ザ・フライ2 二世誕生 1989 |
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スティーヴン=チャールズ・ジャッフェ
スチュアート・コーンフェルド(製)
ミック・ギャリス
ジム・ウィート
ケン・ウィート
フランク・ダラボン(脚) |
エリック・ストルツ |
ダフネ・ズニーガ |
リー・リチャードソン |
ジョン・ゲッツ |
フランク・C・ターナー |
アン・マリー・リー |
ゲイリー・チョーク |
サフロン・ヘンダーソン |
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物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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実験の失敗により蝿男と化した科学者ブランドルと恋人ベロニカの子供マーチン(ストルツ)は、人間とハエの混合遺伝子を受け継いでおり、父の発明した物質転送装置を再び作動させるため、研究所で育てられる。わずか5年で成人へと成長したマーチンは、コンピュータ・プログラマーのベスと恋に落ち、脱走を試みる。
前作の哀しいまでの美しいラストから一転、非常にアクション性に富んだ作品に変貌を遂げている。続編の性と言えなくもないが、それが成功したか。と言えば、はっきり言ってしまえる。これは大失敗作品だ。
恐怖というのはショック・シーンにあるのではない。むしろ徐々に這い進み、近寄ってくる恐怖こそが醍醐味なのに、これは恐怖心も感じないし、余計なショック・シーンばかりで、これでは主人公を蠅男に持ってきた理由が全然無い。
ストーリーの方も馬鹿馬鹿しい限り。主人公の設定は悪くないのだが、それを活かすことが出来ず、しかも悪者ならどれ程残虐な事をしても構わない、と言うハリウッド的な歪んだ正義感に溢れており、気持ち悪だけの作品に仕上がった。
特にラストは、「これは無いんじゃない?」と思わず漏らしたほどの馬鹿馬鹿しさ。
結局前作の尻馬に乗っただけの作品であり、主人公が蠅男である意味は全くない。それこそ獣人でも何でも良い。駄作である。
しかし、こんなもんでも脚本があのフランク・ダラボンだったりするあたり、何とも言えないものがあるんだけど。
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