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_(書籍) _(書籍) |
2020 | |||||||||||
2019 | ジュマンジ ネクスト・レベル 監督・製作・脚本 | ||||||||||
2018 | |||||||||||
2017 | ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル 監督・製作総指揮 | ||||||||||
2016 | |||||||||||
2015 |
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2014 | SEXテープ 監督・製作総指揮 | ||||||||||
2013 | |||||||||||
2012 |
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2011 | バッド・ティーチャー 監督・製作総指揮 | ||||||||||
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2010 | |||||||||||
2009 | |||||||||||
2008 |
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2007 | ウォーク・ハード ロックへの階段 監督・脚本 | ||||||||||
2006 | |||||||||||
2005 | |||||||||||
2004 | |||||||||||
2003 | |||||||||||
2002 | オレンジカウンティ 監督 | ||||||||||
2001 | |||||||||||
2000 | |||||||||||
1999 | |||||||||||
1998 | ゼロ・エフェクト 監督・製作・脚本 | ||||||||||
1997 | |||||||||||
1996 | |||||||||||
1995 | |||||||||||
1994 | |||||||||||
1993 | |||||||||||
1992 | |||||||||||
1991 | |||||||||||
1990 | |||||||||||
1989 | |||||||||||
1988 | |||||||||||
1987 | |||||||||||
1986 | |||||||||||
1985 | |||||||||||
1984 | |||||||||||
1983 | |||||||||||
1982 | |||||||||||
1981 | |||||||||||
1980 | |||||||||||
1979 | |||||||||||
1978 | |||||||||||
1977 | |||||||||||
1976 | |||||||||||
1975 | |||||||||||
1974 | 10'28 ミシガン州デトロイトで誕生 |
ジュマンジ ネクスト・レベル Jumanji: The Next Level |
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人間をゲーム世界に引き込んでしまう「ジュマンジ」の世界から帰還したスペンサー(ウルフ)ら四人は無事高校を卒業し、それぞれ大学生活を満喫していた。だがスペンサーは恋人となったベサニー(アイズマン)とすれ違いが続いており、久々に四人で会うはずの日にも、きまりが悪く家に籠もってしまった。そして落ち込んだまま、地下室へと向かい、隠し持っていたジュマンジを再起動させてしまう。 リメイクながらスマッシュヒットを放った前作ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングルに続いて作られた続編。前作に登場した五人に加え、お爺ちゃん役にダニー・デヴィートとダニー・グローヴァーという二人のダニーを加えての豪華俳優陣で送っている。 本作のユニークな点はゲーム内の規定のキャラクターを現実のキャラが演じることにある。そのため、ゲームキャラクターは現実の人間の誰が演じても良い。だから前作でドウェイン・ジョンソン演じるスモルダー・ブレイブストーン博士の中身はスペンサーだったが、本作ではスペンサーの祖父エディになってるし、他のキャラもみんなバラバラ。だから前作とは全くキャラの性格が違っている。なるほどこのアイディアがあるから続編を作る事が出来たと、その点は感心出来た。 あとはダニー・デヴィート、.ダニー・グローヴァーというベテラン二人の登場は80年代の映画を観ていた立場からすると嬉しい。40年前にはアクションをこなしていた俳優がすっかり年を取ってしまったことは寂しいが、こう言う形でアクションもできるのは結構嬉しかったりもするもんだ。 ただ、褒めるべきはそこくらいかな?登場人物の大部分が一度冒険を経て慣れているだけに、この世界がゲームである事と、ゲームならではの次の展開が読めてしまってベテラン感があるので新鮮さはない。 ジュマンジに戻ってきた理由もきっかけとしては弱すぎるので、あまり物語に親しみも持てず。続編としてやるべきことは、ゲームの裏をかくことだと思うのだが、みんな素直にゲームに乗ってるのも、単なる繰り返しで終わる。 新鮮味は無いけど安心して観られるプログラムピクチャーと言ったところ。きっちり盛り上げるべきところで盛り上げてるので、見応えはそれなりにある。音響の良い環境だとかなり見応えがあるだろう。 |
