<amazon> <楽天> |
1957年 石井輝男(監) |
地球上で行われている原水爆実験は、星間世界にも深刻な問題となっていた。宇宙人会議の結果、地球に実験中止の呼びかけのために使者として彗星のスーパージャイアンツ(宇津井健)が選ばれた。早速人間の姿を取ったスーパージャイアンツは地球に来る。そこで嵐の中で壊れそうになった旅客機を救うのだが、その旅客機の中には原爆用のX14ウラニウムがあることに気づく… 「ウルトラマン」に先行すること約10年。巨大化こそしないものの、SF特撮ヒーローが誕生した(ちなみにアメリカで放映された初の和製ヒーローでもある)。それまでチャンバラが担っていた連続活劇をSFにしたような話だが、その分単純明快で、スカッとする活躍が楽しめる。 ただ、先行してあった『地球の静止する日』(1951)にインスパイアされたか(勿論『ゴジラ』(1954)もあるし)、ちゃんと時事ネタとして、原水爆禁止を訴えかけるものもちゃんと持っている。主人公は異星人だが、何故地球に来たかと言えば、それは原水爆が地球のみならず宇宙にも悪影響を及ぼすという事を伝えに来たという。しかも武力ではなく話し合いを基調として。と言うのがやっぱり『地球の静止する日』って感じではある。 これこそが本来のSFの持つ力というものだ。 それにしても、これが石井監督が作ったと言うのが結構な驚きなのかも?なんだかんだで芸域の廣い監督だな。 |
|
アトムAB団 | ||||
【あとむ-えい-びー-だん】 | ||||
|
イマヌエル教会 | ||||
【いまぬえる-きょうかい】 | ||||
|
X14ウラニウム | ||||
【えっくす-じゅうよん-うらにうむ】 | ||||
|
エメラルド彗星 | ||||
【えめらるど-すいせい】 | ||||
|
岡本 | ||||
【おかもと】 | ||||
|
スーパージャイアンツ | ||||
【すーぱー-じゃいあんつ】 | ||||
|
敏子 | ||||
【としこ】 | ||||
|
弘 | ||||
【ひろし】 | ||||
|
ボース爆弾 | ||||
【ぼーす-ばくだん】 | ||||
|
メラネシア共和国 | ||||
【めらねしあ-きょうわ-こく】 | ||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
|
<amazon> <楽天> |
1957年 石井輝男(監) |
世界各地に怪円盤が出没しており、時を同じくして原因不明の奇病が起こっていた。その関連性にいち早く気づいた浅山博士だが、謎の異星人によって連れ去れかけてしまう。スーパージャイアンツは浅山博士を助けることができたものの、この事件に気づいた他の人々が次々とさらわれていく。 『鋼鉄の巨人』第3作で、第二部の前編となる話。前2作では地球を征服する敵は人類だったが、ここでは異星人となってるためか、とてもストレートな話になってる。 そもそもスーパージャイアンツ自身が宇宙人会議の全権大使で、統一宇宙政府に地球がふさわしいかどうかを観に来たという設定なのだが、それを快く思わない勢力もある事が暗示されることになった。 ただ、そう言う設定はともかくとして、ヒーローが普通に地球侵略をしてきた宇宙人と戦うという単純な話になってしまったのが少々残念なところではある。この辺をもうちょっと細かくやってくれたら面白かったとは思うけど、最初から子ども用と割り切ってしまったのかもしれん。 作品自体はそこそこ面白いが、今の目から見ると、スーパージャイアンツの動きがどうしても鈍重に見えてしまうのが難点か。「月光仮面」なんかの場合月光仮面は軽業師のような動きをするので見た目軽快だが、ここでのスーパージャイアンツが相撲のような動きをするのがもっさりした感じになってしまう。日本製のヒーローとは言え、もうちょっと軽快な動きでいてほしかったところだ。 あとやはり監督が石井輝男ってこともあるのか、どことなく全般的に怪奇風味というか、江戸川乱歩ものっぽくなってる。それも個性として捉えるべきなのだろう。 |
<amazon> <楽天> |
1957年 石井輝男(監) |
怪異星人によって浅見博士と深見博士の家族は捕らえられ、研究中の新兵器について白状しろと脅迫を受ける。浅見博士の息子亮はスーパージャイアンツを呼び出す。 『怪星人の魔城』後編に当たる話。何が起こるか分からない前編に対し、解決編となり、アクション主体になるかと思われたのだが、思ったものとはちょっと違っていた。 理由は簡単なことで、スーパージャイアンツがあまりに強すぎるという一点に尽きる。何らかの方法でスーパージャイアンツが現れた途端に全部話が終わってしまうのだから、盛り上がらないことおびただしい。特に以降の特撮作品を観ていると、バランスの悪さが目に付く。 ただ、話の都合上、ヒーローの登場まで徹底的に引っ張るという物語構造は、逆に後の作品には無い新鮮さもある。 宇宙人が登場するくせに、洋館が舞台になるとか、明らかにやばそうな科学者が出てくるとかの怪奇趣味はやはり著者ならでは。 |
