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ミラーマン

ミラーマン事典
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1971'12'05〜1972'11'26

 「帰ってきたウルトラマン」製作中の円谷プロがフジテレビ系列で作り上げたもう一つのヒーロー特撮。「仮面ライダー」に対抗するために徐々に陽性化していった「ウルトラマン」シリーズに逆行するように、かなり硬質な話が展開していく。
 最初から主人公が人類ではないと言う設定は、「ファイヤーマン」と同じだが、二次元人と三次元人の狭間にあって苦悩する主人公のナイーブな姿は、この時代の世相を良く表している。
 同じ円谷プロによる「シルバー仮面」と同軸の時間帯に放映されるという皮肉もあり、視聴率的には競合してしまい、苦戦を強いられた(どちらも途中で対象年齢を下げたが、最終的には本作が視聴率的には優位に立つ)。

主な登場人物
鏡京太郎
ミラーマン
(役)石田信之。
 新聞社のカメラマンだったが、SGMの御手洗博士から、自分は二次元人のミラーマンであり、侵略者に殺された父の意志を継いで地球を救えと言われ、苦悩する。侵略者の血液が緑だったことから、手の傷跡から流れる赤い血に「見ろ、俺は赤い血をもつ人間だ。ミラーマンじゃない!」と喜ぶのだが、最終的には二次元人であることを自覚し、ミラーマンになる。だがこの喜びようは判る気がする。どう考えても三次元人より優れた二次元人はいない筈じゃないか、と思えるからである。これで思い出すのは「勇者特急マイトガイン」で悪の大ボスが主人公らアニメキャラを作り出した三次元人だったこと。こりゃ最大の敵なはずだよ、とある種の感動を得てしまった。三次元で二次元人は自由に動けるワケはないのだし、京太郎の懊悩のほうが絶対的にまともな反応である。
御手洗 (役)宇佐美淳也
 SGMの所長で京太郎の正体を知る人物。京太郎の父とは旧知の仲でミラーマンの存在も知っていた。博識だが隙の多い性格で、SGMを危機に陥らせることもしばしば。
御手洗朝子 (役)沢井孝子。
 御手洗博士の娘で京太郎とは兄妹同然に育つ。立場上何かとインベーダーと関わることが多い。京太郎同様SGMへは顔パスで出入りしている。
話数 タイトル 脚本など コメント DVD
第1話 ミラーマン誕生

  監督:本多猪四郎
  脚本:若月文三
 地球に大異変が起きようとしていた。国際規模の災害に新聞社も動きだし、新聞記者鏡京太郎も早速謎の竜巻で破壊された町に取材に出かけるのだが、災害現場を取材中、京太郎は不思議な現象と遭遇する。それを育ての親御手洗博士に報告した所、博士は京太郎に恐るべき事実を伝えるのだった。実は京太郎は二次元人と三次元人との間に生まれた子供で、ミラーマンに変身出来るというのだ…
 敵は
アイアン。京太郎の家に盗みに入った男が変身した存在で、金ぴかの妙に平べったい感じの怪獣。ビームや尻尾で攻撃するほか、ビームを出す。
 第1回目作品は主人公鏡京太郎が自分自身が何者であるのかを知り、悪と戦う存在へとなる事が描かれている。自分がミラーマンであることを明かされ、混乱する京太郎の姿が描かれるが、やがてその運命を受け入れていくことになる。
 流石に第1作目だけあり、特撮には大変力が入っており、竜巻に巻き込まれた町の描写やアイアンと戦う戦闘機、アイアンに破壊される町など、かなり力が入ってる。
<京太郎に真実を語る御手洗博士は「君のお母さんは生きているかも知れない」といった直後「君はミラーマンだ」と断言。なんでこの人が分かるのか?と言う事はさておき、ここまでたたみ込まれたら当然パニックを起こすことを考えなかったか?
 京太郎は父からの声を聞いてミラーマンに変身する。その際ポーズを取って「スパーク」と叫んでるが、誰から教わったんだろう?>
VOL.1
<A> <楽>
第2話 侵略者は隣にいる

  監督:本多猪四郎
  脚本:若月文三
 高層マンションを拠点とし、そこから世界征服に乗り出そうとしていたインベーダーの陰謀。その際に出る怪電波に気づいたSGAは、それが京太郎の友人礼子のマンションから出ていることを突き止める。だが、インベーダーは着々とマンション住民を仲間へと変えていった。
 敵は
キティファイヤー。レインボーマンのスチールには大概出てくるほどの知名度を持つ真っ赤な炎を模した怪獣。手を広げて立つと「火」という漢字に見える。全身を炎に纏ってミラーマンに突っ込む事で攻撃するが、飛び道具にはてんで無力だった。女性型のインベーダーが変身する。
 インベーダーの魔の手は既に京太郎の近くにまで迫っている。「ウルトラマン」との違いはそう言う日常の中に異分子が関わってくることにあるのかもしれない。
 演出もわざわざ画面を緑色や青色にしたりして色々な凝り具合。観ていて目が疲れるんだけどね。
 今回ミラーマンは最初の変身が等身大。自在に大きさを変えることが出来るのか?しかし、力がそんなに無いのか、礼子と朝子を一人一人抱えて
<御手洗博士の娘朝子は何故京太郎が突然SGAに協力するのか理解出来ない。それに対し博士の言った言葉は「又今度な」。実に言い言葉だ。
 礼子の自宅においてあるステレオセットはオープンリール。ああ、時代だなあ。
 前回アイアンに変身したインベーダーの目の色は緑色だったけど、今回のインベーダーは黄色だった。個体差なのかな?
 火に閉じこめられた事を表現するため、なんと赤い煙を使用。これは考えつかなかった。
 キティファイヤーは女性型のインベーダーが変身するのだが、その際、漫画のような大きな三日月型の口が登場。サングラスにこれは凄い違和感だ。>
第3話 消えた超特急

  監督:鈴木俊継
  脚本:若月文三
 御手洗教授の協力者である前田教授の乗る新幹線が乗客毎消えてしまった。SGAは調査に向かうも、空からの調査は「暗闇にひかり号が…」の通信を最後に途絶してしまう。新幹線を暗闇に閉じこめたインベーダーは乗客を人質にSGAに京太郎を引き渡すように要求してくる。人々の命を救うため、自ら進んでインベーダーの元に向かう京太郎だが…
 敵は
ダークロン。長い棘を体中に生やし黄色い怪獣。つぶらな目が特徴。ミラーマンをダークゾーンに引き込んでしまう。
 人たちの命を人質にミラーマンの命を危機にさらすという話。日常の中に怪異が潜むという設定だと、こういう話が作られやすくなる。話そのものは重く、画面も暗く作られているので、あまり爽快感はない。ラストも肝心な前田教授だけ助からなかったし。
 ミラーマンの変身は今回も最初は等身大。ダークロンの登場と共に巨大化という二段変身を行っている。ダークロンとの戦いはダークゾーンで行われるため、なんだかよく分からない。
<前田博士の奥さんをSGAの交渉役として返すインベーダー。どうせならSGA近くで降ろせばいいのに、わざわざふらふらと歩かせて、ご丁寧に自分たちで用意した車に乗せてる。
 その彼女だが、車の運転手に「御手洗博士の所まで」と言った途端気を失うが、それだけでちゃんと目的地まで連れて行ってくれる。だから最初から送れって。それで慌てているのか、お礼も言わずに出て行ってしまった。
 ダークロンは妙につぶらな目とにこやかに笑ってるようかの口元が特徴。それをアップにする時が長いので、果たして悪役はどっちだろう?と思わせてしまうのが特徴か?>
第4話 コバルト60の恐怖

  監督:鈴木俊継
  脚本:藤川桂介
 世界各地に円盤が現れ、その度ごとに農園や植物園が爆破されていた。そんな時、あるカップルがドライブ中に人を轢いてしまう。罪の呵責に苛まれる二人だったが…
 敵は
マルチ。全身緑色の植物のような怪獣だが、顔はムーミンみたい。両手から光の輪状の光線を出す。
 話はインベーダーの暗躍と、人を轢いてしまったカップルの苦悩に大きく二分。ドラマ性を強調させたいのだろうとは思うのだが、その分話にまとまりがなくなってしまった。お陰でコバルト60というのがどんな物質なのか説明不足で、更にインベーダーにパートを取られっぱなしで終わってる。
<冒頭弓道の練習をしている京太郎と御手洗博士。御手洗博士の射った矢は茂みに入ってしまうが、そこからにこやかな顔してユキが現れてる。下手すれば殺される所だったのに。
 インベーダーが狙ったのは放射性物質を取り出すための農場だった。特定物質を取り込む植物の存在は知られてるが、放射性物質取り込む植物なんてあるのかね?
 カップルの男の方は面会謝絶とされた重傷だったはずだが、ラストシーンは普通に立って話していた。>
第5話 怪鳥インベラー現わる!

  監督:黒田義之
  脚本:山浦弘靖
      田口成光
 電気を食料とする怪鳥インベラーによって東京近郊の発電所や変電所が次々と襲われる。事件を取材に出かけた京太郎は道を間違えて霧深い山中に入り込むのだが、そこで記憶喪失の女性を助ける。
 敵は
インベラー。インベーダーによって作られた巨大なロボット鳥で、霧深い山中に隠れていたが、インベーダーの前線基地の燃料補給のために東京近郊の発電所や変電所を襲う。ロボットなので羽ばたくことはしない。
 宇宙からの襲撃が本作の一貫したテーマだが、今回に関してはむしろ伝奇的な要素が高く、あまりインベーダーである必然性が感じられない話になっていた。
 これまで目に特徴があったインベーダーだが、今回は完全なのっぺら坊で顔自体がない。今回は初めてインベーダーが怪獣に変身しないのも特徴か。インベーダーって種類がたくさんいるって設定なんだろうか?
 ミラーマンは鏡を通って好きな場所に現れる能力を持つことがここで分かった。すると等身大と巨大化だけでなく、小さくもなれると言うことだろうか?いずれにせよ、これがヒーローとしての特色になっているのは確か。
<巨大な鳥が出たという報に、SGAの藤本は「そんなばかデカい鳥がこの世にいるわけがない」なんて言ってるが、これまで散々インベーダーと戦ってきた隊員の台詞とは思えないぞ。
 発電所で電気を吸ってるインベラーに対し戦車や戦闘機が攻撃している。施設は爆発とかしないのだろうか?
 京太郎は記憶喪失の女性の記憶を引き出すため、怖がっている鳥を眼前に差し出す。多くの人々を救うためと言っていたけど、なんと非情な。>
第6話 鏡の中の墓場

  監督:黒田義之
  脚本:山浦弘靖
 東都医科大に安置されていた死体が突然起きあがるという事件が起こる。しかもその死体はライフルを奪うと京太郎の命を狙う。
 敵は
キティファイヤー(2代目)。早くも怪獣の流用が始まってしまった。インベーダー状態では奪ったライフルで京太郎を狙撃し、変身後は京太郎を鏡の世界に長く閉じこめ、現実世界に戻れなくしようとした。
 京太郎の父親の話が中心となる話で、ミラーマンだった京太郎の父が何故死んだのかが語られる。なんでもミラーマンはあまり長く鏡の世界にいると戻ってこれなくなってしまうのだとか。それを突かれて京太郎の父は現実に戻ってこられなくなってしまった。そしてインベーダーは今回京太郎を同じ罠にはめようとする。それで京太郎の父は今も鏡の中で生き続けているらしいことが分かる。その助言で京太郎は現実に戻ってくることが出来た。かなりハードな話の展開により、怪獣は流用だけど、今までの話の中では最も完成度が高い話だった。
 同じ父親の話で、一郎少年の父親の話も言及。一郎は父親が船乗りでみんなの命を助けるために死んだと聞かされていたが、実際は一郎と母親を捨てて逃げたのだとか。
 これまであまり表に出ることはなかったけど、今回はSGAの藤本チーフが大活躍。父親の話をされてキれる京太郎に対し大人の対応で包み込んでいる。なかなかの人物のようだ。「父親の弱さや欠点が理解出来るようになるのは20代も後半になってから」だとか。思えば私もそれを知ったのは20代後半だったか。
 特撮部分も鏡の中の世界の描写や、炎が広がってキティファイヤーの姿になるとか、随分と力が入ってる。
<京太郎の父親の話をしていると、朝子は「京太郎さんとはダンチの立派な人に違いないわ」と発言。京太郎のことを朝子はどう思ってるんだろう?
 そのライフルを持ったインベーダーは再三京太郎を狙撃するが、その度ごとに失敗。スナイパーとしては失格だね。
 2代目キティファイヤーは片目が潰れてるけど、これはやっぱり着ぐるみの劣化だろうか?今回で両手を落とされてしまったので復活はもうないかな?>
VOL.2
<A> <楽>
第7話 打倒!人体侵略作戦

