八月の鯨
The Whales of August |
1987米アカデミー助演女優賞(サザーン)
1987インディペンデント・スピリット主演女優賞(ギッシュ)、助演男優賞(プライス)、助演女優賞(サザーン)
1988キネマ旬報外国映画第4位 |
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キャロリン・ファイファー
マイク・カプラン(製)
デヴィッド・ベリー(脚)
ベティ・デイヴィス
リリアン・ギッシュ
ヴィンセント・プライス
アン・サザーン
ハリー・ケリー・Jr
メアリー・スティーンバージェン |
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| ★★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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サラ(ギッシュ)とリビー(デイヴィース)の姉妹は少女の頃から今まで夏ごとにメイン川の小さな島にある別荘にやって来ていた。第二次世界大戦で夫を失ったサラを引き取ったリビーだが、今やリビーの方が病気で体が動かなくなってしまい、サラに面倒を看てもらっていた。そのために言葉に刺を持つようになったリビー。彼女たちに会いに来たご近所の住人に対しても刺々しく相対する。そんな姉を疎ましく思う一方捨てることが出来ないサラ…そして今年も夏の別荘での暮らしが始まる。
俳優にヴェテランの老人ばかりを揃えたしみじみとした名作。何が起こる訳でもない老人達の一夏を、淡々と、会話中心に描いている。ただ、会話中心と言うだけあって、俳優達の演技にほとんどを負っているのが本作の特徴だろう。
ただ、とにかく“あの”ベティ=デイヴィスが90歳を超えても現役で、しかも本当にベティ・デイヴィスのイメージそのまんまで歳食っていると言う事実が凄い。逆に言えば、デイヴィス以外にこの役が出来る人はいない。対してどれほど年齢を食っても、凛とした雰囲気を決して崩さないギッシュも存在感高あり。この二人はサイレントの時代…と言うより映画黎明期から映画に出続けていた人たちで、その間に色々なスキャンダルがあったり、干されたり…映画の歴史と共に歩んでいた二人だけに、言葉の重みというか、存在感だけで充分。これだけ静かな作品なのに上映中全く眠気を感じることがなかった。
一方、かつて反逆映画の旗手と呼ばれたアンダーソン監督が、嫌っていた家族の絆を描いた点も興味深いところ。なんの心境の変化があったのだろうね?しかもまるで手慣れた作品のように演出が実にしっかりしてる。
歳食った時に又観てみたい作品の一本。
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1987 |
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| 原作 |
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| 関連 |
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| キーワード |
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