浅山 | ||||
【あさやま】 | ||||
|
浅山美子 | ||||
【あさやま-よしこ】 | ||||
|
浅山次郎 | ||||
【あさやま-じろう】 | ||||
|
浅山亮 | ||||
【あさやま-とおる】 | ||||
|
カピア | ||||
【かぴあ】 | ||||
|
ギーの音 | ||||
【ぎー-の-おと】 | ||||
|
下村 | ||||
【しもむら】 | ||||
|
スーパージャイアンツ | ||||
【すーぱー-じゃいあんつ】 | ||||
|
館野 | ||||
【たての】 | ||||
|
ディスゲネス | ||||
【でぃすげねす】 | ||||
|
深見 | ||||
【ふかみ】 | ||||
|
深見典子 | ||||
【ふかみ-のりこ】 | ||||
|
深見雄一 | ||||
【ふかみ-ゆういち】 | ||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
|
|
1957年 石井輝男(監) |
||||
浅見 | ||||
【あさみ】 | ||||
|
黒い衛星 | ||||
【くろい-えいせい】 | ||||
|
スーパージャイアンツ | ||||
【すーぱー-じゃいあんつ】 | ||||
|
Z2 | ||||
【ぜっと-つー】 | ||||
|
土橋 | ||||
【どばし】 | ||||
|
葉山 | ||||
【はやま】 | ||||
|
深川 | ||||
【ふかがわ】 | ||||
|
山中 | ||||
【やまなか】 | ||||
|
山中かおる | ||||
【やまなか-かおる】 | ||||
|
山中良一 | ||||
【やまなか-りょういち】 | ||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
|
|
1958年 三輪彰(監) |
||||
岡本 | → | |||
【おかもと】 | ||||
|
川田 | → | |||
【かわだ】 | ||||
|
黒川 | → | |||
【くろかわ】 | ||||
|
桜井 | ||||
【さくらい】 | ||||
|
桜井京子 | ||||
【さくらい-きょうこ】 | ||||
|
桜井則子 | ||||
【さくらい-のりこ】 | ||||
|
桜井文夫 | → | |||
【さくらい-ふみお】 | ||||
|
里見 | → | |||
【さとみ】 | ||||
|
スーパージャイアンツ | → | |||
【すーぱー-じゃいあんつ】 | ||||
|
世界暗黒党 | → | |||
【せかい-あんこく-とう】 | ||||
|
山中 | → | |||
【やまなか】 | ||||
|
名称 | → | |||
【】 | ||||
|
|
1959年 赤坂長義(監) |
||||
安西泰子 | ||||
【あんざい-やすこ】 | ||||
|
ウル・ヴァイシン | ||||
【うる-う゛ぁいしん】 | ||||
|
大賀一平 | ||||
【おおが-いっぺい】 | ||||
|
大川 | ||||
【おおかわ】 | ||||
|
スーパージャイアンツ | ||||
【すーぱー-じゃいあんつ】 | ||||
|
田中 | ||||
【たなか】 | ||||
|
畑中道夫 | ||||
【はたなか-みちお】 | ||||
|
万能の玉 | ||||
【ばんのう-の-たま】 | ||||
|
魔女 | ||||
【まじょ】 | ||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
|
事典目次 | ||||||||||||||||||
ア | イ | ウ | エ | オ | カ | キ | ク | ケ | コ | |||||||||
サ | シ | ス | セ | ソ | タ | チ | ツ | テ | ト | |||||||||
ナ | ニ | ヌ | ネ | ノ | ハ | ヒ | フ | ヘ | ホ | |||||||||
マ | ミ | ム | メ | モ | ヤ | ユ | ヨ | |||||||||||
ラ | リ | ル | レ | ロ | ワ | ン |