  監督:満田かずほ
  脚本:安藤豊弘
 太陽銃ソルガンを研究する大倉博士の助手岡山トシオにインベーダーが取り憑いた。すっかり性格が変わってしまった岡山は婚約者を振り切り、設計図を奪おうとする。トシオが変身したゴールドサタンを前に、攻撃出来ないミラーマンだが…
 敵は
ゴールドサタン。京太郎の友人岡山を支配し、ソルガンの設計図を手に入れようとする。姿は能面がくっついた金色のこけしみたいな感じ。デザイン的には今ひとつ。
 人間が怪獣に支配されるってパターンは特撮では王道の一つなのだが、その恋人との関係をここまで深く描写するのは滅多にない。真っ正面からそれを描こうとした姿勢は評価しよう。設計図が形のあるものではなく、博士の脳にある。とするのもなかなか深刻な話。ラストがちょっとご都合主義っぽかったけど。
 今回京太郎は大倉博士が使っていたペーパーナイフでミラーマンに変身。鏡状のものだったら何でも変身出来るという設定がだんだん活きてきた感じ。ゴールドサタンとの戦いも、青白のモノトーンの中での戦いになってた。鏡の世界での戦いだったのだろうか?
<性格の変わってしまった岡山は婚約者を殴るのだが、それを目撃した人たちは思わず目を伏せて何も言わずに去っていく。日本人の典型やね。
 インベーダーに取り憑かれた人間をレントゲンに取ると、脳が消え、その代わりに星形の何かが頭に入るらしい。星形ってのが分かりやすいな。
 そしてレントゲンを見た御手洗博士は「岡山君はインベーダーになってはいない」と断言。京太郎を苦しめるために言ってるような台詞だ。
 徐々におかしくなっていく岡山は、ついにSGMやお母さんがいる白昼堂々、顔にペイントを施して大倉博士を襲う。よくここまで無事に来られたね。
 最後にトシオが生き返ったのは「母の愛のお陰」とナレーションが入る。恋人は関係ないの?
 今回の京太郎はタートルネックセーターを着用してる。タートルネックを愛用してる藤本に感化されたか?>
第8話 鋼鉄竜アイアンの大逆襲

  監督:満田かずほ
  脚本:山浦弘靖
 インベーダーは、建設中の宇宙ミサイル基地を襲撃する。SGAも出撃するのだが、京太郎は母の夢に捕らわれており、生彩を欠いていた。京太郎の精神の弱さを突いて母のビジョンを見せ続けるインベーダーの罠にはまってしまう京太郎…
 敵は
アイアン(2代目)。1話目に続いての登場。建設中のミサイル基地を襲撃する。今回は巨大化したまま。
 6話で父親の話が展開していたが、今回は母の話。ここに来てより精神的な話を中心に持ってくるようになってきた。その精神の弱さを突かれてピンチに陥ってしまう。
 「人類の救世主と呼ばれるよりも一人の平凡な人間でいたい」と心中を吐露する部分あり。ヒーローは休むことを赦されない存在だと言うことをよく示しているだろう(大体半年から一年の間)。
<京太郎の母夕子は夢の中で京太郎に語りかけるのだが、その姿は銀ラメの和服みたいな姿。地球人という設定だったはずだが、これではまるで宇宙人だ。ところで京太郎って子供の頃から御手洗博士に養われていたと思ったけど、お母さんっていつから捕まってたの?
 母の声に誘われてふらふらと歩き回る京太郎の姿を見た朝子は「まるで夢遊病」と呟いていた。その通りなんだけど、普通この状態で放っておく?
 鏡のない地下牢で、襲ってきたインベーダーのナイフを使って変身することが出来た京太郎。インベーダーはなんでわざわざ普通のナイフで襲撃するんだ?それ以前に京太郎はいつでもミラーマンになれるように鏡くらいは携帯しておけばいいのに。>
第9話 凧に乗ってきたマルチ

  監督:鈴木俊継
  脚本:藤川桂介
 地下鉄工事現場爆発事件が多発し、その責任を問われる御手洗博士。だが会議に向かった博士は何者かにさらわれてしまうのだった。更に続く爆破事件の現場には何故か博士の姿が…
 敵は
マルチ(2代目)。人間体の時も怪獣体の時も分身することが出来る。御手洗博士を拉致して変装し、地下鉄連続爆破事件の犯人に仕立てる。
 インベーダーはいよいよSGMを標的にし始めた。単に構成員を殺すのではなく、罪を着せようとしているのが特徴だろう。攻撃の仕方が力押しではなく知的な感じになってる。
 夜や地下が舞台の話で、全体的に暗いのも特徴なのだが、タイトルがメルヘンチックなのが妙なミスマッチぶりを発揮してる。脚本の藤川桂介のお陰だろうか?
<御手洗博士がいなくなってものんびりと凧揚げなんぞやってる京太郎と朝子。SGMは大騒ぎなのだが、連絡を取ってないのは隊員じゃないから?
 撮った写真を自分の手で現像してるけど、カラー写真を個人で現像するとは。これは未来という設定なんだろうか?
 酸素で充満した地下に閉じこめられてしまう御手洗博士と野村隊員。謎の球根が酸素を作り出している事を知った博士は、火花を出すな。と言いつつ、野村隊員がドリルでその球根を解体しようとすると、しっかり火花が散ってる。>
第10話 時計が止った町

  監督:鈴木俊継
  脚本:若月文三
 波岡市の上空を飛行中の飛行機が突然空中で止まってしまう。実はインベーダーによる強力な重力波を受けて波岡市周辺は時間が止まってしまったのだ。調査を向かわせようにも時間が止まってしまった以上、中にはいる事が出来ないSGM。光の速さで動けるミラーマンなら中に入れると判断した京太郎はミラーマンに変身し、街に侵入するが…
 敵は
重力マシーン。緑色の球体で、所々から突起のようなものが出ている。波岡市で重力波を放出し、時を止めてしまう。その重力マシーンの中に三体のインベーダーがいて、それとプロレス技で戦う。
 ブラックホールの中では時間は止まってしまうと言うが、それほどの重力をここで起こしてしまったと言う事だろうか?それでもただ時が止まっただけで重力の影響は無いように思える。ちなみにその重力波を演出するために緑色のぶよぶよしたフィルターを使っている。
 インベーダーに魂を売った人間が登場。自分の理論を証明するためになんでもすると言う日野博士はマッドサイエンティストの鏡と言えよう。
<波岡市を救うためには中に入らねばならない。と一人で盛り上がる京太郎。しかし、そんな京太郎の前に時折インベーダーが姿を現してる。隠れてろよ。
 今まで協力してきた日野を殺そうとしたインベーダーは日野の首筋に機械を押し当てるが、死ぬまでに随分時間が必要のようだ。結局重大なヒントを京太郎に与えたし、その後もかなり長い間生きていた。
 時間が止まっているはずの波岡市に攻撃を加える防衛軍機。ミサイルはちゃんと爆発してるようだが?
 三体のお面だけのインベーダーと重量マシーンの中で戦うミラーマン。珍しいプロレス技の応酬となるが、インベーダーの頭をふんづけたりと、結構可哀想な描写もあり。スライサーで次々と切断されていくのも、相手が人間の姿だとホラーっぽさあり。>
第11話 火焔怪人ザイラスを撃て

  監督:黒田義之
  脚本:山浦弘靖
 謎の巨大飛行物体が防衛隊によって撃墜された。落下地点を調査するSGMはそこに宇宙細菌を使ったインベーダーの恐ろしい計画を見るのだった。
 敵は
ザイラス。火焔怪獣と言うだけあって、全身が暖色系の色で構成された、鳥類を思わせる顔を持つ怪獣。光の手裏剣や剣など、ミラーマンに似た攻撃をするのも特徴。
 地球人類を滅ぼす宇宙細菌の話で、SGMチーフの村上が話の中心となる。村上はかつて刑事だったが、殺人犯に銃を奪われて、その銃で上司を撃たれたという経験があり。それがあって銃を撃つのをためらっている。
 この話の特徴として、中心はミラーマンよりSGMの方に重点が置かれている。インベーダーの攻撃が、これまでのような影の暗躍というより、公然と地球侵略若しくは地球滅亡を図るものへと転換してきた。
 これまで調査専門だったSGMに銃が支給され、調査には専用の制服が着用された。調査任務自体が危険だということを示しているのだろうが、これまでのような不自由さを捨て、防衛隊のような位置づけになるのは、個性を失うのではないか?最後に村上チーフも「SGMの武器は科学力だ」と言っているが、この流れはもう止められない。
<インベーダーに囲まれて危機に陥る村上と藤本の前にヘリコプターに乗って京太郎が現れる。一介の新聞記者がヘリコプターを普通に使えるのは疑問点が残るが、折角縄ばしごを降ろして村上を引き揚げておきながら、ヘリに乗せる事もなく「逃げてください」と言って降ろしてしまった。>
VOL.3
<A> <楽>
第12話 出た!シルバークロス

  監督:黒田義之
  脚本:安藤豊弘
 宝石店を襲っては宝石を盗み取る謎の美女が現れた。だが警察の捜査で、彼女は既に死んでいる事が分かる。彼女はどうやって宝石を盗んだのか。彼女は誰なのか。調査を開始するSGMは、彼女が手にしていた機械がスーパー光学社で作られた小型受像器である事が分かり、その注文を出した吉川の家を探るが…
 敵は
ゴールドサタン(2代目)。多数の幻影を作り出し、体を切断されても元に戻れる能力を得ているが、ミラーマンの最強必殺技であるシルバークロスで破壊される。
 インベーダーがダイヤを盗むという話で、随分話が庶民的なものになった感じ。しかも何故強盗するかというと、秘密基地を作る建設資金だとか…インベーダーも台所事情が厳しいらしい。
 光の速さで移動出来るミラーマンは、物質転送装置を用いて自在に移動出来ることが今回発覚。まあもうこの設定使われることはないだろうけど。
 タイトルにもあるのだが、ここから初めてミラーマン最強技であるシルバークロスが用いられるようになる。
<インベーダーの女性は新聞社によれば「東京ローズ」と言うそうだ。こんな安っぽい名前一体誰が付けたんだ?
 インベーダーは自前で装置を作ればいいと思うのだが、わざわざ足の付きやすい日本の会社に注文を出している。開発費用をけちったお陰ですぐにSGMにばれてしまった。
 昔から思うのだが、物質転送というのは、完全なコピーを作る技術なので、元となる素材は残して新しいものを作った方が効率良いんじゃないだろうか?>
第13話 笛を吹く魔女

  監督:黒田義之
  脚本:山浦弘靖
 京太郎の前に突如笛を吹く美女が現れる。その翌日国際地球防衛会議に参加する鼓笛隊の中にその女性の姿を見た京太郎は、鼓笛隊を指揮する朝子にその女性の調査を頼むのだが…
 敵は
ノア。女性型のインベーダーで、朝子の友達の純子に化けて国際地球防衛会議を阻止しようとする。どことなくメカゴジラを思わせる銀色のボディを持ち、頭から熱戦砲を発射し、腕からは物質固定光線を出す。そのボディはミラーナイフもはじき返してしまう。
 これまでミラーマンとして一生懸命地球を守ってきた京太郎だが、それを否定するかのような御手洗博士の発言があり、それに反発する京太郎の姿が描かれる。殺された人間の描写もあってかなり重い話に仕上がった。
 この話では御手洗博士の言っていることに一貫性がなくなり、博士の考えていることが見えなくなってきた。
<謎の女性がインベーダーである可能性を顧慮し、御手洗博士に調査を申し出る京太郎をにべもなく断る博士。これまで散々協力させてきたのに、その仕打ちはあんまりだ。しかもSGMに入れてください。という京太郎の頼みに「精神力が欠けている」という理由で断ってしまう。
 自宅でくつろぐ御手洗博士に国際地球防衛会議の資料を持ってくる野村隊員。秘密書類を自宅に持ち込んで良いの?SGMの機密保持ってどうなってるんだろう?
 夜中にふらふら外出する朝子の後をつける京太郎。しかしその距離は僅か数メートル。どう見ても隠れてるように見えない。
 京太郎に計画がばれているのに予定通り国際地球防衛会議襲撃を敢行する純子。普通単独犯と考えるか?
 折角京太郎を捕まえたのに、縛り付けるだけで他に何もしようとしないインベーダー。縛り付ける余裕があったらさっさと殺してしまえば良いんじゃない?
 国際地球防衛会議が開かれる場所が分かっているなら、インベーダーはそこに潜って巨大化すれば終わりでは無かろうか?
 催眠術に操られ、手に爆弾を持つ鼓笛隊メンバーを素手で取り押さえるSGMや警備員達。命知らずだな…と言うより無謀だろう。>
第14話 キングザイガーを倒せ!

