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2001 | 10'9 死去 | |
2000 | ||
1999 | ||
1998 | ||
1997 | ||
1996 | ||
1995 | ボーイズ・オン・ザ・サイド 監督・製作 | |
1994 | ||
1993 | アンダーカバー・ブルース/子連れで銃撃戦!? 監督・製作総指揮 | |
1992 | ||
1991 | トゥルー・カラーズ 監督 | |
ソープディッシュ 製作総指揮 | ||
1990 | マイ・ブルー・ヘブン 監督・製作 | |
1989 | マグノリアの花たち 監督 | |
1988 | ||
1987 | ダンサー 監督 | |
1986 | 摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に 監督 | |
1985 | ||
1984 | フットルース 監督 | |
アメリカ万才 監督 | ||
1983 | ニール・サイモンの キャッシュマン 監督・製作 | |
1982 | わたしは女優志願 監督・製作 | |
1981 | ペニーズ・フロム・ヘブン 監督・製作 | |
1980 | ||
1979 | ニジンスキー 監督 | |
1978 | カリフォルニア・スイート 監督 | |
1977 | グッバイガール 監督 | |
愛と喝采の日々 監督 | ||
1976 | シャーロック・ホームズの素敵な挑戦 監督 | |
1975 | ファニー・レディ 監督 | |
サンシャイン・ボーイズ 監督 | ||
1974 | ||
1973 | シーラ号の謎 監督・製作 | |
1972 | ボギー!俺も男だ 監督 | |
1971 | 愛はひとり 監督・製作 | |
1970 | フクロウと子猫ちゃん 監督 | |
1969 | チップス先生さようなら 監督 | |
1968 | ||
1967 | ||
1966 | ||
1965 | ||
1964 | ||
1963 | ||
1962 | ||
1961 | ||
1960 | ||
1959 | ||
1958 | ||
1957 | ||
1956 | ||
1955 | ||
1954 | ||
1953 | ||
1952 | ||
1951 | ||
1950 | ||
1949 | ||
1948 | ||
1947 | ||
1946 | ||
1945 | ||
1944 | ||
1943 | ||
1942 | ||
1941 | ||
1940 | ||
1939 | ||
1938 | ||
1937 | ||
1936 | ||
1935 | ||
1934 | ||
1933 | ||
1932 | ||
1931 | ||
1930 | ||
1929 | ||
1928 | ||
1927 | 5'13 ニューヨーク市ブルックリンで誕生 |
タイトル | |||||||||||||||||||||||
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マグノリアの花たち 1989 | |||||||||||||||||||||||
1989米アカデミー助演女優賞(ロバーツ) 1989ゴールデン・グローブ助演女優賞(ロバーツ)、女優賞(フィールド) 1990英アカデミー助演女優賞(マクレーン) |
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ルイジアナ州の田舎町のイーテントン家で長女シェルビー(ロバーツ)の結婚式が行われた。立派な結婚式で町の人々から祝福を受けるシェルビー。だが、事情を知っている数人は複雑な思いを抱いていた。実はシェルビーは内臓に疾患があり、子供を産んではいけない体なのだ。しかしその後、妊娠を知ったシェルビーは子供を産むと主張する。事情を知る母のマリン(フィールド)、偏屈者の未亡人ウィザー(マクレーン)や、町長の未亡人クレリー(デュカキス)、美容院の女主人トルービィ(パートン)、美容室の美容師アネル(ハンナ)らはシェルビーを案じつつ、これからのことを案じる… 小さな町で親子を中心とした6人の女性達の厚い友情を描く作品。ロバーツ演じるシェルビーの結婚と出産、死を中心として、彼女を取り巻く人間模様が描かれていく。 結婚、誕生と死という人生の一大イベントを田舎の女性達が優しく包み込むような物語展開が本作の特徴。ここに描かれているのは人生の一大イベントではあっても、それが何ら特殊なものではない。だからトルービィの美容室に集まる女性達は、良いことも悪いことも全部うわさ話の中の話にしてしまう。しかし、そのうわさ話というのが彼女たちの連帯になっている。弱冠一名ひねくれたのがいるが、それさえも包み込んで、一緒に笑い、一緒に泣く。その連帯が徐々に見えてくるのが面白い。 とにかく本作の売りは新旧の豪華俳優たちの共演。アカデミーの常連も多く、貫録の芸達者ぶりを見せるが、それで役をぶれさせないロバーツの熱演ぶりが映える。今や彼女も貫録がついているけど、当時の初々しい姿が観られるのが結構嬉しかったりする。ロバーツ自身はメグ・ライアンの代役だったそうだが、これは大成功の配役だっただろう。なまじああ言った巧い人が中心にいると、バランス取れすぎて印象に残らなかっただろうし(撮影もかなり和やかだったらしい)。 確かに申し分ない話ではある…が、演出が淡々としすぎているのと、性格的な問題でほんのちょっと好みからずれてるって事で、もう一歩足りない。 |
摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に 1986 | |||||||||||||||||||||||
1987ゴールデン・グローブ歌曲賞 | |||||||||||||||||||||||
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実業界での成功を夢見てニューヨークへとやってきた若者ブラントリー(フォックス)。叔父プレスコット(ジョーダン)が巨大会社ペンロープ・コーポレーションの社長であることを利用し、首尾良くメール・ボーイの職を得ることが出来た。配達途中で重要書類も盗み見られる立場と、巨大すぎてそれぞれの部署の意思疎通が出来ないのを武器に、ブラントリーは重役になりすまして会議に出始めるのだが… 『卒業白書』(1983)や『フェリスはある朝突然に』(1986)のように、これ又1980年代を代表するようなサクセス・ストーリー。前提とされる設定そのものは『陽のあたる場所』(1951)に良く似ているのだが、あのような重さは笑い飛ばして、とにかくノリと成功を突き進んだ作品であると言えるか。1987年全米興行成績9位と興行成績も大ヒット。 特に80年代というのは才能と度胸さえあれば突き進める!という幻想に彩られていた時代で(アメリカのみならず、バブル期に入り始めた日本もそうだけど)、まさにフォックスはその時代の寵児と見られていたことがよく分かる。失敗してもめげず、自分の才能の正しさをめげずに大人にアピールしつつけ、更には押しの強さで恋人まで手に入れる…なんと羨ましい 勿論これをもっとシリアスに仕上げることも出来ただろうし、物語としてはそちらの方がしっかりするだろうと思うのだが、逆にここまで軽さとノリで押し切ってしまった事の方が評価出来るのかも知れない。当時の雰囲気に浸りたかったら、絶好の作品ではあろう。逆に当時を知らない人間(あるいは当時にトラウマを持った人間)にとっては、腹立つだけの作品でしかないが。 |
フットルース 1984 | |||||||||||||||||||||||
1984米アカデミー歌曲賞 1984ゴールデン・グローブ歌曲賞 |
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オクラホマ州エルモア・シティ郊外の小さな町で実際に起こったことを題材にする。 |
ニジンスキー 1979 | |||||||||||||||||||||||
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美貌の青年ニジンスキー(ペーニャ)はロシア・バレエ団の団長ディアギレフ(ベイツ)の後援で一躍スターとなった。彼のダンスと彼の創り出した創意溢れる新しいダンス形式。それらは賛否両論を巻き起こしつつも、彼の名は高まっていった。だが、ディアギレフと肉体関係にあり、彼に全てを負っていたニジンスキーは、彼に捨てられるかも知れないと言う恐怖に常につきまとわれていた。そして決定的な決別が来た時、彼は… 20世紀のダンスを作り出したと言われる実在の天才ダンサーであるニジンスキーの妻ロモラによる「その後のニジンスキー」をベースとし(彼自身も精神を病む前に「ニジンスキーの手記」という作品を書いており、それも活かされているそうだ)、彼がディアギレフによって捨てられるに至る約1年間を多くのダンスシーンと共に撮った作品。 何というか、非常に性的描写を前面に出した作品で、ここまでストレートに同性愛を撮りきったのは、この時代にしては珍しかったのでは? ダンスシーンはかなり凄く、ニジンスキー本人の踊りを見た事がない私でも、その狂気が垣間見られるような気分になった。特に“牧神の午後”ではなんと自慰シーンまで見せてしまうと言うサービスぶり(本当にあった事だそうだが…)。ダンスに狂気を封じ込めたニジンスキーは、ディアギレフが言うように、いつか必ず精神が壊れる存在だった。 静かに、時に激しく、徐々に壊れていく人間…うーん。好みだわ。 2005年のニュースだが、ニジンスキーはロンドンの精神病院で亡くなったが、妻のロモラの希望で、パリに埋葬された。しかし同じ場所には二人は埋葬されなかったそうだ(2005年にようやく一緒に埋葬されたそうな)。 |
カリフォルニア・スイート 1978 | |||||||||||||||||||||||||||
1978米アカデミー助演女優賞(スミス)、脚色賞、美術監督・装置賞 1978LA批評家協会女優賞(フォンダ) 1978ゴールデン・グローブ女優賞(スミス) 1979英アカデミー主演女優賞(スミス) |
