくないし、特にあの街を疾走するシーンは最早呆れを通り越し、笑いも出なかった。 ストーリーに関しては「平成ゴジラシリーズもの」だけで分かってしまうほどの酷さ。タイムパラドクスものは整合性が無茶苦茶難しいが、ストーリー性を重視し、それを敢えて無視した作りにはそれなりの敬意を払おう(細かく描写すると、それだけで話が終わってしまうし、本作はこども向きだ)。ゴジラザウルスを廃棄するのに何でよりによってベーリング海なのか?ソ連近くの水域を選んだこと自体でゴジラ復活は分かりそうなもんだろうに。いや、それ以前にキングギドラの登場はあまりにもご都合主義っぽくはないか?いや、意外性はあるか? 一応この作品で誉めるべき所はある。ギドラが格好良い。元々三本首で吊り操作が必要なのだが、それが結構バラバラに動いていて、リアリティはなくとも良く動くもんだ。と感心は出来る。 後、復活ゴジラを巨大化させたのは、製作上のやむを得ない変更点だろう。今までのサイズだと、街に較べて小さすぎるし。 唯一それでも本作を評するべきは、ちょうどバブル時期にある日本は、過去の戦争を経て今の日本がある。と言うことを伝えようとしたということだろうか?戦争を経てのし上がり、遂には東京の街を睥睨する立場になった社長新藤が、真正面からゴジラと顔を合わせるシーンがある。この部分に、思いがこめられてる気はする。そして未来人に、日本のバブル景気はますます進み、世界中の嫌われ者になっている。と言うところに、この時代をちくっと刺す皮肉も込められてはいる。 この作品はある意味平成ゴジラシリーズにとって最も大きい影響を与えた一本と言うことになるだろう。ゴジラザウルスがたった一匹しかいなかったと言うことから、旧作ゴジラシリーズとの完全に決別を意味するし、更にキングギドラのオーバーテクノロジーは現代人に様々なロボットを作らせる要因となる(それにしては後の作品で設定上のアラが出まくるけど)。 |
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池畑益吉 | ||||
【いけはた-ますきち】 | ||||
|
引力光線 | ||||
【いんりょく-こうせん】 | ||||
|
ウィルソン | ||||
【うぃるそん】 | ||||
|
M101 | ||||
【えむ-いち-まる-いち】 | ||||
|
M102 | ||||
【えむ-いち-まる-に】 | ||||
|
M11 | ||||
【えむ-じゅういち】 | ||||
|
エミー | ||||
【えみー】 | ||||
|
危機管理連絡会議 | ||||
【きき-かんり-れんらく-かいぎ】 | ||||
|
KIDS | ||||
【きっず】 | ||||
|
92式メーサービーム戦車 | ||||
【きゅうに-しき-めーさー-びーむ-せんしゃ】 | ||||
|
キングギドラ | |||||
【きんぐ-ぎどら】 | |||||
|
グレンチコ | ||||
【ぐれんちこ】 | ||||
|
国立超科学研究センター | ||||
【こくりつ-ちょう-かがく-けんきゅう-せんたー】 | ||||
|
ゴジラ | ||||
【ごじら】 | ||||
|
ゴジラザウルス | ||||
【ごじら-ざうるす】 | ||||
|
ゴジラ誕生 | ||||
【ごじら-たんじょう】 | ||||
|
三枝未希 | ||||
【さえぐさ-みき】 | ||||
|
新堂靖明 | ||||
【しんどう-やすあき】 | ||||
|
スピルバーグ | ||||
【すぴるばーぐ】 | ||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
|
<amazon> <楽天> |
1992年 (監)大河原孝夫 |
巨大隕石の落下により長年海底で眠っていたゴジラは再び活動を開始。一方南海の孤島インファントでは巨大な卵が発見され、調査の結果かつて地球に存在していた古代文明の守護神・モスラのものだと判明する。だがそれだけでは終わらず、その古代文明を滅ぼした怪獣バトラも呼応するかのように復活を遂げた。卵は日本へと輸送されるがその途上でモスラは孵化、やがて海上より出現したゴジラ、名古屋を蹂躙したバトラと戦いを繰り広げる。決戦地横浜へと向かう三大怪獣。 本作は比較で言えば駄作そろいの平成シリーズの中では健闘した方だと思う。理由は簡単で、モスラという存在感が良いだけ(スピンオフして平成版『モスラ』という単独の映画にもなったし)。自分の意志で悪の怪獣と戦うその健気な姿はモスラという存在そのものを表しているので、好きな人は好きなはず…ただ、もしその後で『モスラ対ゴジラ』(1964)を観たならば、絶対に本作の評価は下がること請け合い(笑) 本作に登場するバトラ(「バトル・モスラ」の略だそうだ。