  監督:黒田義之
  脚本:山浦弘靖
 京太郎のペンダントから父の声が聞こえてきた。宇宙最強の宇宙怪獣キングザイガーがミラーマンを倒すために地球にやってくるのだという。地球人と協力せよと言う父の言葉を無視して戦いに赴く京太郎。だがミラーマンではそれに敵わなかった…
 敵は
キングザイガー。宇宙でも一、二を争うという強力な怪獣。ミラーマンの繰り出すあらゆる攻撃をはじき返し、頭も良い。自分の放った光線を反射されてダメージ与えられた所をシルバークロスで倒される。
 宇宙最強の敵との戦いが描かれる。ミラーマン単独では到底勝てない敵に対し、SGMとの連携が取られるのだが、これはここまであくまで調査に徹していたSGMが戦闘集団に変化する契機ともなる。
 ミラーマンは鏡を使った攻撃が出来るので、それを何らか使った工夫が必要だと思うのだが、その部分はほとんど描写なし。折角の設定を使いこなしているとは言いがたいのが残念。
<キングザイガーの事を予告する京太郎の父。「キングザイガーに勝てる者はあまりいない」と言っている。「あまり」と言うのが話の都合を感じさせる。
 前回SGMには入りません。と豪語しておきながら結局SGMと行動を共にする京太郎。節操がないというか。
 宇宙最強とか言われながら、キングザイガーはミラーマンの後ろから闇討ちしたり、口から目つぶしを出したりと今ひとつ攻撃がせこい。いや、この頭の良さこそが最強と言われる所以かもしれない。
 二度目のキングザイガーとの戦いに際し、「今度こそ地獄に送り返してやる」と豪語するミラーマン。いや、別段地獄から来た訳じゃなくてむしろ空から来たんだけどね。>
第15話 謎の怪獣スクリーン

  監督:鈴木俊継
  脚本:若月文三
 通常の20倍の強度を持つという特殊金属を発明した東都大学の竹野教授の助手小島がインベーダーに乗っ取られた。小島は竹野を拉致するが、竹野の別荘にいる息子の悟が怪獣を見たという。
 敵はカブトガニみたいな姿をした巨大宇宙船で名前はない。故障のために地球に不時着している。幻影を投影し、キティファイヤー、アイアン、ザイラスの幻影を見せる。
 子供が見たという怪獣の姿と、それを信じない大人達。特撮作品の中では割と良くあるパターン。ただ話の都合で京太郎まで聞き分けが悪くなっているので、今ひとつ乗り切れない感じ。
 新しい怪獣を出さないのは予算の都合だろうか?ミラーマンが戦う相手が怪獣ではなく宇宙船だって言うのは一種の新機軸ではあるんだが。
 今回のミラーマンはインベーダーが溶けた緑色の液体を使って変身。ちょっと気持ち悪いな。
 悟少年が見たという宇宙船を偽装するためと、大人に信用させないために幻影を見せたと言うことが分かるが、もうちょっとスマートなやり方はなかったもんか?
<竹野博士は一郎君の親戚だそうだ。確か身寄りがないので御手洗博士の元に引き取られたんじゃなかったっけ?
 インベーダーに乗っ取られた小島は京太郎に投げ飛ばされただけで溶けてしまった。普通こういうのって死なないものだが。>
第16話 人形怪獣キンダーを追え!

  監督:東條昭平
  脚本:藤川桂介
 執拗に繰り返されるインベーダーの攻撃に対抗するため蓮沼博士はキャッチャーA1を開発する。テストも順調にいったが、その設計図を狙いインベーダーはピエロに扮し蓮沼博士の家に侵入。更に一郎を通じ人形を送り込んでSGM本部を狙う。
 敵は
キンダー。人形の姿で様々な場所に侵入し、キャッチャーA1の設計図を狙う。両手のカッター上の爪とナイフのように飛ばせる背中のウロコが武器。ちなみに吠え声はゴジラと同じ。
 仕事に生きる男と、その家庭の不和が描かれる話。御手洗家では理解ある朝子のお陰で関係は良好だが、蓮沼家では全く逆。仕事に生きる事は多くのものを犠牲にしなければならないが、それに巻き込まれる家族は本当に大変だ。
 一人で歩く人形の姿は「怪奇大作戦」のようだ。その人形を手渡したピエロがロボットで、インベーダーの正体は人形の方というのは皮肉で面白い。
<小さな幸せが欲しいというエツコの頬をいきなり張る京太郎。初対面で、しかも写真を撮りに来たはずなんだが、愛想とかないの?
 ピエロからもらった人形をすぐに放り投げてしまう一郎。人からもらったものを邪険にしてはいけないよ。
 SGM本部からまんまと設計図の写真を手に入れた人形は自分で歩いて外に出て行く。思い切りばれると思うのだが、ほとんど誰も気付かない。
 結局キャッチャーA1とはどのような迎撃システムなのかよく分からなかった。画面では迎撃用ミサイルのように見えるが、それがどれだけ画期的なのか説明されてない。>
VOL.4
<A> <楽>
第17話 罠におちたミラーマン

  監督:志村 広
  脚本:山浦弘靖

 インベーダーの策略により殺人犯の汚名を着せられた京太郎は警察に捕まえられてしまった。その間にもインベーダーの作戦は着々と進行し、原子力船マリーナー号爆破の時が近づく。何とか刑務所からの脱出を試みる京太郎だが…
 敵は
カメレキング。体を透明にすることが出来る。原子力船を破壊し、放射能を東京中にばらまこうとする。尻尾から火を出しコンビナートを燃やしてしまう。姿が消える前にコンビナートを投げつけて原油で色を付けたお陰で倒すことが出来た。
 正義のヒーローが守るべき人間の手によって捕まってしまう。ショッキングな話とはいえ、正体を隠しているヒーローものでは往々にしてこの手の物語が展開する。ただ、番組として警察に配慮したか、最後に京太郎を助けてくれた少女をちゃんと連れてきてくれる。警官は職務に忠実なだけ。と言うことを強調したのだろう。
 京太郎は両手が使えないとミラーマンに変身出来ない事が発覚。それで手錠を切ろうとして手首を血だらけにしている光景が痛々しい。
 特撮部分では三機の戦闘機が同時展開するシーンあり。これはかなり高度な技術。さりげない所が良いね。
<一応ノックはしたものの、女性の部屋に無断で侵入する京太郎。あまつさえ電話まで取ってる。良いのかね?
 シャワー室で女性が殺されているのを発見した京太郎。その直後警察がすぐに部屋に入り込んで逮捕。この場合は殺人容疑ではなく重要参考人じゃないのだろうか?
 京太郎が警察に捕まったことを知った朝子は御手洗博士に「濡れ衣を晴らしてくれ」と頼む…この時点で出来る訳ないよね?あくまで任務に忠実でそっけなさすぎる所はあるけど。
 京太郎に手錠がかけられているのを見た少女は初対面にもかかわらず京太郎を「いい人」と言ってすっかり信用してる。素直すぎる子だね。ただヤスリでは手錠切るのに時間かかりすぎるけどね。
 警察は京太郎の持つ鏡状のペンダントなどを全て没収してるのだが、少女がくれたスマイルバッジだけは手つかずだった。随分いい加減な没収だな。ところで監獄って鏡もないのかな?「トイレ行きたい」とか言って鏡のある部屋に行くことは出来なかったのかな?
 カメレキングは最初からマリーナー号を破壊すればいいのに、最初にコンビナートを襲ってた。なんでそんなまどろっこしいことを?>

第18話 生きかえった恐竜アロザ

  監督:鈴木俊継
  脚本:安藤豊弘
 東京湾埋め立て地に突如出現した怪獣アロザ。しかしアロザの攻撃の前にミラーマンは全く手出しができず、完敗してしまう。海へと帰っていったアロザが再びやってくる時、京太郎は…
 敵は
アロザ。恐竜アロザの骨を盗み出したインベーダーが宇宙線によって作り出した怪獣。一応劇中では「恐竜」と言われているが、火や光線まで吐くし、どう見ても怪獣である。光線技を無効に出来る能力を持ち、一度はミラーマンを完膚無きまでにたたきのめした。
 圧倒的な力を持つ怪獣を前に、ミラーマンの敗北が描かれ、落ち込む京太郎が、勇気を取り戻すまでが描かれていく。最近のパターンだと理解不能の強力なパワーが付与されることが多いけど、ここではあくまで「勇気」。主人公の覚悟ってのは同じとはいえ、単純なパワーアップじゃないのが良いね。新しい武器を願う京太郎に何も答えない父のペンダント。一方銛だけで吶喊していく漁師のおじいさん。この対比が上手い。ただ一方、何のパワーアップもしてないため、戦いのどこが違うのか?という問題が残る。
 主人公が急に弱気になるのはちょっと観ていてストレスがたまるものの、こういうエピソードは絶対必要だ。
 アロザの強さはミラーマンの放つ光を圧縮して光物質に変え、それを武器にすること。これって「帰ってきたウルトラマン」のプリズ魔と同じか。
<インベーダーの狙いを知ったSGMの藤本は、「たかが恐竜に何ができる」と豪語。しかし前に現れたときミラーマンさえ太刀打ちできなかったんだが。
 アロザに対しては光線技が効きにくいことを知ったミラーマンは二度目の戦いでは果敢に肉弾戦を挑むが、だだっ子が暴れてるようにしか見えないのはちょっと問題。>
第19話 危機一髪!S.G.M

  監督:黒田義之
  脚本:若月文三
 宇宙の彼方から地球に向け宇宙ミサイルオズマーが発射された。SGMはその迎撃に努めるが、ミサイルは刻一刻とSGM本部に向かっていた。そして皆の意識が宇宙へと向かっているその時、御手洗博士の家でも異変が…
 敵は
ビッグアイ。植物型の怪獣でインベーダーが御手洗家に放り込んだ観葉植物が生長した姿で名前の通り巨大な目が特徴。花粉をまき散らして鏡に京太郎の姿が映らないようにするなど知恵も回る。そしてオズマー。宇宙からインベーダーが発射したミサイルで、地球側のあらゆる迎撃システムをはねのけてSGM本部に向かってくる。
 時間との戦いで、何も出来ないままじっと待つという緊迫感ある描写が光る作品。劇中時間もほぼ実時間にあわせてありとなかなか芸が細かい。それが充分活かし切れているかというとちょっと疑問なのが残念。
 今回は安田が様々な表情をしてるのも特徴。怯えたりほっとして口笛を吹いてたり。出てくるごとに
<データ解析はパンチリボンで出てくる。これって子供の頃あこがれてたんだけど、最早時代遅れも良いところ。
 オズマー迎撃のために打ち上げられた迎撃ミサイルだが、ミサイル発射後、なんと発射台が燃えている。
 朝子の部屋の中にインベーダーが観葉植物を置いて、それが朝子を襲おうとするのだが、朝子は何も気づかないまま。触れてない?それ以前に部屋の中にまで入れるんだったらこんな回りくどい事しないで直接襲ったら?
 オズマーが地球に来るまでに半径50キロ以内の住民は退去させると言っていたが、時計を見たら衝突まであと10分ほどしか残ってない。どうやったら避難できるんだ?
 オズマーは迎撃機を破壊しつつゆっくりと地上に向かって落下していく。重力はほぼ無視か?しかもその時間まできっちりと計算しているSGMのコンピュータ。どれだけ高性能なんだ?
 本部から逃げ出したSGMの面々。だけど、彼らの目の前にミサイルが落ちてきてる。それって逃げてないぞ。
 ビッグアイは倒されると目玉が真っ赤に充血して、更に緑色の体液をはき出して結構気色悪い。こんな体液を浴びた家とかは悲惨だな。
 SGM本部を守るため、オズマーを空中で止めて、そこで爆発させるミラーマン。これってものすごく無責任じゃない?もし巨大爆発起こったら基地も何も全部消し飛ぶぞ。>
第20話 深海の用心棒

  監督:黒田義之
  脚本:藤川桂介
 相模湾沖で次々と船舶の沈没事件が起こっていた。取材に訪れた京太郎はそこで怪獣を目撃。撮影に成功する。その写真を見た御手洗博士はこの怪獣が古代の大トカゲの一種スフェノドンであると推測する。そのスフェノドンに猟銃で立ち向かう男がいた…
 敵は
スフェノドン。7000万年前に絶滅したとされる大トカゲの一種。アロザ同様インベーダーによって復活させられて利用されていた。光線技などは無いが、長い尻尾を振り回して攻撃する。そしてダークロン。2度目の登場となるが、スフェノドンが倒された時点で派遣されてくる。ただしあっけなく倒されてしまった。
 息子を怪獣に殺された男の狂気に満ちた追跡行に京太郎がつきあわされる話。どことなく「ジョーズ」を思わされる設定だ。
<新聞社の取材でスフェノドンを撮影する京太郎だが、真っ先にその写真を持って行ったのはSGM。仕事はどうした?
 死にかけた坂上はSGMのベッドで寝かされてるが、その傍らにはしっかり猟銃が置いてある。危険すぎるだろ。実際弾が込められていて、侵入したインベーダーを撃ってるけど、そんな危険なまねをするんだ?それにいくら真実を知ると言ってもトリガーハッピー状態の男を信用して、猟銃持たせたまま調査に同行させるのはまずいだろ。
 潜水艇パシフィック号で調査をする藤本と安田。スフェノドンを見つけたら真っ先に水中ミサイルを発射してるけど、SGMって調査専門じゃなかったっけ?
 シルバークロスはミラーマンの全エネルギーを使うという設定だったはずだが、それでスフェノドンを倒した後に出てきたダークロンは弱すぎ。シルバークロス後のミラーマンの活動が長いぞ。>
第21話 恐怖の液体怪獣タイガン

