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2013 | 1'7 死去 | |
2010 | ||
2009 | ファイナル・デッドサーキット 監督 | |
2008 | アサイラム 狂気の密室病棟 監督 | |
2007 | ||
2006 | スネーク・フライト 監督 | |
2005 | ||
2004 | セルラー 監督 | |
2003 | デッドコースター 監督 | |
2002 | ||
2001 | ||
2000 | ||
1999 | ||
1998 | ||
1997 | ||
1996 | 奇跡の旅2 サンフランシスコの大冒険 監督 | |
1995 | ||
1994 | ||
1993 | ||
1992 | ||
1991 | ||
1990 | ||
1989 | ||
1988 | ||
1987 | ||
1986 | ||
1985 | ||
1984 | ||
1983 | ||
1982 | ||
1981 | ||
1980 | ||
1979 | ||
1978 | ||
1977 | ||
1976 | ||
1975 | ||
1974 | ||
1973 | ||
1972 | ||
1971 | ||
1970 | ||
1969 | ||
1968 | ||
1967 | ||
1966 | ||
1965 | ||
1964 | ||
1963 | ||
1962 | ||
1961 | ||
1960 | ||
1959 | ||
1958 | ||
1957 | ||
1956 | ||
1955 | ||
1954 | ||
1953 | ||
1952 | 9'8 カリフォルニア州サンタモニカで誕生 |
ファイナル・デッドサーキット 2009 | |||||||||||||||||||||||||||
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スネーク・フライト 2006 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2006サターンホラー映画賞 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ハワイ旅行中の青年ショーン(フィリップス)はそこで偶然地元のギャングのキム(ローソン)が検事を殺害する現場を目撃してしまった。あっという間に身元を知られ、口封じのために殺されそうになるのだが、間一髪のところをFBIエージェントのフリン(ジャクソン)に救われる。キムの殺人立証のためにロスの裁判所に飛行機で向かうこととなったショーンとフリンだったが、そのことを知ったキムは彼らの搭乗する飛行機に数千匹の毒蛇を忍びこませるのだった。 ハリウッドでは時々登場するスリーパー映画と言うのがある。立った宣伝活動もせずに公開したところ、口コミで広がって結果的に大ヒットするというもの。いろいろな要素がうまくかみ合った結果のため、狙ってできるものではないのだが、大体共通するのは、大概は低予算の作品で、監督も新人もしくは役者が多いこと。時事ネタや歴史ものとは絡まないオーソドックスタイプのアクション作品や恋愛作品が多いこと。そしてしばらく使われてない手法で作ること。何よりも話が軽快なこと。あたりだろうか(後、映画そのものには関係ないが、雨後のタケノコのように類似作品が多量に出ること)。あんまりたくさんあるわけじゃないけど、気軽に観れて楽しめるので、最近私はこう言うスリーパー作品をビデオで見るのが結構好き。 本作は2006年の最大ののスリーパー作品で、突発的に作られたこの映画。口コミで広まり、結果としてアメリカではヒットを記録する。実際これは面白い。物語は大変単純だが、軽快な演出と緊張感をほどよく配置し、予算の割にはうまい作品だが、本作の魅力と言うのは、それよりも下敷きとされた基本設定の方にある。 ちょうど70年代。一時期ではあるが動物パニックものと言われる映画が流行したことがあった。害虫や毒虫。あるいは猛獣など、数多くの動物たちが人間を怯えさせる為に次々登場していった。ブーム期間は短かったし、早撮りを余儀なくされたため、本気でどうしようもない作品ばかりだったが、それら数多くの動物パニック作品が映画界に与えた影響は決して小さくはない。