ネーミングセンス悪し)はその存在自体が謎なのだが、これは妙な効果をもたらしていたんじゃないかな?最後まで得体の知れない存在だからこそ、観ている側に色々考えさせる事ができる。最終的にどの側に味方に付くのか、それだけでも楽しめるから。 ただ、評価できるのはその程度。この作品を徹底的におとしめているのは人間側にある。随所に冒険家の藤戸拓也(別所哲也)のライトな人間ドラマが入り込むが、本筋とはさほど関係を持たない。『インディー・ジョーンズ』シリーズを極端にスケールダウンして下らなくしただけのもの。まあ、場つなぎ的なものと思って良かろう。一人気を吐いていた大竹まことの存在感は結構あったけど、これだって要するに『モスラ』(1961)のジェリー伊藤の焼き直しだったし… 本来怪獣と人間をつなぐ存在として存在するはずの小美人を全く活かせなかったのは、作品的には致命的。 |
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ジ・アート・オブ『ゴジラVSモスラ』 ゴジラVSモスラ古怒田 健志著 ゴジラVSモスラ岩畠寿明 ゴジラVSモスラ大百科 えいがゴジラたいモスラ ゴジラVSモスラ超全集 ゴジラVSモスラ大森一樹 ゴジラVSモスラ安井 尚志 ゴジラ大百科―新モスラ編 コミック ゴジラVSモスラ安井尚志 ゴジラVSモスラ決戦史園田 光慶 東宝30cmシリーズ 酒井ゆうじ造形コレクション ゴジラ (1992) |
アユタヤ王朝 | ||||
【あゆたや-おうちょう】 | ||||
|
ありあけ丸 | ||||
【ありあけ-まる】 | ||||
|
安東健二 | ||||
【あんどう-けんじ】 | ||||
|
インファント島 | ||||
【いんふぁんと-とう】 | ||||
|
大前実 | ||||
【おおまえ-みのる】 | ||||
|
93式自走高射メーサー砲 | ||||
【きゅうさん-しき-じそう-こうしゃ-めーさー-ほう】 | ||||
|
92式メーサービーム戦車 | ||||
【きゅうに-しき-めーさー-びーむ-せんしゃ】 | ||||
|
ゴジラ | ||||
【ごじら】 | ||||
|
コスモス | ||||
【こすもす】 | ||||
|
国家環境計画局 | ||||
【こっか-かんきょう-けいかく-きょく】 | ||||
|
超科学研究所 | ||||
【ちょう-かがく-けんきゅう-じょ】 | ||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
|
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1993年 (監)大河原孝夫 |
人類は未来人が建造したメカキングギドラの科学力を解析し、対ゴジラ兵器「メカゴジラ」を完成させる。その一方北の孤島アドノアでは巨大翼竜ラドンと卵の存在が確認されるが、やがて卵から孵化したのはゴジラと共通の要素を持つ恐竜ベビーゴジラであった。その存在を察知したかのようにベビーのいるところへと向かうゴジラの前に、メカゴジラが出撃する。ついに人類とゴジラとの決戦が始まった! 観たはずなのになんか印象が薄い作品。平成ゴジラシリーズの中でおそらく一番ゴジラの存在感が低かった作品だからだろうか? 一応物語は前作『ゴジラVSモスラ』の続きとなり、オーバーテクノロジーを手に入れた人類がゴジラに対して反撃を企てると言う形を取る。しかし、ゴジラに対し、メカゴジラとは何とも芸がない。鮎の友釣り作戦とでも言うべきか?それにしても旧作『ゴジラ対メカゴジラ』(1974)に登場した時より遙かに不細工になったもんだ。 人間の作り出す兵器はゴジラには敵わない事は暗黙の了解事項。それをやってしまった所にこの作品の最大の問題点がある。それを分かっていて劇場で観た私にも問題がある(笑) それと今回初登場となるリトルゴジラだが、ミニラ?と期待半分、恐れ半分で見守っていたところ、まるで違うのが出てきてしまった。メカゴジラとリトルの不細工のダブルパンチを食った感じ。 言う必要もない気がするが、敢えて設定上の問題で言うと、突然変異種のゴジラがもう一匹出るとなると、一体どれ程の確立で誕生したのだろう?極めて0に近いと思うが。しかも恐竜の子供にしてはなんとも不細工なことだ。 |
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ゴジラVSメカゴジラ (東宝SF特撮映画シリーズ) コミック ゴジラVSメカゴジラ決戦史 |
青木一馬 | ||||
【あおき-かずま】 | ||||
|
青森ベイブリッジ | ||||
【あおもり-べい-ぶりっじ】 | ||||
|
麻生孝昭 | ||||
【あそう-たかあき】 | ||||
|
アドノア島 | ||||
【あどのあ-とう】 | ||||