  監督:鈴木俊継
  脚本:安藤豊弘
 宇宙でインベーダーを監視し、それを破壊するために御手洗博士が開発したG衛星が完成した。早速宇宙船を撃ち落とすのだが、落下した宇宙船には液体生物が入っていた。自然公園で次々と動物を補食し、巨大化していく。防衛科学研究所へと向かう液体生物…
 敵は
タイガン。宇宙から飛来した液体生物で、動物を補食して巨大化し、最終的に取り込んだ生物の要素を持ち合わせた怪獣の姿となる。ここでは象とシマウマと虎が合成されたキメラ。
 明らかに人間とは異なる物体に襲われる人々の話が描かれる。「ブロブ」か「パラダイム」を先取りしたような内容。描写によってはモロにホラーになるのだが、ここではあんまり怖がらせようとはしてないみたい。蠕動する液体生物が徐々に近づいてくるんだから、もうちょっと怖がらせてほしかった。
 警官役で大泉滉が登場。1カットだけとはいえ、相変わらずのすっとぼけた表情としゃべり方は特撮だと妙にはまって見える。
<G衛星は宇宙船を破壊するために打ち上げられたが、そうすると、あらゆる宇宙船はインベーダーのものと決めつけてるんだな。
 それで撃ち落とされた宇宙船だが、そのまま地上へと落下してしまった。これじゃ危険すぎるよ。
 液体生物が落下したのは「自然公園」だそうだが、どう見てもこれは普通の動物園にしか見えない。
 インベーダーによってカメラのフィルムが抜き取られてしまった京太郎。カメラ自体は無事だったんだが、京太郎はそのままSGMに帰ってしまう。換えのフィルムとかないの?
 巨大化した液体生物は、どう見ても中に人が入って二本足で歩いてるように見えるんだが、もうちょっと表現的に何とかならなかったんだろうか?モスラの幼虫よりも人間っぽいぞ。
 通報により液体生物を発見した藤本は問答無用で銃(ソルガン)を使う。何の調査もなしに発砲して良いの?
 藤本からソルガンを奪ったインベーダーは、撃てないのが分かっていながら銃を構えて京太郎を襲う。自前の銃とか持ってないの?結局ソルガンのおかげで京太郎はミラーマンに変身できたので、インベーダーのやった事ってミラーマンのためになってる。
 タイガンの鼻は空中でぶらぶらしてるので、操演の技術が見えるが、所々でピアノ線が…
 最後のナレーションで液体生物が狙っていたのはG衛星だと語られるのだが、全然狙ってなかったような?>
VOL.5
<A> <楽>
第22話 月面怪獣キングワンダーとの死闘!

  監督:鈴木俊継
  脚本:山浦弘靖
 京太郎の新聞社に心臓病の子供から手紙が来た。内容はミラーマンに月の石を取ってきてほしいというものだったが、気にかかった京太郎はその手紙の差出人正幸に会いに行く。丁度その頃月面基地をインベーダーが襲っているという連絡が入る。ミラーマンは月まで行くとエネルギーを消耗しきってしまうため、ミラーマンに変身する事をためらう。
 敵は
キングワンダー。月面基地を襲った怪獣。尻尾がクワガタの刃のようになっていて、それでミラーマンを挟んで攻撃する。
 月面でのミラーマンとの死闘が描かれる話。ミラーマンはウルトラマンとは異なり真空中では長く生きられないため、その戦いは文字通り死闘となる。地上の1/6の重力と言うことで、戦い方も逆回しやスローモーションを多用して面白い描写になってる。
 同時に少年との約束を果たすミラーマン。ハードになりすぎないように上手い具合にバランスを取った作品といえるだろう。あまりにもお約束過ぎるとか、嘘も方便でそこら辺で拾った石を持っていったら良い。などとは言ってはいけない。
<正幸少年にミラーマンが月の石を持ってきてくれると安請け合いする京太郎。確かにミラーマンは自分自身なんだが、それはちょっと安請け合い過ぎるんじゃないのか?
 デスクから京太郎への連絡はポケベルのようなもので行われてる。こんなものがこの時代にあったっけ?
 熱に浮かされた正幸少年が見た幻はミラーマンとお花畑で追いかけっこする自分…おい、ひょっとして正幸少年は死んでるんじゃないのか?妙にミラーマンもハイテンションに見える。
 朝子に対し「ミラーマンが必ず月の石を持ってきてくれる」と宣言する京太郎。これまでの経緯から朝子も感付いて良いと思うけど、それはなかったようだ。
 月に送り込む軍隊は「航空防衛対」らしい。宇宙時代にしては随分組織がお粗末のようだ。それより月に行くまでどれだけ時間かかるんだ?
 ミラーマンはテレポートによって瞬間的に月に行く…その割に光になって割とゆっくりと移動してる。その軌跡がG衛星に反射してるけど、ちゃんと行けるんだろうか?
 ナレーションで「月には空気が全くない」と言ってるのに、キングワンダーは叫んでる。
 月面で戦うミラーマンは「畜生。呼吸がだんだん困難になってきたぞ」とか言ってるけど、最初から呼吸できないと思うんだが。
 ミラーマンは巨大化したまま月の石を拾った気がするんだが、サイズはどうなったんだ?>
第23話 星怪獣アンドロザウルス襲来!

  監督:黒田義之
  脚本:若月文三
 インベーダーは土星に住む怪獣アンドロザウルスの卵を奪い、地球に落とした。怒ったアンドロザウルスは地球めがけて飛来し暴れまくる。
 敵は
アンドロザウルス。土星に住む宇宙最強の怪獣といわれ、シルバークロスさえも致命傷にはならなかった。インベーダーが奪った卵を取り返すために地球までやってくる。
 一応インベーダーとSGMの戦いも描かれてはいるが、ほぼ純粋な怪獣ものとして作られた作品。作品の方向性がオリジナリティを捨てて「ウルトラマン」シリーズに似た感じになってきたようだ。この作品では今ひとつ個性が見られずに終わった感じ。
 初めてインベーダーが捕らえられ、尋問されるシーンが登場。インベーダーは牢屋から逃げようとするが、何故か壁抜けが出来ず、自ら溶けて死んでしまった。地球人の技術がそこまで上がったのか、単なるインベーダーの力不足かは不明。
<アンドロザウルスの卵を地上に落下させるインベーダー。わざわざ発見されやすいように山火事を起こし、その上で放り投げたが、よっぽど卵は頑丈なんだね。
 インベーダーの尋問シーンでは刑事の方がインベーダーの前には出ずに声だけで尋問してる。どっちが悪者だか分からないよ。
 アンドロザウルス襲来にいても立ってもいられなくなった京太郎は御手洗博士の車でアンドロザウルスの元へ。非常線まで突破してるけど、ミラーマンだったらテレポートが出来るんだから、そこまでする必要がないはず。
 卵のサイズが場面毎に異なるのはご愛敬かな?>
第24話 カプセル冷凍怪獣コールドンに挑戦せよ!

  監督:黒田義之
  脚本:太田昭和
 宇宙科学研究所の科学者が次々と襲われ、冷凍化されて発見された。御手洗博士は次に襲われるのは宇宙科学研究所所長の数納博士であると推測し、SGMメンバーにその護衛を命じる。実は宇宙科学研究所では空間を曲げることによって物体を一瞬に遠くへと運ぶ研究をしていたのだ。それに危機感を持ったインベーダーが暗躍していた。
 敵は
コールドン。ナメクジかうーパールーパーのような姿をした怪獣で、インベーダーの持つ銃の中に潜み、人間を凍らせていた。
 人間の開発した、いわゆるワープ装置を狙ってのインベーダーの暗躍が描かれる。こんな技術があったらインベーダー以上の武器を手に入れることになる。これを巡っての攻防戦が描かれるが、本作らしい作品と言えるだろう。ミラーマンが登場しなくても充分話としては成り立ってる。
 村上チーフが凍らされてバラバラになると言うショッキングシーンあり。てっきり死んでしまったのかと思ったら、実はインベーダーが偽物とすり替えていたという。インベーダーも手の込んだことをする。
 今回の京太郎の服は妙に短く、へそ出しが多い。それで冷凍庫の中にいるわけだから、見てるだけで寒くなる。
<数納博士の研究所を見張る京太郎に近づくインベーダー。遠くから狙撃すればいいのに、いちいち近づいてスパナを振り回してた。もっと効率良い暗殺方法がありそうだが。
 それでインベーダーが仕掛けた時限爆弾の解除方法が分からず、放り投げたら空中で爆発。爆発の時間がよく分かったね。しかも建物近くで爆発したのに建物自体は無事。爆弾の意味がないんじゃないかな?
 京太郎の車の前に倒れている女性は「今、怪獣がこの道を跨いで向こうの山に」とか言ってた。だったら京太郎達も見えてないとおかしくない?
 インベーダーの罠にはまった京太郎はいつの間にか後ろ手に縛られて冷凍庫に放り込まれてた。インベーダーは何故京太郎を殺さないんだろう?お陰で脱出されてしまったよ。
 光線技主体のミラーマンと冷凍光線を出すコールドン。両者の戦いはほとんど肉弾戦で終始してしまった。お互いの特性を全く活かしてないんじゃないのか?>
第25話 怪獣を探す妖精少女

  監督:鈴木俊継
  脚本:安藤豊弘
 怪獣出現に関する予知能力を持つ少女スミレの存在を知ったインベーダーは彼女を殺そうと狙う。一方インベーダーは地球上の害虫を巨大化させ、混乱に陥らせようとしていた…
 敵は
ダストパン。四人のインベーダーが合体した状態で円盤からの光線を受けて変身。巨大化した害虫も名前があり、それぞれ蠅のハエブーン、ゴキブリのゴキブラー、蚊のモスゴジラ。安直なネーミングだ。
 予知能力を持つ少女の話。彼女が言うと本当に怪獣がやってくるのだが、それが本当に予知能力なのかどうかは最後まで最後まで分からなかった。それで何故怪獣が来るたびに人間ではなく小鳥を逃がそうとするのかも。
 ただスミレの能力が発動する時に必ず折り鶴が出てくるのが象徴的で面白い。折り鶴の見せ方も面白く、実験的映像にあふれたものになっている。
 ただ巨大害虫はほとんどが死んで動かないだけで出てきたので、ちょっとは動かしてほしかった気はする。ダストパンの戦いが延々と続くよりはその方が良かった。
<巨大害虫は全部二本足と両手を持つ。人間のフォルムにわざわざ合わせると、怖いよりもコミカルだ。
 みんなが自分のことを変な子と言ってくるといって嘆くスミレ。いや、それは間違ってないと思うぞ。
 スミレの予知能力は探知機のように使えると考えた京太郎はドライブ中にスミレが怖がると、そこに向かう。それってスミレに対する嫌がらせ?
 ダストパンに変身するインベーダーは組み体操のように肩を組んだ三人の上に一人が立って変身する。上に乗ったインベーダーの腰が引けてるよ。>
第26話 ミラーマン絶体絶命!−二大怪獣登場−

  監督:鈴木俊継
  脚本:山浦弘靖
 突如SGMを襲う大竜巻。そしてその中から現れた怪獣スネークキングによってSGMのメンバーと朝子は行方不明となってしまう。更に助けに行こうとした京太郎も変身のわずかな隙を突かれインベーダーに拉致され、エネルギー時限爆弾を体内に埋め込まれてしまうのだった。スネークキングによる地球攻撃の時間が迫る中、絶望の中で戦おうとする京太郎…
 敵は
スネークキング。インベーダーが巻き起こした竜巻から現れSGM本部を壊滅させる。体からいくつもの蛇を生やし、一つ一つが攻撃手段となってる。そしてハリネズラス。ミラーマンとスネークキングの戦いに割り込んだ怪獣。全身に針をつきだしてる怪獣で、両手の巨大な爪を飛ばして攻撃する。
 前後編の前編。ここから新展開が始まる。冒頭から突然SGM基地の破壊。という衝撃的な描写から始まり、ミラーマンは戦いに際しエネルギー時限爆弾なるものを埋め込まれてしまう。
 このエネルギー時限爆弾なるものは極端にエネルギーを消費すると爆発するようにセットされているというもので、それを知らせるカラータイマーまで登場。ウルトラマンシリーズとどんどん近づいていることを思わされる。言ってしまえばテコ入れなのだが、本作のオリジナリティを失わせる改悪のようにも見えてしまう。
<京太郎を捕らえる術があることを発見したインベーダーだが、だったらエネルギー時限爆弾なんか仕掛けるよりももっと効率的に殺す方法考えないか?
 エネルギー時限爆弾のために大技を出せないミラーマンは肉弾戦を挑む。ドロップキックまでやってるよ。
 ミラーナイフやシルバークロスが使いにくくなると言うのは、予算の都合もあるのだろう。世知辛い。>
第27話 総攻撃!S.G.M

