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ロブ・ゾンビ
Rob Zombie

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書籍

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2008
2007
2006
2005 デビルズ・リジェクト〜マーダー・ライド・ショー2〜 監督・製作・脚本・音楽
メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー 出演
2004
2003 マーダー・ライド・ショー 監督・脚本・音楽
メイヤー・オブ・サンセット・ストリップ 出演
END OF THE CENTURY エンド・オブ・ザ・センチュリー 出演
2002
2001
2000
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1974
1973
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1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965 1'12 マサチューセッツ州ハヴァーヒルで誕生

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タイトル

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物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

デビルズ・リジェクト〜マーダー・ライド・ショー2〜 2005
2005ホラー大賞女優賞(ゾンビ)、男優賞(モーズリイ)、セクシー・ホラー・スター(ゾンビ)、作品賞第2位、監督賞、男優賞(ヘイグ)

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マイク・エリオット
アンディ・グールド
マルコ・メーリッツ
マイケル・オホーヴェン
ロブ・ゾンビ
ピーター・ブロック
マイケル・バーンズ
ガイ・オゼアリー
マイケル・パセオネック
ジュリー・ヨーン(製)
ロブ・ゾンビ(脚)
シド・ヘイグ
ビル・モーズリイ
シェリ・ムーン・ゾンビ
ウィリアム・フォーサイス
ケン・フォリー
マシュー・マッグローリー
レスリー・イースターブルック
ジェフリー・ルイス
プリシラ・バーンズ
デイヴ・シェリダン
ケイト・ノービー
リュー・テンプル
ダニー・トレホ
ダイアモンド・ダラス・ペイジ
E・G・デイリー
トム・トウルズ
マイケル・ベリーマン
P・J・ソールズ
デボラ・ヴァン・フォルケンバーグ
ジンジャー・リン・アレン
クリス・エリス
メアリー・ウォロノフ
ダニエル・ローバック
デュエイン・ウィテカー
ケルヴィン・ブラウン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
マーダー・ライド・ショー

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アンディ・グールド
アンドリュー・D・ギヴン
ガイ・オゼアリー(製)
ロブ・ゾンビ(脚)
シド・ヘイグ
ビル・モーズリイ
シェリ・ムーン
カレン・ブラック
マシュー・マッグローリー
アーウィン・キーズ
クリス・ハードウィック
エリン・ダニエルズ
ジェニファー・ジョスティン
レイン・ウィルソン
トム・トウルズ
ウォルトン・ゴギンズ
デニス・フィンプル
ロバート・ミュークス
ハリソン・ヤング
ウィリアム・バセット
マイケル・J・ポラード
ジェイク・マッキノン
ウォルター・フェラン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 田舎をドライブ中の四人組の若者たちが給油に立ち寄ったガソリンスタンドには猟奇殺人犯の博物館が併設されていた。その中にあったドクター・サタンなる人物の家がこの近くにあると聞かされた四人は、ドライブがてらにそこに向かう事にした。途中女性ヒッチハイカーを乗せ、大いに盛り上がりつつドライブを続けるのだが…
 ホラーには細かいサブジャンルがいくつもある。細かい事はともかくとして、その中でかなりメジャージャンルとされるものに、超常現象を使わず、残酷な人殺しを描いたスラッシャーもの、あるいはサイコキラーものと呼ばれるジャンルがあって、その中で最もメジャーなのは主人公達が殺人狂の家に迷い込んでしまうというものがある。古くは『サイコ』(1960)から始まって、『悪魔のいけにえ』(1979)でジャンルが確立して、現在も尚作られ続けるほどホラーの中ではメジャーなジャンルとなる。ただ、ホラーの中の名作と言われるこの2作になかなか敵うものは無いのも事実。
 本作もパターンとしては『悪魔のいけにえ』とほぼ同じだが、オマージュ的描写も多々。監督は分かっていて、敢えてそれを使っているのだろう。映画小僧のやりそうなこと。そして作品そのものも基本一本調子で、大体オチまで分かってるところをなぞって物語が進んで行く感じでもある。
 だから概ね普通のホラーと言った風情なのだが、本作の場合、それだけで済ませてしまうのはちょっと惜しい。本作はちゃんと監督が狙った売りがあって、それが上手く機能してる。
 最大なのはちゃんとキャラが立ってるということ。他はともかく、キャプテン・スポルディング役に、知る人ぞ知るシド・ヘイグを起用した時点で「分かってらっしゃる」って気がするが、そのヘイグの使い方が上手い。存在感の塊のようなヘイグが大口開けて笑うだけでも充分迫力あって、それを手を変え品を変えて見せてる。はっきり言ってしまえばヘイグの存在感だけで充分本作は成立できている。単なる殺人鬼のはずが、変なところで人間的に魅力を見せてるところに力が入ってるところが良い。
 それとやはり演出になるか。予算の都合だろうが、概ね全てがチープなのだが、これは殺人鬼を描く事に特化している分、特撮よりも残酷描写の方に力を入れているのが逆に功を奏した感じ。拷問シーンとかは、かなり気持ち悪いが、DVDで気持ちをそらせる事が出来れば、それなりにちゃんと観られる(勿論グロが駄目な人に見せるのはNGレベルだが)。その拷問も、ヘイグらがちゃんと説明を加える事によって、あたかもこれが美学のように思わせるシーンがあって、それがうまい具合にグロにはまる。
 この辺のこだわりあってこそ、単なるB級ホラーとだけで区切りたくはないような作品でもある。

 限られた予算の中で、限られたパーツを巧く組み合わせる事が出来た作品と言っておけば間違いないだろう。

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