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ヘンリー・セリック
Henry Selick

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鑑賞本数 2 合計点 9 平均点 4.5
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
2011
2010
2009 コララインとボタンの魔女 監督・製作・脚本
2008
2007
2006
2005 ライフ・アクアティック アニメーション
2004
2003
2002
2001 モンキーボーン 監督・製作総指揮
2000
1999
1998
1997
1996 ジャイアント・ピーチ 監督
1995
1994
1993 ナイトメアー・ビフォア・クリスマス 監督
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952 11'30 ニュージャージー州グレンリッジで誕生

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コララインとボタンの魔女 2009
2009米アカデミー長編アニメ賞
2009英アカデミーアニメーション賞
2009ゴールデン・グローブアニメーション作品賞
2009放送映画批評家協会長編アニメ賞
2009AFIベスト
2009アメリカ製作者組合長編アニメ作品賞

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ヘンリー・セリック(脚)
ダコタ・ファニング
テリー・ハッチャー
ジョン・ホッジマン
イアン・マクシェーン
ドーン・フレンチ
ジェニファー・ソーンダー
キース・デヴィッド
ロバート・ベイリー・Jr
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
コララインとボタンの魔女 <A> <楽>
ニール・ゲイマン (検索) <A> <楽>
ジャイアント・ピーチ 1996
1996米アカデミー音楽賞

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デニーズ・ディ・ノヴィ
ティム・バートン(製)
キャリー・カークパトリック
ジョナサン・ロバーツ
スティーヴ・ブルーム(脚)
ポール・テリー
ジョアンナ・ラムレイ
ミリアム・マーゴリーズ
ピート・ポスルスウェイト
リチャード・ドレイファス
スーザン・サランドン
サイモン・キャロウ
デヴィッド・シューリス
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス 1993
1993米アカデミー視覚効果賞
1993ゴールデン・グローブ音楽賞

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キャロライン・トンプソン(脚)
クリス・サランドン
キャサリン・オハラ
ウィリアム・ヒッキー
ダニー・エルフマン
ポール・ルーベンス
グレン・シャディックス
ケン・ペイジ
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 年に一度の晴れ舞台のため、来る日も来る日もハロウィンの準備をしているハロウィン・タウン。その町の実質的な長であるカボチャの王ジャック・スケリントンは、そんな日々が虚しく、疲れを感じ始めていた。そんなジャックが外の世界で偶然迷い込んだ別の町。そこは毎日が喜びと楽しさに満ち溢れたクリスマス・タウンだった。クリスマスに魅せられたジャックは早速ハロウィン・タウンでもクリスマスを再現しようとするのだが…
 クレイアニメショーンとセルアニメ、そしてCGの合体という、当時としては(今でもか?)画期的な作品。まさしく当時の技術の粋を集めて作られたアニメーション技術に酔うことが出来る。昔のカクカクしたクレイアニメーションを知っている世代としては、ここまで技術が上がったのか。と隔世の感に堪えず。しかし、今だったら、CGで全部やってしまうんだろうな。あの涙と努力の技術をこそ、評価したい。特にこれを異形のミュージカル仕立てにしたことで、実に見栄えのする作品に仕上がっている。
 どこかで書いたと思うが、アニメーションで“哀しみ”を表現するのは至難の業。その表現を可能にする一つの方法としてミュージカルは確かに上手い方法だ。歌に込めて感情の変化を表すなら、オーバー・アクションもOK。それに何より演じる者全てが異形の姿をしてるので、見栄えも最高!オープニング部の
「This is Harrowin,This is Harrowin,Harrowin Harrowin…」は耳にこびりつくねえ(先日DVDを購入。再見してすっかり嬉しくなった)。
 それでストーリーの方も文句無し。何せ発想が無茶苦茶ツボにはまった。
“クリスマスに憧れるハロウィンの住民達”とは、何という発想か!しかも劇中で笑い、主人公の心の成長、ラブ・ストーリー、アクション全てを見事に詰め込んだ作りは称賛に値する。
 主人公ジャックがクリスマスにあこがれ、理解できない部分を自分の知識によってカバーしようとする涙ぐましい努力。冷静に見れば破綻が分かり切っているのに、希望に溢れ、町に出ていくジャックの姿は滑稽ながら見ていて本当に痛々しい(初見は女性と一緒に見ていて、思わず涙ぐみそうになり、慌てて強がりを言ったっけ)。そして町の人間は誰も自分をサンディ・クローズ(ん?)と認めてくれず、ついに高射砲(!)により撃ち落とされたジャックの哀れさ。
 そして何より、そこで自分の役割というものをはっきりと理解し、立ち直るジャックの姿は無性に格好良いぞ!自分の丈に合わないものにあこがれ、それに向かって努力するのは正しいし、それで失敗する度に自分のすべき使命を分かっていく。まさしくこれはジャックのみならず、人が通っていく心の成長過程だ。そしてこれを見て思った。
「バートン、頼むから君はあくまで娯楽に徹した作品を作り続けてくれ。決してスピルバーグみたいに、文学的やリアリズムに走るな。ジャックが感じたように、君の本当の才能はそこでこそぴったり合うのだ!」と。
 ところで“カボチャの王ジャック”と言えば、ハロウィンでは定番の、まさしく“ハロウィンの王”にぴったりだけど、
『スヌーピー』のライナスが望んだのは本当に彼だったのか?あんなプレゼントもらったら絶対トラウマになるぞ。

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