  監督:黒田義之
  脚本:山浦弘靖
 絶体絶命の危機に陥ったミラーマンを救った謎の飛行物体。だがその行方も知らず、しかもSGMメンバー全員の死亡確認がされたと聞きショックを受ける京太郎。だがそれは偽装であり、SGMは新しい装備と共に生まれ変わっていたのだ。そして新兵器ジャンボフェニックスと共に新しい基地に迎えられるのだった。
 敵は前回に続き
ハリネズラス。インベーダーの総攻撃に合わせ原発を攻撃する。
 前回があまりに一方的にやられるばかりだったが、それが一転。新生SGMの誕生が描かれていく。ジャンボフェニックスは確かに強いが、やはりメインはミラーマンの活躍となることを端的に示した話となった。
<新しいSGMはこれまでのブレザーから新しい制服へと変化した。しかしシンプルなジャージっぽく、特に御手洗博士が着てるとジョギングしてるおじいちゃんみたい。
 新しい司令部は前と全く同じ。これは基地毎脱出したからだという。確か司令部にスネークキングは入り込んでなかったっけ?
 ジャンボフェニックスの発進を見た京太郎は「いよいよ初陣ですね」と御手洗博士につぶやく。いや、前回戦ってたよ。
 それで圧倒的なジャンボフェニックスの威力に、もうミラーマンは必要ないとか話し合い、あまつさえ「足手まとい」とまで言ってる。これまでの恩はどうした?
 原子力発電所を襲うハリネズラスの針をミラーマンははじき飛ばすが、その針は他の建物を直撃。>
第28話 殺し屋怪獣(キーラゴン)からの挑戦状

  監督:黒田義之
  脚本:山浦弘靖
 京太郎は夜のドライブ中にインベーダーから挑戦状を受け、翌日芦ノ湖でキーラゴンと戦うこととなった。だが御手洗博士はそれは地球攻略のための罠だと言い、ジャンボフェニックスを向かわせる。だがそれを知ったインベーダーは京太郎を卑怯者とののしるのだった。
 敵は
キーラゴン。インベーダーに雇われた殺し屋怪獣。両手に無知を付けた怪獣で、その鞭から高圧電流を流し込む。
 インベーダーの挑戦とそれを受ける受けないで苦悩する京太郎の姿が印象的な話だが、インベーダーが正面切って挑戦したり京太郎が妙に意地っ張りになったりと、これは明らかにこれまでと方向性が違う。怪獣を「殺し屋」というのもインベーダーの挑発の仕方も子供っぽい。テコ入れによる単純明快さだろう。どっちかと言えば
「ウルトラマンレオ」っぽくもあり。必殺技のミラーキックもレオキックそっくり。
<霧の中から突然インベーダーの声が響くのだが、怪獣と戦うのは翌日だ。と言われてしまう。あんな巨大な怪獣が出てもSGMは検知できないんだね。それにしても何でわざわざ翌日?
 ミラーマンは卑怯者だと町中の人に吹聴するインベーダーの声。京太郎がミラーマンであるという肝心なことは全く言わないのは理由があるの?
 芦ノ湖でのキーラゴンとの戦いは膝下くらいの水の中で戦っているが、時折キーラゴンは水の下に潜ってる。この水の深さってどれくらいなんだ?
 水上での戦いの後、その場で変身を解くミラーマン。水の上で人間に戻ったもんだから、京太郎はびしょ濡れになってしまった。
 キーラゴンは陽動だと言い張る御手洗博士だが、問題はその本作戦というのが一切出てこなかったこと。御手洗博士の推測が間違ってたんじゃない?
 ところでどっちも御手洗博士の制止を振り切って変身してるんだけど、どう異なるのかがよく分からない。負けたときと勝ったときの御手洗博士の反応がえらく違うのも気になるな。>
第29話 わが友!フェニックス

  監督:東條昭平
  脚本:若月文三
 救難信号を受けたSGMはジャンボフェニックスを発進させて救援に向かうが、実はそれはインベーダーの罠であり、火山地帯でマヤザウルスとゴルゴザウルスの二大怪獣の待ち伏せに遭ってしまう。その助けに行くべくミラーマンに変身しようとする京太郎だが、インベーダーの襲撃を受けてしまった。
 敵は
マヤザウルスゴルゴザウルス。兄弟怪獣で、ちょっと頭の形が違うオーソドックスタイプの怪獣。画面上に一体しか出てこないのは、頭をすげ替えてるからのようだ。ゴルゴザウルスの方はミラーキックで頭を落とされて倒れたが、マヤザウルスは逃げた。
 ジャンボフェニックスの開発によりSGMはこれまでの観測チームから大きく変化し、あたかもレンジャー部隊のような位置づけにされてしまった。完全なるテコ入れの結果だろう。冒頭からジャンボフェニックスの発進シーンなんかがあって、いかにもウルトラマンっぽくなった感じ。朝子もいつの間にかSGMの通信係に納まってしまった。
 ジャンボフェニックスの中に閉じ込められ、酷暑にサラされるSGMチームの描写が凄惨で、観てるだけで暑くなってくるみたい。最後は顔中に汗と黒いペイントで、死にかけてるように見せる辺り、凝ってる。
 いつもなら京太郎がミラーマンになりたがり、御手洗博士がそれを抑えるのだが、今回は逆に何故か京太郎はミラーマンに変身することをためらってるように見えるが、理由はよく分からない。
<ミラーマンに変身しようとする京太郎を狙撃するインベーダー。そんな事が出来るなら、何もこんな時を選ばなくてもいつでも殺せるだろう。
 京太郎がインベーダーに襲われたのは夜で、朝になって自分で目を覚ますまでジャンボフェニックスはそのまま。御手洗博士によれば、一刻を争う事態の筈だが、京太郎を探しに行く人もいない。
 御手洗博士に向かってフェニックスは不死鳥であることを強調する朝子。所詮人間が付けた名前だから、そんなものに何ら意味があるわけではないけど。
 ジャンボフェニックスを掘り出したミラーマンはジャンボフェニックスを空に放り投げ、飛んで行くに任せる。よくエンジンの修理が終わっていることに気づいたね。終わってなかったらミラーマンの手で地面にたたきつけられてとどめ刺されてる所だった。
 ゴルゴザウルスは倒したがマヤザウルスは生き残っている。なんでも暗黒星雲からやってきたのだそうだが、何故それをミラーマンが知ってる?>
第30話 ミラーマン救出大作戦

  監督:東條昭平
  脚本:若月文三
 マヤザウルスとゴルゴザウルスと戦った際、マヤザウルスの吐いた白い灰をかけられてしまったミラーマン。実はその灰には強力な放射性物質ストロンチウム41が含まれていたのだった。そのため倒れてしまった京太郎だが、病気をおしてマヤザウルスの元へと向かう。それこそが罠であることを知らずに…
 敵は前回に続いて
マヤザウルス。放射性物質ストロンチウム41を吐き、それをかぶった光太郎の命をむしばんでいく。
 怪獣の吐いた毒が時間をかけてヒーローをむしばんでいく。これまでにない物語であると同時に、最もあり得る話でもある。設定はかなりハードだし、インベーダーによってヒーローが捕らえられてしまうという話もかなり重い。パターンが「ウルトラセブン」40話と全く同じという事実を除けば。
 ミラーマンが捕まえられたままのため、今回もジャンボフェニックスが大活躍だった。
 最後に、ミラーマンは時間制限以外にストロンチウム41の放射能に冒され続けるという設定が加わる。
<御手洗博士は記者会見でストロンチウム41の事を話すのだが、その取材をしていて、それまで全く元気に見えた京太郎は、それを聞いた途端に倒れてしまう。聞くまで自分の体の異変に気づかなかったのだろうか?
 マヤザウルスのことを聞いた京太郎は、病気をおしてマヤザウルスを倒しに行く。ミラーマンは時空を飛び越えられるのに、何故車で移動してるんだろう?
 インベーダーの罠にはまり、鎖につながれてしまったミラーマン。活動限界があるのだが、その設定はどうなった?
 一晩の間鎖につながれたミラーマンの耳に父の声が聞こえる。アドバイスするんだったらもっと早くやって欲しいものだね。
 インベーダーにとっての脅威はミラーマンとジャンボフェニックスのふたつ。そのどちらも消し去ろうとしているのは分かるが、時間をかけずにミラーマンを処刑してしまう方が効率が良いはず。
 ジャンボフェニックスによって腕の鎖が切られたミラーマンだが、次の瞬間には両手両足全ての鎖は消えてる。
 マヤザウルスとの戦いで疲労困憊のミラーマンを助けるのはやっぱりジャンボフェニックスだったが、ロープぶら下げてミラーマンにつかんでもらうことだった。よくミラーマンの重さに耐えられたものだ。それよりミラーマン、歩いた方が体力の消耗少ないんじゃないの?>
第31話 電光石火の必殺技!

  監督:黒田義之
  脚本:安藤豊弘
 ジャンボフェニックスでの探査の結果、秩父山中にインベーダーの前線基地を発見したSGM。精密調査のためフェニックス3号で秩父へと向かった村上と藤本は怪獣アリゲーターと遭遇するのだった。
 敵は
アリゲーター。その名の通りワニのような姿をした怪獣。光エネルギーを吸収してしまうため、ミラーマンの光線技は全て通用しない。
 新必殺技の開発が主たる目的の話。光線技を封じられた時、キック技を使うことを思いつき、特訓の末にミラクルキックを会得する。「仮面ライダー」でよくあるパターンの作品で、「ウルトラマンレオ」前半を思わせる話になってる。
 ただ、新必殺技となったミラクルキックだが、この技自体合成をなるだけ減らそうと言う苦肉の策だと思われる。この時代は特撮に厳しい時代だったから。
 光太郎の体内にはエネルギー爆弾が仕掛けられていて、それに怯える描写あり。ところで先日浴びた放射性物質は問題ないのだろうか。
<御手洗博士の連絡を受けてミラーマンに変身する光太郎。わざわざ部屋の外に出て変身してるけど、人に観られる危険性は?
 アリゲーターに襲われたためフェニックス3号から緊急脱出し、秩父山中に落下する村上と藤本。しかしフェニックス3号自体は基地に自力で戻っていた。脱出した意味がないね。
 藤本は調査隊によって発見されたが、村上を見つけるまでは帰らない。とやっぱり山中を彷徨ってる。怪我もしっぱなしだけど、応急治療とかもなし?
 村上と藤本が外に出ている以上、ジャンボフェニックスは動かせまい。と高笑いするインベーダー。それに対し「よし。出動だ」と自らジャンボフェニックスに乗って出動する御手洗博士。なんだ別段問題ないじゃないか。それに「二人を手中に置いてる」と高笑いする割にインベーダーは二人に何にもしてないぞ。
 ミラーマンに変身する際、怪我をしてることを忘れていて、左手を押さえる光太郎。さっきまで右手にギプスはめてたはずなんだが。
 アリゲーターはミラーマンに対し背中のトゲを発射して攻撃する。そのトゲは何故かミラーマンの左右から飛んできてる。
 山中で死んだようにぐったりしていた村上チーフだが、インベーダーに襲われた途端元気に起き上がって迎撃してた。死んだふり?
 新しく編み出したミラクルキックで見事アリゲーターを倒したミラーマン。これまでのミラーキックとどこが違うのか説明が欲しい。>
第32話 今救え!死の海

