MOVIETOP

ケイト・ショートランド
Cate Shortland

Cate Shortland
Wikipediaより
<A> <楽>
allcinema
検索
IMDb
WikipediaJ
WikipediaE
評価 年代 レビュー 書籍
年代
2021
2020 ブラック・ウィドウ 監督
2019
2018
2017 ベルリン・シンドローム 監督
2016
2015
2014
2013
2012 さよなら、アドルフ 監督・脚本
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004 15歳のダイアリー 監督・脚本
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968 8'10 ニューサウスウェールズで誕生

ページトップへ
 
レビュー

 

ブラック・ウィドウ
Black Widow
<A> <楽>
ケヴィン・ファイギ(製)
エリック・ピアソン(脚)
スカーレット・ヨハンソン
フローレンス・ピュー
デヴィッド・ハーバー
O・T・ファグベンル
レイ・ウィンストン
レイチェル・ワイズ
オルガ・キュリレンコ
エヴァー・アンダーソン
ヴァイオレット・マッグロウ
ウィリアム・ハート
ジュリア・ルイス=ドレイファス
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 シビル・ウォー事件でソコヴィア協定否定派のキャプテン・アメリカ側に付いたことからお尋ね者にされてしまったブラック・ウィドウことナスターシャ・ロマノフ(ヨハンソン)は逃亡生活を続けていた。しばらく半隠棲をするつもりでいたが、かつてレッド・ルームという組織のスパイ時代に妹分であったエレーナから合成ガスと見られるおかしな荷物が送られてきた。直後何者かの襲撃を受け、自分が壊滅させたはずのレッド・ルームが今も残っているという事実を知らされる。

 『アベンジャーズ エンドゲーム』(2019)にて完結を迎えたMCUだったが、MARVEL映画自体はまだまだ続き、新たなヒーロー達が活躍するフェイズへと移ろうとしている。それと同時に、あの戦いを経てまだ生き続けている旧来のヒーローを再評価し、新旧入り乱れて新たな戦いを展開することになるらしい。
 その第一作に選ばれたのが『エンドゲーム』にて命を散らしたブラック・ウィドウだった。当然ながらその舞台は過去。しかもかなり限定的な期間で、具体的には『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』(2016)の終了から『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』(2018)に至るまでの数年の間の出来事となる。シビル・ウォーの事件でキャプテン側に付いたため、逃亡生活を余儀なくされてしまったブラック・ウィドウが、過去を清算するために戦うという話。MCUのメインの話とは関わらないが、端々にその関係性を感じさせる話に仕上がっていた。
 これまでのシリーズ作品でブラック・ウィドウで分かっていたことは、かつて共産圏のスパイとして育てられ、それを引き継ぐ組織のスパイ兼暗殺者だったこと、自分の意思でS.H.I.E.L.D.に入っていたことくらい。あとは超人的な能力を持たないためにホークアイとコンビを組むことが多かったことくらいで、あとはほとんど謎の人物と見られていた。
 それを主人公にしたことで、色々分かってきた。
 まず彼女は元々旧ソ連の特殊部隊として育てられているが、恐らくソ連崩壊に伴い、個人の私兵集団レッド・ルームで活動していた。つまりそこにはイデオロギーはなく、ただ命令によって人を殺すというロボットのような殺し屋であったこと。そんな組織にいる事に耐えられなくなったためにS.H.I.E.L.D.に入ろうとしたということ。おそらくは彼女はS.H.I.E.L.D.に入隊した理由はこれまでの殺人を全て不問にするためであったと考えられる。そのためにレッド・ルームを壊滅させたはずだった。
 ところがレッド・ルームは生き残っていて、更に洗脳の技術を上げ、スパイ時代にナターシャの妹として育ったエレーナも完全洗脳状態にしていたのだが、偶然からその洗脳が解け、ナターシャに救援を求める。
 アベンジャーズから離れてしまったナターシャが戦う術はスパイ時代だった両親から情報を得ることと鳴り、結果的に本作は偽装されていた両親と娘二人の四人による家族ヒーローの話になっていた。
 根本的な問題として、ナターシャがこっそり現アベンジャーズに情報を流すせばそれで話は終わってた気がするし、頼る存在として逃亡中のキャプテンやワンダ、ワカンダもあるんだが、その辺全部すっとばして家族の話にしてしまった。
 そのお陰で巨大組織に立ち向かうファミリードラマと言った風情で、スケールが大きいんだか小さいんだか分からない話になってるが、素直に楽しめるだけ良かったんだろう。特に家族一丸となって戦うシチュエーションは私の大好物。アクションも相当に力入っていて、レッド・ルーム壊滅からの脱出シークェンスはまさに手に汗握る緊張感。やはり大画面で観て良かった。
 初登場のヴィランとなるタスクマスターもキャラが立ってるし、後の二代目ウィドウとなるエレーナ役のフローレンス・ピューは『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』(2019)のエイミー役演ってたときも個性的な役者だと思ってたが、アクションも出来ることが分かって驚き。
 大きな予算を掛けて概ね高水準にまとまっているが、まとまりすぎていて小粒感が強かったところだけが不満。
製作年 2020
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連 MARVEL(MCU)第23作
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ

 

ページトップへ
 
書籍
著作 評伝
 
ページトップへ