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1959 | 1'21 死去 | |
1958 | ||
1957 | ||
1956 | 十戒 監督・製作 | |
1955 | ||
1954 | ||
1953 | ||
1952 | 地上最大のショウ 監督・製作 | |
1951 | ||
1950 | サンセット大通り 出演 | |
1949 | サムソンとデリラ 監督・製作 | |
1948 | ||
1947 | 征服されざる人々 監督・製作 | |
1946 | ||
1945 | ||
1944 | 軍医ワッセル大佐 監督・製作 | |
1943 | ||
1942 | 絶海の嵐 監督・製作 | |
1941 | ||
1940 | 北西騎馬警官隊 監督・製作 | |
1939 | 大平原 監督・製作 | |
1938 | 海賊 監督・製作 | |
1937 | ||
1936 | 平原児 監督・製作 | |
1935 | 十字軍 監督 | |
1934 | 恐怖の四人 監督 | |
クレオパトラ 監督 | ||
1933 | 新世紀 監督 | |
1932 | 暴君ネロ 監督・製作 | |
1931 | スコオ・マン 監督・製作 | |
1930 | マダム・サタン 監督 | |
1929 | ダイナマイト 監督 | |
破戒 監督 | ||
1928 | ||
1927 | キング・オブ・キングス 監督 | |
1926 | ヴォルガの船唄 監督 | |
1925 | 昨日への道 監督 | |
金色の寝床 監督 | ||
1924 | 霊魂の叫び 監督 | |
勝利者 監督 | ||
1923 | アダムス・リヴ 監督 | |
十誡 監督 | ||
1922 | 屠殺者 監督 | |
土曜日の夜 監督 | ||
愚か者の楽園 監督 | ||
1921 | 禁断の果実 監督・製作・脚本 | |
アナトール 監督 | ||
1920 | 人間苦 監督 | |
何故妻を換へる? 監督 | ||
1919 | 連理の枝 監督 | |
夫を変へる勿れ 監督 | ||
男性と女性 監督 | ||
1918 | 情熱の国 監督 | |
浮世の常 監督 | ||
醒めよ人妻 監督 | ||
囁きの合唱 監督 | ||
1917 | 小米国人 監督 | |
神に見離された女 監督 | ||
1916 | 孤松の桟道 監督 | |
ヂャンヌ・ダーク(前後篇) 監督 | ||
1915 | マリア・ローザ 監督・製作 | |
カルメン 監督・製作 | ||
チート 監督 | ||
1914 | スコウ・マン 監督・製作・脚本 | |
農場の薔薇 監督・製作・原案 | ||
1913 | ||
1912 | ||
1911 | ||
1910 | ||
1909 | ||
1908 | ||
1907 | ||
1906 | ||
1905 | ||
1904 | ||
1903 | ||
1902 | ||
1901 | ||
1881 | 8'12 マサチューセッツ州アシュフィールドで誕生 |
十戒 The Ten Commandments |
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1956米アカデミー特殊効果賞、作品賞、撮影賞、美術監督・装置賞、衣装デザイン賞、編集賞、録音賞 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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古代。エジプトでは貴族のエジプト人と、虐げられる奴隷のイスラエル人とに大きく分けられていた。エジプトの王族の家に育ったモーセ(ヘストン)だったが、偶然実は自分がイスラエル人であることを知る。悩みの末、エジプトを出て長い年月を過ごしたモーセだったが、ある日神の声を聞く。自分こそがエジプトで虐げられているイスラエルの民を救うべく選ばれた人間であると… デミル監督最後の作品で、かつて自身の作り上げた『十誡』(1923)の古代部分のクローズアップ作品。 ハリウッド大作にはキリスト教を扱ったものが多いが、その中でも双璧をなすものは本作と『ベン・ハー』(1959)だろう。そのどちらも入念な時間と多くのエキストラ、当時最先端の特撮技術によって作られているスペクタクル作品に仕上がっている。聖書を題材にすると売れると言う頭があるのか、製作者も財布のひもがゆるむのかも知れないし、1957年の全米興行成績堂々の1位と言う記録がなによりそれを証明してるだろう。 未見ながら、本作はそもそもデミル監督が1923年に監督した『十誡』のセルフリメイク作品で(ただしこちらは古代編と現代編の2部構成)、本作を作る上で監督自身もそうとう気負っていたらしく、企画と考証研究に3年、現地エジプトのロケハンと脚本執筆に3年、撮影にかかるまでの準備に3年、撮影が始まってからのロケに3ヶ月、セット撮影に4ヶ月と、合計9年7ヶ月を用いたそうだ。製作側もそうとうやきもきしたことだろう。又、主演のヘストンを強く推薦したのも監督自身だという。 そもそも聖書のこの出エジプトの話というのは非常にドラマチックに、そしてスペクタクル性に溢れているため映画の素材としてはもってこいなのだが、歴史を題材とした大作は時代考証からロケ、そして衣装や装置、特撮ととにかく金がかかる。映画会社としてもこの手の作品を作るのは会社の浮沈をかけて行うのが普通で、そうそう観られるものじゃない。しかもそれが当たるかどうかは時の運も多く作用する。それらが上手くかみ合った時、初めて成功と言える。本作が出来たのは半ば奇跡的なかみ合いが起こったからとも言えるだろう。 本作の圧巻は海を割るシーンだが、画面構成の見事さにヘストンの仰々しさがぴたりと決まり、まさしくこれこそスペクタクル。アカデミー特殊効果賞は当然とも言える出来だ。ここはテレビの小さな画面には勿体なすぎ。これは絶対劇場で観るべき作品だ。あの圧倒的な水の演出はまさに映画のために作られたもの。今はSFXを用い(最近ではむしろVFXという名称の方が一般的か?)演出できるんだろうけど、生の迫力がこっちにはあるし、その手間とタイミングが見事だから良し。 本作でブレイクした観のあるチャールトン=ヘストンのモーセ役ははまり役(赤ん坊のモーセは何と彼の息子フレイザーだという)。以降歴史スペクタクル作品には当然の如く登場するようになる(笑)。あとこれまたファラオ王にははまり役のユル=ブリンナー。この人、本当にアメリカ人以外の役が多いなあ(笑) |