  監督:志村 広
  脚本:若月文三
 海の汚染を調査していた調査艇アサヒ丸がガス雲に巻き込まれて消息を絶った。翌朝次々に海岸に打ち上げられる乗組員達。だが調査艇に乗り込んでいた環境調査員の岩野教授だけが帰還しなかった。取材のため鳥羽に向かった京太郎だが、その前に不気味な存在が姿を現す。
 敵は
シーキラーザウルス。地球の海を汚染するためにインベーダーより送り込まれた怪獣で、その体液は生物の筋肉を弛緩させてしまう。
 環境問題がニュースになった状態での話で、日本を取り巻く海の汚染と、海の重要性を改めて語る話となっている。海を冒す毒は黄色く塗られていて、いかにも。と言った感じ。公害問題は今も尚継続中。
 戦いに関してはミラーマンと、それをサポートするジャンボフェニックスという構図になってるが、ジャンボフェニックスが結構強いのが他の特撮番組とは違うところか?
<京太郎の前に現れたインベーダーは、ミラーマンのことを「地球の用心棒」と言いつつ、今回の作戦には手を出すな。と念を押してる。そこまで言われて放っておく奴はいない。
 令子の乗るモーターボートを運転してるインベーダーは京太郎のモーターボートを拳銃で狙撃して止めた。それは良いんだが、わざわざそこまで戻っていった。そのまま逃げるんじゃないの?
 御手洗博士から令子さんから目を離すな。と言われた京太郎は「分かりました」と答えてるが、既に電話をかけた時点で目を離してる。
 海底深くで戦うミラーマンとシーキラーザウルス。次の瞬間ジャンプすると、あっという間にそこは浅瀬。更にシーキラーザウルスの猛毒にやられたミラーマンはやっぱり深い海の底に沈む。ここってどういう海?
 岩野博士にしか外せないという指輪を海の博物館に渡したという令子。どうやって外したんだろう?>
第33話 インベーダーの海底基地

  監督:志村 広
  脚本:若月文三
 急にインベーダーの活動が活発となり、世界各地に出現した宇宙船により次々と攻撃が加えられる。宇宙船が発見されたとの報を受け、急行するジャンボフェニックス。だがそれはインベーダーによる罠であり、光太郎、御手洗博士は次々とインベーダーにより捕らえられてしまう。
 敵は
ペアモンスキング。顔が無く、両手が顔になっている四足怪獣。極めて特異なデザインを誇る。その両手から炎を吐き、又両腕の間を8万ボルトの電流を流す。
 これまでの戦いを経てインベーダーもミラーマン対策を講じてきた。特殊な鏡を使えば、それで変身したミラーマンを閉じ込めることが出来る。
 今回は長島温泉が舞台でタイアップもあり。空から地から様々な観光名所を紹介してるのが特徴。
<長島温泉で調査を始めた京太郎は蒸気機関車を発見。煙を吐いてるが、中には少年一人しか乗ってない。
 時限爆弾を手渡されたことを知り、それを投げ捨てた京太郎。爆弾はそのままコンビナートへ向かい、コンビナート大爆発。大惨事だが、京太郎は気にせずインベーダーを探しに行ってる。
 特殊な姿をしたペアモンスキングは久々にインベーダーの変身姿が見られる。ただ、それって一人が四つん這いになって、もう一人がそれに肩車して。という結構お間抜けなポーズ。
 御手洗博士を捕らえたインベーダーは「ミラーマンが二次元世界に帰るまであと10秒。と言っていたが、実際には一分以上もかけてまだ帰ってない。
 ミラーマンが封じられたバッジはインベーダーに取り上げられもせず、ずっと少年が持ち続けていた。そのバッジを壊したらミラーマンが救出されたが、そんなもんちゃんと回収しておけよ。
 ラストは長島温泉のプールでみんなで遊んでる。全員の水着姿が見られる。もちろん朝子と野村隊員のも。御手洗博士の水泳パンツはトロピカル柄だった。>
第34話 S.G.M対ミラーマン

  監督:黒田義之
  脚本:山浦弘靖
 ジャンボフェニックスとミラーマンが戦い、相打ちとなってしまう悪夢を見た京太郎。そこに現れたインベーダーはこれが正夢であることを京太郎に告げる。そして翌日。旭ニュータウンに現れた怪獣スモークネスは毒ガスでニュータウンの住民を全滅させ、インベーダーはそこで日常の幻を作り出す。これがインベーダーの罠であることを知った京太郎だが…
 敵は
スモークネス。尻尾から毒ガスを出す巨大怪獣で旭ニュータウンの住民を全滅させた。固い甲羅を持つ。そしてスモークネスが倒れた後に現れたモグラキング。
 ミラーマンとジャンボフェニックスが戦うというショッキングな内容の話で、インベーダーの巧妙な罠により戦いを強いられる姿が描かれる。ただ、ちょっと話が強引すぎて、ミラーマンが団地を破壊する意味がないという問題がある。これじゃ攻撃されても無理はないぞ。
 今回と次回は前後編だが、特撮面ではものすごく金がかかっていることが分かる。
<夢でミラーマンがジャンボフェニックスと戦う夢を見る京太郎。結果的にミラーマンがスライサーでジャンボフェニックスを倒すのだが、直後にミラーマンも崩れ落ちてる。
 ニュータウン調査のためロープを使って高い部屋に潜入する京太郎。手すりに巻かれてるロープが場面毎に巻き方が変わってるぞ。
 ニュータウンで子供達が怪獣ごっこをしているが、その怪獣はダイゴロウだった。
 夜になってニュータウンに侵入する京太郎。勝手に人の家に押し入ったあげく、そこの住民を殴り倒す。相手がインベーダーだからと言って、ここまでやれば充分犯罪者だぞ。
 ニュータウンの住民がみんなインベーダーに替わっている事を知った京太郎はミラーマンに変身してニュータウンを破壊し始める。まずは御手洗博士に連絡して了解を得るべきだろ?
 町を破壊するミラーマンに対して出動するジャンボフェニックス。ミラーマンは無抵抗でジャンボフェニックスの攻撃を受けるが、だったら京太郎に戻ってどこかに逃げろよ。
第35話 S.G.M特攻大作戦

  監督:黒田義之
  脚本:山浦弘靖
 スモークネスを倒したものの、パワーを失い動かなくなってしまったミラーマン。かすかに動いている神像の音を頼りにSGMは必死の蘇生術を試みる。一方新たに現れたモグラキングの対応に追われるジャンボフェニックス。
 敵は
モグラキング。地中に潜っては地上に現れ破壊活動を行うことを続けている。長い尻尾を持ち、それを振り回すのも攻撃方法。尻尾をばらばらに分離させてそれを飛ばして攻撃もしてくる。
 死んでしまったミラーマンをいかに助けるか。そして残されたジャンボフェニックスだけでいかに怪獣と戦うか。というSGMの、ひいては人類の戦いが描かれる。
 特撮ではモグラキングが起こした地割れに巻き込まれてしまう人間の描写がなかなか優れていて、随分金を使った特撮だが、映画か何かの流用だろうか?横たわったミラーマンを描くため、巨大なミラーマンのマスクも作られている。
 劇中藤本がミラーマンの歌を歌ってるシーンあり。特攻時なので、歌が実に渋く聞こえる。
<前回目の前にモグラキングが現れたのに、それを放って置いてミラーマンを運ぶジャンボフェニックス。インベーダーの方も詰めが甘い。
 SGMにはミラーマンを横たえるだけのスペースがあるようだ。調査機関だったのが、随分大きな組織になったものだな。
 ミラーマンの心臓は動いているが、呼吸は止まっているという。人間と違うので呼吸は必要ない気もするが、どうやって心臓とか探り当てたんだろう?
 都市部に現れたモグラキングを倒すため上空から砲弾を浴びせかけるジャンボフェニックス。そこらにあるビルとか車とか砲弾にさらされてるけど、
 空からの攻撃ではモグラキングを倒せないと判断した藤本は地上に降りて迫撃砲を用いて攻撃を行う。こういうのは自衛隊に任せた方が良くはないか?
 瓦礫の下に埋まって半死半生状態となってしまった藤本だが、碌々治療もしないまま普通にベッドで寝ていた。
 怪我を押して出動する藤本。ミラーマンを殺してしまったことの責任感からのようだが、誰かミラーマンが生き返ったことを伝えてやれよ。
 モグラキングに対し特攻をかける藤本。その脇に赤い物体が通り過ぎるのだが、これはなんだろう?ちら見でウルトラセブンに見えるんだけど。
 モグラキングに特攻をかけたフェニックス2号機を寸前で受け止めるミラーマン。爆発こそしてないけど、これだけでもものすごい衝撃を受けてる気がする。命は大丈夫か?>
第36話 怪獣軍団ミラーマンを襲う

  監督:東條昭平
  脚本:若月文三
 マサオとヨシオの二人の少年がいじっていた無線が偶然にインベーダーの波長とあってしまい、ヨシオ少年はインベーダーに連れ去られてしまう。時を同じくしてインベーダーは再生怪獣を用いて大攻勢をかける。次々と現れる怪獣に苦戦を強いられるミラーマンは、ついにインベーダーの手に落ちてしまう。
 敵はこれまで出てきた怪獣が再登場。それぞれ別個体らしい。
マヤザウルスβペアモンスキングβゴルゴサウルスβ新怪獣としてハレージャック。再生怪獣の方はやはり弱い。新怪獣であるハレージャックは今回はほとんど出番なし。更に23話で登場したアンドロザウルスアンドロザウルスJrが登場。あの時救った卵から孵ったらしい。
 怪獣が五体も登場と、見所満載の作品。まあ再生怪獣だけに弱いのは弱いのだが、波状攻撃に流石のミラーマンも劣勢を強いられ、ついにはカプセルに入れられて宇宙に飛ばされてしまう。
<現れた怪獣はマヤザウルスβ。マヤザウルスの兄弟怪獣と言ってたが、そもそもマヤザウルスはゴルゴサウルスの兄弟だった…ん?ゴルゴサウルスβも登場するので、兄弟が四体もいるのか?
 わざわざ山奥までさらってきたヨシオを連れてきたインベーダーはそこでヨシオを置き去りにし、怪獣を呼び出す。ミラーマンを呼び出す囮なんだろうけど、何の説明もないね。
 マヤザウルスと戦うミラーマンはヨシオ少年の身を案じ、遠くに行くようにゼスチャーをする。それに合わせて走り出すヨシオ少年だが、ちょっと走って岩の影から戦いを見てる。状況全然変わらないぞ。
 吊り橋を泣きながら歩いてるヨシオ少年。家から連れ出されたので裸足だが、先ほど車に入れられてた時は靴を履いていたような?その後SGMに保護された時はちゃんと靴履いてる。
 折角捕らえたミラーマンをわざわざカプセルに閉じ込めてロケットで宇宙に飛ばすインベーダー。なんでそんなまどろっこしい真似を?
 最後、ミラーマンを乗せたロケットは太陽めがけてまっしぐらに進む。それで助かる見込みは全くない。とナレーションが入るわけだが、ミラーマンは鏡さえあればテレポートできるはずだが、その設定はどこかに消えたか?>
第37話 ミラーマンを太陽にぶちこめ!

  監督:東條昭平
  脚本:若月文三
 ミラーマンが乗る太陽に突っ込もうとするロケットを追う二つの影があった。それはかつてミラーマンに命を救われたアンドロザウルスと卵から孵ったアンドロザウルスJr。二体の怪獣の命を賭けた突進でロケットを破壊。辛くもミラーマンは脱出に成功した。
 敵は
ハレージャック。ミラーマンを助けたアンドロザウルス親子を攻撃するが、ジャンボフェニックスにより撃破される。後、前回に続いてマヤザウルスβとミラーマンを助けに現れたアンドロザウルスアンドロザウルスJr
 絶体絶命の危機に陥ったミラーマン。味方は誰もいないと思われたその時、実はそれがいた。過去の物語をきちんと伏線として消化してる作りは良い。
 ただ、アンドロザウルスは基本空を飛んでるだけなので、今ひとつその描写がこなれてない感じ。
<ミラーマンを助けるべくロケットに向かうアンドロザウルスとアンドロザウルスJr。だけど、何故か途中で方向転換して逃げていく。
 宇宙空間でジャンボフェニックスの修理をしている藤本と安田。いつ故障したんだ?それにドライバーで直るもんだろうか?
 地上にいる島田兄弟はSGMからミラーマンが生きていることを聞かされて大喜び。別段SGM基地にいるわけでなし、普通の草原にいたけど、どうやって連絡取ったんだろう?
 マヤザウルスβとの戦いの中、アンドロザウルスの元に駆けつけるミラーマン。空気を読んだかマヤザウルスβは涙の対面の間、攻撃もせずにそっとしておいてくれてる。で、アンドロザウルスが死んだ途端、シルバークロスで真っ二つ。可哀想に。
 アンドロザウルスはミラーマンの腕の中で死んだ。しかし顔が凶暴な上に白目を剥いてるため、恐ろしく不気味としか見えないのがなんとも。>
第38話 地獄谷!妖怪怪獣マグマゴン