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ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル 2017 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2018MTVムービー・アワードチーム賞、コメディ演技賞(ブラック) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1996年。テレビゲーム好きの少年ヴリークは海岸で「ジュマンジ」と書かれたボードゲームを手にする。家に持ち帰って、一晩過ぎると、何故かそれはテレビゲームのロムに変わっていた。好奇心からそのゲームを始めたヴリークは、その日姿を消してしまう。そして時が流れ2016年。ブラントフォード高校に通うスペンサー、フリッジ、マーサ、ペサニーの四人は校長先生から学校の倉庫の掃除を命じられる。嫌々掃除を始めた四人は、そこに古びたゲーム機とそこに刺さっているジュマンジというゲームがあるのを発見する。興味を持ってゲーム機を起動させたところ、全員ゲームの世界に入ってしまう。 ロビン・ウィリアムズ主演作品の『ジュマンジ』(1995)は公開当時かなり話題になったものだ。身体は大人で心は子供というウィリアムズお得意の役柄のフィックスぶりもあって、楽しい作品に仕上がっていた。 そしてその後10年後にリメイクである『ザスーラ』(2005)を経て、更に10年後に本作が出来た。 オープニング部分でボードゲームのジュマンジがテレビゲームになったことがわかり、安っぽくなったか?と思ってしまったが、結構あっという間に慣れてしまった。 これまでのシリーズではゲームに引き込まれた子供は子供の姿のまま冒険させられたが、この作品ではアバターとなって存在する。外見と中身が全く違うため、そのミスマッチが楽しい。ちゃんと中の人間の個性を残しながら、アバターの能力を使って冒険をするというのがなんとも心地よい。 この心地よさが何かと考えると、昔ちょっとはまったTRPG(Tabletop role-playing gam,Tabletalk role-playing game)のような感覚だと分かる。使ってるゲームがテレビゲームなのだが、アナログ感あふれた作りになってるのがなんか楽しい。 本来の自分は別にあるのだが、そのゲーム中のキャラになりきり、そこで期待されている行動を取りつつ、時に二つの人格を同時に使うことで危機を乗り越えていく。それがとても面白い。 例えば主人公のスペンサーはとても内向的なギーク若しくはナードキャラなのだが、そのいアバターはドウェイン・ジョンソン演じるフェロモンまき散らすマッチョなキャラとなるし、バスケットのスターでジョックのフレッジは、単なる荷物運びのサイドキック役に、いわゆる今時のイケてる女子ベサニーは中年太りした冴えないおっさん。そして女性版ギークキャラのマーサは健康的な美女タイプに。 どれも本来の性格とは全く違った容姿と能力なので、戸惑い手探りで冒険を続けていく内に、徐々に外見の方に合わせられるようになっていく。ゲーム上の自分自身や仲間の死も一種の裏技として使いつつ、気がつくつとすごくしっくりくるようになっていく。 この違和感と同化の絶妙な組み合わせが本作の魅力であろう。ずれた言動と行動、そして思い切った行動。これこそが先ほど挙げたTRPGの醍醐味なのだ。テレビゲームも没入出来るが、あくまで一人。多人数でわいわい言いながら自分のアバターに同化していく楽しさはアナログの良さがあるものだ。 だから最初に欠点の多い設定だと思っていたのが、実はそれこそが本作の最大の魅力と分かると、あとはとても楽しくなっていく。二回までなら死んでも大丈夫という裏技があるため、普通のアドベンチャー作品と較べて変化を付けられたのも良い。 そしてこれもTRPGの醍醐味だが、みんなで楽しくプレイすること。物語が基本的に陽性に作られているので、そのはまり具合も良いし、ちゃんと映画のフォーマットも思春期の心の成長物語に落とし込んでるところもきっちりしているので、意外な好作だろう。 |