|
今井博司 | ||||
【いまい-ひろし】 | ||||
|
イワノビッチ | ||||
【いわのびっち】 | ||||
|
ウラニウム熱線 | ||||
【うらにうむ-ねっせん】 | ||||
|
エスパーコーラス | ||||
【えすぱー-こーらす】 | ||||
|
大前 | ||||
【おおまえ】 | ||||
|
オールウェポン発射 | ||||
【おーる-うぇぽん-はっしゃ】 | ||||
|
合体フォーメーション | ||||
【がったい-ふぉーめーしょん】 | ||||
|
ガルーダ | ||||
【がるーだ】 | ||||
|
93式自走高射メーサー砲 | ||||
【きゅうさん-しき-じそう-こうしゃ-めーさー-ほう】 | ||||
|
92式メーサービーム戦車 | ||||
【きゅうに-しき-めーさー-びーむ-せんしゃ】 | ||||
|
90式戦車 | ||||
【きゅうまる-しき-せんしゃ】 | ||||
|
キングギドラ | ||||
【きんぐ-ぎどら】 | ||||
|
高出力メーサービームキャノン | ||||
【こう-しゅつりょく-めーさー-びーむ-きゃのん】 | ||||
|
国立生命科学研究所 | ||||
【こくりつ-せいめい-かがく-けんきゅう-じょ】 | ||||
|
国連G対策センター | ||||
【こくれん-じー-たいさく-せんたー】 | ||||
|
五条梓 | ||||
【ごじょう-あずさ】 | ||||
|
ゴジラ | ||||
【ごじら】 | ||||
|
ゴジラザウルス | ||||
【ごじら-ざうるす】 | ||||
|
三枝未希 | ||||
【さえぐさ-みき】 | ||||
|
佐々木拓也 | ||||
【ささき-たくや】 | ||||
|
Gクラッシャー | ||||
【じー-くらっしゃー】 | ||||
|
Gフォース | ||||
【じー-ふぉーす】 | ||||
|
ショック・アンカー | ||||
【しょっく-あんかー】 | ||||
|
ジョニー | ||||
【じょにー】 | ||||
|
スーパーメカゴジラ | ||||
【すーぱー-めか-ごじら】 | ||||
|
レオ | ||||
【れお】 | ||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
|
(監) | |
アクロス福岡 | ||||
【あくろす-ふくおか】 | ||||
|
麻生孝昭 | ||||
【あそう-たかあき】 | ||||
|
上原誠 | ||||
【うえはら-まこと】 | ||||
|
宇宙エネルギー | ||||
【うちゅう-えねるぎー】 | ||||
|
エリック | ||||
【えりっく】 | ||||
|
大久保晋 | ||||
【おおくぼ-すすむ】 | ||||
|
大野秀樹 | ||||
【おおの-ひでき】 | ||||
|
オールウェポン発射 | ||||
【おーる-うぇぽん-はっしゃ】 | ||||
|
クラッシャードリル | ||||
【くらっしゃー-どりる】 | ||||
|
グラビ・トルネード | ||||
【ぐらび-とるねーど】 | ||||
|
KBC | ||||
【けい-びー-しー】 | ||||
|
結晶生物 | ||||
【けっしょう-せいぶつ】 | ||||
|
ゴジラ | ||||
【ごじら】 | ||||
|
コスモス | ||||
【こすもす】 | ||||
|
コロナビーム | ||||
【ころな-びーむ】 | ||||
|
権藤千夏 | ||||
【ごんどう-ちなつ】 | ||||
|
サイキックセンター | ||||
【さいきっく-せんたー】 | ||||
|
サイコトロニック・ジェネレーター | ||||
【さいことろにっく-じぇねれーたー】 | ||||
|
三枝未希 | ||||
【さえぐさ-みき】 | ||||
|
佐藤清志 | ||||
【さとう-きよし】 | ||||
|
G研究所 | ||||
【じー-けんきゅうじょ】 | ||||
|
G細胞 | ||||
【じー-さいぼう】 | ||||
|
Gフォース | ||||
【じー-ふぉーす】 | ||||
|
自動追尾レーザー砲 | ||||
【じどう-ついび-れーざー-ほう】 | ||||
|
新城功二 | ||||
【しんじょう-こうじ】 | ||||
|
スターファルコン | ||||
【すたー-ふぁるこん】 | ||||
|
スパイラルグレネード・ミサイル | ||||
【すぱいらる-ぐれねーど-みさいる】 | ||||
|
スペース・クロー | ||||
【すぺーす-くろー】 | ||||
|
スペースゴジラ | → | ||||
【すぺーす-ごじら】 | |||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