  監督:黒田義之
  脚本:山浦弘靖
 南アルプスにある、立ち入った者は二度と戻ってこないという噂のある地獄谷。今日もここに迷い込んだハイカーが行方不明となっていた。それを知った御手洗博士は京太郎を地獄谷に向かわせるのだが、そこで京太郎は円盤が集結しているのを見る。だがそこに現れた怪獣マグマゴンの攻撃を受けて京太郎は谷底へ…
 敵は
マグマゴン。インベーダーの円盤の集結地である地獄谷を守っている怪獣。両手がドリルになっていて、それを飛ばして攻撃する。
 珍しい話で、舞台は最初から最後まで山の中。ほとんどSGMメンバーと接触がないのが面白い。
 安田は関西弁が得意らしい。関西弁を使う時は急にふてぶてしそうな顔つきになる。
<地獄谷の噂を聞いた御手洗博士は京太郎を地獄谷に向かわせる。一応京太郎は一般人なんだが、そんな危険なところに一人で行かせて良いのか?
 京太郎はピッケルを使って変身しようとしていたが、それを落としてしまう。それで仕方なく彷徨うことになるのだが、まずはミラーマンになった方が速いので、まずはピッケルを探すべきでは?
 女性を背負って下山中の京太郎が分かれ道にさしかかった際、その女性は京太郎に地図を手渡す。用意が良いことだが、先ほどまでは持ってなかったのに、ずっと手に握っている。
 毒トカゲを京太郎の服に忍ばせる女性。手でわざわざ入れてるのだが、京太郎はそれに気づかないらしい。しかも「毒トカゲに噛まれた」と説明していた。なんで一瞬で分かるんだ?
 打ち込まれたハーケンを見てこれは京太郎のものと断定する藤本。何故分かる?
 怪我をしてる上に毒まで食らった京太郎。ジャンボフェニックスの姿を見ているのだから、当然助けは来るものと思って良い。でもそこら辺をふらふらと彷徨い続けてる。絶対やってはいけない行動である。
 「せめて鏡さえあれば…」と呟きつつ彷徨う京太郎。左手に腕時計がちゃんと付いてるんだけど、いつもそれで変身してるだろ?つかこれ「無くした」って言ってたビデオシーバーじゃないのか?
 ぼろぼろになって基地に帰還した藤本と村上チーフ。血だらけでいるというのに、「みんなでパトロールだ」なんて言ってる。労働基準法も何もあったもんじゃないな。>
第39話 怪奇大怪獣 −サンガーニ登場−

  監督:黒田義之
  脚本:安藤豊弘
 孤島である石島の住民が次々と消えていった。これがインベーダーの仕業ではないかと感じた京太郎は単身石島へと向かう。だがそこで住民の姿を取ったインベーダーに襲われてしまうのだった。だがそれを見た島の少年に父を殺した
 敵は
サンガーニー。両手に二本ずつの鞭を持った龍のような怪獣。石島のミサイル基地を守っている。デザインは良いのだが、ミラーマンが登場してからあっという間に倒されてしまった。
 ヒーローが殺人者に勘違いされてしまう話。時折こういうのを混ぜ込むと話がぴりっとする。悪者であっても実際手を下して殺しているのだから、こういう誤解は常に受けてしかるべき。それを見ないようにするのが通常だが、敢えてそれをさらけ出すことも時には必要なのだろう。当然話は重めになるが。
 普通の人間が化け物のように変化するため、ややホラー性が高い作品に仕上がってる。
<島の駐在さんは住民が死んだのを「インベーダーっちゅう異生物がころしたっちゅうんじゃ」と説明。ストレートな説明だな。これで理解できるのか?
 サンガーニーの姿を見た村上チーフは三郎少年をかばいつつ「あれが君のお父さんを殺したインベーダーの正体だ」と断言。見てもいないのに断言するなよ。
 サンガーニーの炎を受けて翼を損傷するジャンボフェニックス2号機。それを見た藤本は「今助けに行く」と言って3号機で一緒に飛んでる。別段助けてないぞ。
 東京を救うため石島の火山を噴火させてしまうミラーマン。最後のナレーションで「姉弟の夢を壊すインベーダーを許さない」とあるが、本当に壊したのはミラーマンの方じゃないのかな?>
第40話 インベーダー移住作戦

  監督:鈴木俊継
  脚本:若月文三
 SGMの野村隊員は学生時代の友人に誘われて休日を山で過ごす。その帰り道宇宙船を目撃し、野村は調査のためにそこに残る。だが先に下山した友人の方がインベーダーにさらわれてしまった。責任を感じ、率先して調査を行う野村だが…
 敵は
シャドウモンス。野村の友人アキコに擬態していたインベーダーが変身する。ハサミムシのような容貌をし、主に火を吐いて攻撃する。
 初めてSGMの野村隊員が中心となった話が展開。「ウルトラマン」シリーズと較べると比較的隊員の個性が強調されてはいるが、固有の物語は少ないので貴重な話だ。
 話そのものはかなりホラー性が高い。特に全編が夜なので、不気味さはかなり増してる。女性の目玉が取れて真っ白な目が現れる辺りはかなり怖いぞ。
 そして全てが終了したと思われたその瞬間。東京へ帰ろうとする野村を乗せたバスが突如姿を消す…続くのか?
<休日とは言え、流石SGM隊員。宇宙船を観た野村は一人山に残って調査しようとする。その際友人には「気をつけて」と言うのだが、よっぽど一人で残る方が危ないし、それより友人達を保護しようという気はないのか?
 いかにも怪しげな洋館で聞き込みを行う野村と京太郎。しかも調査のためそこに泊まろうとまでしてる。敢えてインベーダーの罠に乗ったというならともかく、そうでないならちょっと怖いぞ。
 夜の電話ボックスの前に佇むサングラスの集団。かなり不気味だが、これでインベーダーだと思わない京太郎も変。
 シャドウモンスの吐く火によって起こった山火事を、ジャンボフェニックスは消火弾を投下して消そうとする。消火弾にはパラシュートがついてるんだが、よく火の中で流されずに降下できるもんだな。
 そう言えば野村の友人達は少なくとも途中までは生きていたようで、山の中で倒れていたんだが、流石にあの山火事じゃ、やっぱり…>
第41話 謎の異次元怪獣

  監督:鈴木俊継
  脚本:若月文三
 野村隊員の乗ったバスが突然消失した。それを見ていた光太郎はインベーダーの言うがまま異次元空間へと向かう。インベーダーのコントロールセンターに捕らわれてしまった光太郎は絶体絶命の危機にさらされる。
 敵は
テロリンガ。捕らわれた光太郎が逃げ出した際、突然現れ町を破壊する。テレポート能力を有し、ミラーマンを翻弄した。
 インベーダーの目的がはっきりと提示される。インベーダーがこの地球を狙うのは、移住が第一目的だが、それには人類が地球を汚してしまうため、その保護のためと語られている。半分は詭弁だが、やっぱりこの時代故の発言には違いない。
<ペロリンガと言えばウルトラセブンだが、ここではテロリンガ。
 レーダー基地からの通信で妨害電波で全レーダー網が機能停止したと連絡が入る。この通信は無線じゃなくて有線なの?
 インベーダーにより空中浮遊させられる野村隊員。その腕はあらぬ方向にねじ曲げられてるが、体は大丈夫だろうか?
 光太郎の行方を追う御手洗博士と朝子は光太郎に通信機を付け、更にジャンボフェニックスと無線連絡までしてる。無線は使えないんじゃなかったの?
 村上チーフと藤本は隠密行動を取っているが、ジャンボフェニックスを降ろしておいて隠密行動もないもんだ。
 インベーダーのコントロールセンターに連れ込まれる光太郎。だけど、そこは普通のマンションの一室に見える。
 光太郎の行方が分からなくなった際、藤本は取り乱して「お前の横にインベーダーがいるかもしれない」と周り中に叫びまくる。これまでの激務で精神に異常が?
 光太郎を尋問するインベーダーの一人は上半身裸にマント姿。更に耳をぴくぴくと動かし続ける。その動きが気になってしまうよ。
 尋問中逃げ出す光太郎。それに呼応してテロリンガが現れるのだが、その必然性がよく分からない。更にコントロールセンターまで破壊しそうになってるし。
 テレポートが出来、神出鬼没のテロリンガに翻弄されるミラーマン。しかし誰も言ってなかったはずなのに何故テロリンガの名前をミラーマンが知ってるんだ?
 ラストはSGMメンバーが横一列になって歩いてる。「Gメン'75」か?>
第42話 小さなインベーダー

  監督:黒田義之
  脚本:若月文三
 怪獣出現の情報に団地を調べるSGM。目撃情報は全くなかったが、京太郎はそこで苛められている少年を目にする。可哀想に思った京太郎はその少年の友達になろうとするのだが、実はその少年こそがインベーダーであり、京太郎を仲間に引き込もうとするインベーダーの陰謀だった。
 敵は
インベザウルス。インベーダーの子供が飼っていた犬の正体だった。犬が元だけに、四本脚で歩く。全く音を立てずに人に接近して踏みつぶしてしまう。首を落とされてもまたくっつく。
 ヒーローは少年を攻撃できない。それを逆手にとっての話が展開。特に京太郎は子供に優しいもので、ころっと騙されてしまった。一方その少年も非情にはなれず、結局京太郎を助けて自分が死んでしまう。結構哀しい話だ。
 今回の話では警視庁とSGMの連係プレーが展開する。ちゃんと協力してるのね。初めての描写じゃないかな?
<怪獣の聞き込みをしてるSGM。京太郎と朝子が組んで聞き込みに回っているが、二人ともSGMの正式隊員ではない…というか、二人の行動見てると単なるデートっぽい。
 子供達のいじめが描かれるわけだが、子供っぽい陰湿さは全くなし。ストレートに石を投げてる…それはそれで嫌な描写だが。
 少年の持っているオカリナで「赤とんぼ」を吹く京太郎。それオカリナの音じゃない。
 京太郎に対し「ミラーマン」と呼びかける少年。正体を知っていることに驚く京太郎だが、知ってるから捕まえたんだろ?
 少年に向かい、「地球人は温かく迎えてくれる」と少年を説得する京太郎。先ほどまで石投げられてた少年に言う台詞じゃないなあ。
 いつも通りと言えばいつも通りだが、団地の住民が避難する前に戦いを始めてしまうミラーマン。団地破壊しまくり。
 インベザウルスに踏みつぶされた少年は消滅してしまう。服まで消えるのだが、オカリナだけは残った。>
第43話 打倒!幽霊怪獣ゴースト

  監督:黒田義之
  脚本:山浦弘靖
 SGMの協力者で対インベーダー用のヴィールス兵器を研究している田宮教授の娘冬子が行方不明となった。警察は死亡したと発表するが、夜中に自宅に帰ってくるのだった。だが冬子はインベーダー用ヴィールスの実験材料を盗むように田宮に頼む…
 敵は
ゴースト。田宮教授の娘冬子に化けて対インベーダー用ヴィールス兵器を破壊してしまおうとする。真っ赤な姿で、背びれから電撃。耳からガスを出し、姿を隠してミラーマンを襲った。
 親子の情愛を中心に、怪奇色満点で展開。幽霊の話だけに物語の大半が夜に展開。街灯も少なく暗いままだし、車いすの少女が振り返ったらミイラだったとか、描写もかなり怖い。
<ゴーストの姿はさほどいつもの怪獣と変わりないが、SGMによれば「気味の悪い」「まるで幽霊」と言いたい放題。
 夜中に冬子らしい女性を見かける京太郎。田宮教授が心配で見張ってたのかと思ったが、「ここは確か田宮教授の家だ」と呟いてたことから、どうやら偶然らしい。なんて偶然だ。
 娘が帰ってきたと喜ぶ田宮教授の姿を見た野村隊員は一言「気が触れたんじゃないの?」あんまりな言い方だ。
 冬子の姿をした女性は変装だった。そして女性が逃げた後に残されていたのはお面。マスクじゃなくて、固そうなお面なので、これで表情が出せるはずはないのだが。
 正体を現したインベーダーは目からビームを出して田宮教授を攻撃。その後余裕を持って京太郎が現れるのだが、どうせなら攻撃する前に現れたら?
 京太郎に手榴弾とおぼしきものを投げつけるインベーダー。投げるポーズは全く変わってないのに、えらく離れた場所で三カ所爆発。
 冬子の顔はお面で、その下にはミイラの顔があったのだが、なんとそれもお面。素顔の上に二つもお面をかぶっていたことになる。お茶目?>
第44話 魔の救出大作戦

  監督:東條昭平
  脚本:若月文三
 あるのどかな日曜日。マンションに円盤が激突した。マンションの中には一人の少女が残され、SGMはその救出に向かうのだが、彼らの前に怪獣ボアザウルスが現れる…
 敵は
ボアザウルス。墜落した宇宙船から現れた怪獣。動けないミラーマンをいたぶるが、結局追い払われてしまった。
 純粋に怪獣と戦うのではなく、大きなハンディを負ったまま戦うヒーローの姿が描かれる話。ビルが崩れないように支えながら戦わねばならないミラーマンの姿は格好良いがストレスが溜まる。
 結果的に今回はインベーダーの作戦ではなく事故で、怪獣もほとんど登場しない。更に中心はミラーマンじゃなくSGMの安田。珍しい話ではある。
<妹が心配な兄マサシは頭に血のにじんだ包帯巻いたまま走ってくる。病院を抜け出してきたのだろうか?
 マンションの中に残された少女を助けるため救助活動を行う安田隊員。こういうのはレスキュー部隊がするものでは?
 マンションに落ちかかった鉄骨を全身で受け止めるミラーマン。結果としてボアザウルスの攻撃を受け続けることになるが、それだったら鉄骨を横に倒せば良いんじゃないのか?
 瓦礫に足を挟まれて動けない少女だが、救出された直後元気に走り回ってる。>
第45話 少年と黒い大怪獣