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地上最大のショウ The Greatest Show on Earth |
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1952米アカデミー作品賞、原案賞、監督賞(デミル)、衣装デザイン賞、録音賞 1952ゴールデン・グローブ作品賞、監督賞(デミル)、撮影賞 |
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座長のブラッド(ヘストン)率いる世界最大と言われる巨大サーカス一座に、新しく空中曲芸の達人セバスチャン(ワイルド)が加わった。しかし元々この一座の花形空中曲芸師であり、ブラッドの恋人でもあるホリー(ハットン)はセバスチャンにリングを譲ることを潔しとせず、厳しい訓練に明け暮れるようになった。サーカスの経営で頭がいっぱいのブラッドはそんなホリーを放っておくのだが、彼女を優しく見守るクラウンのバトンズ(スチュワート)は、何かとホリーとブラッドの注意をお互いに向けるように心がける。やがて二人の演技合戦はエスカレート。安全装置なしの超難度業に挑んだセバスチャンは落下して半身麻痺になってしまう。リングに返り咲いたホリーだったが、やがてその同情は愛情へと変わっていく… サーカスを舞台としたスペクタクル映画。1952年全米興行成績1位。かつてデミル監督は20年代初期に企画するが、やっと成功した作品で、監督の並々ならぬ決意が感じられる作品に仕上がっている。ここで使用されたサーカスのセットは本物のサーカス一座であるリングリング・ブラザース=バーナム・アンド・ベイリー一座(劇中でも同じ名前)の協力によるもので、事細かくテントの設置から安全装置の敷設まで描かれているので、ドキュメンタリーとしても大変参考になる作品で、壮大なサーカスはどれだけの苦労があるのか、と言う点で観ることも出来る。 特にサーカスは人間の極限の芸を見せることがその真骨頂。それがしっかりと描けているのが嬉しい所だ。 物語は男女の愛情を絡めた群像劇であんまり目新しいところはないのだが、何せ俳優陣が豪華な上に、背景のスペクタクル性を感じると、それだけで圧倒されるほどだ。それにこの長尺を埋めるため、群像劇に限って見ても、話は二転三転。一切素顔を出さないスチュワートの勿体ない使い方も含め、この長さで飽きさせない。 でも本作で一番面白いのは、華やかな舞台を支える裏方の苦労だろう。もちろん座長は経営やスケジュールも含め、一番頭を使う立場にあるが、ここでのヘストン演じるブラッドはそれらを決して人任せにせず、自分で何でも抱え込もうとする。結果、ものの見方は全て合理的、機械的になってしまう。心許せる仲のホリーに対してまで、それを当てはめてしまおうとするので、結局それは“非人間的”の烙印を押され、サーカスが派手になればなるほど孤独になっていく…いわば独裁者タイプの人間になっていく。ホリーは彼の孤独を知っていたから彼を愛し、逆にそれによって傷つけられる。最初彼女が安らぎを求めたのは意外にも芸の中であり、一生懸命に芸に打ち込むことによって彼と共に歩もうとしていた。それが表舞台には出ない努力と、度胸となっていた。しかし、やがて彼女は自分の弱さを知ることによってブラッドにはついて行けない事を知ることになる。最初半分誇らしげに「あの人はサーカスのことしか考えてない」と言っていたのが、やがてブラッドに対する決別の言葉に変わっていくのだ。それはブラッドが本当に打ちのめされる時まで続くが、彼自身がうちひしがれてしまった時、逆に生来の勝ち気を取り戻したホリーに対し、最後にブラッドが語る言葉が巧い。このキーワードあってこそ、この作品が本当に引き締まったものとなるのだ。 勿論脇を固めるキャスト陣もヴェテラン揃いで、群像劇としてしっかり機能しているのも重要。特にスチュワートはクラウンのメイクを決して落とさない分、行動と発言だけでその存在感を見せつけてくれる。あんなメイクしてながら、しっかりシリアスしてるあたり、巧さを感じさせる。他の人間もちゃんと存在感を出していて、だからこそ飽きさせない作りが出来ているのだ。 趣味的な満足感と群像劇の心地よさが合わさったものとして、大満足の作品だった。 尚、本作は大作続いた割りに監督の初めてのアカデミー作品賞(及びアーヴィング・G・タルヴァーグ賞)受賞。監督は授賞式で感激して涙ぐみ、お礼の挨拶も出来ないほどだったとか…彼の作品の中では意外に評価は低かったりするが、私には満足の一本。 |
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北西騎馬警官隊 North West Mounted Police |
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1940米アカデミー編集賞、撮影賞、作曲賞、室内装置賞、録音賞 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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カナダのサスカチワン地方が舞台となっているが、実際にはパラマウント撮影所で大部分が撮影され、オレゴン州ユージーンでの追加撮影によりそれらしく見せている。1940年全米興行成績4位。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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十誡 The Ten Commandments |
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それまで男女のきわどい物語ばかりを監督してきたデミルが本作から歴史大作へと乗り出すようになる それまで犯罪をテーマにした作品を作っていたデミルが批判に晒されているため、その矛先をかわすために作ったとも言われる 聖書物語と風刺ものが混ぜ合わさった物語に仕上げられる 聖書の物語と現代の物語がリンクしているが、むしろ現代編は「カインとアベル」の話に近い。 |
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