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2019 | 21ブリッジ 監督 | |
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1969 | ||
1968 | アーマーで誕生 |
21ブリッジ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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マンハッタンのワインバーで強盗殺人事件が起こった。ここで取引が行われているコカインを奪うため、マイケル・トルヒーヨ(ジェームス)とレイ・ジャクソン(キッチュ)が店に押し入ったところで、警官がやってきて、銃撃戦となってしまい、結果として八人もの殺人を犯してしまう。逃げ出した二人を捕まえるため、アンドレ・デイビス刑事(ボーズマン)が担当に任命される。アンドレは正義感の強さのあまり、犯人をすぐに射殺してしまうことで有名で、分署の署長は犯人を見つけ出し次第射殺しろと命じる。その指令に不自然なものを感じつつ、マンハッタン島をつなぐ21の橋を全て封鎖し、犯人を追うアンドレ。 『ブラックパンサー』(2018)ティ=チャラ役で頭角を現し、次世代のハリウッドの中心となると噂されていたチャドウィック・ボーズマンがガンのために死去した。その死の前に最後に主演で撮影されたのが本作。若くして亡くなったボーズマンは以降の映画の損失となってしまったが、こんな人がいたことは忘れないでいたいものである。 それでこの作品であるが、とてもユニークな物語になっている。 まずストーリーと言い設定と言い、とても古くさい。はっきり言えば、まるで70年代の作品だ。捜査は地道に足を使って行い、トラブルが起きる度に話が停滞する。そして裏がありそうな登場人物は実際に裏の顔を持つ。この辺は70年代の低予算アクションでの定番で、懐かしい感じ。 だが、懐かしいが古くはない。今の技術で演出をこなすと、とてもスタイリッシュなものになる。ボーズマンのキャラ性もあって、たいへんスマートな作品になっている。70年代の泥臭さと現代のスタイリッシュな演出が合わさったことで、とてもユニークなものになってくれた。 又この作品は刑事の側だけでなく犯人の側の物語も充実していて、逃亡を余儀なくされる二人の犯人がかなり存在感もっている。何故こんなに都合悪く行く先々に警察が待ち構えているのかとか、問答無用で殺されそうになっているとかの謎が積み重なっていく展開も良い具合。犯人を活かそうとしているのは最終的に主人公だけになってしまうと言うのも皮肉な話で、その辺が話にもメリハリが付いているので緊張感もあって、最後まで飽きさせずに観させてくれる。 B級作品を大きくした感もあるが、きちんと作られているので好感度は高い。 |
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