|
(監) | |
麻生孝昭 | ||||
【あそう-たかあき】 | ||||
|
ESP研究所 | ||||
【いー-えす-ぴー-けんきゅうじょ】 | ||||
|
伊集院研作 | ||||
【いじゅういん-けんさく】 | ||||
|
1000万ボルト95式超低温レーザー砲 | ||||
【いっせんまん-ぼると-きゅうじゅうご-しき-ちょう-ていおん-れーざー-ほう】 | ||||
|
ヴァリアヴル・スライサー | ||||
【う゛ぁりあう゛る-すらいさー】 | ||||
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上田 | ||||
【うえだ】 | ||||
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ATV | ||||
【えい-てぃー-う゛い】 | ||||
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尾形秀人 | ||||
【おがた-ひでと】 | ||||
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オキシジェンデストロイヤー・レイ | ||||
【おきしじぇん-ですとろいやー-れい】 | ||||
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オキシジェンデストロイヤー | ||||
【おきしじぇん-ですとろいやー】 | ||||
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小沢芽留 | ||||
【おざわ-める】 | ||||
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カドミウム弾 | ||||
【かどみうむ-だん】 | ||||
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95式冷凍レーザータンク | ||||
【きゅうご-しき-れいとう-れーざー-たんく】 | ||||
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93式自走高射メーサー砲 | ||||
【きゅうさん-しき-じそう-こうしゃ-めーさー-ほう】 | ||||
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92式メーサービーム戦車 | ||||
【きゅうに-しき-めーさー-びーむ-せんしゃ】 | ||||
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90式戦車 | ||||
【きゅうまる-しき-せんしゃ】 | ||||
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国友満 | ||||
【くにとも-みつる】 | ||||
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黒木 | ||||
【くろき】 | ||||
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ゴジラ | |||||
【ごじら】 | |||||
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ゴジラジュニア | ||||
【ごじら-じゅにあ】 | ||||
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三枝未希 | ||||
【さえぐさ-みき】 | ||||
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SUMP | ||||
【さんぷ】 | ||||
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JBS | ||||
【じぇい-びー-えす】 | ||||
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スーパーXIII | ||||
【すーぱー-えっくす-すりー】 | ||||
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名称 | ||||
【】 | ||||
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