以降ハリウッドでは定期的に動物が人間を襲う映画が作られていくようになったし(『ジョーズ』(1975)が一番有名だろうが、これから派生した鮫の映画はものすごい数に上る)、これらの低予算作品の出身、あるいはこれに触発された映画少年も数多く、特にアクション畑の中堅監督にはこれらの作品の影響が拭いがたく残っている。それにいろいろな動物を使ったおかげで、どんな動物が一番効果的かも分かるようになった。先に挙げた鮫はその最たる例だが、他にも蜘蛛と蛇は完全なる定番として作られ続けている。 一方90年代。航空パニック映画というのが一時期流行した。これまた期間としては短いが、丁度CGの活用時期と言うこともあって、好んで空の描写が作られていった。飛行機は容易に密室状態が作れるので、サスペンスを演出しやすいのもあっただろう。ただシチュエーションがみんな似たようなものになってしまうため、結局飽きられてしまったが。 この二つの要素をぴったりと合わせ、ホラー的な要素をちょっと加えつつ軽快な演出で仕上げたと言うのが本作の最大の売りとも言える(高圧的で口だけの人間、セックスに興じる人間は真っ先に殺されるとか、ちゃんと定番も守ってる)。70年台の映画に思い入れのある人にもうまくアピールされ、昔懐かしい雰囲気の中に浸りつつ、演出を楽しむ。映画に思い入れがない人にも、逆にジャンル映画好きな人にも同時に取り込むことが出来た珍しい例。 どきっとさせてほっとさせる。この連続の作品なのだが、一つ一つの演出が丁寧で飽きさせることがなく、誠実そうなジャクソンの役柄が軽く流れそうになる雰囲気を引き締める。さらに演出のはしばしに思わず古い映画ファンがニヤッとするものが含まれる。と、実に小憎らしい演出が光る。新しい映画では決してないが、古い作品をうまく組み合わせ、見栄えは最高レベル。 ジャンル映画苦手な人以外であればおすすめできる好作と言えるだろう。 |
セルラー 2004 | |||||||||||||||||||||||||||
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デッドコースター 2003 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2003MTVムービー・アワード アクション・シーン賞(ハイウェイでの衝突シーン) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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その日友人達とドライブに出かけたキンバリー(クック)は、ハイウェイにさしかかった瞬間、彼女達が乗った車が衝突事故にあって全員死亡してしまうと言う予知夢を観る。キンバリーは咄嗟に自分の車でハイウェイをふさぎ、事故を防ごうとするのだが、それは彼女を襲う恐ろしい運命の始まりとなった… ファイナル・デスティネーション(2000)の続編で、原題はそのまんま『FINAL DESTINATION2』なのだが、何故かこんな変な題になってしまった。前作のヒロインだったクレア役のラーターここでも登場しているが、前作の最後で生き残った残り二人はやっぱり死んでしまったらしい。前作の終わりからすると、アレックスなんかは完全な犬死にって事になるな。 この作品を一見して、『オーメン』(1976)と『オーメン2 ダミアン』(1978)の関係に似てるなと思った。ストーリーは同じく、スピード感とグロテスクさをアップ。要するに前作の尻馬に乗っただけの作品と言うこと。前作に見られた忍び寄るような恐怖はここにはなく、ただ派手で何でもかんでも破壊、破壊、破壊!が繰り返される。前作はこれまでのホラー映画に対するオマージュがあったが、今回のオマージュはほぼ前作のみ。結構楽しかったけど、これじゃ高得点上げようって気になれない。 確かに演出はかなり凄かった。特にオープニングでの事故シーンの派手さはホラー作品としては出色の出来だろうし(どことなく『マトリックス リローデット』(2003)を思い出すなあ。とか思ってたら、この監督、『マトリックス リローデット』のアクション監督をやってたとか。激しく納得)、ラストのシニカルな笑いを伴うオチなんかも結構面白い出来。そうそう。前作に続き葬儀屋として登場した、ホラーファンにはお馴染みのトニー=トッドが今回もなかなか良い味出してた。 でも、結局の話、アイディアが全く同じだから、展開が分かってしまうのが致命的。それでもホラーファンとしては押さえておくべき作品だとは言える(ホラーとは続編あってなんぼだ)。 |