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ハリウッドのビバリーヒルズ・ホテル。アカデミー賞授賞式を前に数々の業界関係者や旅行者がここを訪れていた。イギリスから主演女優賞にノミネートされてやってきたダイアナ(スミス)と夫のシドニー(ケイン)、2組の医師夫婦、離婚調停中の夫婦、ロス見物にやってきた成金などなど。彼らの悲喜こもごもの滞在二日間を描いたコメディ。 『グッバイガール』で好評を受けたロス監督・サイモン脚本によるコメディ映画。 同じホテルに泊まった数々の登場人物を描く。基本的に彼らはそれぞれ関係を持たないが、時に触れあったり話をしたりしていくと言った、いわば『グランド・ホテル』(1932)をハリウッドに置き換えてコメディ調にしたような作品で、ハリウッドの内幕ものの様子もあったのが気に入られたか、1979年全米興行成績10位。 確かに『グランド・ホテル』っぽさはあるけど、それに引きずられてしまったか、コメディとしてはちょっと外した感じ。1970年代の終わり頃の時事ネタがさりげなく盛り込まれているが、それがさりげなさ過ぎて今観ると皮肉と感じられないのが問題かな?この当時、しかもアメリカに住んでいてこそこの皮肉さを笑えるものかも知れない。 これも『グランド・ホテル』っぽく、有名俳優が次々に出演しているが、出てくるキャラが個性が強いくせにさりげない演技を強いてるので、個性を生かし切れずにちぐはぐな感じ。折角の個性の強さがあるんだから、もう少しアク強くして出してくれたら今でも楽しめたとは思うけどね。物語としてのバランスは崩れていたかもしれないけど。 結局何もかも時代背景の中で観なければ楽しさを分かりづらい作品なんだろう。 劇中でアカデミー女優賞にノミネートされたが、オスカーを逃した役のスミスが実際のアカデミーオスカーを得たという皮肉な結果となった。 |
グッバイガール 1977 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1977米アカデミー主演男優賞(ドレイファス)、作品賞、主演女優賞(メイソン)、助演女優賞(カミングス)、脚本賞 1977LA批評家協会男優賞(ドレイファス) 1977ゴールデン・グローブ作品賞、男優賞(ドレイファス)、女優賞(メイソン)、監督賞(ロス)、脚本賞 1978英アカデミー主演男優賞(ドレイファス)、主演女優賞(メイソン)、脚本賞 1978キネマ旬報外国映画第3位 |
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愛と喝采の日々 1977 | |||||||||||||||||||||||||||
1977アカデミー作品賞、主演女優賞(マクレーン、バンクロフト)、助演男優賞(バリシニコフ)、助演女優賞(ブラウン)、監督賞(ロス)、脚本賞(アーサー=ローレンツ)、撮影賞(ロバート=サーティース)、美術監督・装置、音響賞、編集賞 1977LA批評家協会賞監督賞(ロス) 1977ゴールデン・グローブ作品賞 |
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3人の子供を持ち、オクラホマ・シティでバレエ学校を経営する主婦ディーディ(マクレーン)。彼女は20年前、今の夫であるウェイン(スケリット)との愛を選んでプリマドンナの道を捨てた過去を持つ。そのとき、ディーディーに引退を勧め、代わりにプリマになったエマ(バンクロフト)の所属する「アメリカバレエ団」が公演にオクラホマにやって来る。ディーディーはエマと再会し、バレエの素質がある娘エミリア(ブラウン)をエマに託すのだった。そして娘の姿にかつての自分の姿を見せ付けられた彼女は… この年、『グッバイガール』と本作でアカデミーの話題をさらったロス監督作品。 一瞬の栄光を求め、一生を賭けるバレリーナの生涯。しかし女性の場合、これは本当に一瞬のきらめきだった。一人はそれを諦め、もう一人は過去の栄光にしがみつく。そんな二人の中年女性を主軸に若き天才バレリーナを絡めて描いた作品。正直な話、作品のストーリーそのものは平凡で、さほどたいした作品ではないのだが、何と言っても役者が上手い。特にマクレーン、バンクロフト共に円熟した演技を魅せてくれる(本当ならグレース・ケリーがキャスティングされたが、政治的配慮と夫の皇太子が反対したため、マクレーンがキャスティングされたそうだ)。カメラ・ワークもたいしたもので、いかに人を上手く撮るか、よほど熟知してなければ無理だろう。 中年女性を演じるマクレーンは相変わらずの巧さを誇るが、よく見ると、彼女のアップに限り、画面をけぶらせている。それが演出なのか、彼女自身がアップで撮られることを良しとしないのかは不明。逆にバリシニコフやブラウンのような若々しい人間の場合、エッジが立つほどくっきりと映している。その辺の対比を見てみるのも又、映画の楽しみだろう。 思えばバレエを題材とした映画はかなり多いが、この映画ほど、脚の動きに注目した作品も少ない。映画は目で演技し、バレエは脚で演技する。それをきっちり撮りきった撮影は見事! ストーリーにさほど目立ったところはないものの、互いに仮面をかぶり、わだかまりを十数年持ち続けてきた最後のマクレーンとバンクロフトの本音暴露シーンは結構凄い。本気で殴り合った後、憑き物が落ちたように笑い合う二人の姿はこの映画のベスト・ショット。やっぱ上手いわ。歳食ってもちゃんと輝いて見えるよ。 本作は11部門でアカデミー賞にノミネートされたというのに、結局一つもオスカーを取ることが出来なかったと言う悲劇的作品でもある。 |
シャーロック・ホームズの素敵な挑戦 1976 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1976米アカデミー脚色賞、衣装デザイン賞 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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