  監督:東條昭平
  脚本:安藤豊弘
 休暇で朝霧高原にやってきた京太郎と朝子は昔なじみのマコトと出会う。マコトの両親は先日山崩れで無くし、マコトは山で見つけた不思議な真っ黒な牛と友達になっていた。だがゴンと名付けられたその牛は
 敵は
ブラックゴン。元はゴンと呼ばれる黒牛の姿をしている優しい怪獣だったが、インベーダーによって巨大化されてしまう。両手が鞭状で、腹部にある顔から火を吐く。
 少年と怪獣との交流が描かれる話。両親を亡くし、心のよりどころとなった怪獣がインベーダーによって無理矢理巨大化されてしまう。
 マコトの叔父さん、キレンジャーの畠山麦じゃないか。東映から出向かな?
<休暇で旅行に出た京太郎と朝子。二人ともSGMの職員じゃないんだけど、自分の仕事の休暇かな?
 マコトは不思議な生物を飼っている。と何度もナレーションが流れて、事ある事に怪獣と言われるのだが、どう見ても牛にしか見えない。
 これまで怪獣と見るとすぐに退治していたのに、今回に限りなんにも言わずに保護しようとする京太郎。行動に矛盾があるよな。特にインベーダーと接触して、明らかにゴンは危ないことを知っていながら守ろうと考える辺り。
 ゴンガいなくなったと言って泣き叫ぶマコト少年。一方早く宇宙に帰れればいいのに。とか言ってる。宇宙に帰ったとは考えないのかな?
 いつの間にかゴンの存在を知り、対策を立てているSGM。いつそんな情報を手に入れたんだ?
 インベーダーと京太郎が戦ってる横でゴンは何をするでなく、のんびりと草食ってる。緊張感のない怪獣だ。
 それにしても元のゴンの姿と怪獣の姿が全く違ってるんだけど。
 ゴンという牛は時折体の模様が変わってるような?
 最後に湖に向かって叫ぶマコト少年。「ゴンの馬鹿野郎〜」…って、ゴンを殺したのはミラーマンだぞ。
 そう言えば、朝霧の牛が襲われたのは誰のせいだったのかは最後までごまかされてたな。>
第46話 死都に愛の鐘が鳴る

  監督:大木 淳
  脚本:安藤豊弘
 夜の町でインベーダーらしき人物に襲われた女性を保護する京太郎。岡野リサと名乗るその女性。実は人類との共存を望むインベーダーの裏切り者であり、裏切り者を許さない姉に襲われていたのだ。
 敵は
レッドモンス。リサの姉が変身した姿。尻尾を持つ真っ赤な怪獣。
 人類とインベーダーとの共存が可能かどうか。ということが主眼で、お互いに敵同士の中、果たして本当に理解は出来るのか?これまで散々戦ってきただけに、SGMの面々は非常に攻撃的で、信じたい京太郎の複雑な心境が描かれていく。結局この話ではその結論は出なかったが、もうちょっとこういう話があっても良かったね。
 ここに出てくるリサという女性は殊更無邪気に描かれているので、それだけに悲しみを誘う。
 妙にカメラアングルに凝った話で、魚眼やあおりをやたら多用。時折この作品にはこういうのが出てくる…と思ったら監督は大木淳か。
<夜中に襲われていた女性リサはたまたま歩いていた京太郎にまっすぐ助けを求める。パターン的に言えばこれは罠になるはず。
 リサの姉にミサイル発射前にリサを殺すように指令するインベーダー。ミサイルが発射されたら巻き添いで死にそうなものだが?
 足を怪我しているはずのリサは平気で海に入っている。
 背後から京太郎を襲うことに成功したインベーダーの一人。殴った上で放って置いたが、何故とどめを刺さない?
 倉庫に閉じ込められ、もうどうしようもないとあきらめかける京太郎。ミラーマンに変身も出来ないからだが、鏡みたいなのを常に身につけてなかったか?
 リサの持っているロザリオを使い、倉庫で変身したミラーマンはビルの中で巨大化。ビルを破壊して現れる。無茶するなあ。
 リサの死を知った途端手のひらを返すようにリサを褒め称えるSGMの面々。お前ら調子よすぎるぞ。>
第47話 侵略者撃破計画

  監督:大木 淳
  脚本:藤川桂介
 SGMの依頼で宇宙研究所は新兵器の開発にいそしんでいた。だがこの計画が始まって以来研究員が次々と暗殺されていく。研究員をSGMへと移して研究を進めようとするが…
 敵は
ギランダー。鶏冠と肩にノコギリのようなひれを持つ怪獣。一旦倒されたが、レーザーパワーの力を得て復活。ひれからレーザー攻撃を行うようになる。
 いよいよ話は終盤。これまでインベーダーの攻撃を待ってその対抗策を考案していたSGMがいよいよ攻撃に移ろうとしている。だが、インベーダーもそれを簡単に許すはずはなく…
 今回の話の中心は野村隊員。研究員の栗原を励ましつつ、自ら身を挺してインベーダーと戦う姿あり。結局はインベーダーの前に野村は誘拐されて病院送り、野村を助けようとした栗原は殺されてしまう。犠牲は大きかった。
 一応今も新聞記者の京太郎は、本当に久々にスーツ姿。ジャーナリストとして働いているのは久々だ。
 野村隊員の身を案じて何くれとなく面倒を看る藤本。結構この二人良い雰囲気だぞ。
<冒頭で殺された研究員は車に乗っているのだが、背中にナイフが刺さってる。インベーダーは彼を殺してわざわざ車に乗せたのだろうけど、あんまり意味がないよな。
 レーザーパワーの心臓部を手に入れたインベーダーは京太郎と藤本と戦う。その際野村隊員は気絶して病院に運ばれるが、直接的ダメージは全くないはず。
 レーザーパワーを手に入れたインベーダーはギランダーを復活させる。先ほどミラーマンが倒した状態でギランダーが横たわってるんだが、死体処理とかしないの?>
第48話 赤い怪鳥は三度来た!

  監督:鈴木俊継
  脚本:若月文三
 防衛軍の樋口長官の息子雄一の誘いでドライブに出かける京太郎と朝子。だがそこに赤い鳥のような宇宙船が襲いかかった。捕らえられ拷問を受ける京太郎。赤い宇宙船を使い次々と要人をさらうインベーダーの目的とは…
 敵は
ボアザウルス。44話で登場した怪獣で、宇宙に逃げていったのが戻ってきたらしい。赤い怪鳥のような宇宙船と連係攻撃をかけてミラーマンを苦しめる。
 新登場の青年雄一が登場。参謀長の息子という割にヒッピーのようなファッションと友情に厚い性格で結構キャラが立っていて、今回は彼を中心として話が展開する。彼の性格が結構良いのに対し、使命感の強い京太郎は意固地になって見える対比が面白い。
 子供を人質にとって親を脅迫するパターンは結構あるが、偶然別口で二人とも誘拐されるってのは珍しい話。
 友情を主軸にしたこの話は、京太郎の立ち位置を確定するためにももっと早くに置いた方が良かった気もするね。
<シンイチによれば京太郎はSGM隊員と勝手にされている。
 宇宙船に捕らえられていると何度も言われる朝子だが、結果的に京太郎と同じ廃屋の中に。伏線になってないな。
 ジャンボフェニックスに攻撃された樋口参謀長の乗っている宇宙船を確保するミラーマン。宇宙船から火が出てるけど、中身確認しなくて大丈夫?
 ところで雄一は「親父から言われて」京太郎につきあうのだが、その肝心の父親はインベーダーにさらわれてる。タイミング的にいつさらわれたのだろうか?>
第49話 怒りをこめたこの一撃

  監督:鈴木俊継
  脚本:安藤豊弘
 日増しに激しくなるインベーダーの攻撃にSGMメンバーはほとんど家にも帰られない日々が続いていた。そんな時安田の妹愛子が着替えを持ってきた。ジャンボフェニックスで出撃中の安田に代わり、アイコを送る京太郎だが、実はその愛子はインベーダーに洗脳されていた…
 敵は
イエズ。タコのような吸盤が全身にあり、エネルギーを吸い取る触手を使って攻撃する怪獣。触手は切り離されても生きて動く。ただし、触手を失ってしまうとてんで弱くなる。
 安田の妹を使っての久々にインベーダーの卑劣な作戦が展開。
 清純な女性が洗脳され鬼女のような表情となる。そのギャップが楽しい。演じる芦川よしみの巧さもあって、襲撃シーンは映えている。
 見所が多い話だが、その分話が散漫になり深い描写がなかったのがちょっと残念。
<妹さんはどうした。という問いに対し、痛々しく笑いながら「もう生きてはいないでしょう」と返す安田。生来真面目な性格らしく、嘘を言えない人なんだね。
 京太郎のペンダントは異次元への扉。これで変身するともう帰ってこれないのだとか…前に何度か使って変身したよね?>
第50話 地球最後の日

  監督:東條昭平
  脚本:山浦弘靖
 地球を狙うインベーダーはついに最終作戦を発動する。それはインベーダーの故郷である惑星Xを地球にぶつけ、地球を粉々にした上で移住するというものだった。地球の科学者は総力を結集し反引力装置の開発を進めるが、地球最後の日まで十日を切っていた…
 敵は
エレキザウルス。ハサミ状の両手を持った怪獣で、腕を飛ばして攻撃する。インベーダーが乗っ取ったジャンボフェニックスと連携してミラーマンを攻撃した。
 最終話前後編の開始。インベーダーは地球そのものを破壊してしまおうとする一方、SGMの隊員を誘拐してインベーダーを乗り移らせるという二段構えの作戦を展開する。これによってジャンボフェニックスを手に入れたインベーダーはSGM基地と反引力装置、ミラーマン全てを攻撃する。ここまで「絶望的」という文字が似合う物語は滅多にお目にかかれず。
 SGMの雰囲気が無茶苦茶に変わってしまったが、これまでの頼れる仲間が突然怪物になってしまったというのは、確かに恐怖。
 この話では割と力押しで話は終わってしまった感じ。インベーダーに乗っ取られたSGMメンバーも割と簡単に元に戻ったし。
<久々に一郎少年が登場。今まで何をしてたんだろう?いつの間にか京太郎はその家に住んでるみたいだ。一郎君もかなり太ったね。
 みんなの様子がおかしいとジャンボフェニックスに水から乗り込む御手洗博士。乗っただけで後何にも策を講じてないため、単に人質になっただけだった。
 最後に日本全国に向かってメッセージを発する御手洗博士。その背後にはハート型のゲートが。何の番組をジャックしたんだろう?
 最後のナレーションはたっぷり時間を取り、「地球最後の日まであと五日。五日しかないのだ」と語らせている。これモロに
「宇宙戦艦ヤマト」してるよ。>
第51話 さよならミラーマン

  監督:東條昭平
  脚本:山浦弘靖
 惑星Xは刻一刻と近づき、希望の綱反引力装置も破壊されてしまった。更にSGMを襲う最後の怪獣デッドキング。襲われた朝子を守るためにミラーマンに変身する京太郎。だが、その姿を見られてしまい…
 敵はデッドキング。頭に巨大な一本角を持った怪獣で、その角を使って突進してくる。そしてエレキザウルス。前回の戦いで角を落とされたが、まだ再生されてない。
 最終回。円谷関係の作品だと、最終回で正体を明かすパターンが比較的多いが、これもその系統。ただ、本人よりも正体を知った朝子の方が悩んでるみたい。
 これが最後の戦いと、ミラーマンもカラータイマーを気にせずに戦い続け、ついには崩れ落ちてしまうのだが、その努力は地球が救われることで報われた。
 そして全てが終わった時、父の声に従い、二次元の世界に帰っていく京太郎。最後はやっぱり別れとなるんだな。最後に夕陽に向かっての「さよなら」はやっぱりしみじみ来るものだ。
 惑星が近づいてくるだけで天変地異が起こる描写がある。もちろんこれは起こって然りの描写で、その特撮描写も力が入ってる。流石最終回だけあって、気合いの入り方が違う。
<絶望の中、地球人の科学をひたすら信じる御手洗は、真っ赤な空をバックに全人類に向かって叫ぶ。まるでカリスマ教祖だ。
 正体を知られ、変身しないように懇願された京太郎は朝子の頬を張って変身する。最後の最後で女性に手を上げるとは。
 「二次元の世界に帰る」という言葉は、現代では別な意味を持つようになってしまったなあ。>